tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  150.



司が、潤を、美桜の卒業式に、連れて行く事にしたのには、訳が有っての事だったのだ。



其れは、司と美桜の結婚は、学生結婚で在るという事実を、世間には、既に、公表して居るのだ。


其処で、潤の存在を、世間に、寄り深く、浸透させる必要性が有ると、司は、認識しての事
だったのだ。


此の場が、勿論、潤が、司の実子で在るという事実を知ら占める良い機会に成ると、此の時の司は、認識しての事だったのだ。


其れは、潤が、司の容姿全てに、そっくりで在るという事は、勿論の事…。
歩き方、一つ取って視ても…。
後ろ姿にしても…。


全てが、司…其の物だったのだ。


所謂、司の小型版と云っても過言じゃ無かったのだ。


だからこそ…。
今回は、潤を連れて行く事にした司だったのだ。


また、此の事で、功を奏した事も、また、事実だったのだ。


所謂、司の考え方は、正しかったと云えたのだった。



そして、古菱家のリムジンが、桜林女学院に到着した時…。
司と美桜と潤が、リムジンから、降りて来たのだ。


美桜にとっても、初めて見る学び舎だったのだ。


何故なら…。
美桜が、高等部への編入後も、一切、訪れた事の無い学び舎だったのだ。


だからだったのだろう。
不思議そうな顔付きで、学び舎を見詰める美桜だったのだ。



そして、桜林女学院の理事長と思しき男性が、司と美桜と潤の前に、現れたのだった。
そして、挨拶の言葉を口にするのだった。


「道明寺様、美桜様、潤様…。
 ようこそ、お越し下さいました。
 当 桜林女学院 理事長の○○と申します。
 此の度は、美桜様…。
 ご卒業おめでとうございます。
 最初で最後の学び舎と成ってしまいましたが…。
 どうぞ、ご堪能下さいませ。」と…。


そして、美桜は、司と潤と共に…。
卒業式に臨むのだった。


そして、卒業式終了後の其の後の司と美桜と潤は、司が、自身付きのSPにも頼んで、司の携帯で、画像(写真) 及び 動画を撮り捲って居たのだった。


正直言うと…。
こんな司の姿は、道明寺家の司付きのSPにして視れば…。
有り得ない事だったのだ。


実は、幼少の頃より、司は、写真を撮られる事が、大嫌いだったのだ。
所謂、大の苦手だったのだ。


其の司が、美桜と潤と一緒だとは云え…。
自身のSPを伴って…。
画像(写真) 及び 動画を撮り捲って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の日の司付きのSPは、そんな司一家を観て居て、幸せな気分で居たのだった。



また、此の一連の司と美桜と潤の姿を観て居た、美桜と同じ様に、此の日、卒業する桜林女学院の女子学生達は、此の司と美桜と潤の姿を、携帯画像に撮り、SNS上にアップしたのだった。


所謂、此の状況が、司の考えて居た通りの現状だったのだ。
所謂、此の状況が、功を奏したという事実だったのだ。


何故なら…。
世間から、“此の事(司と美桜の結婚)は、噂では無いだろうか?”と、囁かれ始めて居たのだった。


あれだけ、司が、大々的に、婚約発表したにも関わらず…。
“本当は、世間を騙す為の口実だったのでは無いだろうか?”と、まで…。
世間は、囁き始めて居たのだった。


否…。
世間からは、“婚約発表自体が、世論を欺く為の魂胆だったのでは無いだろうか?”と、さえ、囁かれる始末だったのだ。


ましてや…。
“『古菱美桜』の通って居る大学は、何処なのだろうか?”と、要らぬお節介とでも言うべき話しまで、飛び出す始末だったのだ。


所謂、憶測が憶測を呼び…。
司と美桜の婚約話まで、噂話で片付けられてしまって居たのだった。


其れには、致し方ない部分も有ったのだ。


何故なら…。
結婚報告パーティーの際には、一部のセレブのみを招待しての報告パーティーだったのだ。


だからと云って…。
世間には、結婚したという事実は、敢えて、公表をして居なかったのだ。


其れは、“敢えて…。”と、いう部分が、大きかったのだ。


何故なら…。
美桜は、あの結婚報告パーティーの時に、大事には至らなかったとは、云えども…。
事件に巻き込まれたのだ。


だから…。
美桜の様子を観乍ら…。
司は、其の後…。
発表する気で居たのだった。
唯、チャンスに恵まれなかっただけで…。


だからこそ…。
司は、此の司と美桜の結婚は、噂話では無い事を、何処かで、公表し様と考えて居たのだった。


“其れが、今だ‼”と、司は、考えたのだった。


所謂、此の時の司は、思うのだった。


“此のチャンスを逃せば…。
 きっと、世間に公表するチャンスは無く成る。
 セレブ界では、知られて居ても…。
 此れから、美桜が、世間に出て行く為には、“美桜は、俺の妻だ‼”と、胸を張って言って遣
 る事で、美桜も、また、危険な状況から救って遣る事も出来るのだ。
 だったら…。
 答えは出て居る。”と…。


だからだったのだろう。
司は、美桜の卒業式を、利用したのだった。


そして、其の後…。
此の事が切っ掛けと成り…。
世間からは、司と美桜の結婚の件についての噂話は無く成ったのだった。



また、美桜の卒業式を機に…。
兼ねて寄り…。
美桜と進姉弟の父親で在る 古菱社長との約束で在った…。
「美桜が、大学を卒業したら…。」と、いう約束事が、実行される運びと成ったのだった。


其れは、美桜と潤が、道明寺邸に移り住むという約束事だったのだ。


そして、漸く、司と美桜は、夫婦らしい二人の生活に突入する事と成ったのだった。


所謂、美桜は、親離れの時期を迎えた事に成るのだ。


此れからの美桜は、道明寺夫人として、世田谷に在る 道明寺邸を預かって行く事と成ったのだ。


此れで、やっと、美桜は、名実ともに…。
『道明寺美桜』としての第3の人生をスタートさせた事と成ったのだった。



また、美桜と潤が、道明寺邸に移り住む事を、拒むで在ろうと思われて居た古菱夫人が、やっと、子離れをする事が出来た様で…。
此の事に関しては、古菱夫人の夫で在る 古菱社長…。
そして、古菱夫人の息子で在る 進…。
そして、美桜の夫と成った 司も、驚愕するのだった。



此処迄の約一年半程の間にも、色々な出来事が起こって来たのだ。


司は、“此れからの道明寺邸での生活は、どんな出来事が有るだろうか?”と…。
胸を躍らせるのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  150.』は、今後の場面が変わって行く事
 に成る為に、かなり、短めに成っております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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