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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  162.



司の中では、美桜のお腹の中の赤ちゃんは、“娘だ‼”と、何故か、確信して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
司は、娘の名前しか、考えて居なかったのだ。


なので、美桜から、指摘されるまで、息子の名前等…。
考えにも及んで居なかったのだ。


だが、確証は有っても、其れが全てでは無い事を、今迄の人生の中で学んで来た司は、美桜の指摘に寄り…。
万が一に備えて、息子の名前も考える事にしたのだった。



そして、考えても考えても、浮かんで来なかった時の事だったのだ。


ふと、司は、中等部の頃に、タマから聞いた言葉が、頭に過ったのだった。


『名は体を表す』…。


良く考えれば…。
潤の名前も、そうだったのだ。


『潤』の名は、道明寺家特有の一文字漢字だったのだ。


そして、『潤』という漢字の画数は、15画…。
15画の画数が意味するモノは、【人徳・出世・順調】を意味するのだ。


司は、一文字漢字名の画数の持つ意味合いを考え乍ら…。
ふと、将来の潤の事を考えて居たのだった。


“確かに、潤は、英徳学園 幼稚舎に入舎してから、友達が増えたと聞く。
 其れに、俺とは違って、潤は、順調に、成長している。
 人名は、『画数に寄って、持つ運勢も違う』らしいから…。
 後、将来的に、潤が出世さえすれば…。
 潤は、何もかも、良い方向に向かい、潤自身が繁栄するのだろう。
 其の為には、将来的に、潤と共に戦ってくれる人材が必要と成る。
 潤を助けてくれる逸材が、弟だとすれば…。
 道明寺HDの将来は、安泰なのだろう。”と…。


其処で、司が考えたのは、『潤』という字の画数の意味合いだったのだ。


“『潤』という漢字の画数の意味合いの中に、無いモノの中で、後、必要なモノは、何
 か?”と、言う事だったのだ。


其の中でも、司が、“一番、必要だろう。”と、思ったのは、『知恵』だったのだ。


そして、調べれば、調べるだけ…。
『知恵』を表す言葉には、沢山の言葉・漢字が有ったのだ。


其の中でも、司自身が、ピンと来た一文字漢字が有ったのだ。


其れが、『智』という漢字だったのだ。


『智』という漢字の意味合いで云えば…。
【物事を良く知り、弁えている。
 物知り・賢い】…だったのだ。


司の中では、此の『智』という漢字しか、頭に無い位…。
此の時の司は、此の『智』という漢字を気に入ったのだった。


そして、呼び名は、単純に、誰でも、分かり易い様に…。
『とも』としたのだった。


今後…。
弟の『智』が成長した時…。
【兄の陰と成り、日なたと成って…。
 『知恵』を絞り乍ら…。
 兄を助け、共に、道明寺HDの繁栄に、尽力して欲しい。】という思いから…。


司は、息子の名に、『智』と、名付ける事にしたのだった。



そして、其の夜…。
司は、美桜に、此の事を話ししたのだった。


美桜も、此の名前を、気に入ったのだった。


「女の子の名前も、男の子の名前も、それぞれ、良い名前だね。
 女の子の名前は、『冬桜(ゆらら)』…。
 男の子の名前は、『智(とも)』…。
 何方も、良い名前だね。
 私も、気に入ったよ。
 司…。
 良い名前を考えてくれて、本当に、有難うね。」と…。


司は、美桜が、気に入ってくれた事で、ホッとして居たのだった。




そして、時は経ち…。
美桜が、妊娠7か月の頃には、潤が通って居る英徳学園の幼稚舎で…。
10月31日に、『ハロウィン』の行事が開催されたのだ。


そして、11月の半ばには、潤が通って居る英徳学園の幼稚舎で…。
毎年、此の時期に開催されているお遊戯会(クラス別の発表会)が、行われたのだった。


此の行事には、両親も、兄弟姉妹も、両祖父母も…。
揃って、参観出来るのだ。


という訳で…。
ご多望に漏れず…。
勿論、潤の参観には、道明寺家・古菱家、総出で、参観したのだった。


所謂、態々、日本に帰国して迄…。
潤の父方の祖父母で在る 道明寺保・楓夫妻…。
そして、潤の伯母で在る 椿夫妻…。
が、参観したのだった。


そして、潤の母方の祖父母で在る 古菱夫妻…。
そして、潤の叔父で在る 進…。
そして、タマ…。
が、参観したのだった。


此処迄の参観なら、まだ、分かるのだが…。
何故か?
潤のお遊戯会の話しを聞き付けたF3&滋&桜子は、優紀を伴って…。
潤のお遊戯会の参観に、参加したのだった。


本来なら…。
参加人数を、英徳学園 幼稚舎側に、伝える必要性は有るのだ。


だからだったのだろう。
美桜は、英徳学園側に、タマも含めた10名で、人数を申し込んで居たのだった。


勿論、10名の申し込みは、通常、人数的には多いと、言えたのだ。


だが、英徳学園側は、道明寺家だけじゃ無く…。
古菱家からも、寄付金を、貰って居るので、無下に、断れなかったのだ。


なので、英徳学園側も、人数に関しても、受理して居たのだった。


そして、其れに加えて…。
F3&T3まで、参観の参加人数を、通達して来たのだった。
勿論、F3&T3の代表者は、あきらだったのだが…。


だが、其処は、F3…。
英徳学園側とて、無下に、断れないのだ。


何故なら…。
嘗ての寄付金の事を考えれば…。
将来的には、また、F3の子息・令嬢が、司と美桜の子息で在る 潤の様に、英徳学園に通ってくれるかも知れないのだ。


そう成れば…。
無理に、席を設ける事位…。
英徳学園側にとっては、容易い事だったのだ。


だからだったのだろう。
潤の為に、参加した参観人数は、16名と成ったのだった。


そして、潤のクラスのお遊戯会の題材は、『シンデレラ姫』だったのだ。
勿論、潤は、王子様の役だったのだ。


最後の方でのパーティー(舞踏会)シーンで、ダンスを踊る潤は、もう、立派な紳士振りだったのだ。


だからだったのだろう。
周りからは、口々に、囁かれて居たのだった。


「流石は、道明寺家のご子息だわ。
 其れに、道明寺夫人のご実家は、古菱家でしょ。
 流石としか、言い様が有りませんわ。」と…。


だからだったのだろう。
実は、此の時の司は、潤の父親として、鼻高々だったのだ。


美桜と云えば…。
将来の潤を、案じて居たのだった。



そして、勿論、此の後…。
道明寺邸にて、パーティーと成った事は言うまでも無かったのだ。


実は、久し振りに観る美桜に、美桜の母親で在る 古菱夫人は、不安しか無かったのだった。
美桜が、まだ、怒って居るのでは無いかと…。


また、美桜は、自身の母親で在る 古菱夫人に対して、どう接したら良いのか?
悩んで居たのだった。


だが、其処は、美桜の父親で在る 古菱社長が、執り成したのだった。


何故なら…。
何方にも、助言出来る唯一の人間だったからなのだ。


なので、美桜の母親で在る 古菱夫人は、英徳学園 幼稚舎に入る際…。
自身の夫で在る 古菱社長に、隠れるかの様に、就いて来て居たのだが…。
美桜の前に出る様に、美桜の父親で在る 古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人の背中を、押したのだった。



そして、美桜は、また、前日に、司から、言われて居たのだった。


「いつもと変わらず…。
 何時も通りに、お義母さんと接すれば良いんだよ。
 何時もと変わり無く…。」と…。


だからだったのかも知れない。
美桜の心の中では、重い鉛の様な硬い物は、無く成って居たのだった。


そして、其の日の美桜の母親で在る 古菱夫人と美桜は、また、母子(おやこ)として、何時もと変わり無く、過ごせて居たのだった。



そして、其の後の美桜は、何事も無く…。
妊娠ライフを過ごして居たのだった。


そして、美桜は、予定日よりも、早く、産気付いたのだった。


否…。
破水したのだった。


なので、予定日よりも、早く、出産と成ったのだった。


そして、司の勘は当たったのだった。


所謂、美桜が出産したのは、女の子だったのだ。


という訳で、司は、思うのだった。


“だから…言ったろ。
 俺の勘は、当たるんだっつーの‼”と…。


そして、司が、名付けた女の子の名前…。
そうだったのだ。
司と美桜の娘の名前は、当初、決めて有った『冬桜(ゆらら)』と、名付けられたのだった。


なので、司は、思うのだった。


“次は、息子だな。”と…。


其の司の思惑が達成されたか如何かは、後のお楽しみと成ったのだった。




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  ブレイクタイム②』での訂正について、お
 詫びとご報告を申し上げます。
 『人間恐怖症…<つかつく>  ブレイクタイム②』の下りの中で、【『要潤』さんの
 CMを見た。】という記載をしてしまいました。
 実は、『CM』では無く、『ドラマ』の間違いでした。
 此方にて、訂正とお詫びを致しております事をお詫び申し上げます。
 尚、『人間恐怖症…<つかつく>  ブレイクタイム②』にて、訂正は致しておりませ
 ん。
 証拠画像を撮っておりますが…。
 画像が消されていた時間帯が有った様です。
 ですので、此方にて、訂正とお詫びを致しております事をお詫び申し上げます。
 尚、詳細は、下記をご覧下さいませ。>


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