tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  169.



【168.のエピローグ<司と進の会話>】


進は、自身の父親で在る 古菱社長の意を汲んで、司に連絡を入れたのだった。


進が、司に、連絡を入れたのは、12月30日の夜の事だったのだ。
所謂、進の父親で在る 古菱社長と進が、話しした日の同じ夜の事だったのだ。


「義兄さん…。
 お願いが有りまして…。」と…。


其処で、司は、他でも無い進から、そう切り出された話しに嬉しく成り…。
話しを聞く事にしたのだった。


何故なら…。
進は、司にとっては、義弟と云えど…。
司にとっての進は、本当の弟…。
所謂、実弟に近い感情を、司は、進に抱いて居たのだった。


だからこそ…。
進が、自身に、相談して来てくれた事は、嬉しかったのだ。


だからこそ…。
司は、進に、了承の意を伝えるのだった。


そして、進は、そんな司からの了承の意を受けて、話しし始めるのだった。


「実は、父さんと話ししたんですが…。
 母さんは、姉さんと気軽に会う事が出来ず…。
 如何も、塞ぎ込んで居る様子…何です。
 なので…。
 義兄さんと、“相談して欲しい。”と、父さんから言われたんです。
 正月明けてからでも良いんですが…。
 姉さんと潤と冬桜(ゆらら)を連れて、古菱邸に遊びに来てもらえないでしょうか?」と…。


其処で、司は、進に、返答するのだった。


“ああ。
 元々、其のつもりで居たんだ。
 親父とお袋が、日本に帰国して帰って来る事に成ってるから…よ。
 正月三が日には、うち(道明寺家)が、独占する事に成るよな。
 進…。
 悪ぃ…な。”と…。


だが、進の父親で在る 古菱社長にしても、進しても…。
其処は、承知して居るのだ。


だからこそ…。
進は言えた言葉だったのだ。


「其れは、当たり前ですよ。
 潤にしても…。
 冬桜(ゆらら)にしても…。
 道明寺家の内孫ですから…。
 其れに、道明寺会長にしても…。
 道明寺社長にしても…。
 独占して居るつもりは無くても…。
 普段、気軽に、会えないんです。
 道明寺家が、孫の潤と冬桜(ゆらら)を、独占しても、仕方ないと思います。
 唯、母さんにとって、姉さんは、次元が違うから…。
 母さんは、潤と冬桜(ゆらら)にも、会いたいとは思いますが…。
 一番は、姉さんに会いたいんだと思います。」と…。


其処は、司も、納得するのだった。


“そうだよな。
 俺が、もっと、機転を利かせれば、良かったよな。”と…。


だが、進は、其れは、難しい事を知って居るのだ。
そんな簡単に、事が運ぶとは、思って居なかったのだ。


だからこそ…。
進には、言えた言葉だったのだろう。


「そう簡単に、事が運べは、苦労し無いんじゃ無いですか?
 一度に、両家の両方を立てる何て…。
 そんな事は、神業でしょ(笑)⁉」と…。


進は、笑い乍ら、司に言って魅せたのだった。


其れに対して、司は、神妙に、返答するのだった。


“ああ。
 そうだよな。”と…。


そして、進は、司の神妙な声のトーンを察知したのか?
会話の内容を替えて、話しし始めるのだった。


「其れにしても…。
 まさか?
 冬桜(ゆらら)が、姉ちゃんの誕生日の12月28日に産まれて来るとは、俺は、思いません
 でしたよ。」と…。


だが、司は、進の其の話しに対して、言って除けるのだった。


“そうか?
 俺は、「美桜の腹の中のガキが、12月28日に産まれて来てくれると良いな。」と、思って
 居たから…よ。
 あきらにも、そんな話しをして居たんだよな。”と…。


だが、此の時の進は、違う意味で、冬桜(ゆらら)が、此の世に生を受けて産まれて来てくれた事を、嬉しく思って居たのだ。


其の事を、進は、司に、話しするのだった。


「義兄さんも、そんな風に、思って居てくれたんですね。
 実は、俺も、冬桜(ゆらら)が、(姉ちゃんの誕生日の)12月28日に産まれ来てくれたと
 聞いた時…。
 唯の偶然じゃ無いと、思えたんです。
 もしかしたら…。
 父ちゃんと母ちゃんが、姉ちゃんの存在意義を知って欲しくて…。
 冬桜(ゆらら)の出産日を、12月28日にしたんじゃ無いかと、思えたんです。」と…。


そして、此の時の司は、ハッとするのだった。


何故なら…。
司は、“そうかも知れねぇな。”と、思えたからだったのだ。


そして、司は、“俺とした事が…。”と、反省するのだった。


だからだったのだろう。
司は、進に、お礼の言葉を告げるのだった。


“進…。
 思い出させてくれて、サンキュな!
 そうだよな。
 牧野の親父さんとお袋さんにとっては、牧野の誕生日には、思い入れが在るよな。
 其れに、牧野の親父さんとお袋さんにとっては、牧野は、初めての子供で…。
 思い入れが在っても、可笑しくねぇんだよな。
 12月28日は、牧野が、『牧野つくし』として、此の世に、生を受けて産まれて来た日…何
 だ。
 俺とした事が…。
 其の事を、すっかり、忘れる何て…な。”と…。


だからだったのだろう。
司は、進とのTELを切った後…。
其の足で、美桜に、話しし始めるのだった。


「親父とお袋が、正月三が日の間…。
 日本に帰国して帰って来るだろ。
 親父とお袋が、NYに帰ったら…。
 牧野の両親の所に、冬桜(ゆらら)を見せに行かねぇか?
 美桜にとっても、『親』何だから…よ。」と…。


此の時の美桜は、思うのだった。


“確かに、そうだね。”と…。


だからだったのだろう。
美桜も、了承するのだった。


「うん、そうだね。
 でも、潤と冬桜(ゆらら)には、相当、防寒着を着せないと…ね。」と…。


なので、司も、即答するのだった。


「ああ。
 そうだな。」と…。



通常、出産後は、経産婦の場合でも…。
4~5日は、入院する事が、妥当とされて居るのだが…。


実は、美桜は、年末ギリギリでの出産と言う事も有ったので…。
美桜自身、正月は、道明寺邸で過ごしたいという理由も有った事から…。
(何れにしても、家族にて、道明寺総合病院の産婦人科に、入院して居たので…。
 “ゆっくり出来ない。”と、言う事が、美桜の退院したい理由の一つだったのだ。)


当初の予定通りにする事無く…。
1月1日の早朝に、司familyは、道明寺邸に帰って居たのだった。


勿論、美桜には、当分の間…。
「安静に…。」と、言う事が、道明寺総合病院の産婦人科側からの退院の条件だったのだが…。


そして、また、美桜は、此の機会にと…。
司の『ババア』呼びを、改めさせて居たのだった。



そして、司の両親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保 と 社長の道明寺楓…。
そして、司の姉で在る 椿も、それぞれ、NYとLAに戻った後…。


翌日には、司は、美桜と潤を連れて…。
産まれて来たばかりの冬桜(ゆらら)のお披露目の為に…。
牧野家のお墓参りに向かうのだった。


そして、此の時の司は、つくしと進姉弟の両親で在る 牧野晴夫と牧野千恵子に、話し掛け
るのだった。
勿論、“心の中で…。”と、いう事は、間違い無いのだが…。


“お義父さん…。
 お義母さん…。
 つくしさんの誕生日に、産まれて来た孫の『冬桜(ゆらら)』です。
 『冬桜(ゆらら)』を、つくしさんの誕生日に産まれる様に、授けて下さって、有難う御
 座いました。
 私は、一生、お義父さんとお義母さんの想いを忘れる事無く…。
 『冬桜(ゆらら)』を、育てて行きます。
 如何か…。
 お義父さんとお義母さんも、孫の潤同様…。
 『冬桜(ゆらら)』を、此れからは、守って遣って下さい。”と…。


其の時だったのだ。
風が、弱く吹いた様に、司には、感じたのだった。


だからだったのだろう。
司は、思うのだった。


“お義父さんとお義母さんは、きっと、了承してくれたのだろう。”と…。


そして、司は、此処に、『冬桜(ゆらら)』を連れて来れた事を、嬉しく思うのだった。


そして、此の時の帰りのリムジンの中では、美桜が、司に話しし始めるのだった。


「ここ最近に成って思うんだけど…。
 此処に来ると…。
 何故か?
 神聖な気持ちに成るんだよね。
 何か?
 此処には、有るのかも…ね。」と…。


此の時の司は、思うのだった。


“当然だろうな。”と…。



そして、司familyを乗せた道明寺家のリムジンは、道明寺邸に戻ったのだった。

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