tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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貴方を忘れる為…<総優>  37.



総二郎は、司を呼び出す事にして居たのだった。


何故なら…。
優紀が、仕事を辞め易くする為に、司から力を貸して貰おうと、総二郎が、考えての事だったのだ。


総二郎にとっては、切実なのだ。


優紀が、総二郎と入籍したと言う事は、優紀は、既に、『西門流 次期家元夫人』なのだ。


だが、“優紀には、其の自覚がねぇのか?”と、総二郎が、疑いたく成る程…。
未だ、優紀は、自身の仕事に、執着している節が有るのだ。


其れに、総二郎にとっては、優紀のお腹の中には、自身の子供が居るのだ。


優紀が言う様に…。
例え、優紀の仕事が、内勤職だったとしても、総二郎が、優紀に、仕事を続けさせる訳が無かったのだ。


もし仮に、優紀が、『西門流 次期家元夫人』としての役割が無かったとしても…。
総二郎は、優紀に、仕事を辞める様に伝えて居ただろう。


何故なら…。
優紀のお腹の中には、自身の子供が居るのだから…。



だが、優紀自身も、総二郎と再会する以前から…。
一生の仕事として、CAの仕事を選んだのだ。


優紀にとっても、そう簡単には、辞められ無いのだ。


否…。
辞める勇気が、優紀には、出なかったのだ。


“もう少し、続けたい‼”と、優紀は、思って居たのだった。



其れに、優紀は、家元夫人に、相談して居たのだ。


「もう少し、仕事を続けたいと、思って居るのですが…。
 西門流としては、支障を来しませんでしょうか?」と…。


其れに対して、家元夫人は、あっさり、返答して居たのだった。


「少しずつ、覚えて貰ったら、良いと思って居たのよ。
 其れに、今の優紀さんは、妊娠中でしょ。
 其れに、そんな妊娠中の身体で、『次期家元夫人』としての役割と仕事の両方を、一人
 で、熟す事は、不可能に近いわ。
 だから…。
 今しか、出来ない事を、悔いが残らない様に為さい。」と…。


という訳で…。
此の時の優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人から、了承を得て居たのだった。


なので、此の時の優紀は、まだ、もう少し、仕事を辞める気には、成らなかったのだ。



実は、其の事が、総二郎の焦りと成って居たのだった。


何故なら…。
総二郎は、優紀を自身の傍に置いて於きたかったのだ。


今の優紀には、海外への出張の際の同行は、無理かも知れないのだが…。
国内での出張の際には、優紀を連れて行きたいと、総二郎は、考えて居たのだった。


だからこそ…。
総二郎は、仕事を辞めようとし無い優紀に、焦り始めて居たのだった。



だからだったのだろう。
総二郎は、司を呼び出し…。
ヘルプ要請を掛ける事にしたのだった。


だが…。
結局、此の場は、F4の飲み会の場と、成って居たのだった。


そして、総二郎は、司に、話しを切り出し始めるのだった。


「司…。
 頼み事が、有んだけど…な。
 聞いてくれねぇか?」と…。


なので、司は、総二郎の頼み事の話に了承するのだった。


「ああ。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、神妙な顔付きに成って、司に、話しし始めるのだった。


「実は、俺と優紀は、入籍したんだわ。
 けど…な。
 優紀が、仕事を辞めようとしねぇんだわ。
 だから…よ。
 優紀の仕事を辞めさせる為に…。
 司…。
 協力してくれねぇか?」と…。


此の時のF2は、お目出度い雰囲気に成って居たのだ。
なので、同時に、F2は、口々に、口にするのだった。


「「おめでとう!」」と…。



だが…。
司は、渋い顔をするのだった。


何故なら…。
司が、下手な事をすれば…。
つくしに怒られるからだったのだ。


だからだったのだろう。
司は、良い返事が、出来なかったのだ。


そして、司は、総二郎に、如何、返事して良いのか?
悩むのだった。


だが、総二郎は、司の返事を待って居たのだ。


だからだったのだろう。
司は、仕方なく…。
話しし始めるのだった。


「総二郎…。
 おめでとうさん!
 けど…な。
 松岡が、まだ、辞めてぇとは言ってねぇんだろ?
 なのに…よ。
 俺が、勝手に仕切ったみてぇに成るのも…な。
 返って、俺が、つくしに、怒られるんだよな。
 松岡が、辞めると言えば…。
 俺も、動けんだけど…な。」と…。


そう言われてしまえば…。
総二郎は、“司を、其処迄、追及出来ねぇ。”と、思うのだった。


だが…。
総二郎は、司に、言って除けるのだった。


「もし、優紀が、“辞めても良い。”と、言えば…。
 優紀の会社に、働き掛けてくれるのか?」と…。


其処で、司は、総二郎に、話しし始めるのだった。


「ああ。
 松岡が、納得すれば…。
 つくしへの言い訳にも、成るから…な。」と…。


なので、納得するには、まだ、至って居ない総二郎だったのだが…。
総二郎は、仕方なく…。
納得するのだった。



そして、其の夜…。
総二郎は、再度、優紀に確認するのだった。


「優紀…。
 まだ、辞める気はねぇよな?」と…。


其処で、優紀は、総二郎に、確認するのだった。


「総二郎さんは、如何して、其処まで、私の仕事に、拘るのですか?」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、自身の想いを、優紀に、伝えるのだった。


「国内・海外関係無く…。
 俺が、出張の際は、優紀を同行させてぇと思ってるんだ。
 其れに、俺と優紀は、既に、入籍した。
 当初の俺との約束では、入籍する前には、辞める筈だったよな?
 だから…。
 早かれ遅かれ…。
 優紀には、会社を辞めて貰いてぇと思ってる。
 何れにせよ。
 辞めなきゃ成んねぇなら…。
 今だろ?
 なぁ~、優紀…。」と…。


此の時点での総二郎は、必死だったのだ。
優紀を辞めさせる方向に持って行こうと…。
優紀が、「うん。」と、返事する様に…。


其れに、今直ぐでは無いにしても…。
総二郎と優紀は、結婚式を挙げる予定にも成って居たのだ。


だからこそ…。
総二郎は、言いたかったのだ。


何故なら…。
“西門流 次期家元夫人が、仕事を持って居る等と…。
 前代未聞だろ?”と…。


だが…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、今の処は、優紀を後押ししてると言う事も有
り…。
総二郎自身、優紀には、強く出られないという事情が在るのだ。


なので、総二郎は、取り敢えず…。
優紀の返答の言葉を待つ事にしたのだった。


そして、優紀は、漸く、口を開いたのだった。


「そうですね。
 約束は、約束です。
 でも、今直ぐという訳には、いきません。
 もう少しだけ、待ってもらえますか?」と…。


なので、総二郎は、優紀に、了承の返答をするのだった。


「ああ。」と…。


なので、優紀は、総二郎に、お礼の言葉を伝えるのだった。


「有難う御座います。」と…。



なので、総二郎は、速攻で、司に、連絡を入れるのだった。

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