tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  61.



<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  61.』は、2021.2.8に、時
 間差は有ったとしても、二話連続投稿して居るかの様に、投稿しておりますが…。
 2021.2.9の投稿分と成っております。
 此方サイドの勝手な都合に寄り…。
 此の様な時間に、投稿しております事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



此の時の司は、“久し振りに、再会したタマとつくしには、積もる話も有るだろうから…。”と…。
再会したタマとつくしから、そーっと、離れて、自身の自室に、向かって居たのだった。


だが、此の時のつくしは、薄情にも…。
そんな司の事を、すっかり、忘れて居たのだった。



其処で、つくしは、慌てるかの様に…。
タマに、声を掛けて、司の自室に向かう事にしたのだった。


「タマさん…。
 司の自室は、何処ですか?
 今から、司の自室に向かいたいんですけど…。」と…。


だからだったのだ。
タマは、クスクス、笑うかの如く…。
そんなつくしに、言って除けるのだった。


「東の角部屋…だよ(笑)。
 つくしも、覚えて居るだろ?
 坊っちゃんとの思い出のあの東の角部屋…だよ。」と…。


なので、つくしは、タマに、返答するのだった。


「はい、覚えて居ます。
 タマさん…。
 今から、司の所に、行って来ます。
 また、タマさんの所に、遊びに来ますね。
 今日は、有難う御座いました」と…。


だからだったのだ。
タマも、快く、つくしを、司の所に、送り出すのだった。


「そうして、上げな‼
 坊っちゃんも、つくしが来る事を待って居るだろうから…さね。」と…。



だからだったのだ。
タマから送り出された其の後のつくしは、司が待って居るだろう現在の司の自室で在る 東の角部屋に、向かうまでの間に、或る事を思い出して居たのだった。


其の或る事とは、司との思い出のあの東の角部屋の事だったのだ。


【SPから逃れる為に、匍匐(ほふく)前進して、服を汚して、お風呂に入り直しして…。
 そして、司の服を借りて…。
 其れから…。】



そして、其れだけでは無く…。
つくしは、其の当時の自分自身の司への想いを思い出して居たのだった。


何時(いつ)、壊れるか?
分からない様な、そんな危うい司とつくしの関係だった高等部の頃…。
漸く、其の当時のつくしは、司の想いを受け入れ様として居たのだった。


其れでも、自分自身を求めて来る『男』の顔付きに成った司が、怖くて…。
泣き出したつくし…。


其れが、今では、そんな司も、愛おしいと思える様に成った今の自分自身…。
唯単に、今の自分自身は、大人に成ったからだけじゃ無い。


其の頃には無かった決意みたいな物が、遅れ馳せ乍ら…。
漸く、つくし自身にも、芽生え始めたからなのかも知れない。


あの頃のつくしは、司と自身との将来を、見据えて居なかったのだ。
寧ろ、其の頃のつくしには、“有り得ない。”と、思って居た位だったのだ。


だが、今のつくしは、此れからの司との将来を、既に、見据えて居る。
其れは、つくしが、『桃乃園財閥のお嬢様』だったからだけでは無い。


つくし自身…。
司との空白の時間の間に、失われた司との時間を、後悔して居たのだ。
云わば…。
あの頃の司との時間の有難さみたいな物を、つくし自身、実感して居たからだったのだ。


大人に成った今のつくしには、司との将来を、失いたく無かったのだ。
云わば…。
此の時のつくしは、もう、『司自身』を失いたくは無かったのだ。


だからこそ…。
司の思い遣りに気が付く事が出来なかった自分自身を、悔やんで居たのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の心の中で、詫びて居たのだった。


“司…。
 ごめんなさい。”と…。


そして、此の時のつくしは、大慌てで、司とつくしとのあの思い出の東の角部屋に、向かって居たという訳だったのだ。



そして、東の角部屋に着いた時のつくしは、遠慮がちに、ドアをノックするのだった。


其処に、司は、ドアを開ける為…。
立ち上がるのだった。


何故なら…。
つくしが、自身の自室のドアをノックして居る事は、間違い無いから…だったのだ。


そして、司は、ドアを開ける成り、つくしの顔付きを観て、つくしが、何を思って居るのか?
悟るのだった。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしを、自身の自室に、招き入れた後…。
そんなつくしに、言えた言葉だったのだ。


「如何した?
 つくし…。」と…。


此の時の司は、態と、つくしに、言わせる為…。
訊く方に、徹するのだった。


だからだったのだろう。
つくしは、俯き加減で、司に、詫びの言葉を告げるのだった。


「ごめん。
 司…。」と…。


其処で、司は、笑いたい気持ちを押さえ乍ら、其れでも、司は、態と、つくしに、訊くのだった。


「つくしは、何で、俺に、謝ってんだ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そう訊いて来た司に、更に、謝る様な素振りを魅せるのだった。


「えっ??
 司は、怒って無いの?
 司は、私に、怒ってると思ってた。」と…。


だからだったのかも知れない。
司は、其れでも、まだ、つくしに、態と、訊くのだった。


「何で、俺がつくしの事を、怒るんだ?
 怒ってねぇけど…。
 つくしは、俺に、怒られる様な事を、何か、遣ったのか?
 其れとも、タマから、何か、聞いたのか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、驚愕顔を顔に張り付かせたまま、自身の顔を上に向かせて、言って除けるのだった。


「えっ??
 だって…。
 司は私の知らない間に、此処(司の自室で在る 東の角部屋)に向かって居たんでしょ‼
 だから…。
 私は、司に、謝ったの。」と…。


なので、司は、嫌味たっぷりに、そんなつくしに、言って除けるのだった。


「ああ。
 つくしが、タマとの再会に、夢中に成って居る間に…。
 薄情にも、俺は、放って置かれたから…な。
 “仕方ねぇ…な。”と、思って…よ。
 自室に、戻って来たんだ。」と…。


“だからこそ…。”と、つくしは、云わんばかりに…。
更に、司に、謝りを入れるのだった。


「だからこそ…。
 “ごめん…。”って…謝ったの。
 タマさんとは、久し振りだったし…。
 私は、タマさんと会えて嬉しかったの。
 司を放って置いたつもりは、無かったんだけど…。」と…。


此の時のつくしは、恐縮するかの様に…。
更に、司に謝りを入れて居たのだった。


だからだったのだろう。
司は、等々、笑いが込み上げて来て…。
そんなつくしに、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「ああ、分~ってるよ(笑)。
 其れ位ぇは…。
 つくしのタマへの気持ちも…含めて。
 だけど…よ。
 ちょっと、嫌味を言いたかっただけだ。」と…。


なので、此の時のつくしは、あから様に、ホッとして魅せるのだった。



そして、此の時のつくしは、話しを逸らすかの様に…。
次の話題に、話しをシフトするのだった。


「此の部屋…。
 あの部屋だよね?」と…。


だからこそ…。
此の時の司には、つくしが、何の事を言って居るのか?
分かるだけに…。
即答するのだった。


「ああ。
 そうだ。」と…。


そして、司は、続け様に、或る提案を、つくしに、し始めるのだった。


「何なら…。
 此の(司の自室で在る)東の角部屋で、あの当時のリベンジでもするか?
 つくし…。
 今日は、此処(司の自室で在る 東の角部屋)に、泊ってけよ‼」と…。


此の時のつくしとて、司が、何の事を言って居るのか位は、分かって居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、“何のリベンジ…?”とは、司に、訊かなかったのだ。


否…。
訊けなかったのだ。


何故なら…。
そんな事を、司に、訊けば…。
間違い無く、つくしは、司から、呆れられる事は、分かって居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、司に、頷いて魅せて居たのだった。


そして、其の日のつくしは、司の自室で在る 東の角部屋に泊り、司とつくしの二人だけの時間を過ごして居たのだった。



だが、そんな司とつくしにも思いも寄らない事が、此の後、起こる事と成るのだった。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  61.』は、一部の文面に、不快
 に思われるやも知れない表現が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

×

非ログインユーザーとして返信する