tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  163.



【162.のエピローグ<美桜の出産>】


美桜は、何事も無く、妊娠ライフを過ごして居たのだが…。
予定外にも、当初の予定日よりも、4週間近く早めに、出産の日を迎えてしまったのだ。


実は、出産予定日は、当初、1月後半とされて居たのだった。


美桜は、長男で在る 潤の出産から、5年は過ぎて居た事から…。


“出産予定日よりも、少し遅れるかも知れない。
 もし、そう成れば…。
 司の誕生日と同じ日なら良いのに…な。”と、密かに、思って居たのだった。



ところが、美桜にとっても、周りの人間にとっても、予期せぬ時期での破水だったのだ。


だが、既に、36週に達して居た美桜は、何時、出産の時期を迎えても可笑しくない状況だった事は確かなのだ。


だからだったのだろう。
タマは、慌てる事無く、道明寺総合病院に連絡を入れて、美桜を道明寺総合病院に連れて行く手配を始めたのだった。


勿論、タマは、仕事中の司に、連絡を入れた事は言うまでも無かったのだ。



そして、司は、何を置いても、美桜の傍に居たいという考えから…。
司は、タマに、直ぐに、駆け付ける旨を伝えたのだが…。
タマからは、待ったが掛かったのだった。


「坊っちゃんが、直ぐ、お越しに成られても…。
 直ぐの出産という訳では御座いません。
 ですので、間隔が短く成りましたら…。
 ご連絡致します。
 其れまで、お仕事為さいませ。」と…。


そして、タマは、其の後…。
美桜の母親で在る 古菱夫人に、連絡を入れたのだった。


“美桜様にとっては、心強い筈…。”と、言う思いが、タマにも在っての事だったのだ。


なので、美桜の母親で在る 古菱夫人は、慌てて、準備をして、美桜の下に、向かったのだった。



そして、産気付いた美桜は、出産が近く成って来たのだろう。
間隔が短く成り始めたのだった。


なので、タマは、司に連絡を入れたのだった。


何故なら…。
もう直ぐ、出産に入る頃と成ったからだったのだ。


既に、夕方近く成って居た時間帯だったので、司は、一旦、(道明寺)邸に戻り、既に、冬期休暇に入って居る潤を連れて、道明寺総合病院に向かったのだった。


そして、丁度、時を同じくして、美桜が分娩室に入る頃と成って居たのだった。


立ち合い出産を希望して居た司は、潤を、美桜の母親で在る 古菱夫人に預けて、美桜と一緒に、分娩室に入ったのだった。


其れから、数時間後には、美桜は、女の子を出産したのだった。


司は、感動して、涙が止まらなかったのだ。


美桜と云えば…。
一度、経験して居るというのか?
所謂、潤の方が、大変だったという思いが、美桜には強かったので…。
此の時の美桜にとっては、今回の出産に関して、其れ程、大変さを感じて居なかったのだ。


寧ろ、此の時の美桜にとっては、無事に、産めた事に、ホッとして居たのだった。



そして、司は、気が付いたのだった。
此の日が、何月何日で在るのかを…。


そうなのだった。
此の日は、12月28日だったのだ。


所謂、『牧野つくし』の誕生日だったのだ。


司は、思うのだった。


“何か?
 因縁めいたモノを感じるよな。”と…。



そして、其の後直ぐに…。
少し落ち着きを取り戻した司は、感動した感情のままに…。
F4&T3LINEに、報告を入れるのだった。


『今日、美桜が、予定日よりも早く出産した。
 そうだ。
 皆も、気が付いたと思うが…。
 今日は、12月28日だ。
 牧野つくしの誕生日だ。
 しかも、美桜が、産んだのは、美桜(=『牧野つくし』)にそっくりな娘だ。
 何か?
 因縁めいたモノを感じて居る。
 また、見に来て遣ってくれ。』と…。



そして、一夜明けた頃…。
それぞれ、F3&T3は、思い想いの感情を口にして居たのだった。


類は…。


「ふ~ん。
 やっぱり…ね。
 そんな気がして居たんだよね。
 そう成るって、思ってたよ。」と…。


総二郎は…。


「凄ぇな。
 流石、司だな。」と…。


あきらは…。


「司の勝利か?
 “そう成ったら…。
  凄ぇかも…な。”と、思ってたが…。
 まさか、本当に、そう成るとは…な。」と…。


滋は…。


「キャー~。
 つくし…。
 万歳‼
 流石、司だわ。」と…。


優紀は…。


「つくし…。
 おめでとう‼
 美桜としてのつくしにも、“おめでとう!”と、言うつもりだけど…。
 でも、やっぱり、つくし本人に伝えたかった…かなぁ~。」と…。


桜子は…。


「先輩…。
 おめでとうございます!
 でも、やっぱり…。
 牧野先輩に、直接、言って視たかったです。
 心の中でじゃ無く…。」と…。



そして、進も、また、産まれて来た姪っ子の誕生した日にちを聞いて…。
因縁を感じて居たのだった。


其れだけじゃ無く…。
進は、思うのだった。


“もしかし無くても…。
 父ちゃんと母ちゃんが、そう仕向けたのかも…な。”と…。



そして、其の後のF3&T3は、全員、揃って…。
道明寺総合病院に集合して、美桜の病室に向かうのだった。


そして、司と美桜の娘を見て…。
司からのLINEの報告通りだった事で、神妙に成って居たのだった。



そして、“司は…?”と、云えば…。
仕事は、そっち除けで、美桜と娘の傍から離れなかったのだ。


寧ろ、司は、西田に、愚図る位だったのだ。


「世間は、冬期休暇中の筈なのに…。
 何で、俺だけが、働かなきゃ成んねぇんだ。
 仕事する必要が有るんなら…。
 美桜と娘の傍でする。」と…。


勿論、潤も、美桜の傍から、離れず…。
年越しも、美桜の病室だったのだ。


此の状況に、西田だけじゃ無く…。
タマも、呆れる位だったのだ。



そして、タマが、当初、懸念していた美桜の母親で在る 古菱夫人の行動は、慎ましいモノだったのだ。


実は、美桜の母親で在る 古菱夫人は、自身の夫で在る 古菱社長から、言われて居たのだった。


「また、同じ事を繰り返す様なら…。
 美桜の迷惑と成る。
 同じ事をするのなら…。
 二度と、美桜には、会わさん。」と…。


自身の夫で在る 古菱社長から其の言葉を受けて、美桜の母親で在る 古菱夫人は、慎ましい行動を心掛けて居たのだった。

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