tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  156.



【155.のエピローグ<美桜がキレた理由>】



司が、(道明寺)邸に帰宅する成り、タマが、司の耳に、耳打ちしたのだった。


「坊っちゃん…。
 耳を貸して下さい。」と…。


勿論、此の時の司は、タマの突拍子も無い言葉に、最初は、自身の心の中では、悪態を突いて居たのだが…。
“はぁ~??”と…。


司は、タマの突拍子も無い言葉に、驚愕し乍らも、敢えて、何も言わず、タマの顔の位置まで、頭を下げて、タマが、言って来る話しに、耳を傾けて居たのだった。
そして、司は、タマの話しに、驚愕するのだった。


「坊っちゃん…。
 古菱夫人が、美桜様のご懐妊を知ったそうで、今、(道明寺)邸に、お出で何ですよ。
 で、美桜様のお世話を為さりたいそうで…。
 一向に、古菱邸に、お帰りに成らないのですが…。」と…。


なので、司は、敢えて、タマに訊くのだった。


「で、古菱夫人は、今、何処に居るんだ?」と…。


其処で、タマは、呆れた様に、司に、話しするのだった。


「現在は、潤坊っちゃんのお部屋に、お出でですよ。」と…。


なので、司は、取り敢えず…。
自身の自室に戻り…。
美桜の話しを聞こうとするのだった。


「美桜…。
 只今!」と、司は、美桜に言い乍ら…。


何時ものルーティンの如く…。
司は、美桜に、軽く、kissをしたのだった。


そして、美桜は、司に、謝りを入れるのだった。


「司…。
 謝らないといけない事が有るの。」と、前置きを入れて…。


美桜は、きょとんとした状態の司に、続けて、話しし始めるのだった。


「ママが、潤と、先に、バスルーム(お風呂)に入っちゃったの。
 潤も、ママとの久し振りのバスタイムだったからか?
 喜んで、一緒に、入っちゃったの。
 司の楽しみの一つを取っちゃって…。
 ごめんね。」と…。


そうなのだ。
実は、司が、(道明寺)邸に帰宅後の楽しみは、二つ有ったのだ。


一つは、潤とのバスタイムだったのだ。


潤から聞く話しは、司にとって、潤の父親に成れた実感すべき時間だったのだ。


また、『男と男』の約束の話しをする時間でも在ったのだ。


其の楽しみの一つを奪われた様で、司にとっては、寂しい限りだったのだ。


また、もう一つの楽しみは、美桜と過ごす時間だったのだ。


此れに関しては、古菱夫人も、認識して居る様で…。
其処は、古菱夫人とて、弁えるつもりで居たのだった。



だが、古菱夫人は、美桜にとっては、母親なのだ。
司自身、強くは言えないのだ。


だから、仕方なく、潤とのバスタイムの時間は、諦めて居たのだった。



だから…。
司は、古菱夫人の出方を観る為にも、様子を視る事にして居たのだった。


だからこそ、司は、美桜に、言えた言葉だったのだ。


「美桜…。
 取り敢えず…。
 今、此処では、お義母さんが、如何したいのか?
 分からねぇだろ。
 だから…よ。
 取り敢えず…。
 お義母さんの様子を視ようぜ‼」と…。


美桜は、司が、そう言ってくれる事は、嬉しい事なので…。
“司が、良いのなら…。”と、美桜も、自身の母親で在る 古菱夫人の出方を観る事にしたのだった。



だが、此の時の美桜には、司に、疑いの眼差しで観て居た事が有ったのだ。


其れは、司が、自身の母親で在る 古菱夫人に、“私(美桜)が妊娠した話しをしたのでは無いか?”と、いう事だったのだ。


だからだったのだろう。
美桜は、司に訊き始めたのだった。


「ねぇ~、司…。
 ママに、私が妊娠した事を話しした?
 ママは、私が、妊娠3か月に入った所だと言う事まで、知って居たのよ。」と…。


だが、司から聞かされた話しは、美桜が、思って居た事と、違って居たのだった。


「俺は、知らねぇな。
 俺は、まだ、誰にも、言ってねぇぞ。
 という寄りも…。
 お義母さんだけじゃ無く…。
 お義父さんにも…。
 親父にも、ババアにも、まだ、言ってねぇ。
 勿論、あいつ等(F3&T3)にも、まだ、言ってねぇよ。」と…。


此の時の司の顔を観た美桜は、司の顔付きは真剣な顔付きで、目を見て視ても、目が泳いで居る様子は、一切、無く…。
とても、司が、嘘を言って居る様には、見えなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の美桜の判断は、こうだったのだ。


“司は、嘘を言って居ない。
 だとすれば…。
 ママは、誰から聞いたのだろうか?
 パパから…?
 だとすれば…。
 パパは、誰から聞いたのだろうか?
 此の件は、もう少し、ママの様子を観てから…。
 パパに、訊いて視ようと…。”と…。


だからだったのだろう。
美桜は、司に、謝りを入れるのだった。


「そうか…。
 ごめんね。
 司を、疑って…。」と…。


だが、此の時の司は、そう言って来た美桜に対して…。
思って居たのだった。


“俺は、美桜から、疑われてたのかよ。”と…。



だからだったのだろう。
司は、美桜の言葉が、何故か、気に成り始めた事で…。
古菱夫人の様子を観て居たのだが…。
3日程経ってから、司は、進に、連絡を入れたのだった。


そして、司と進は、東京メープルのラウンジのVIPルームで、会う事にしたのだった。



そして、司は、進に、道明寺邸での此れまでの古菱夫人の様子を話しするのだった。
そして、付け加えるかの様に、司は、続けて、進に話しし始めるのだった。


「此の3日間…。
 お義母さんの様子を観て来たけど…な。
 美桜の事を気遣って、あれやこれやと、世話を焼いて来るらしい。
 其れが、美桜には、ストレスに成り掛けてるんだ。
 其れに、(道明寺)邸の使用人やスタッフにも、お義母さんは、口出しし始めてる。
 美桜も、(道明寺)邸の使用人やスタッフに、謝りを入れて来るらしいが…。
 どの使用人やスタッフも、美桜の身体の事を心配して居る。
 此のままだと…。
 “美桜が、やべぇ事に成るんじゃねぇのか?”と、(道明寺)邸の使用人頭のタマが、危惧
 し始めてんだ。
 進…。
 お義父さんと、相談してくれねぇか?」と…。



勿論、道明寺邸に入り浸って居る自身の母親で在る 古菱夫人の事は、気に成って居たのだ。


だが、進は、自身の父親で在る 古菱社長から、言われていたのだ。


「大袈裟に、騒ぎ立てると…。
 美桜の身体にも、良くないだろう。
 其れに、母さんも、(古菱)邸に、帰り辛く成る恐れも在る。
 もう少し、様子を視よう。」と…。


だからこそ、進も、敢えて、何も、言わず…。
行動も、起こして来なかったのだ。


其れが、“まさか、此処迄とは…。”と、頭を抱え始める進だったのだ。


なので、進は、自身の父親で在る 古菱社長から言われていた話しを、司に伝えた上で、続けて話しし始めるのだった。


「分かりました。
 母が、ご迷惑をお掛けして申し訳御座いません。
 父と話し合って、母を、連れ戻します。
 其れまでの暫くの間…。
 もう少しだけ…。
 母をお願い出来ないでしょうか?」と…。


其処迄、進に言われた司は、“仕方ねぇな。”と、思い乍らも、進には、言って除けるのだった。


「なぁ~、進…。
 俺は、普段、仕事で、(道明寺)邸に居るのは、朝晩だけだ。
 お義母さんと、普段、接して居るのは、殆どが、お義母さんの娘で在る 美桜と、うち
 (道明寺邸)の使用人頭のタマだ。
 美桜の身体が、不安定に成る前に、何とかして遣りてぇ。
 美桜も、お義母さんの気持ちを理解して居るからこそ…。
 強くは、出られねぇと思う。
 だからこそ、お義父さんの力が必要だろ?
 宜しく頼むわ。」と…。


だからだったのだろう。
進には、切羽詰まった道明寺邸の様子が、在り在りと、理解出来たのだった。


だからだったのだろう。
進は、司に、謝りの言葉と共に…。
司に、伝えるのだった。


「分かりました。
 父と、今夜、相談して、直ぐにでも、母を、連れ戻します。
 義兄さん…。
 母が、ご迷惑をお掛けして、申し訳御座いません。
 タマさんにも、お詫びして置いて下さい。」と…。


なので、司は、そんな進に、言って除けるのだった。


「承知した。」と…。



そして、進も、其の日の夜…。
自身の父親で在る 古菱社長と、話し合いするのだった。

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