tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  46.



つくしは、静からの厚意を受け取る代わりに…。
“静お姉様にとって、一番、良い形での『Birthday Present』を渡そう‼”と、思うのだった。


だが、其の結果…。
つくしは、或る人物を怒らせる事に成ってしまったのだ。


つくしが怒らせてしまった其の或る人物とは…。



つくしが、静への説得を試み様として居た頃…。
静の自室のドアの前の廊下では、或る人物が、司と、目と目が合って居たのだった。


「司…。
 此処で、何してんの?」と…。


なので、此の状況に、分が悪い司は、誤魔化すかの様に…。
話しし始めるのだった。


「否…。
 中で、つくしが…。
 静と話ししてんだ。
 だから…よ。
 此処で、待ってる様に、つくしから言われて…よ。
 待ってんだよ。」と…。


なので、余り、其の事に関して、興味が無さそうな類は、上辺だけで…。
返事するのだった。


「ふ~ん。」と…。


だが、司は、類が、此の場所に、来た理由を訊き始めるのだった。


何故なら…。
静とつくしの話しを、類が、もし、聞いてしまうと、“きっと、ヤバいだろう。”と、司が、思っての事だったのだ。


「で、類は、如何して、此処に、来たんだ?」と…。


なので、類は、そう言って来る司には、興味無さそうに、言って除けるのだった。


「そろそろ、静の着替えが、済んだ頃だろうし…。
 俺は、静のパートナーとして、エスコートして、会場に行かなきゃ成んないでしょ?」と…。


そして、そう言い乍らも、司からの返答には、何の興味を示さない類は、静の自室のドアをノックして、ドアを開け掛けたのだ。



其の時だったのだ。
静とつくしの声が聞こえて来たのだった。


つくしが、静に、懇願するかの様に、話しして居る話し声が、聞こえて来たのだった。


「静お姉様…。
 私から、お願いが有るの。」


なので、静は、つくしからの言いたい事は、何と無く、分かり切って居たのだが…。
聞く事にして居たのだった。


「ええ。
 良いわよ。」と…。


なので、つくしは、静に、懇願するのだった。


「静お姉様の将来の夢に関しては、私は、何も言えないわ。
 でも、藤堂の伯父様も、伯母様も…。
 静お姉様が、フランスに、永住する事は、寂しいと思うの。
 だからこそ…。
 今日の静お姉様の『Birthday party』を、開いたんだと思うの。
 其れに…。
 類君も、寂しいと思うの。
 だからこそ…。
 ここ最近の類君の様子が、変だったんだと思うのよね。
 其れに…。
 ここ最近の類君のそんな様子を、類君の従兄妹で在る 優紀も…。
 はとこで在る 桜子も…。
 (類君のそんな様子を)心配して居るの。
 お願いだから…。
 類君と、話し合って上げて…。
 お願いします。」と…。


此の時のつくしは、静に、そう懇願した後で、頭を下げて居たのだった。


だが、此の時の静には、其処までして来るつくしの気持ちが、分からなかったのだ。


だから、静は、つくしに、確認するかの様に、訊き始めるのだった。


「如何して、其処まで、つくしが、類の事を心配して居るの?
 つくしの彼氏は、司…何でしょ?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、つくし自身の思いの丈を、従姉妹で在る 静に、話しし始めるのだった。


「此れも、私にとっては、静お姉様の為よ。
 静お姉様が、此のまま、フランスに渡仏したら…。
 静お姉様は、後には、後悔する事に成るかも知れない。
 静お姉様は、一旦、決めた事は、絶対、覆さない。
 其れは、私にも言える事…。
 静お姉様と私は、従姉妹だから…。
 当然、性格が似て居ても不思議じゃ無いわ。
 でも、私は、良く、其の事で、後から、後悔する事が有るの。
 だから…。
 静お姉様には、後悔して欲しく無いの。
 だからこそ、静お姉様は、類君と、きちんと、向き合うべきよ。
 そして、話し合うべきよ。
 お願いだから…。
 きちんと、静お姉様の心と、向き合って…。」と…。


そして、つくしは、静に、縋る様な目付きと態度で、静に、ぶつかって魅せるのだった。



そんな静とつくしの様子を、静の自室のドア付近から観て居た類は、感情的に成って、部屋の中に入り、つくしに言って除けるのだった。


「つくしちゃん…。
 静のフランス留学の件は、静が決めた事…。
 幾ら、静の従姉妹で在る つくしちゃんでも、如何こう言うべき話しじゃないでしょ?
 如何して、そんな風に、静を責められるの?
 如何して、其処まで、静を傷付けられるの?」と…。


此の時の類は、感情的に成り、つくしに対して、怒って居たのだった。


そんな類の後から、部屋の中に入って来た司でさえも…。
そんな風に、感情的に成って居る類を観た事は、初めてだったのだ。


だからだったのだろう。
静は、司に、伝えるのだった。


「司…。
 悪いんだけど…。
 つくしを、外に、連れ出してくれない?
 今から、私は、類と、少しだけ、話しするから…。」と…。


そんな風に、静から言われた司は、納得したかの様に…。
静に、言って除けるのだった。


「ああ。
 分かった。
 つくしを連れて行く。」と…。



そして、つくしを静の自室から連れ出した司は、当然乍ら…。
つくしに、言って除けるのだった。


「つくし…。
 俺は、言ったよな‼
 “類を怒らせる様な事に成っても、俺は、知らねぇぞ‼”って…。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、類を怒らせてしまった事に、後悔して居たので、司には、反省の弁を、伝えるのだった。


「うん。
 “司の言う通りだった。”って、今、反省して居た処…。
 素直に、司の意見に、従えば、良かったね。」と…。


なので、司は、反省して居るつくしには、其れ以上…。
言うべき言葉は、見付からなかったのだ。


だが、此の時の司は、つくしに、一言だけ、言って除けるのだった。


「つくし自身も、気が付いてる視てぇだから…。
 余り、きつくは言わねぇけど…よ。
 つくしの其の頑なな態度は、何とかしねぇとな。
 何時でも、また、同じ様な、後悔をしねぇといけねぇぞ。
 何にでも、首を突っ込む癖は、そろそろ、止めろよ。
 俺の心臓が、持たねぇぞ‼」と…。


なので、此の時のつくしは、神妙な顔付きに成り…。
司に、詫びを入れるのだった。


「すみませんでした。」と…。


そして、つくしは、思うのだった。


“今日の司は、格好いい…。”と…。


だが、此の時の司が、つくしの心の中を、もし、覗けて居たら…。
きっと、つくしが思って居た言葉は、怒るだろう。




<此の二次小説『もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  46.』は、切り目が良い
 為に、少し、短めに成っております事をお詫び申し上げます。>

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