tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  157.



【155.のエピローグ<美桜がキレた理由>(156.の続き)】



司と会った後の進は、其の日の深夜…。
自身の父親で在る 古菱社長に、司から聞いた話を話しして居たのだった。


古菱社長も、気に成って居た事だったので、其の夜は、進と、遅く迄、今後の作戦を練って居たのだった。


また、司も、進と別れて、道明寺邸に、帰宅後…。
タマに、進との会話の内容を話しして聞かせていたのだった。


そして、司が、何気に言った一言に、タマは、反応したのだった。


「でも…よ。
 古菱社長は、美桜が、妊娠3か月で在る事を、誰から、聞いたんだろうな?」と…。


其処で、タマは、司に、話しし始めるのだった。


「坊っちゃん…。
 もしかしすると…。
 タマが、原因かも知れないださね。」と…。


其のタマからの告白とも取れる言葉に、司は、仰天するのだった。


「はぁ~??
 タマ…。
 其れは、如何言う意味だ?」と…。


なので、タマは、話しし始めるのだった。


司の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保…。
所謂、タマから云えば…。
『旦那様』と言う事に成るのだが…。
其の『旦那様』に、美桜の妊娠について、タマから、報告を入れた事を…。


なので、司は、漸く、納得したのだった。
そして、司は、此の件を、美桜にも、伝えたのだった。


なので、美桜も、司同様…。
此の事態に、納得したのだった。



そして、翌日の朝に成り…。
美桜は、自身の母親で在る 古菱夫人が、潤の幼稚舎への見送りの為に、潤と一緒に、リムジンに乗って出掛けた事を確かめてから、自身の父親で在る 古菱社長に、連絡を入れたのだった。


「パパ…。
 出来るだけ早く…。
 ママを、古菱邸に、連れて帰って…。
 此のままだと…。
 大変な事に成るわ。
 ママは、古菱の人間で在って、道明寺家の人間じゃ無いわ。
 ママは、何を考えて居るのか?
 道明寺家の使用人やスタッフの皆さんに、注意はするし…。
 口出しする。
 下手をすれば…。
 ダメ出し迄して居るの。
 私は、毎日、皆さんに謝らなくては成らない状況なの。
 ママが、私の事を想って遣ってくれて居る事は、十分、分かってるの。
 でも、此のままだと、今のママは、私にとって、ストレスでしか無いわ。」と…。


だからだったのだろう。
古菱社長は、自身の娘で在る 美桜に、即答するのだった。


“ああ。
 分かってる。
 今日にでも、道明寺邸にお邪魔して、母さんを連れて帰るつもりだ。
 司君に、そう伝えて於いてくれ。”と…。


だが、怒りの治まらない美桜は、自身の父親で在る 古菱社長に、言ってしまったのだった。
強烈な一言を…。


「分かったわ。
 司に、伝えて置きます。
 でも、パパが、いけないのよ。
 若い頃から、病弱だったママを、甘やかしたのは、パパでしょ?
 ママの性格を、一番、良く知って居るのも、パパよね?
 ママは、自分の思って居る事…。
 考えて居る事は…。
 全て、合って居ると思って居る様な人よ。
 “自分自身の考えて居る事に、間違いはない。”と、思って居る様な人よ。
 自身の考えて居る事に、驀地(まっしぐら)に、進んで行く様な人でしょ?
 云わば…。
 ママの様なタイプは、『猪突猛進』と云っても、良いわね。
 そんなママに、振り回され続けて来たのは、間違い無く、私と進なのよ。
 其れに、そんなママを止められるのも、パパしか居ないのよ。
 お願いだから…。
 今日中に、ママを、古菱邸に、連れて帰ってね。」と…。



美桜とのTELを切った後の古菱社長は、そんな風に、美桜から言われた事で、後悔して居たのだった。


“結局…。
 あの時に、『牧野つくし』と『牧野進』を、自分の意のままにしてしまったのは、自分自
 身の為だったのではないだろうか?”と…。


そして…。


“正直に、本当の事を、あの頃に、妻に、言って居れば…。
 『牧野つくし』と『牧野進』を、苦しめなくても良かったのではないだろうか?”と…。


そして、古菱社長は、古菱HDの自身の執務室に、進を呼び出し、進に、美桜とのTELの会話の件を話しして聞かせて居たのだった。


其の上で、古菱社長は、美桜から言われた事で、後悔して居る有無を、進に、話しして聞かせて居たのだった。


だが、進の返答は、古菱社長が、思って居る事とは、違って居たのだった。


「父さん…。
 其れは、違うよ。
 姉さんには、記憶が無いから…。
 実父・実母としての対応を、父さんや母さんにして居ると思うよ。
 姉さんは、自分自身の本音を、父さんに言って居るんだと思うよ。
 俺は、事情を知って居るし…。
 父さんの苦しみも理解して居る。
 少なくとも…。
 俺は、父さんに感謝して居るよ。
 父さんが、あの時に、姉さんと俺を、救ってくれて無ければ…。
 きっと、姉さんと俺の今は、無かったと思ってるよ。
 あの当時の姉さんのお腹の子だった今の潤も、きっと、存在して無かったと思うし…。
 だから…。
 姉さんは、もう、父さんの本当の娘…何だよ。
 俺も、だけど…ね。」と…。


そんな進の言葉に救われた古菱社長は、思うのだった。


“息子に成ってくれたのが、進で…本当に、良かった。
 牧野のご両親には、感謝しないといけないな。”と…。


だからだったのだろう。
古菱社長は、進に、お礼の言葉を言って除けるのだった。


「ああ。
 そうだな。
 進…。
 有難うな。」と…。


そして、古菱社長は、進にも、道明寺邸に、一緒に、行く様に、伝えるのだった。
そして、進も、了承したのだった。


そして、其の夜…。
古菱社長と進は、道明寺邸に現れたのだった。


タマは、司から、報告を受けて居た事も有り、古菱社長と進を、ゲスト専用リビングルームに、通すのだった。


そして、潤の自室に、潤と共に一緒に居た古菱夫人も、ゲスト専用リビングルームに、呼ば
れたのだった。


そして、夫婦の話し合いが始まったのだった。


「何時までも、道明寺邸にお世話に成って居ないで、古菱邸に、戻って来なさい。」


此の時の古菱夫人は、目が点状態に成って居たのだった。


何故なら…。
古菱夫人は、道明寺邸で、お世話に成って居るつもりは無かったのだ。
寧ろ、美桜と潤のお世話をして居る側だと、認識して居たのだ。


だからだったのだろう。
目が点の状態のまま、古菱夫人は、古菱社長に、返答するのだった。


「何を仰ってお出でなの?
 私(わたくし)は、道明寺邸で、お世話に成って居ないわ。
 私(わたくし)は、お世話をして居る側よ。」と…。


其処で、何を言っても、何も通じそうにない自身の妻で在る 古菱夫人に、或る録音音声を聞かせたのだった。


実は、此の録音音声は、今朝、美桜が、古菱社長にTELして来た時…。
自身と交わした会話の内容の音声を、古菱社長が、録音したモノだったのだ。


進から、司と話しした時の話の内容を聞いた時点で、古菱社長は、“美桜からも、連絡が入って来るだろう。”と、承知して居たのだった。
なので、録音して置いたという訳だったのだ。


そして、古菱社長は、古菱夫人に、其の美桜の録音音声を聞かせたのだった。


其の美桜の録音音声を聞いた古菱夫人は、“信じられない。”と、言った様な顔付きに成り、更に、目が点状態に成って居たのだった。


そして、漸く、古菱夫人は、言葉を発したのだった。
其の言葉は、自身の夫で在る 古菱社長への悪態の言葉だった事は言うまでも無いのだが…。


「あなた…。
 美桜に、何て言葉を、言わせて居らっしゃるのかしら?」と…。


だが、其処で、進が、言葉を発したのだった。
そんな自身の母親で在る 古菱夫人を、呆れるかの様に…。


「母さん…。
 其れは、違うよ。
 姉さんの本音だよ。
 実は、俺は、義兄さんからも、相談を受けて居たんだよ。
 姉さんが、“ストレスを抱え始めてる。”と…。
 だから…。
 こう遣って…。
 父さんと俺とで、母さんを迎えに来たんだよ。」と…。


だが、頑として動こうとし無い古菱夫人だった事は言うまでも無いのだ。


「何を言って居らっしゃるの。
 美桜と潤のお世話が出来るのは、美桜の母親で在り、潤のばぁばの此の私(わたくし)だ
 けなの。
 其れが、此の私(わたくし)の務めなの。
 ですから…。
 私(わたくし)は、道明寺邸…。
 いいえ。
 美桜と潤の傍を離れませんわ。
 もし…。
 私(わたくし)を、古菱邸に、戻すと仰るなら…。
 私(わたくし)は、美桜と潤も、古菱邸に、連れて帰りますわ。」と…。


実は、古菱社長にしても、進にしても…。
古菱夫人は、子離れ出来たと思って居たのだ。
だが、全く、子離れ出来て居ない事を、此の時の古菱社長と進は、痛感して居たのだった。



そして、自身の父親で在る 古菱社長 と 自身の弟で在る 進が、自身の母親で在る 古菱夫人と、話し合いをして居るという事を、美桜は、タマから、連絡を受けて居たのだった。


そして、そんな会話が続いて居た其の時だったのだ。
美桜は、ドアを開けた途端…。
自身の母親で在る 古菱夫人に、怒り始めたのだった。


「ママ…。
 いい加減にして…。
 パパ達と一緒に、古菱邸に帰って…。
 私と潤は、もう、道明寺家の人間なの。
 私と潤は、古菱邸に帰らないわ。
 いいえ。
 帰れないわ。」と…。


そして、美桜は、そう言い乍ら、自身の右手で、胸元を押さえ始め…。
肩で、息をし始めたのだった。


そして、其のまま、床に、座り込み、息苦しそうにして居たのだった。
其の状況に、進は、美桜の背中を摩り乍ら、美桜の介助をし始めたのだった。


そして、タマが、道明寺総合病院に、連絡を入れた事から…。
美桜が、妊娠して居ると言う事も有り、道明寺総合病院に、搬送されたのだった。


そして、司も、また、タマから、連絡を受け、道明寺総合病院に、向かって居たのだった。


そして、進の介助のお陰も有った事から…。
其の翌日には、大事に成らずに済んだ美桜も、回復した事で、道明寺邸に、戻れたのだ。
だが、絶対安静を言い渡された事は言うまでも無かったのだった。



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  157.』は、長目に成っております事を、
 お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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