tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  6.



此の時の滋は、つくしが、F3を紹介してくれる事を、今か今かと、待って居たのだ。
期待するかの様な目付きで…。


なので、つくしが、滋の目付きを観た時に、そんな風に、期待するかの様な目付きで観て来る滋に負けたつくしは、F3を紹介するのだった。


「えっ…と…。
 滋さんは、あや乃さんから紹介されたから…。
 司の事は、知って居るわよね?」


なので、滋は、“今更…でしょ。”と、言いた気に、言って来るのだった。


「うん。
 知ってるよ。
 道明寺HDの次期後継者で…。
 つくしの婚約者…だよね⁉」と…。


なので、つくしは、自身の兄で在る 類も含めたF3を、滋に紹介するのだった。


「うん、そう。
 じゃあ…。
 F3を紹介するわね。
 先ずは、私の兄で、花沢物産 次期後継者の花沢類…。」


其処に、滋は、素早く、類の目の前に、手を差し出し…。
挨拶を交わそうとして居たのだ。
自己アピールも、自ら、伝え乍ら…。


「私は、大河原財閥の娘の大河原滋って、言うの。
 宜しく!」と…。


だが、其処は、やはりの類だったのだ。
類は、そんな滋を無視するのだった。
だが、滋は、返って、そんな類に、興味を示すのだった。



滋がそんな風に思って居るのだとは思って居ないつくしは、自身の兄で在る 類を観て居て、思うのだった。


“お兄様は、御機嫌斜めの様ね。”と…。


そう思い乍らも、つくしは、引き続いて…。
総二郎とあきらを、滋に、紹介するのだった。


「で、此方(総二郎とあきらの方に、掌を向け乍ら)が、司とお兄様の幼少の頃からの幼馴
 染で親友の西門総二郎さんと美作あきらさん…。
 西門総二郎さんは、西門流 次期家元…。
 美作あきらさんは、美作商事の次期後継者…。
 で、それぞれ、居っらしゃるの。」と…。


なので、総二郎とあきらは、差し出して来た滋の手を掴んで、それぞれ、挨拶を交わし合って居たのだった。


「「「宜しく!」」」と…。


此の時のつくしは、思うのだった。


“流石は、西門さんと美作さんは、女性慣れして居るだけの事は有るわね。
 こんな状況でも、ちゃんと、挨拶出来る何て…。”と…。


だからだったのだろう。
自身の兄で在る 類が、子供っぽく見えるつくしだったのだ。
そして、つくしは、今後の花沢物産の事を心配するのだった。


“花沢物産は、お兄様が、次期後継者で、大丈夫なのだろうか?
 お兄様は、女性嫌いを、早く、克服出来れば、良いのだけど…。”と…。



そして、司は、司で、思うのだった。


“こいつ等(F3)は、大変だよな。
 サル(滋)から、目を付けられてよ。
 俺は、つくしが居るから…。
 良いけど…な(笑)。”と…。


そして、司は、心の中で、大笑いして居たのだった。



其処に、また一人…。
そんなF4&つくし&滋の様子を、凝視するかの様に、観て居る淑女が居たのだった。


そうなのだった。
三条桜子だったのだ。


桜子は、英徳学園 幼稚舎に通って居る頃に…。
司の事を、好きに成ったのだ。


だが、司から、暴言を吐かれ、傷付いた心のまま…。
ドイツに、渡仏して居たのだった。


そして、本来なら…。
日本に帰国する予定だったのだが…。
司が、NYに渡米した事を聞いて、桜子も、NYに渡米して来たのだった。


実は、桜子は、日本に帰国後…。
英徳学園に復帰する予定だったのだ。
所謂、桜子は、英徳大学に、編入する予定だったのだ。


だが、其の話しを断り、NYの…。
しかも、司が、編入して居る大学を調べて、司と同じ大学に、編入して来たのだった。


其処で、桜子が、聞いて知った事は、つくしの存在だったのだ。


司には、既に、婚約者が居て…。
しかも、其の婚約者の実家は、花沢物産で在ると言う事を…。


しかも…。
両家の両親が認めた間柄で在ると言う事を…。



桜子は、唯、司に、綺麗に成った自分自身の姿を見て欲しかっただけなのだ。


そして、願わくば…。
桜子の事を、好きに成って欲しかったのだ。


此の時までに、桜子が描いて来た未来の理想図は…。


司が、桜子の前に、跪いて…。
桜子の歳の数だけのバラの花束を、桜子に差し出し…。


「桜子…。
 綺麗に成ったな。
 俺と付き合ってくれ‼」と、司から、言って貰う事だったのだ。


だが、そんな桜子のささやかな望みも、叶わない事を、桜子は、知ったのだった。


何故なら…。
司は、つくしを自身の傍に置いて於きたいのか?
其れとも…。
司は、つくしが傍に居ないと、落ち着かないのか?


司は、つくしの肩を自身の方に引き寄せて、常に、つくしの肩を抱き、つくしを見詰めては、何かを囁くのだった。
其の言葉は、桜子には、聞こえて来なかったのだが…。


なので、桜子は、後悔するかの様に、思うのだった。


“道明寺さんが、花沢つくしに、惚れて居ると言う事は、如何も、本当の事の様だわ。
 あんなデレデレの道明寺さんを、私は、見た事が無かったわ。
 今更、後悔しても、遅いかもだけど…。
 如何やら…。
 道明寺さんに、会いに来る時期を、間違えた様だわ。”と…。



だが、例え、桜子が、早目に、日本に帰国して居たとしても…。
司と桜子が、交わる事は、一生、無かったのかも知れない。



此の時の桜子は、司の事を諦める事にしたのだった。
だが、桜子も、F3を紹介して欲しかったのだ。


だからだったのだろう。
桜子にとっては、滋の存在が、鬱陶しいのだ。


実は、桜子は、つくしに、近付く事で、F3にも近付けると認識して居たのだ。
其れは、つくしの兄が、F4のメンバーだからなのだ。


其の桜子の考えは、全く、滋と同じだったのだ。


だからこそ…。
桜子にとっては、そんな滋が、鬱陶しいと、思えたのだ。


なので、桜子は、つくしの情報を調べる事にしたのだった。
そして、つくしの事を突き止めた事で、つくしに近付き…。
そして、桜子は、つくしとの友人関係を築こうと、考えたのだった。


幸いにも、桜子は、つくしと同じ大学に、編入して居たのだ。


何故なら…。
つくしは、司とNYに渡米して来た時に、大学も、同じ大学に編入したからだったのだ。
司とつくしが、編入した大学は、英徳学園との提携校だったのだから…。


だからこそ…。
桜子も、司とつくしと同じ大学に、編入出来たという訳だったのだ。



なので、桜子は、今回のパーティーで、つくしに近付く事は、避けたのだった。
滋の様に、何の計画性も無く、行動する事は避けたかったのだ。


桜子は、先ず、“花沢つくしに、如何遣って、近付いて行くのか?”と、いう所から、シミュレーションし始めるのだった。


そして、桜子が立てた計画に基き…。
桜子は、つくしに、近付き始めるのだった。


もしかすると…。
其の事で、“道明寺司の気を引く事が出来るかも知れない。”と、僅かな望みを捨て切れない桜子は、両面から、作戦を決行するのだった。


何故なら…。
綺麗に変身した桜子は、誰よりも、容姿には、自信が有ったからだったのだ。
だが、そんな桜子の僅かな望みは、一瞬で、砕け散るのだった。


何故なら…。
司には、どんなに、桜子が、綺麗に変身し様共…。
全く、桜子には、興味を示さなかったのだ。


司の興味を示す女性は、『つくし』だけだったのだ。
司にとってのつくしは、『唯一無二』の女性なのだ。


桜子は、『つくし』と、戦う事無く…。
惨敗だったというべきだったのだろう。
所謂、桜子は、『つくし』と、戦わずして、負けた事に成るのだ。


だからだったのだろう。
桜子は、そんな『つくし』に、負けを認める事が出来たのだった。


という訳で…。
桜子は、『つくし』に近付き始めるのだった。
どんなに、司からの妨害を受け様とも…。


そして、桜子は、何時の間にか?
つくしの人柄に、同じ女性としても、惚れるのだった。


所謂、桜子は、つくしの人間性に、惚れたのだった。

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