tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  16.



つくしママへの怒涛の質問は、止む事無く…。
つくしから飛び続けて居たのだった。


「ママが、私を、英徳(学園)に、行かせたかったのは…。
 パパが、会社勤めして居た当時…。
 住んで居た社宅で、パパの事を馬鹿にされたからだったわよね?」と…。


なので、つくしママは、正直に、其の当時の自身の思いを、話しし始めるのだった。


「そう…よね。
 つくしには、そう言って居たわよね。
 でも…ね。
 実は、違うのよ。
 という寄り…。
 “近からず、遠からず…。”と、言った感じだったわ。
 パパは、桃乃園財閥の息子…。
 そんな話しは、世間では言えないし…。
 “だから…。”と、言って…。
 如何する事も出来ない。
 だから…。
 せめて、つくしだけでも…。
 優秀さをアピールしたかったの。
 そうすれば…。
 少しは、我が家の見られ方が変わると思って居たの。
 でも…。
 結局…。
 パパが、リストラされた。
 だから…。
 ママは、悔しくても、何も言えなかったの。
 其れに、パパの優しさを、誰にも理解されず…。
 ママは、悔しかったのよ。
 云わば…。
 我慢せざるを得なかった。
 其の後も、パパは、何を遣っても、上手く行かなかった。
 だから…。
 ママは、思って居たの。
 “パパは、桃乃園財閥の息子なのよ。
  もっと、しかっりして…よ。”って…。
 そう思えば、思う程…。
 ママは、段々、パパに、強く当たってしまって居たの。
 其れでも、パパは、ママの事を、悪く言わない。
 だから…。
 ママは、また、パパを、許してしまう。
 そんな感じだったわ。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、更に、納得出来て居たのだった。
なので、つくしは、更に、つくしママに、訊き始めるのだった。


「だからこそ…。
 ママは、キッチンで、私の事を、独り言の様に言って居たのね。
 “つくしは、優秀な娘なの。
  だから…。
  つくしなら、出来る。
  頑張って欲しい。”って…。」と…。


なので、つくしママは、思い出し乍ら、返答して居たのだった。


「あぁ~。
 そんな風に、言って居た事も有ったかも…。
 ママは、お義兄様が、優秀な方なのは、知って居たから…。
 “つくしは、お義兄様に似たんだろう。”と、ずーっと、思って居たの。
 だからこそ…。
 “つくしなら、遣れば出来る。”と、思って居たし…。
 もしも、万が一、桃乃園財閥に帰る事が有ったとしても…。
 つくしの優秀さが、認めて貰えないと、言う事も有るでしょ?
 だから…。
 世間に言えない分…。
 つくしが、英徳(学園)を受ける事で、世間から認めて欲しかったの。
 其れが、まさか…。
 英徳(学園)の一般入試で、トップ合格するとは、ママでも、思って居なかったけ
 ど…。」と…。


そして、つくしは、つくしの母親で在る 千恵子の今迄の全ての行動…。
そして、全ての発言について…。
合点が行き、更に、納得して居たのだった。


“そう言う事だったんだ。
 私は、てっきり…。
 [ママの見栄から、私に、英徳(学園)を受けさせて…。
  私を、英徳(学園)に通わせたかったんだ。]と、思って居た。
 道明寺の母親に対しても、思って居たけど…。
 表に見える物だけが、全てじゃ無い。
 母親からの子供への『無償の愛』…。
 母親の子供に対する『母の想い』って…。
 凄い事を、今、更に、知った様な気がする。
 何か?
 母親って…。
 凄いんだね。
 将来、私も、そう言う母親に成れるだろうか?”と…。


そして、其の場の雰囲気は、神妙な雰囲気に成って居たのだった。



そんな時だったのだ。
自室に戻ったと思っていた晴夫の兄で在る 和夫夫婦が、其処には、居たのだった。


そんな和夫夫婦の姿を、見付けた晴夫が、声を出したのだった。


「兄さん…?
 部屋(自室)に、戻ったんじゃ無かったの?」と…。


其処で、和夫が、そんな風に訊いて来た晴夫に、返答するのだった。


「一旦は、自室に戻ったんだが…。
 妻が…な。
 晴夫家族と、“話ししたい。”と、いうから、連れて来た。」と…。


だからだったのだろう。
つくしとつくしママが、同時に、声を発したのだった。


「「伯母様(お義姉様)…。
  ご加減は、如何ですか?」」と…。


なので、和夫の妻が、クスクスと、笑い乍ら…。
返答するのだった。


「ええ。
 大丈夫よ。
 流石、仲の良い母娘(おやこ)ね。
 声が、シンクロして居たわ。」と…。


だからだったのだろう。
つくしとつくしママは、同時に、お互いの顔を見合わせて…。
お互い、クスクスと、笑い始めて居たのだった。


実は、此の時のつくしは、つくしママの自身への想いを知る事が出来て…。
清々しい気分だったのだ。


なので、つくしが、今後…。
自身の祖父で在る 桃乃園総帥に就く事と成っても…。
つくし自身、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、打ち勝てる様な気…しかして居なかったのだ。



実は、其の事で、桃乃園兄弟で在る 和夫と晴夫兄弟は、密かに、思って居たのだった。


だからこそ…。
“此の機会に…。”と、和夫は、つくしに、訊き始めるのだった。


「つくし…。
 今後、総帥に就く事は、決して、生半可な気持ちでは、通用しない。
 つくしは、大丈夫なのか?」と…。


其処で、晴夫も、つくしに、訊き始めるのだった。


「僕も、後で、つくしに、訊こうと思って居たんだ。
 つくし…。
 大丈夫なのかい?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、ケロッとした顔付きで、和夫と晴夫兄弟に、言って魅せるのだった。


「大丈夫だよ。
 其れに、お祖父様も、孫には、優しそうだし…。
 無茶は言って来ないでしょ!
 もし、何か言って来たら…。
 拳骨を食らわすから…。
 大丈夫だよ。」と…。


まるで、意味有り気の様な…。
其れで居て、事も無げに、サラッと、つくしは、言って除けて居たのだった。


だが、周りの目は、驚愕して居る様な目付きだったのだ。


何故なら…。
世間では…。
“桃乃園総帥を、怒らせれば…。
 其の企業は、命取りと成る。”と、言われる様な人物なのだ。


其れが、例え、孫の立場だったとしても…。
“結果は、見えている。”と、思わざるを得ない様な人物だと言えたのだ。


なので、此の時の此の場に居たつくしの両親で在る 晴夫と千恵子…。
そして、つくしの弟で在る 進…。
そして、つくしの伯父で在る 和夫夫婦は、思って居たのだった。


“つくし(姉ちゃん・つくしちゃん)は、大物かも…(な・ね)。”と…。


だが、確かに、そうなのかも知れない。
つくしは、世間では、『鉄の女』と、言われている道明寺HD 社長で在る 道明寺楓に、歯向かい、戦いを挑んだ様な少女なのだ。


其れが、誰だろうと…。
“間違っている物は、間違って居る。”と、声を大にして言える逸材でも在るのだ。



其の事は、桃乃園総帥とて、十分に、理解して居るのだ。


だからこそ…。
桃乃園総帥は、思って居たのだった。


“つくしは、案外、手強いかも知れんな。
 だが、つくしの将来が楽しみだ。
 きっと、『道明寺』と、戦ったとしても…。
 つくしなら、勝てるじゃろ。
 だからこそ…。
 儂は、つくしを育てて視たいのじゃ。”と…。



そんな事とは思って居ない此の時の此の場に居たつくしの両親で在る 晴夫と千恵子…。
そして、つくしの弟で在る 進…。
そして、つくしの伯父で在る 和夫夫婦は、思って居たのだった。


“つくし(姉ちゃん・つくしちゃん)なら…。
 総帥(父さん・お義父様・祖父さん)と、上手く遣って行くのかも知れない。”と…。


なので、其の後の桃乃園家の面々は、誰も、そんなつくしの事を心配する者は、現れ無かったのだ。



そして、其の後の晴夫家族の部屋が在る 棟のソファルーム(フリールーム)は、晴夫家族の憩いの場だけじゃ無く…。
和夫夫婦にとっても、晴夫家族と話し出来る憩いの場と成って居たのだった。


そして、其の後…。
和夫の妻の病は、日に日に、良い兆しを見せて居たのだった。


また、和夫と晴夫の母親で在る 桃乃園夫人も、また、病を克服し始めて居たのだった。

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