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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  164.



【162.のエピローグ<美桜の母親で在る 古菱夫人と美桜の其の後>】



美桜の母親で在る 古菱夫人と美桜は、潤のお遊戯会の後のあのパーティー…という名のお食事会の時に、お互いの想いが、分かり合えた様な気持ちで居たのだった。



実は、美桜の母親で在る 古菱夫人にとって…。
勘違いして居る事が有ったのだ。


其れは、何故なら…。
美桜は、あれ以来…。
自身の母親で在る 古菱夫人に、会おうとし無かったのだ。


だからだったのだろう。
美桜の母親で在る 古菱夫人は、“美桜を怒らせてしまった。”と、思って居たのだった。


其れに、“美桜に、嫌われたのかも知れない。”と、此の時の美桜の母親で在る 古菱夫人は、思って居たのだった。



また、美桜は、美桜で…。
自分自身の事を心配して、折角、自分自身の為に、態々、道明寺邸に来てくれた自身の母親で在る 古菱夫人を、あんな形で、道明寺邸から追い出した事に、申し訳無さを感じて居たのだった。


其の為に、自身の母親と云えど…。
美桜は、美桜の母親で在る 古菱夫人に、会い辛さを、感じてしまって居たのだ。


だからだったのだろう。
自身の母親で在る 古菱夫人には、中々、会う気にも、美桜自身、成れずに居たのだった。



だが、潤のお遊戯会には、美桜自身…。
自身の母親で在る 古菱夫人にも、“観て遣って欲しい。”と、言う思いが在ったのだ。


なので、美桜は、自身の父親で在る 古菱社長に、相談したのだった。


そして、考えた末に、美桜の父親で在る 古菱社長は、美桜に、返答するのだった。


「美桜…。
 良く、連絡してくれたな。
 きっと、ママも、観たがるだろう。
 だから…。
 美桜が、考えて居る事は分かってる。
 ママには、パパから、言い聞かせる様にしよう。
 だから…。
 ママも、行かせて良いかな?」と…。


だからだったのだろう。
美桜は、自身の父親で在る 古菱社長に、伝えるのだった。


「はい。
 ママの事…。
 宜しくお願いします。」と…。


なので、古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に、言って聞かせるのだった。


其の甲斐が有ったのか?
古菱夫人は、慎ましくして居たのだった。



そして、其の後の道明寺邸でのパーティー…という名のお食事会の時の古菱夫人は、道明寺邸でも、大人しくして居たのだった。


“猫を被って居るのか?”と、聞きたく成る程…。
此の日の古菱夫人は、大人しかったのだ。


そんな自身の母親で在る 古菱夫人を、見るに見兼ねた美桜は、そんな自身の母親で在る 古菱夫人に、話しし始めるのだった。


「ママ…。
 あの時…。
 道明寺邸から、ママを追い出したのは、理由が有るの。
 あの時も、ママに、話ししたと思うんだけど…。
 ママは、古菱家の人間でしょ。
 私は、司と結婚したんだから…。
 もう、道明寺家の人間なの。
 もう、古菱家の人間じゃ無いわ。
 私にとって、古菱家は、実家でしか無いの。
 だから…。
 ママが、道明寺邸の使用人やスタッフの皆さんに、指示を出す事は、可笑しいのよ。
 其れに、私の立場を考えて、道明寺邸の使用人やスタッフの皆さんは、ママの指示に従お
 うとするわ。
 其れが、例え、道明寺邸での遣り方と違おうとも…。
 だから…ね。
 ママが、道明寺邸の使用人やスタッフの皆さんに、ご迷惑をお掛けすれば…。
 私の負担に成るの。
 だから…ね。
 ママに、居て貰う事で、返って、私のストレスに成って居たの。
 其れに…ね。
 “此のままだと、私は、ママの事が嫌いに成ってしまう。”と、思ってしまったの。
 だから…。
 パパに相談して、ママを連れて帰って貰ったの。
 其れに…ね。
 ママに、会いに行かなかったのは、私が、ママに会う為に、古菱邸に行けば…。
 ママは、其れで、満足かも知れないけど…。
 私は、ママを許した事に成る。
 だから…。
 ママには、会いに行かなかったの。
 何故、私が、怒ったのか?
 “ママが、心の底から、理解してくれるまで、私からは、会わない様にしよう。”と、思っ
 て居たの。
 だけど…。
 潤のお遊戯会を、ママにも、観て貰いたかったから…。
 パパに相談したの。
 で、パパが、“ママに、言い聞かせる。”と、言ってくれたから…。
 私も、何時も通りに、ママと、接する事にしたの。
 私も、司から、諭されたんだけど…ね。
 だから…。
 ママが、分かってくれるなら…。
 私は、また、古菱邸にも、遊びに行けるし…ね。」と…。


だからだったのかも知れない。
美桜の母親で在る 古菱夫人にとって…。
美桜から言われた言葉は、ホッとするモノだったのだ。


何故なら…。
美桜の母親で在る 古菱夫人は、美桜から嫌われた訳じゃ無いと言う事が分かったからだったのだ。


なので、此の時の美桜の母親で在る 古菱夫人は、涙を流し始めて居たのだった。



実は、タマからの連絡に寄って、此の話しを知って居た司の両親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保 と 社長の道明寺楓は、そんな美桜の母親で在る 古菱夫人 と 美桜の様子を観て居て…ホッとするのだった。


そして、此の様子を観て居た司の両親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保 と 社長の道明寺楓は、実は、同じ事を思って居たのだった。


“やっぱり、美桜さんの中には、『牧野つくし』の魂が、宿って居るのだろう。
 美桜さんの中には、しっかりと、『牧野つくし』の考え方が、植え付けられて居るのだろ
 う。
 美桜さんが、常識人で、本当に、良かった。”と…。



なので、美桜の出産の際にも、タマは、古菱夫人に、連絡出来たのだった。


其れは、司の両親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保 と 社長の道明寺楓からも、タマは、言付かって居たからだったのだ。


だが、此の時のタマには、一つだけ…懸念して居た事が有ったのだ。


其れは、“また、美桜様のストレスには、成らないだろうか?”と、言う事だけだったのだ。


だが、美桜の母親で在る 古菱夫人は、美桜に、嫌われる事が、一番、辛い事は、分かって居るので、敢えて、大人しくして居たのだった。


なので、此の時の美桜の母親で在る 古菱夫人は、道明寺総合病院側にも、言いたい事も、思う処も、一杯有るのだが…。
敢えて、言わずに、居たのだった。



何故なら…。
道明寺総合病院は、道明寺HDが、オーナーを務めている病院なのだ。


と言う事は、美桜だけじゃ無く…。
下手をすれば…。
司にも…。
其の司の両親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保 と 社長の道明寺楓にも、迷惑を掛ける事に成るのだ。


古菱夫人は、勿論の事…。
強いては、古菱家としても、恥を晒す事に成るのだ。


だからこそ…。
実は、美桜の父親で在る 古菱社長は、自身の妻で在る 古菱夫人に、言い聞かせて居たのだった。


「美桜が、出産と成れば…。
 君も、母親として、道明寺総合病院に呼ばれる事に成るだろう。
 だが、そう成ったとしても…。
 絶対に、社舎利出ない様に、頼むぞ。
 美桜が、出産する場所は、道明寺総合病院だ。
 君のせいで、古菱家が、恥晒しに成らない様に頼んだぞ。
 もし、そう成れば…。
 道明寺家の恥にも成るんだから…な。
 其れに…。
 また、同じ様な事を繰り返す様なら…。
 美桜の迷惑と成る。
 同じ事を繰り返す様なら…。
 二度と、美桜には、会わさん。」と…。


古菱社長は、かなりきつい口調で、自身の妻で在る 古菱夫人に、言い聞かせるのだった。


だからだったのだろう。
古菱夫人は、自身の夫で在る 古菱社長の言い付けを守ろうとするのだった。


所謂、自身の夫で在る 古菱社長からの其の言葉を受けて、美桜の母親で在る 古菱夫人は、慎ましい行動を心掛けて居たのだった。


何故なら…。
自身の行いのせいで、古菱家を恥晒しにする訳には、いかないからだ。



だが、本音を言えば…。
古菱夫人は、美桜の為に、遣って来た事なのだ。


否…。
美桜の為だと思うからこそ…。
遣って来ただけだったのだ。


其れが、『恥晒し』と、言われた事に、実は、古菱夫人は、ショックを起こして居たのだった。
しかも、言われたのは、自身の夫からだったのだ。


古菱夫人からすれば…。
ショックを引き起こさない方が、可笑しいと云えたのだった。


だが、美桜には、嫌われたくない美桜の母親で在る 古菱夫人は、『恥晒し』と、言われた限りは、“恥を晒さない様にしよう。”と、心に誓うのだった。



だからだったのだろう。
其の後…。
美桜の母親で在る 古菱夫人 と 美桜は、美桜が、まだ、古菱邸に居た頃の其れまでの母子(おやこ)の姿に、また、戻れて居たのだった。


そして、其の後…。
美桜は、自身にそっくりな娘の『冬桜(ゆらら)』を連れて、古菱邸に、遊びに行く様に成ったのだった。


其れが、今の美桜の母親で在る 古菱夫人にとっては、何よりの楽しみに成って居たのだった。

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