tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  125.



【118.~119. エピローグ<婚約発表記者会見>】



いよいよ、婚約発表記者会見の日が、遣って来たのだった。


司は、其の日の朝…。
美桜に、声を掛けたのだった。


「美桜…。
 今日は、前に、言って居た俺と美桜の婚約発表記者会見の日だ。
 俺は、古菱社長と親父と一緒に、出席して来る。
 美桜は、何も、気にし無くて良いから…な。
 此れからの俺と美桜と潤の為に…。
 ちゃんと、話しして来る。
 だから…。
 俺を信用して、待ってろ‼」と…。


なので、美桜は、司に、頷き乍ら…。
返答したのだった。


「はい。」と…。



そして、時間と成り…。
司は、自身の父親で在る 保と共に、リムジンに乗り込み…。
婚約発表記者会見の場と成って居る東京メープルの地下駐車場に、入ったのだった。


そして、司の父親で在る 保の東京メープルの自室と成って居る部屋にて…。
古菱社長と司の父親で在る 保と司の三者で、婚約発表記者会見の打ち合わせを行って居たのだった。


だが、司には、此の記者会見の際に、公表したい事が有ったのだ。


其れは、此れからの司と美桜と潤の為…。
“如何しても、公表して置きたい。”と、いう思いが、司には有ったのだった。


だが、其の事を、此の場で、話ししたとしても、“古菱社長から、許される。”とは、とても、思えない司だったのだ。


其の為…。
司は、許されない事を承知の上で、今回の婚約発表記者会見の場で、話しする事にしたのだった。


司にとっては、“其れが、潤の父親で在る責任だ‼”と、認識もして居たのだった。


其れは、今回の此の婚約発表記者会見が、TV放送される事にも、司の思惑は、拘って居たのだった。



そして、時間と成り、古菱社長と司の父親で在る 保と司の三者は、記者会見会場と成って居る宴会場に向かうのだった。


そして、婚約発表記者会見は、始まったのだった。



先ずは、司会進行役を仰せ遣って居る 西田が、司の紹介をした後…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長の保に、マイクを移したのだった。


そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長の保の挨拶と成ったのだった。


「先程、紹介に預かりました 道明寺HD 会長の道明寺保で御座います。
 ---------------------。
 其れでは、只今より、本人で在ります 私共の愚息 道明寺司より、ご説明させて頂きま
 す。」と…。


という訳で…。
司は、挨拶する為に、マイクを取ったのだった。


「先程、紹介が御座いました道明寺HD 日本支社 支社長の道明寺司で御座います。
 本日は、私事で、此の様な場に、ご足労願いました事を、感謝申し上げます。
 本日、此の様な場を設けさせて頂きましたのは、私事では御座いますが…。
 此方にも、ご同席賜っております 古菱HD 古菱社長のご息女で在ります 古菱美桜さ
 んとの婚約が整いましたので、ご報告申し上げます。
 皆様も、私の過去を、ご承知頂いて折るかと思います。
 其の件で、誤解を与えたく無いと思いますので、ご説明させて頂きます。」


そんな話しをし始めた司に、古菱社長と司の父親で在る 保は、顔を見合わせて、驚愕するのだった。


何故なら…。
打ち合わせに無かった話しなのだ。


だが、此の時点に於いての司は、どんどん、話しを進めて行くのだった。


「私の婚約者で在ります 古菱美桜さんと私が、知り合ったのは、過去に遡ります。
 皆様も、ご存知の通り…。
 私が、嘗て、英徳高校に通って居た頃に、お付き合いして居たのは、『牧野つくし』と、
 いう女性でした。
 私は、其の頃…。
 或る事件に遭遇して、彼女だけの記憶を失くし…。
 NYに渡米致しました。
 其の時期を同じくして、彼女にも或る出来事が起こりました。
 其れは、『牧野つくし』の両親が、相次いで、病気で、他界したという事実です。
 そして、其の頃に判明したのが、『牧野つくし』の両親は、養父母だったと言う事でし
 た。
 実は、私の婚約者で在ります 古菱美桜さんの母親の古菱夫人は、元々、身体が弱く…。
 美桜さんを出産後も、産後の肥立ちが悪く…。
 中々、回復しなかったそうです。
 そんな時に、古菱社長が、知り合いの方に、ご相談為さり、養父母と成った『牧野家』
 に、美桜さんを預けられたそうです。
 其の時に、『牧野つくし』と、改名されたそうです。
 そして、養父母だった『牧野つくし』の両親の相次ぐ他界に、古菱社長は、『牧野つく
 し』を、『古菱美桜』として、名前を戻し…。
 私の婚約者で在ります 古菱美桜さんは、『牧野家』から『古菱家』に、戻って来たとい
 う訳だったんです。
 ですので、世間では、憶測を呼んで居た事は、私も、存じて居りましたが…。
 私の婚約者で在ります 古菱美桜さんは、『牧野つくし』で在り…。
 『牧野つくし』は、『私の婚約者で在ります 古菱美桜さん』と言う事に成ります。
 また、実は、私は、過去に、失態を犯しております。
 其れは、私と私の婚約者で在ります 古菱美桜さんとの間には、既に、一粒種で在る 息
 子が居ります。
 其の息子は、もう直ぐ、4歳に成ります。
 私が、高等部に通って居た当時…。
 あの港での事件に遭遇する前に、実は、私は、『牧野つくし』と、一線を越えて居まし
 た。
 息子は、其の時に、授かった子供です。
 其の事も、私が、『牧野つくし』の記憶を取り戻した後に、知らされました。
 勿論、其れは、私が、日本に帰国して帰って来てからと言う事に成ります。
 ですので…。
 私と私の婚約者で在ります 古菱美桜さんとは、入籍こそ、未だ、致して折りません
 が…。
 既に、古菱邸にて、夫婦同然の生活を致しております。
 勿論、息子にも、私が、父親で在る事は、既に、名乗っております。
 あの雑誌に載って居たあの写真は、其の際に、撮られた写真だと言う事も、此方として
 は、認識しております。
 以上が、私からの報告と成ります。」と…。


此の司からの公表に、古菱社長は、複雑な顔付きと成り…。
また、司の父親で在る 保は、頭を抱えて居た事は言うまでも無かったのだ。



だが、後には、此の司の婚約発表記者会見の公表が、基で、話しが、どんどん、進むのだった。


其れは、司の当初の思惑通り…。
潤の存在が、世間に明るみに成った事で、潤の幼稚舎の入舎先が、永林学園では無く…。
潤の両親で在る 司と『牧野つくし』(=美桜)の母校で在る 英徳学園に変更と成ったのだった。


勿論、『古菱潤』としてでは無く…。
『道明寺潤』として…。



そして、此の婚約発表記者会見の記者からの質問は、進の話しにまで、及んで居たのだった。


なので、此の件に関しては、古菱社長が、父親として、話しし始めるのだった。


ーー 古菱家の御曹司で在ります 古菱進さんの件に関しても、お伺い致します。
   古菱進さんのご両親は、何方と言う事でしょうか? ーー


「其の件に関しては、父親で在る 私から、ご説明致します。
 進も、妻が出産後…。
 更に、不安定に成った為に、美桜同様…。
 『牧野家』に、預けて居りました。」


ーー では、息子さんの古菱進さんも、改名されたと言う事ですか? ーー


「いいえ。
 美桜の場合は、既に、誕生を公表して居た事も有り、改名せざるを得なかったのです
 が…。
 進の場合は、公表しておりませんでしたので、其のまま、『進』と、致しました。」



という訳で…。
此の婚約発表記者会見後は、『古菱美桜』が、此の世に存在して居たと言う事を、世間に、知ら占める結果と成ったのだった。



古菱社長にとって、思っても視ない結果と成ったのだが…。
返って、司が、公表した事で、美桜の存在は、世間に、認識されたのだった。


そして、美桜にとっても、世間が、美桜の件を認識した事で、更に、“自身は、『美桜』なのだ。”と、言う事を、認識させる結果と成ったのだった。


なので…。
幸か不幸か…。
英徳学園に、司と共に、潤の入舎説明会に訪れた際にも、英徳学園に入った時の美桜は、記憶を取り戻す事も、無かったのだった。


勿論、英徳学園側にも、『牧野つくし』の件は、『シークレット事項』と、成った事は言うまでも無いのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  125.』は、【エピローグ】の為に、短め
 に成っております事をお詫び申し上げます。>

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