tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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貴方を忘れる為…<総優>  21.



あきらは、中々、口に出して言えずに居たのだが…。
やっと、口に出して、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人に、話しし始めるのだった。


「今日は、プライベートな事なので…。
 『おじさん』…。
 『おばさん』と、呼ばせて頂きます。
 私の事も、『俺』と、言って良いでしょうか?」と…。


なので、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人は、あきらに、返答するのだった。


「ああ。」
「ええ。
 構わなくて…よ。」と…。


なので、了承の得られたあきらは、話しし始めるのだった。


「俺から、おじさん と おばさんに、話しする事は、難しいかも知れません。
 総二郎君の事を、俺が、全て知って居る訳でも有りませんし…。
 其れに、俺から伝えたのでは、誤解が生じてしまうかも知れません。
 ですが…。
 敢えて、お伝えする事が有るとする成らば…。
 総二郎君には、高等部の頃から、好きだった女性が居たという事実だけです。」と…。


其の時だったのだ。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、声を発したのだ。


「其れって…。
 更ちゃんの事かしら…?」と…。


だが、あきらは、『更』という女性の事を知らないのだ。


否…。
総二郎から聞かされた事が無いのだ。


だからだったのかも知れない。
あきらは、きょとんとした表情で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、訊く様に、言葉を発するのだった。


「『更ちゃん』…ですか?」と…。


なので、今度は、反対に、きょとんとした表情で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、あきらに、訊く様に、言葉を発するのだった。


「えっ??
 あきらさんは、知らなかったのかしら…?」と…。


なので、あきらは、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、返答するのだった。


「はい。
 総二郎君からも、そう言う名前は、聞いた事が有りません。」と…。


だからだったのかも知れない。
其れこそ…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、驚愕するのだった。


だが、あきらに、話しする総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人だったのだ。
そうでもし無いと、あきらからは、自身の息子で在る 総二郎の事を訊き出せない様な気がしたからだったのだ。


「そうなのね。
 『更ちゃん』は、総二郎の幼馴染で…。
 総二郎にとっては、『初恋の女の子』なのよ。
 勿論、子供の頃の話しだけど…。
 だけど…。
 私(わたくし)は、もしかしたら…。
 総二郎が高等部だった頃も、“今でも、総二郎は、更ちゃんの事が、好き何じゃないかし
 ら…。”と、思って居たのよ。
 だけど…。
 高等部の頃の総二郎には、別に、好きだった女性が居たという事かしら…ね。
 と言う事は…。
 『更ちゃん』じゃ無いという事よね?
 其の総二郎が、高等部の頃に、好きだったという女性は、何方なのかしら…?」と…。


そう総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人から、そんな事実を聞かされたあきらは、驚愕するのだった。


“あの総二郎が、既に、『初恋』を済ませて居たとは…な。
 総二郎は、何故?
 俺等 F3に、其の事実を隠して居たんだろうか?
 機会が有ったら…。
 訊いて視てぇ気もするが…な。”と…。


だが、そう思い乍らも…。
此の時のあきらは、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、伝えるのだった。


「其れは、俺の口からは、言えません。
 其れを言ってしまうと…。
 きっと、総二郎君が、怒って来ますよ。」と…。


だが、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、逃げなかったのだ。


何故なら…。
其の事実から逃げれば、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人には、後が無い様な気がして居たのだ。


言う成れば…。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、“今、私(わたくし)が、そんな総二郎から逃げれば、私(わたくし)は、一生、そんな総二郎を、救えない様な気がするわ。”と、思って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
必死で、あきらに、お願いするのだった。


「あきらさん…。
 あきらさんから聞いたとは、総二郎には、一切、言わないわ。
 今の総二郎を救って遣るには、其の事実を、私(わたくし)達 親が、知る事だと思う
 の。
 だからこそ…。
 私(わたくし)達は、あきらさんをお呼びしたのよ。
 お願い…。
 教えて下さらないかしら…?」と…。


だからだったのかも知れない。
あきらは、言える範囲で、伝える事にしたのだった。


「絶対に、俺から、聞いたとは、総二郎君には、仰らないで下さい。
 お願いします。」と…。


なので、総二郎の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人は、了承するのだった。


「勿論だ。」
「ええ。
 承知して居るわ。」と…。


なので、あきらは、話しし始めたのだった。


「総二郎君が、高等部の頃に好きだった女性とは…。
 現在は、司の奥さんで在る 『牧野つくし』の幼馴染で親友の女性です。
 其の当時の総二郎は、自身が、其の女性を好きに成って居る事に、気が付いて居なかった
 そうです。
 ですが…。
 俺が、其の話しを知ったのは、つい最近でした。
 まさか…。
 其の当時に、総二郎君が、そう言う想いを抱いて居た事自体…。
 俺にも、思いも寄らない事でした。
 ですが…。
 つい最近…。
 俺が、そんな話しを総二郎君から聞いた時に、思ったんです。
 “そう思おうと努力して居たんじゃ無いのか?”と…。
 其の当時の総二郎君は、クールで、俺等 仲間内でも、自身の心の内を魅せない所が有り
 ました。
 其の当時の総二郎君は、きっと、先の見えない恋をする事に、臆病に成って居たのかも知
 れません。
 だからこそ、自身の想いは、心の奥深くに、封印してしまったんだと思います。
 実際…。
 つい最近…。
 総二郎君から、そんな話しを聞いた時に、総二郎君自身が、そう言って居ました。
 自身の想いを封印する方が、“彼女を傷付けなくて済むと、総二郎君自身が、そう思って
 居たんだ。”と、今なら、俺自身も、そう思います。」と…。


此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、思って居たのだった。


“と言う事は…。
 其の女性は、更ちゃんの後輩と言う事よね。
 あの当時に、更ちゃんと一緒に、(西門)邸に、就いて来た女性と言う事よね。
 そう言えば…。
 あの女性に、総二郎は、自身の思いを、ぶつけるかの様に、罵倒して居た筈…。”と…。


だからだったのかも知れない。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、更に、あきらに、訊くのだった。


「其の当時の総二郎の想い人の女性は、其の当時の女性も、総二郎の事が好きだったという
 事かしら…?」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、頷いてから…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、返答するのだった。


「はい。
 そう言う事です。」と…。


そして、そんな返答を、あきらから聞いた総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、更に、あきらに、訊き始めるのだった。


「其の女性のお名前を教えて下さらないかしら…?」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、そんな総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、言って除けるのだった。


「其れは、総二郎君から訊いて貰えますか?
 俺が、言えるのは、此処迄です。
 其れ以上は、総二郎君から訊き出して下さい。」と…。


そんな風に、あきらから聞いた総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、其処迄の話しだったとしても…。
或る程度の話しを、あきらから聞いた事で、現在の総二郎の状況が、或る程度…。
把握出来たのだ。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、“良しとしましょう。”と、思うのだった。


そして、更に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、思うのだった。


“総二郎が、恋煩いを起こすだ何て…。
 総二郎も、普通の男性だったという事なのね。”と…。


或る意味…。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな総二郎を安心するのだった。


そして、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、あきらに、お礼の言葉を伝えるのだった。


「あきらさん…。
 教えてくれて…。
 有難う‼」と…。


そして、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に、向かう事にしたのだった。



そして、此の後の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、現在の司の奥さんで在る 『牧野つくし』の幼馴染で親友の女性が、誰で在るのか?
調べる様に、内弟子に伝えるのだった。


そして、或る事が分かった時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、或る人物に会う事にするのだった。

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