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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  28.



優紀は、桜子の方を向いたまま、怪訝な顔付きに成るのだった。


何故なら…。
桜子の言葉の中で、優紀は、言って欲しくない言葉が有ったのだ。


「優紀さんは、素直に、西門さんの胸に、飛び込めない。」と、言う言葉は、今の優紀の中
 では、言って欲しく無い言葉の一つだったのだ。


其れに、此の時の桜子は、更に、優紀に、同意を求めて来たのだ。


「そうですよね?
 優紀さん…。」と…。


だが、此の時の優紀は、そう同意を求めて来た桜子に、如何返答して良いのか?
迷って居た事は、事実だったのだ。


否…。
返答する事が出来なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、桜子の方を向いたまま、怪訝な顔付きに成る事しか出来なかったのだ。



だが、案の定…。
総二郎は、桜子の言って来た言葉を拾って、優紀に、言って来たのだ。


「優紀…。
 桜子の言って居る事は、本気なのか?」と…。


だが、此の時の優紀自身…。
『YES』とも…。
『NO』とも…言えなかったのだ。


何故なら…。
此の時の優紀にとって…。
桜子の言って居る言葉は、正解だったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、口を噤んだのだ。



そんな優紀の様子を観て居た桜子は、滋に、訊き始めるのだった。


「滋さん…。
 訊いても良いですか?」と…。


だからだったのだろう。
滋も、そう訊いて来た桜子に、了承の意を告げるのだった。


「うん、良いよ。
 何…?」と…。


なので、桜子は、何の躊躇も無く…。
滋に訊き始めるのだった。


「もし、西門さんと優紀さんが、付き合ったとします。
 滋さんは、優紀さんの仲間として…。
 いいえ、親友として…。
 また、優紀さんの上司の立場として…。
 それぞれの立場で、如何思いますか?」と…。


だからだったのだろう。
滋は、今の素直な気持ちを、F4&T3の前で、話しし始めるのだった。


「そうだな。
 私が、優紀の親友としてなら…。
 ニッシーと優紀の付き合いは、嬉しいかな。
 というか…。
 祝福する。
 だけど…。
 私が、優紀の上司としての立場で言うのなら…。
 ちょっと、複雑かな?」と…。


だからだったのだろう。
そう言って来た滋に対して、総二郎は、不服そうに、訊き始めるのだった。


「滋…。
 何でだよ?」と…。


なので、滋は、更に、今の素直な気持ちを、総二郎に、ぶつけるのだった。


「だって…さ。
 仲間が、部下の恋人って…。
 遣り難いでしょ⁉
 此れからも有り得そうな話だから…。
 はっきり言うと…さ。
 もし…よ。
 例えば…。
 パーティーに出席する事に成った場合…。
 優紀は、どっちの立場で、出席する訳…?
 勿論、ニッシーだって…さ。
 優紀が、恋人なら…。
 自身のパートナーとして、出席して欲しいでしょ?
 でも、私も、優紀には、私の秘書の立場として…。
 私と一緒に、パーティーには、出席して欲しいのよね。」と…。


そして、滋は、其処まで、一気に、言って魅せたのだ。



其処で、あきらは、滋に、質問するのだった。


何故なら…。
滋自身が、優紀を、秘書として、パーティーに出席させたいと思う意図は、あきらでも分かる。
だが、其処まで、滋が、強調する意図が、あきらには、分からなかったのだ。


だからこそ…。
あきらは、滋に訊き始めたのだった。


「滋…。
 訊いて良いか?」と…。


なので、滋は、あきらに、了承の意を、告げるのだった。


「うん、良いよ。
 何…?」と…。


なので、あきらは、滋に訊き始めるのだった。


「ああ。
 滋が、其処まで、秘書としての優紀ちゃんに拘る理由は、何だ?」と…。


だからだったのだろう。
滋は、話しし始めるのだった。


「優紀は、秘書として優秀なのよ。
 優紀は、一度でも、ビジネスを通じて、知り合った人物の名前は、勿論の事だけど…。
 特徴や、資料に記載されている事位は、全て、把握して居るのよ。
 其れに、優紀は…さ。
 今迄、私でも知らなかった其の企業の詳細を調べ尽くして居て…。
 私に、事前に、教えてくれるのよ。
 私が、何も、言わなくても…ね。
 云わば…。
 私が、仕事し易い様に、優紀は、事前に、配慮してくれて居るのよ。
 其れと、パーティーに出席する際にも…。
 優紀が、私と一緒に出席して居ない時は、誰彼無しに、訊かれるのよ。
 “今日は、松岡さんは、ご一緒じゃ無いんですね?”って…。
 だからこそ…。
 前にも、優紀に、或る企業の経営者の息子さんを、紹介した訳…。
 優紀の事を、気に入ったみたいだったから…さ。
 “だから…。”って、訳じゃ無いんだけど…。
 優紀が、私と一緒に、出席してくれた方が、仕事が、スムーズに、進んだりするのよね。
 だからこそ…。
 ニッシーと優紀が、付き合う事に関しては、親友として、祝福するけど…。
 上司の立場としては…。
 ちょっと、複雑かな?」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、そう言って来た滋に、言って除けるのだった。


「滋さん…。
 有難う御座います。
 部下の立場としては、とても、嬉しい上司からの言葉です。
 『秘書』冥利に尽きます。」と…。


だが、此の時の総二郎は、滋からの話しも…。
優紀の言葉も、複雑だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そう言って来た滋に、訊き始めるのだった。


「だったら…よ。
 滋は、俺と優紀が、付き合う事は、反対かよ?」と…。


なので、滋は、総二郎に、返答するのだった。


「反対じゃ無いよ。
 だから…さ。
 パーティーに出席する際は、如何して行くかよね?
 だからこそ…。
 此れからは、お互い、揉めない様にする為にも、話し合いは、必要でしょ⁉
 だから…。
 今の私の素直な気持ちを言って視たの。」と…。


其処で、優紀は、滋に、話しし始めるのだった。


「私は、此れからも、滋さんに、就いて行くつもりです。
 勿論、秘書として…。
 部下として…。
 なので、滋さん…。
 此れからも、宜しくお願いします。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、すかさず…。
そう言い始めた優紀に、声を掛けるのだった。


「おい…?
 優紀…。
 如何言うつもりだ⁉
 話し合いで、決めれば、良いだろ?」と…。


だが、此の時の優紀の決心は、変わる事は無かったのだった。

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