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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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総二郎とあきらの恋【人間恐怖症…<つかつく>】  エピローグ①



<此の二次小説『総二郎とあきらの恋【人間恐怖症…<つかつく>】  エピローグ』は、
 <つかつく>で在り乍ら、『総二郎とあきら』を題材にして居ります。
 しかし乍ら、実は、『人間恐怖症…<つかつく>』の【エピローグ】という名の補足部分
 と成って居ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。
 また、不快に思われるやも知れない言葉が、一部の文面に入って居ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【166.の【エピローグ】のエピローグ】


F3&T3は、美桜の出産のお見舞いの後…。
道明寺総合病院を出て、大河原グループの子会社が経営して居る レストランバーに、向かうのだった。
勿論の大河原家のリムジンで…。



実は、大河原グループの子会社が経営して居る レストランバーの個室には、カウンターだけでは無く…。
ソファも有ったのだった。


だからだったのだろう。
F3&T3は、カウンターのチェアーに座る事無く、ソファに、腰掛けるのだった。


しかも、F3は、F3で纏まって…。
T3は、T3で纏まって座るのだった。



そして、それぞれ、F3は、F3で…。
T3は、T3で、話しし始めるのだった。



そんな時だったのだ。
T3は、T3で、話しして居る所に、桜子が、急に、話しし始めるのだった。


「私…。
 今日で、やっと、肩の荷が下りた様な気がしました。」と…。


そんな桜子からの言葉に、首を傾げる滋と優紀だったのだ。


何故なら…。
其の話しの意味が、此の時の滋と優紀には、全く、理解出来なかったからなのだ。


だからだったのだろう。
滋は、桜子に、其の話しの意味を、訊き始めるのだった。


「ねぇ~、桜子…。
 其れって…。
 如何言う意味よ?」と…。


なので、桜子は、また、話しし始めるのだった。


「今日の先輩…。
 本当に、幸せそうだったんですもの。
 こう言っちゃあ…。
 何ですけど…。
 私は、今迄、牧野先輩としての17年間の記憶が無い『古菱美桜』としての先輩が、可哀想
 だと思って居たんです。
 “先輩は、心の底から、幸せに成れたのだろうか?”と、今迄、そう思って居たんです。
 でも、今日の先輩を見て居て思ったんです。
 今日の先輩からは、“本当の心の底からの幸せオーラが出て居る。”と…。
 だからこそ…。
 何か、ホッと、出来た様な気がしたんです。」と…。


其処で、優紀も、そんな桜子に、頷き乍ら、話しするのだった。


「其れは、私も、美桜を見て居て、思ったかも…。
 実は、私も、思って居たんだよね。
 つくしが失くしてしまった17年間の記憶の中に、つくしと私との記憶が有る事を、私に
 は、悲しく思って居たんだよね。
 つくしと私は、中学からの幼馴染で親友だったから…。
 私の中では、色々な思い出で、溢れて居るんだよね。
 高校の頃には、バイトで一緒だったから…。
 英徳学園の話しを、つくしから、色々聞いて居たし…。
 セレブ学校に行く事に成ったつくしの事を羨ましく思って居た時期も有ったけど…。
 つくしが、英徳学園の中に入って視れば…。
 大変さが、身に染みて分かったと言うのか?
 つくしの苦労して居た姿が、今も、目に焼き付いて離れない事も、有るんだよね。
 でも、道明寺さんとの話しをする時は、何時も、つくし自身、嫌そうな顔付きをして居る
 のに…。
 何処か?
 楽しそうにして居たり、話しして居たりしたんだよね。
 其の全ての記憶が、今の美桜には無いと、思うと…。
 私には、悲しく思えて居たんだ。
 でも、今日の美桜のあの満面の笑みは、つくしの心からの笑みだった。
 だから…。
 久し振りに、つくしの笑みが観られて…。
 実は、私も、ホッとして居たんだ。」と…。


其処で、桜子は、優紀に、賛同するのだった。


「やっぱり、そうですよね。
 牧野先輩とは、付き合いの長い優紀さんが、そう仰るのなら…。
 私の感じた事は、強ち間違いでは無かったと言う事ですよね?」と…。


なので、優紀は、そんな風に、同意を求めて来た桜子に、頷き乍ら、言って除けるのだった。


「うん。
 私も、桜子さんと、同じ事を感じて居たから…。
 間違い無いよ。
 だからこそ…。
 私自身…。
 涙が出そうで、美桜の前では、言葉を発せなかったんだもん。」と…。


だが…。
滋は、美桜の中で、何時もと変わり無い様に見えて居たので、優紀と桜子の二人の会話に、実は、入る事が出来なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
滋は、言葉を発する事無く…。
優紀と桜子の二人の会話に入る事はし無かったのだ。



其処に、桜子が、提案するのだった。


「だから…。
 次は、私達の番ですよ。
 牧野先輩の幸せな姿を見届ける事が出来たんですから…。
 次は、私達が、幸せに成る番じゃ在りませんか?
 だから…。
 来年からは、合コンに行きません?」と…。


桜子からの此の提案に、一早く、賛同したのは、他でも無い…。
滋だったのだ。


なので、滋は、言葉を発し始めたのだった。


「そうだよ。
 桜子の言う通りだよ。
 次は、私達 T3の番だよ。
 優紀…。
 優紀も、一緒に、合コンに行くから…ね。
 覚悟しときなさいよ。
 という訳で…。
 今日は、酔うまで、飲むわよ!」と…。


そして、此の時の優紀と桜子は、思うのだった。


“滋さんの場合…。
 『今日は』じゃ無くて…。
 『今日も』の間違いでしょ?”と…。



だが、実は、此の時の優紀は、滋の言葉に、戸惑いを魅せて居たのだった。


そんな所に、優紀を睨み付ける者が、優紀の直ぐ傍に居たのだった。
そうなのだった。
総二郎だったのだ。


そうとは知らない優紀は、総二郎の方を、チラチラと、窺う様に、観て居たのだった。


そして、自身を睨み付けて居る総二郎の顔を観た優紀は、ギョッと、するのだった。
否…。
そんな総二郎の顔付きを、恐怖に感じる優紀だったのだ。



そうとは知らない滋は、優紀に飲ませて、酔わせ様として居たのだった。


本来なら…。
一早く、周りの雰囲気をキャッチして、滋の行動を止め様とする桜子の筈なのだが…。
此の日の桜子は、何故だか?
全く、キャッチする様子も無く…。
アルコールを摂取して居たのだった。


しかも、普段、酔わない筈の桜子なのだが…。
此の日の桜子は、普段以上に、酔いが早いのか?
目が座って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
桜子は、そんな滋を止める様子も無く…。
其の日の桜子は、滋と一緒に成って…。
優紀を、酔わそうとして居たのだった。


勿論、そんな滋と桜子の姿に、あきらが、呆れる程だったのだ。



唯、此の日の桜子は、嬉しくて、嬉しくて仕方無かったのだ。


美桜の満面の笑みが、心の底からの笑顔だっただけじゃ無く…。
久し振りに、つくしの心からの笑みを見たからだったのだ。


何故なら…。
司が、つくしだけの記憶を忘れ去った直後の頃のつくしの顔付きは、何時も、苦しそうだったのだ。


桜子が、今でも、覚えて居るつくしの顔付きと云えば…。
そんな苦しそうにして居たつくしの顔付きしか思い出せない程だったのだ。


だからこそ…。
此の日の桜子は、嬉しくて、嬉しくて仕方無かったのだ。



だからだったのかも知れない。
あきらは、呆れ乍らも…。
目が座って居る様子の桜子にも、何も言わず…。
したい様にさせて居たのだった。

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