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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  158.



<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  158.』は、一部の言葉に、不快に感じら
 れるやも知れない言葉が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【157.のエピローグ<美桜が、道明寺総合病院に搬送された後の古菱家の様子>】


司は、タマからの連絡を受けて、慌てるかの様に、道明寺総合病院に、向かって居たのだった。


「坊っちゃん…。
 美桜様が、お倒れに成り…。
 先程、道明寺総合病院に搬送されました。
 タマは、潤坊っちゃんがお出でに成りますので…。
 (道明寺)邸に、残っております。
 何か有りましたら…。
 (道明寺)邸迄、ご連絡下さいまし…。」と…。


なので、司は、タマに、返答するのだった。


「承知した。
 タマ…。
 潤を頼む。」と…。


そして、道明寺総合病院に到着した司は、美桜の病室で、美桜と進姉弟の父親で在る 古菱社長から、声を掛けられたのだった。


「司君…。
 此の度は、妻が、大変、迷惑を掛けた様だね。
 申し訳無かった。」と…。


此の時に、古菱社長は、そう言い乍ら、司に、頭を下げて居たのだった。
また、進も、古菱社長と同時に、司に、頭を下げて居たのだった。


しかし、此の時の司は、美桜の事の方が気に成って居たのだ。


だからだったのだろう。
司は、そう言って来た古菱社長に、返答するのだった。


「いいえ。
 頭をお上げ下さい。
 私よりも、美桜とうち(道明寺邸)の使用人頭の方が、大変だったと思います。
 私は、朝晩しか、(道明寺)邸には、居ませんでしたし…。
 最近は、お義母さんが、潤のお世話をして下さって居ましたので…。
 其の分…。
 私は、仕事に集中して居ました。
 なので、最近の私の帰りは、深夜近かったと思います。
 なので、私が、お義母さんと会うのは、殆ど、朝だけでした。
 なので、美桜は、かなり、ストレスに成って居た様です。」と…。


だからだったのだろう。
古菱社長は、司に、伝えるのだった。


「ああ。
 美桜から、TELを受けて、承知している。
 なので、今日を以って…。
 妻を、古菱邸に連れて帰るよ。」と…。


なので、司は、古菱社長に、返答するのだった。


「承知致しました。」と…。



だが、此の時の古菱夫人の顔色は、真っ蒼だったのだ。


何故なら…。
自身の娘で在る 美桜からの発言に、ショックを引き起こして居たからだったのだ。


しかも、此れまでに、古菱夫人の娘で在る 美桜が、自身の事で、過呼吸の発作を引き起こした事が無かったのだ。


其の事が、一番、古菱夫人は、ショックだったのだ。
其れも、古菱夫人の目の前で、美桜の症状が、現れたのだ。
此の時の古菱夫人が、ショックを引き起こさなかった方が、美桜の母親として、不思議な位だったのだ。



だからだったのだろう。
司は、後で、後悔するのだった。


“あの時は、お義母さんの目の前で、言い過ぎたのかも知れない。”と…。



そして、其の後…。
古菱家の面々…。
所謂、古菱社長と古菱夫人と進は、古菱邸に、帰ったのだった。


だが、古菱夫人は、古菱邸に到着した途端…。
リムジンから降りられなく成って居たのだった。


なので、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人を横抱きに抱き上げて…。
古菱社長と古菱夫人の自室に、連れて入るのだった。
進には、一言、言い残して…。


「進…。
 今日は、済まなかったね。
 母さんの事は、父さんに任せて…。
 進も、自室に入りなさい。」と…。


なので、進は、自身の父親で在る 古菱社長に、自身の母親で在る 古菱夫人を任せて、自身は、自室に向かうのだった。



そして、翌日に成っても…。
翌々日に成っても…。
あれから、一週間経っても…。
古菱夫人は、ベッドに、寝込んだまま…。
起き上がる事が出来なく成って居たのだった。


なので、段々と、進は、自身の母親で在る 古菱夫人の事を心配に成り、気に掛けるも…。
自身の父親で在る 古菱社長から、言われて居たのだった。


「ドクターに診て貰っても…。
 “身体には、異常は、見受けられない。”と、言われている。
 単に、ショックで、起き上がれないだけだろう。
 定期的に、ドクターに診て貰って居るんだ。
 進が、気を揉む事では無いだろう。」と…。


だが、其れでも、進は、自身の母親で在る 古菱夫人の事を、心配するのだった。



其れも、1か月も経って来ると…。
進にも、理解され始めて居たのだった。


何故なら…。
自身の母親で在る 古菱夫人が倒れた当初の頃の進は、思って居たのだった。


“(自身の父親で在る 古菱社長が)如何して、そんな冷たい事を言うのだろうか?”と…。


だが、漸く、理解した進だったのだ。
所謂、自身の母親で在る 古菱夫人は、“不貞腐れて居たのだ。”と…。


勿論、当初の古菱夫人は、確かに、ショックだった事は言うまでも無いのだ。


だが、自身が倒れた事で…。
美桜が、退院すれば…。
自身を見舞う為に、“古菱邸に、飛んで来てくれる。”と、何故か?
確信して居たのだ。


其れが、何時迄経っても…。
美桜は、古菱邸に、現れないのだ。
所謂、此れが、古菱夫人が、不貞腐れて居た要因だったのだ。



其の事を良く分かって居る古菱社長は、司に、伝えて居たのだった。


「妻の事は、美桜には、言わない様にして於いてくれ。」と…。


だが、司は、古菱社長に、言われた言葉が、不思議だったのだ。
だからだったのだろう。
司は、古菱社長に、訊き始めるのだった。


「何故ですか?
 古菱夫人は、美桜の母親ですよね。
 如何して、言わない方が宜しかったのでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人の事を話しし始めるのだった。


「妻は、美桜に、心配して欲しいだけ何だ。
 勿論、美桜が倒れた時は、ショックで、顔色も真っ蒼だった。
 だが、日が経つにつれて…。
 妻は、美桜が言った話しを、美桜から撤回して、美桜から、“許して欲しい。”と、言って
 貰いたいだけ何だよ。
 そして、美桜に、心配されたい。
 要は、妻の我が儘だ。
 其れに、此のままだと、何時迄経っても、妻は、子離れ出来ないだろう。
 だからこそ…。
 敢えて、美桜には、黙って置いて欲しいんだよ。
 美桜も、妻が倒れたと成ると…。
 罪の意識が大きく成るだろうし…。
 胎教にも良く無いだろう。」と…。


此の時の司は、思うのだった。


“成程…。”と…。


なので、司は、古菱社長に、約束するのだった。


「承知致しました。
 美桜には、言わないで置きます。」と…。


なので、古菱社長は、頷いたのだった。



だが、古菱邸では、何時迄も、不貞腐れて、自室から出て来ない古菱夫人に関して…。
古菱社長と進は、毎朝、話しして居たのだった。


「父さん…。
 まだ、母さんは、不貞腐れて居るの?
 もう直ぐで、2か月経つよね。
 いい加減…。
 諦めたら、良いのに…。」と…。


だが、此の時の古菱社長は、苦笑いだったのだ。


「今の母さんの治療薬は、『美桜』何だろう。
 だが、美桜は、今の母さんには、会い辛いだろうし…。
 まだ、会いたく無いだろう。
 だからこそ…。
 司君にも、美桜には、言わない様に、言って有るんだ。
 だから…。
 進も、其のつもりで居なさい。
 要するに…。
 母さんは、美桜が、謝って来る迄、此のままで、頑張るつもりだろうから…な。」と…。


だからだったのだろう。
進は、一言、自身の父親で在る 古菱社長に、言って除けるのだった。


「いい加減にして欲しいよ。
 (古菱)邸の中が、暗く成る一方でしょ。
 ほんと…。
 一難去って、また、一難だね。」と…。


だからだったのだろう。
古菱社長は、そんな進に、詫びの言葉を伝えるのだった。


「進…。
 申し訳ないな。」と…。


なので、進は、其れ以上…。
言葉を発する事が、出来なかったのだ。

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