tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

人間恐怖症…<つかつく>  146.



【145.のエピローグ】



司は、潤の『Birthday party』の後…。
考えたのだった。


司は、其の事を進に、打ち明けたのだった。


「なぁ~、進…。
 美桜から、聞いたんだけど…よ。
 美桜の誕生日は、3月28日…何だろ?
 俺なぁ~。
 牧野の父ちゃんと母ちゃんに、申し訳ねぇ事したと思ってんだよな。
 美桜の誕生日が、『3月28日』なのは…。
 其れは、古菱社長と古菱夫人との間に授かった本当の『古菱美桜』の誕生日だろ。
 其れを、言う成れば…。
 古菱夫人が、古菱社長と古菱夫人との間に授かった本当の『古菱美桜』を、出産した日と
 言う事だろ。
 本来なら、『牧野つくし』の誕生日は、『12月28日』だ。
 だが、此のままだと…。
 牧野の母ちゃんが、『牧野つくし』を産んだ筈の『牧野つくし』の誕生日の『12月28日』
 は、無かった事に成る。
 古菱夫人が、悪い訳ではねぇ。
 其れは、俺にも、分かってる。
 でもなぁ~。
 “此れで良いのか?”と、思っちまうだよな。
 美桜は、一生、自分自身の本当の誕生日で在る 『牧野つくし』の誕生日の『12月28日』
 の事を知らずに、過ごすんだろうな。
 で、其処で、思ったんだよな。
 俺は、詫びの意味も込めて、『牧野つくし』の誕生日で在る 『12月28日』に、牧野の父
 ちゃんと母ちゃんのお墓参りに行こうと思ってるだ。
 進…。
 了承して貰えねぇか?」と…。


其処で、進も、司に、返答という名の進の思いを、告げるのだった。


「義兄さん…。
 姉ちゃんが、こう成ったのは、決して、義兄さんの責任では有りません。
 父ちゃんと母ちゃんも、きっと、分かってくれて居ます。
 きっと、父ちゃんと母ちゃんが、生きて居ようとも…。
 結果は、同じだったと思います。
 其れは、あの人の心の怨念が、姉ちゃんに向かわせたと思うから…。
 だから…。
 俺は、義兄さんが、気を揉む必要は無いと思って居ます。
 でも、義兄さんが、父ちゃんと母ちゃんの事を、気に掛けて下さって、有り難いと思って
 居ます。
 だから…。
 義兄さんが、お墓参りして下さるなら…。
 俺に断る必要は有りません。
 寧ろ、嬉しいと思って居る位です。
 義兄さんが、父ちゃんと母ちゃんのお墓参りに行かれるなら…。
 俺も、一緒に、良いですか?」と…。


なので、司は、嬉しそうな顔に成り、進に、伝えるのだった。


「ああ。」と…。



そして、年末の押し迫った頃では在ったのだが…。
司と進は、仕事と偽って…。
12月28日の『牧野つくし』の誕生日の日に、牧野家のお墓参りに行くのだった。


そして、司は、墓前に、手を合わせて、話しするのだった。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 今日は、お義父さんとお義母さんの娘で在る 『牧野つくし』の誕生日です。
 こんな事に成ってしまったのですが…。
 つくしさんを産んで、育てて下さって、有難う御座いました。
 お義父さんとお義母さんが、つくしさんを産んで、育てて下さったお陰で、私は、つくし
 さんと知り合えたのだと思います。
 今のつくしさんは、『古菱美桜』から、私と結婚をして、『道明寺美桜』と、成りまし
 た。
 でも、お義父さんとお義母さんの娘で在る 『牧野つくし』に、変わり有りません。
 此れからも、今迄と変わりなく…。
 美桜と、孫の潤の事を見守って遣って下さい。」と…。


そして、司は、進と共に…。
牧野家の墓前を後にしたのだった。



そして、新年が明け、(翌年の)1月31日の司の『Birthday party』は、司familyで在る 司と美桜と潤の家族だけでの『party』と、成ったのだった。


其処で、美桜からの『Birthday present』は、司からのリクエストで在った あの『司の顔型クッキー』だったのだ。


其の美桜手作りの『司の顔型クッキー』は、あの頃を思い出させる様な『(司の)顔型クッキー』だったのだ。


所謂、見た目は、『牧野つくし』が作った手作りの『(司の)顔型クッキー』だったのだ。


一瞬、司は、“美桜の記憶が戻ったのか?”と、疑いたく成る程…。
美桜が作った『(司の)顔型クッキー』の見た目は、『牧野つくし』が作った手作りの『(司の)顔型クッキー』と、同じ出来栄えだったのだ。


思わず…。
司が、其の『(司の)顔型クッキー』を見惚れて居ると…。
美桜が、照れた様に…。
言い訳の様に、話しし始めたのだった。


「あのねぇ~。
 作って居ると…。
 ついつい、楽しく成っちゃって…。
 司の特徴を、クッキーにして視たの。
 同じ顔ばかりだと、面白く無いと思って…。
 笑って居る顔とか…。
 照れている顔とか…。
 怒った顔とか…。
 作って居る時に、思い出せるだけの司の顔付きを、『顔型クッキー』にして視たの。
 ダメだった?」と…。


しかも、美桜は、自身の顔を、司に近付けて言って来るモノだから…。
司は、堪らなく成って…。
思わず…。
美桜の唇に、“チュっ‼”と…音を鳴らして、kissをしたのだった。


そして、司は、其の後…。
一言だけ、美桜に、言って除けるのだった。
あの頃、『牧野つくし』に言った様に…。


「凄ぇ、嬉しい。
 サンキュな‼
 美桜…。」と…。


だが、実は、此の時の司は、既に、涙が出そうに成って居たのだった。


嬉しさに、涙が出そうだとは、とても、言えそうに無い司は、必死に成って、涙を堪えて居たのだった。


此の時の美桜は、そんな司の様子を観て居て思うのだった。


“涙が出そうに成る程…。
 喜んでくれると…。
 私まで、嬉しいなぁ~。
 また、作って上げたく成るよ。”と、司に、にこにこと、微笑んで居たのだった。



だが、当の司は、其の美桜の手作りの『(司の)顔型クッキー』に関して…。
“今度こそ…。
 壊す訳にはいかねぇ。”と、司は、思った事から…。


否…。
司は、誓った事から…。


司は、タマに頼んで、道明寺家のキッチンに在る 保存庫に保存する様に、其の美桜の手作りの『(司の)顔型クッキー』を、タマに預けるのだった。



そして、司は、翌年以降の司の『Birthday present』に関しても、司からのリクエストで在った あの『司の顔型クッキー』を、毎年の様に、美桜に、頼む様に成ったのだった。


しかも、其の美桜手作りの『(司の)顔型クッキー』は、毎年の様に、道明寺家のキッチンに在る 保存庫に保存されるのだった。
勿論、箱の蓋には、司の字で書かれた年月日付きで…。


勿論、此の時のタマは、そんな司を呆れて居た事は言うまでも無かったのだ。



そして、古菱邸では、此の年の3月28日に、美桜の『Birthday party』が、古菱家の家族 と 姻戚関係と成った道明寺家の面々 と 司と美桜の親友だけで、催されたのだった。


此の日には、司の両親で在る 道明寺保 と 道明寺楓…。
そして、司の姉で在る 椿…。
そして、F3&T3が、古菱邸に、招待されたのだった。



其の時の司は、とんでもない言葉を、類から、言われるのだった。


「ねぇ~、司…。
 俺の誕生日は、何時(いつ)でしょうか?」と…。


なので、司は、飄々と、そんな類に、返答するのだった。


「類のか?
 3月30日…だったよな⁉」と…首を傾げ乍ら。


そして、其処で、司は、類が言いたい意図を、理解したのだった。


なので、司は、心の声が口から発せられたのだった。


「あっ??」と…。


其処で、類も、意地悪めいた顔付きに成り…。
やっと、気が付いたで在ろう 司に、言って除けるのだった。


「やっと、分かったかな?」と…。


其処で、声に出して、反論の言葉を類に言いたい司だったのだが…。
周りの雰囲気に、司は、言いたい言葉も出せない事から…。
司は、類を睨み付け乍ら…。
類にだけ、聞こえる程の声の大きさで、司は、類に、伝えるのだった。


「類の誕生日に関して…。
 美桜には、ぜってぇ、言うなよ‼
 言えば…。
 類を許さねぇから…な。」と…。


此の時の司は、類の誕生日が、美桜の誕生日に、近い事を、許せなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
司は、心の中で、愚痴って居たのだった。


“寄りにも寄って…。
 何で、類の誕生日に、近ぇんだよ。”と…。


だが、此の事に関しては、何れ、美桜の耳にも、入る事に成ったのだが…。



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  146.』は、【『人間恐怖症…<つかつく
 >  145.』のエピローグ】の為に、切りが良いので、短めに成っております事を、お
 詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

×

非ログインユーザーとして返信する