tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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貴方を忘れる為…<総優>  28.



勿論、桜子にも、予想は付いて居たのだが…。
実は、つくしが、優紀を匿って居るマンションの優紀が居る部屋に、桜子が向かったのには、理由が有ったのだ。
実は、此れこそが、あきらの作戦だったのだ。


所謂、あきらが、桜子に向かう様に、指令を出したという訳だったのだ。


そして、優紀が、桜子の傍に居る時に、桜子が、あきらに、TELを掛ける。


此の事自体が、あきらの作戦の全貌だったのだ。


言う成れば…。
あきらと桜子は、確信犯だったのだ。


だが…。
そうでもし無いと…。
総二郎と優紀の二人だけで、話し合いを持つ事は、不可能に近い状況だったのだ。


其れ故…。
あきらが、桜子を促した形と成ったのだった。



だからだったのだろう。
類は、其の事に気が付いたのだった。


そして、其の結果…。
不貞腐れ始める類だった事は言うまでも無いのだ。


なので、類は、不貞腐れた状況のまま…。
あきらに、話しし始めるのだった。


「あきら…。
 もしかして…。
 三条を、松岡の所に行かせたのは、あきらじゃ無いの?」と…。


そんな類の話し振りに、苦笑いなのは、勿論のあきらだったのだ。


そして、驚愕するのは、勿論の総二郎だったのだ。


司と云えば…。
しれーっと、して居たのだった。


類の言葉に…。
三者三葉の顔が、其処には、有ったのだった。


其のF3の顔付きに、全てを読み取った類は、更に、不貞腐れるのだった。


「知らなかったのは、総二郎は、勿論だったと思うけど…。
 俺も…だった様だね。」と…。


其の類の言葉に、更に、驚愕する総二郎だった事は言うまでも無かったのだ。


其処で、総二郎は、怒り始めたのだった。


なので、“仕方ないよね。”と、思って居る類は、蚊帳の外にされた事で、不貞腐れた状態の
まま…。
ソファに寝転ぶのだった。


そして、総二郎は、司に、訊き始めたのだった。


「司…。
 お前、知ってたのかよ?」と…。


だからだったのだろう。
総二郎に、バレてしまえば…。
隠す事の出来ない司は、仕方なく、総二郎に、話しし始めるのだった。


「仕方ねぇだろ?
 つくしが、“他言無用だ。”と、言えば…。
 俺は、他言無用にするだろ?
 俺の中では、つくしを怒らせる訳には、いかねぇし…よ。
 つくしを怒らせれば…。
 つくしの腹の中のガキの胎教にも悪ぃだろ。
 だからこそ…。
 敢えて、黙ってた。」と…。


其処で、今度は、あきらに、白羽の矢を立てた総二郎だったのだ。


「じゃあ、あきらは、如何遣って知ったんだ⁉
 司が、シークレット成らば…。
 桜子も、牧野に、言われてる筈だろ?
 そうだよな?
 桜子…。」と…。


なので、仕方なく…。
桜子は、返答したのだった。


「まぁ、そうですね。」と…。


桜子とて、つくしを怒らせれば…。
後が、大変に成る事は、承知して居るのだ。


だからこそ…。
桜子は、心の中で、“美作さん、申し訳御座いません。”と、あきらに詫びを入れ乍ら…。
総二郎に、返答して居たのだった。


其処で、あきらは、総二郎に、全てを白状したのだった。



其処で、漸く、総二郎は、此れまでの事の成り行きを、納得出来たのだった。


何故なら…。
普段、総二郎に、関心を持った事の無い総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、急に、自身の自室に入って来て…。
あんな話しをし始めたのだ。


実は、総二郎は、其の事が、不可解過ぎて…。
気に成って居た事も、確か、だったのだ。



だからだったのだろう。
総二郎は、訊きたかった言葉を、漸く、司に、訊き始めたのだった。


「司…。
 優紀は、何処に居る?」と…。


なので、司は、総二郎に、優紀が居るマンションの住所を、LINEにて、報告を入れ始めて居たのだった。
其の上で、司は、総二郎に、伝えたのだった。


「今、総二郎のLINEに、松岡が居るマンションの住所を打ち込んだ。
 航空会社の近くに在る 俺名義のマンションだ。
 松岡が居る部屋は、総二郎が、自由に、使って良い。
 詫びのつもりだから…よ。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、立ち上がったのだった。


なので、あきらは、総二郎に、訊き始めたのだった。


「総二郎…。
 優紀ちゃんを迎えに行くのか?」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、ニヤッと、笑い乍ら…。
F3に、言って除けるのだった。


「否…。
 迎えに行くんじゃねぇよ。
 優紀を取り戻しに行くんだよ。
 俺には、優紀しか居ねぇから…な。
 其れに、優紀の腹の中には、既に、俺と優紀のガキが居んだろ。
 もう、俺と優紀は、夫婦も同然だろ。
 じゃあ、行って来るわ。」と…。


なので、F3は、手を振って、総二郎を見送ったのだった。



そして、其の後…。
あきらは、桜子に、声を掛けたのだった。


「桜子…。
 今、総二郎は、そっちに向かった。
 優紀ちゃん一人で居る方が良いだろ?
 TELを切った後…。
 桜子は、其のマンションから、出てくれるか?」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、“当然ですよね。”と、思って居るので、あきらに、納得するかの様に、返答するの
だった。


「承知しました。」と…。


そして、あきらと桜子は、同時に、TELを切ったのだった。



そして、其の後のF3は、総二郎の健闘を祈って…。
祝杯を上げて居たのだった。


何故か?
今迄、怒って居た筈の類が、乾杯の音頭を取るのだった。


「総二郎の健闘を祈って…。
 乾杯っ‼」と…。


だが、類は、そんな総二郎の健闘を祈り乍らも、一言、言わずには、居られ無かったのだ。


「あんな風に、焦って居る総二郎を見るのは、初めてだったかも…ね。
 何時も、クールで、冷静で…。
 総二郎は、周りを良く観て居る印象だったけど…。
 “ああいう所も在ったんだ。”って…。
 何か?
 初めて知ったかも…。」と…。


なので、司にしても、あきらにしても…。
類の言葉は、納得するモノが有ったのだ。


だからこそ…。
司にしても、あきらにしても…。
言えた言葉だったのだろう。


「「そうだな。」」と…。


だが、此の時のF3の思いは、同じだったのだ。
総二郎が、優紀を取り戻せる様に、健闘を祈るのみ…だったのだ。



そして、総二郎は、優紀の下に、向かって居たのだった。

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