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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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貴方を忘れる為…<総優>  16.



<此の二次小説『貴方を忘れる為…<総優>  16.』は、一部の文面に、不快に思われる
 やも知れない表現が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



優紀の目には、涙が一杯溢れていた事から…。
総二郎の顔が、自身の顔に近付いて居る等と…。
気が付いて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎の唇が、自身の唇に触れた時の優紀の背中には、電気が走ったかの様に…。
ビビィっと、痺れた様に感じたのだった。


其の様子に、総二郎は、笑い始めたのだった。
そして、総二郎は、思って居たのだった。


“優紀は、相変わらず…。
 男慣れしてねぇな。”と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、すっかり、男としての自信を取り戻して居たのだった。


ここ最近の総二郎は、優紀の機嫌取りに、必死に成って居たのだから…。
致し方ないと云っても、過言じゃ無かったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎とは反対に、気分の良いモノでは無かったのだ。


何故なら…。
総二郎が、何故、笑って居るのかも分からない中で…。
優紀は、総二郎の顔を、唯、ジーっと、観て居るだけだったのだ。



だからだったのだろう。
笑って居た総二郎が、やっと、気持ちを落ち着かせた事で、総二郎は、そんな優紀に、声を掛けるのだった。


「如何した?
 優紀…。」と…。


だが、其れでも、優紀は、唯、ジーっと、総二郎を観て居るだけだったのだ。



そして、やっと、我に返った優紀は、総二郎に、訊き始めるのだった。


「西門さんは、さっき…。
 如何して、笑ったんですか?」と…。


其処で、総二郎は、“そう言う事か?”と…思い乍ら…。
優紀に、返答するのだった。


「う~ん?
 あぁ~。
 優紀が、余りに、可愛かったから…。」と…。


だが、其れでも、優紀は、総二郎が、全てを言って居るとは思えなかったのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、総二郎に、詰め寄り始めたのだった。


「また、そう遣って…。
 直ぐ、誤魔化すんですから…。
 ほんと、西門さんは、何時迄経っても…。
 狡いですよね?」と…。


だからだったのかも知れない。
総二郎は、優紀に、本音を言って除けるのだった。


「何だよ?
 『何時迄経っても…。』ってのは…。
 『優紀が、余りに、可愛かったから…。』と言うのは、俺の本音だろ。
 けど…な。
 もっと、言う成れば…。
 俺は、嬉しかったんだ。」と…。


なので、優紀は、総二郎からの言葉を連呼したかの様に、訊くのだった。


「嬉しかった…とは?」と…。


なので、総二郎も、優紀に訊き始めるのだった。


「なぁ~、優紀…。
 ちゃんと、答えて欲しんだけど…な。」


だからだったのかも知れない。
優紀は、そんな総二郎に、頷いて魅せるのだった。


なので、総二郎は、そんな優紀に、更に、訊き始めるのだった。


「優紀が、俺等 F4&T2(滋&桜子)の前から、姿を消して…。
 俺と再会するまでに、男とは、付き合ってねぇよな?」と…。


だからだったのかも知れない。
優紀は、言葉を口する事は無かったのだが…。
総二郎に、頷いて魅せたのだった。


だからだったのだろう。
総二郎は、優紀を自身の方に、引き寄せて、抱き締め乍ら…。
更に、訊き始めるのだった。


「俺以外の男と、こんな風に、抱き締め合ったり…。
 さっきみてぇに、軽くでも、kissしたり…。
 其れ以上の色んな事を、遣ってねぇよな?」と…。


なので、優紀は、また、言葉を口する事は無かったのだが…。
総二郎に、頷いて魅せたのだった。


だからだったのだろう。
総二郎は、優紀に仕掛け始めるのだった。


先ずは、軽いkissから大人なkissを…。
其の内…。
総二郎と優紀が、座っていたソファに、総二郎は、優紀を押し倒して…。
其れ以上に、総二郎は、優紀に、大人なkissを施し始めたのだった。


そして、取り敢えず…。
此の時点では、満足した総二郎が、優紀を引き起こして言って除けるのだった。


「優紀が、俺と再会するまでに…。
 俺以外の男と、こんな風に、抱き締め合ったり…。
 大人なkissしたり…。
 其れ以上の色んな事を、遣ってねぇって事が、俺には、嬉しかったんだ。」


此の時の優紀の顔は、デコルテまで、真っ赤に成って居たのだった。


だが、自身が言った言葉だけで、優紀が、そんな風に真っ赤な顔付きに成る事は、百も承知の総二郎だったのだ。


其処で、総二郎は、優紀に、話しし始めるのだった。


「実は…な。
 司が、良く言ってたんだわ。
 “もしも、牧野が、俺以外の男と、何か有ったら…。
  俺は、そいつを、ぜってぇ、潰す。”と…。
 そん時の俺は、司が、言って居る意味が、良く分かって無かったんだと思う。
 そん時の俺は、思って居たんだわ。
 “俺には、有り得ねぇな。”と…。
 けど…な。
 今の俺なら…。
 あん時の司の気持ちが、(今の)俺には、良~く分かるわ。
 俺も、もしも、今…。
 優紀が、俺以外の男と、何か有ったって言われて居たら…。
 きっと、そいつを見付け出して、何かして居たかも知れねぇな。」と…。


そんな風に、言われた優紀は、喜んで良いのか?
総二郎に、何て返答すれば良いのか?
悩んで居たのだった。


なので、此の時の優紀は、真っ赤な顔付きの状態のまま、唯、黙って居たのだった。
しかも、唯、総二郎を、ジーっと、見詰めたままの状態で…。



だからだったのだろう。
更に、総二郎は、優紀を抱き締めて、優紀の耳元に、語り掛ける様に、言って除けるのだった。


「優紀…。
 優紀の2回目も、俺にくれるよな?」と…。


総二郎から、そんな風に、色気たっぷりに…。
しかも、自身の耳元で、そう言われてしまった優紀は、其れ以上、言葉を出す事も出来ず…。
真っ赤な顔のまま…。
優紀は、頷く事しか出来なかったのだ。


実は、此の状況自体…。
総二郎が、優紀の彼氏として、自信を取り戻せた証拠だったのだ。


だからこそ、総二郎は、思うのだった。


“やっと、優紀を取り戻す事が出来た。”と…。



そして、総二郎は、自身の腕の中で、優紀を抱き締め乍ら、更に、大人なkissを、施すのだった。


此の時の優紀は、唯、総二郎からの優紀への想いを受けるだけで、精一杯だったのだ。


其処まで、優紀は、こういう状況に、慣れて居ないのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、手慣れた総二郎に、リードして貰うだけで…。
自身は、そんな総二郎に、就いて行く事に、必死だったのだ。



だが、此の時の総二郎も、実は、必死だったのだ。


今迄の手慣れた総二郎から云えば…。
誰もが有り得ないと、思うのだろうが…。


総二郎は、此の時…。
漸く、自分自身の過去について、理解して居たのだった。


“俺は、今迄、手慣れて居たという寄り…。
 其処に、俺の気持ちがねぇから、そう言う事をする事に関しても、何も考えず、簡単に、
 出来て居ただけだったんだ。”と…。


だからこそ、総二郎は、やっと、司のつくしへの想いや気持ちを理解出来て居たのだろう。


だからだったのかも知れない。
本気の女性(優紀)に対する自身(総二郎)の想いを、今の自分自身(総二郎)は、必要以上に、ぶつけてしまいそうで…。
此の時の総二郎は、必死に、自身の想いを、落ち着かせ乍ら、優紀に向かって居たのだった。


其れは、まるで、思春期の頃の少年の様だったのだ。


其れ程までに、此の時の総二郎は、優紀に対して、飢えて居たのだった。


其れが、やっと、優紀を、自身の腕の中に、収める事が出来たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎は、思って居たのだった。


“俺は、ガキか?”と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、心の中で、そんな自分自身を苦笑して居たのだった。



そして、其の後の総二郎と優紀は、自然のままに…。
二人だけの時間を過ごしたのだった。

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