tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  17.



其の後のつくしと進姉弟は…。
4月に入り、つくしは、桃乃園学園 高等部3年に編入し…。
進は、桃乃園学園 高等部1年に進学したのだ。


其の際…。
つくしは、或る事を、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、お願いしたのだった。


「お祖父様…。
 お願いが有ります。
 私は、『桃乃園つくし』では無く…。
 許されるなら…。
 “『牧野つくし』として、編入したい。”と、思って居ます。
 宜しいでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
桃乃園総帥とて、自身の孫娘で在る つくしが、考えも無しに、無闇に、言って来るとは、とても、思え無かったのだ。


“何か、理由が有るのじゃろう。”と、桃乃園総帥は、考えて居たのだった。


なので、桃乃園総帥は、自身の孫娘で在る つくしに、訊き始めるのだった。


「何故じゃ…?
 (桃乃園学園 高等部に)編入する際に、『桃乃園つくし』として、編入したくない理由
 を言って視なさい。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、お願いするのだった。


「『桃乃園つくし』として、編入したくないんでは無くて…。
 『牧野つくし』として、どれだけ出来るのか?
 試して視たいと思って居るんです。
 だからこそ…。
 『牧野つくし』として、編入したいんです。」と…。


“本来の…。”と、いう寄り…。
今迄の桃乃園総帥で在る成らば…。
そんな勝手な言い分は、許さなかっただろう。


だが、桃乃園総帥は、自身の息子で在る 和夫からの指摘に寄り…。
変わろうとして居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしの言い分を、許して遣る事にしたのだった。


「分かった。
 どれだけ遣れるか?
 遣って視なさい。」と…。


なので、つくしは、自身の要望が通った事で、大喜びするのだった。


「有難う御座います。
 お祖父様…。
 後、もう一つだけ、お願いが有ります。
 リムジンでの送迎も無しでお願い出来ますか?」と…。


実は、つくしの気持ちとしては、此れが、一番、大きい理由だったのだ。


何故なら…。
英徳学園時代…。
司に寄って、リムジンでの送迎を経験して居たつくしだったのだ。


実は、リムジンでの送迎に関して、つくし自身、慣れないと言う事も、理由では有ったのだが…。
居心地の悪さを、常に、感じて居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、更に、お願いする事にしたのだった。



だが、桃乃園総帥は、自身の孫娘で在る つくしに、何故なのか?
其の理由を、更に、訊き始めるのだった。


「つくし…。
 何故、リムジンでの送迎を拒むのじゃ…。
 リムジンでの送迎は…。
 云わば、防犯の為…。
 と言う事が、最大の理由じゃ…。
 拒む理由を言って視なさい。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、お願いし始めるのだった。


「理由は、お祖父様が、お許し下さった事で、私が、『牧野つくし』として、編入するから
 です。
 『牧野つくし』は、一般家庭出身の娘です。
 其の一般家庭出身の娘が、リムジンでの送迎と成ると、変ですよね?
 だからこそ…。
 電車通学がしたいんです。
 ダメでしょうか?」と…。


つくしは、訴える様に、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、お願いするのだった。


だからだったのだろう。
一応、此の時点の桃乃園総帥は、つくしの要望を許したのだった。


「分かった。
 じゃが…な。
 全てを許す訳ではない。
 SPが、常に、つくしに、張り付く…。
 其れだけは、肝に銘じて置きなさい。」と…。


なので、つくしは、其の事だけは、了承したのだった。


「分かりました。」と…。


何故なら…。
其れが、自身の祖父で在る 桃乃園総帥の愛情だと感じたからだったのだ。



なので、『桃乃園財閥』寄り、紙面にて、世間に、公表された内容は、次の様な内容だったのだ。


【此の度…。
 行方不明と成って居た次男家族が、見付かった。
 今後…。
 『桃乃園学園』の理事長代理に、次男を据え置く事とする。
 また、次男夫婦の長男は、『桃乃園学園』に編入する事と成る。
 また、次男夫婦の長女は、既に、海外に留学中で在る。】


実は、晴夫は、千恵子と駆け落ち結婚をする為に、『桃乃園家』を出た時点で、『桃乃園財閥』寄り、【次男は、行方不明に成って居る。】と、世間には、報告されて居たのだった。


なので、つくしの件も、【海外に、留学中】と、『桃乃園財閥』寄り、紙面にて、世間に、公表されたのだった。


何故なら…。
つくしが、『牧野つくし』として、『桃乃園学園』に在籍するので在れば…。
其の方が、都合が良いと言えたからだったのだ。



という訳で…。
つくしから…。
自身の両親で在る 晴夫と千恵子…。
そして、自身の弟で在る 進…。
そして、勿論、自身の伯父で在る 和夫夫婦に、話しが為されたのだった。


其の話しが為された場所は、やはりのソファルーム(フリールーム)だったのだ。


「先日…。
 お祖父様から、了承されました。
 『桃乃園学園』に在籍する際の私の名前は、『牧野つくし』として…。
 また、私のリムジンでの送迎は、無しに成りました。
 けれど…。
 此れだけは、約束させられました。
 “SPは、張り付かせる。”と…。」と…。



だからだったのだろう。
つくしの伯父で在る 和夫にしても…。
つくしの父親で在る 晴夫にしても…。
自身達の父親で在る 桃乃園総帥が、つくしに、了承したと言う言葉が、とても、信じられない気持ちだったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの伯父で在る 和夫 と つくしの父親で在る 晴夫は、そう言って来たつくしに、訊き始めるのだった。
驚愕顔に成り乍ら…。


「「桃乃園総帥(父さん)が、其のつくしの要望を、了承したのか(い)?」」と…。


なので、つくしは、そんな驚愕顔のつくしの伯父で在る 和夫 と つくしの父親で在る 晴夫に言って除けるのだった。


「はい。
 了承して貰いました。」と…。



なので、つくしは、更に、付け加えるかの様に、自身の両親で在る 晴夫と千恵子…。
そして、自身の弟で在る 進に、お願いするのだった。


「だから…。
 パパ、ママ、進…。
 (桃乃園)学園内で会ったとしても…。
 声を掛けないでね。」と…。


なので、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子…。
そして、つくしの弟で在る 進は、仕方ないと言った風情で、つくしの要望に、了承するのだった。


「「「分かった。」」」と…。



そして、其の後の紙面での公表…。


桃乃園総帥の息子達で在る 和夫にしても、晴夫にしても…。
其れだけで、納得出来て居たのだった。
自身達の父親で在る 桃乃園総帥の行動を…。


そして、桃乃園総帥の息子達で在る 和夫にしても、晴夫にしても…。
更に、思うのだった。


“桃乃園総帥(父さん)は、本当に、変わったのだろうか?
 孫が可愛いだけなのでは無いだろうか?
 何も、コトが起こらなければ良いのだが…。”と…。



だが、其の事で、後には、大変な事件に、つくしが遭遇する事と成るのだった。

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