tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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姉と弟【人間恐怖症…<つかつく>】  エピローグ③



【エピローグ②のエピローグ<司とあきらと進との会話>】


司とあきらと進は、打ち合わせ終了後…。
プライベートの話しに成って居たのだった。


実は、司とあきらは、進が、あきらの双子の妹の一人で在る 絵夢と、付き合い始めた事を、両家の顔合わせが行われた日まで、一切、知らなかったのだ。


だからだったのだろう。
司は、あきらが、一緒に、此の場(司の執務室)に居る時に…。
進に訊きたかった事を、訊き始めるのだった。


「なぁ~、進…。
 絵夢と、何処で、知り合ったんだ?
 俺とあきらは、両家の顔合わせの時に…。
 驚愕したんだぞ‼
 俺と美桜は、知らされて居なかったから…な。
 あきらも…だったんだよな?」と…。


司は、あきらの方を向いて、訊き始めるのだった。


だからだったのだろう。
あきらも、司に、返答するのだった。


「ああ。
 知らなかった。」と…。


其処で、進は、“ヤバい…。”と、思い乍らも…。
話しし始めるのだった。
“何時かは、バレる話しだろう。”と、自分自身に、納得させ乍ら…。


「そうですよね。
 両家の両親は、勿論、知って居ましたが…。
 絵夢からは、義兄さんと姉さんとあきらさんには、“黙って居て欲しい!”と、懇願され
 て、言えずに居たんです。
 けど…。
 何時かは、バレる話しですし…ね。
 ですが…。
 一応、他言無用で、お願いします。」と…。


なので、司とあきらは、進に、了承の意を、伝えるのだった。


「「ああ。」」と…。


なので、進は、話しし始めるのだった。


「俺と絵夢が、初めて、会ったのは、俺が、25歳で、絵夢が19歳の時だったんです。
 パーティー会場で、出会いました。
 其の頃の絵夢は、まだ、大学生だと聞いて、挨拶を交わしただけで…。
 其の日は、其のまま、絵夢とは、別れたんです。
 其れから、全く、会う事は無かったんですが…。
 きっと、俺は、其の頃から、既に、絵夢の事が気に成って居たのかも知れません。
 其の後…。
 俺と絵夢が再会したのは、俺が、28歳で、絵夢が22歳だったんです。
 で、其の時の俺は、何故か?
 絵夢とは、此の機会を逃したら、もう二度と、会えない様な気がして…。
 アドレスを交換し合ったんです。
 で、俺から、友達として、食事に、誘う様に成って…。
 必然的に、俺は、絵夢を意識し始めたんだと思います。
 其れから、一年間は、そんな感じだったんですが…。
 或る時…。
 俺は、母さんから、見合いを進められたんです。
 “進は、もう直ぐしたら…。
  30(歳)に成るのよ。
  何時までも、お相手を探さず…。
  一人で居るのは、如何かしら…?”と…。
 其処で、慌てた俺は、母さんに、言ってしまったんですよ。
 “お付き合いしている女性は居るから…。
  見合いはしない。”と…。
 そうしたら…。
 母さんから、反撃されたんですよ。
 其の時の母さんは、きっと、俺には、“彼女は、居ない。”と、踏んで居たんでしょうね。
 “じゃあ…。
  其のお相手のお嬢さんを、(古菱)邸に、連れて居らっしゃい。”と…。
 其処で、“ヤバい…。”と、思った俺は、絵夢に頼んだんですよ。
 “俺の彼女役を、引き受けてくれないか?”と…。
 そうしたら…。
 絵夢が、二つ返事で、言ってくれたんです。
 “良いですよ。”と…。」と…。


其処で、あきらは、思わず、心の声が、漏れたのだった。


「マジか?」と…。


そして、あきらがそう言って来た事も頷けた進は、また、話しし始めるのだった。


「そうですよね。
 そう思いますよね。
 そう何ですよ。
 絵夢が、俺の彼女役を引き受けてくれた事で、母さんが、絵夢を気に入っちゃったんで
 す。
 其処で、俺が、初めて、知った事が有ったんですよ。
 絵夢が、まさかの美作家の令嬢だったんだと言う事を…。」と…。


其処で、司とあきらは、大きな声が出たのだった。
かなり、驚愕する司とあきらだったのだ。


「「はぁ~??」」


なので、進は、あきらに、気拙そうに、また、話しし始めるのだった。


「あきらさん…。
 申し訳在りません。」と…。


其処で、あきらは、進に、許す様な言葉を告げて、続きの話しを、促すのだった。


「まぁ~、もう、終わった話しだし…よ。
 其れに…。
 絵夢も、納得してたんだろ?
 だったら…。
 良いんじゃねぇの。
 で、其れから、如何したんだよ?」と…。


なので、進も、あきらから促される様に、話しし始めるのだった。


「絵夢が、父さんと母さんに、挨拶した時に、俺は、一瞬、動揺しそうに、成って居たんで
 す。
 絵夢自ら、自己紹介したんですよ。
 “美作絵夢と申します。”と…。
 で、其の後の俺は、其の日の記憶が、全く、無いんです。
 唯、覚えて居る事は、俺の愛車で、絵夢を、美作邸に送り届けた時…。
 愛車の中で、俺は、絵夢に訊いたんです。
 “絵夢ちゃんは、美作家の令嬢だったのかよ?
  如何して、言ってくれなかった?”と…。
 そうしたら…。
 絵夢から、反論の言葉を言われたんですよ。
 “既に、気付いて居ると、思って居たから…。”と…。
 実は、アドレスを交換し合った時は、(下の)名前だけしか教え合いし無かったんで
 す。
 俺は、苗字を知った事で、お互い、先入観を持ちたく無かったんです。
 其の場(パーティー会場)に居ると言う事は、何方かの令嬢だろうと言う事は、俺でも、
 認識してましたけど…。」と…。


其処で、司とあきらは、絵夢の言葉(「既に、気付いて居ると、思って居たから…。」)を、納得するのだった。


「そりゃあ…。
 そうだろ?
 例え、苗字を教え合いして居なくとも…。
 普通、気付くだろ?
 進さん…よ。
 ちょっと、天然過ぎねぇか?」と、司が、言えば…。


「まぁ~、そうだろうな。
 普通は…な。
 で、絵夢は、其の後…。
 如何したんだ?」と、あきらは、また、進に、訊き始めるのだった。


なので、進は、反省の意味も込めて、また、話しし始めるのだった。


「絵夢は、呆れて居ましたね。」と…。


此の時の司とあきらは、思って居たのだった。


“当然だろうな。”と…。


だが、進の話しは、続いて居たのだった。


「19歳だった絵夢は、其の当時、既に、俺の存在を知って居たそう何です。
 夢子さんが観て居た経済誌に寄って…。
 そして、其の後…。
 絵夢は、夢子さんとあきらさんが、姉さんの話しをして居た事で、姉さんと俺の繋がり
 も、知ったそうです。
 なので、俺が、美作邸に、絵夢を送り届けた時の愛車の中で、俺は、絵夢から言われたん
 です。
 “進さんは、つくしお姉ちゃまの弟さんだったんでしょ?”と…。
 だから…。
 俺の何もかも知り尽くして居たそんな絵夢に、俺は、其の場で、降参して言ったんです。
 “俺と、付き合ってくれませんか?”と…。
 其処で、絵夢も、二つ返事で、俺に返答してくれたんです。
 “はい。”と…。
 ですが…。
 其の当時の絵夢は、まだ、大学を卒業したばかりだったので…。
 先ずは、俺と絵夢の中では、恋愛を楽しむ事にしたんです。
 実は、絵夢と知り合うまでの俺は、“一生、義兄さんの様な恋愛は、出来ないだろ
 う。”と、思って居ました。
 『牧野つくし』だった姉ちゃんも、『古菱美桜』としての姉さんも…。
 そして、現在の『道明寺美桜』としての姉さんも…。
 高等部の頃からの義兄さんは、ずーっと、一筋に、姉さん(姉ちゃん)だけを愛してくれ
 ました。
 “義兄さんの様なそんな恋愛が、俺にも、出来るだろうか?”とも、実は、思って居たんで
 す。
 “そんな恋愛が出来る女性に、俺は、巡り合う事が、出来るのだろうか?”と、思って居ま
 した。
 ですが…。
 俺にも、巡り合えたんです。
 『絵夢』という女性に…。
 気が付く事が、遅かったんですが…。」と…。


そんな話しを、進から聞かされた時のあきらは、其れ以上、進には、何も言えなかったのだ。


だが、司は、進に、言って除けるのだった。


「ったりめーだろ‼
 俺を誰だと思ってる?
 美桜は、俺にとって、『唯一無二』の女…何だよ。
 美桜が、『牧野つくし』だっただろうと…。
 『古菱美桜』だっただろうと…。
 現在の『道明寺美桜』だろうと…。
 俺にとっては、あいつしか居ねぇんだよ。
 進…。
 分~ったか?」と…。


なので、進は、そう言って来た司に、頷く事だけしか出来なかったのだ。



そして、進と絵夢は、進が31歳、絵夢が25歳の時に、結婚したのだった。


そして、既に、古菱家と道明寺家は、姻戚関係だったのだが…。
其の後の古菱家と美作家は、進と絵夢が結婚した事に寄り、姻戚関係と成ったのだった。


そして、其の翌年には、進と絵夢の間に、長男が授かって居たのだった。


なので、17歳だった潤から相談を受けて居た頃の進は、既に、一児のパパだったのだ。


なので、潤がNYに渡米して、一年が経った現在の進は、既に、3歳児の長男と、産まれたばかりの長女の二児のパパと成って居たのだった。




fin

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