tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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雛祭り【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編①



2021.3.3  雛祭り(桃の節句)



【Party【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編③のエピローグ
 <2月14日『St. Valentine's Day』のF4&T4の会話>】


実は、2月14日『St. Valentine's Day』に、F4&T4で、集まって居た時…。
滋が、T3に、声を掛けたのだった。


「ねぇ~、つくし…。
 優紀…。
 桜子…。
 3月3日は、『雛祭り』だよ。
 女の子の日だよ。」と…。


だからだったのだ。
つくしと優紀と桜子は、それぞれ、頷くのだった。


「うん、そうだね。」
「そうですね。」
「まぁ~、そうですね。
 でも、滋さんは、何が言いたいんですか?」と…。


なので、滋は、話しし始めるのだった。


「うん。
 今年は、つくし共、再会出来たし…。
 『雛祭り』の3月3日は、また、振袖を着付けて貰って…さ。
 楽しまない?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、何気に、話しし始めるのだった。


「だったら…。
 うち(桃乃園邸)で、楽しむ?
 実は…ね。
 私達 家族が、桃乃園家に、戻って来るまで…。
 桃乃園家には、『雛人形』を飾るという習慣が無かったんだって…。
 でも、私達 家族が、桃乃園家に、戻って来た事で、お祖父様が、私の為に、『雛飾り』
 を買って下さったの。
 で、毎年、飾る様に成ったんだぁ~。
 如何?」と…。


だからだったのだろう。
興味津々の桜子は、つくしに、訊き始めるのだった。


「でも、桃乃園邸には、和室は無かった様な気がするんですが…?
 桃乃園邸は、歴とした洋館ですよね?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、クスッと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「桃乃園邸の見た目は…ね(笑)。
 でも…ね。
 経った一部屋…何だけど…。
 18畳程の和室が在るの。
 其処に、毎年、飾ってるの。
 其れ迄の牧野家は、毎年、折り紙で折った『内裏雛(だいりびな)』の『男雛』と『女
 雛』の一対だけだったんだよ。
 だから…。
 初めて、其の『雛飾り』を観た時の私は、其の大きさと迫力に、慄いたもんよ。」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、そう言って来たつくしに、訊き始めるのだった。


「何段飾りなの?」と…。


なので、つくしは、言って除けるのだった。


「十五段飾り…。」と…。


此れには、滋と優紀と桜子は、驚愕するのだった。


特に、優紀は、一般家庭出身なだけに…。
『十五段飾り』は、観た事が無かったのだ。


其れは、其の筈…。
優紀が、知らなくても、当然だったのだ。


何故なら…。
一般的には、『七段飾り』が、通常なのだ。


一般家庭のマンション住まいなら…。
通常、『親王飾り』や『三段飾り』の家庭も在るのだ。


また、住宅事情に寄れば…。
『立ち雛』のケースも在る位なのだ。


だからこそ…。
『十段飾り』や『十五段飾り』は、特注と成るのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、滋と桜子寄りも、更に、驚愕するのだった。



実は、此の時の滋と桜子は、其れ程、驚愕して居なかったのだ。


云わば…。
此の時の滋と桜子は、驚愕して居た事は、事実だったのだが…。
此の時の滋と桜子の驚愕度は、低めだったのだ。


何故なら…。
大河原家と三条家でも、『十段飾り』だったのだ。


だが、此の時の滋と桜子は、思うのだった。


“流石は、桃乃園家…(だわ)。”と…。



なので、滋は、更に、訊き始めるのだった。


「じゃあ、飾るのが大変じゃ無いの?」と…。


其処で、つくしは、心底、“大変だ‼”と、云わんばかりに、更に、言って除けるのだった。


「そりゃあ、そうよ。
 毎年、此の時期に成ると…。
 ママと私と…。
 其れと、(桃乃園家の)使用人の皆さんとで、飾るの。
 『内裏雛(だいりびな)』に、『三人官女』に、『五人囃子』でしょ‼
 其れに、『随身(ずいじん)』に、『仕丁(しちょう)』…。
 其れに、『屏風』に、『ぼんぼり』に、『三方』でしょ‼
 其れに、『高坏(たかつき)』に、『お膳』に、『菱台』…。
 其れと、『お雛様』の『嫁入り道具』…。
 此の『お雛様』の『嫁入り道具』と『お膳』が、細かくて、大変なのよ。
 其れに、『お駕籠(おかご)』に、『重箱』に、『御所車』…。
 其れと、『左近の桜』に、『右近の橘』…。
 一番大変なのが、『毛氈(もうせん)』を敷く事よね。
 『毛氈(もうせん)』の赤い布には、『魔除け』の意味が在って…ね。
 『活力』・『生命力』を表す太陽の色…じゃ無い。
 家の中に、神聖な場所を作って、神様にお越し頂くという意味合いから、赤い布を敷くん
 だって…。
 後は、雛あられを添えたり…。
 『菱台』には、菱餅を供えるでしょ‼
 ほんと、大変なのよ‼
 今や、桃乃園家の毎年の恒例行事かな。
 云わば…。
 『桃乃園家の風物詩』と、言っても、過言じゃ無いわね。」と…。


実は、此の時の優紀は、そんな風に、『雛飾り』について、説明してくれるつくしに、更に、驚愕して居たのだった。


だが、此の時の滋と桜子は、『十五段飾り』の『雛飾り』が、どれ程の迫力なのか?
観て視たく成り、此の時の滋と桜子は、言って除けるのだった。


「うんうん。
 桃乃園家の(『十五段飾り』の)『雛飾り』を観て視たい。
 だから…。
 行くに決まってるわよ。」
「そうですわよね。
 私も、是非共、其の桃乃園家の(『十五段飾り』の)『雛飾り』を、拝見して視たいです
 わ。」と…。


だからだったのだろう。
優紀も、つくしからの誘導に寄り、桃乃園邸に、行く事と成ったのだった。



其処で、何気に、T4のそんな会話を聞いて居た司が、言い始めるのだった。


「だったら…よ。
 俺等 F4も、誘えよ‼
 お前等 T4は、また、振袖を、着付けるんだろ?
 だったら…よ。
 俺等 F4は、スーツを着て行くから…よ。
 なぁ~、お前等(F3の方を向いて)…。」と…。


だからだったのだろう。
類と総二郎とあきらも、それぞれ、言い始めるのだった。


先ずは、あきらが、口を開いたのだった。


「そうだな。
 俺には、双子の妹達が居るから…よ。
 『雛飾り』は、見飽きてるんだけど…な。
 『十五段飾り』は、流石に、初めてかも…な。」と…。


そして、総二郎も、言い始めるのだった。


「うち(西門家)は、男ばかりの兄弟だけど…な。
 お袋が、毎年、『雛飾り』を飾ってんだわ。
 でも、俺も、あきらと同じで、流石に、『十五段飾り』は、初めてかも…な。」と…。


其処で、類は、興味無さそうに、言って除けるのだった。


「俺は、観た事無い。」と…。



という訳で…。
此の年の3月3日は、平日と言う事も有り…。
3月3日の『雛祭り』の日のF4&滋は、仕事をキャンセルする事にしたのだった。
元々、つくしと優紀と桜子は、春期休暇中なので、動き易いのだが…。



なので、つくしは、其の後…。
自身の祖父で在る 桃乃園総帥の了承を得たと同時に、自身の母親で在る 千恵子に、其の事を伝えるのだった。


「皆が、3月3日の『雛祭り』の日に、遊びに来てくれるの。
 だから…。
 ママ、宜しく…ね。」と…。



実は、毎年、2月4日頃から、桃乃園邸では、『十五段飾り』の『雛飾り』を飾り始めるのだ。


其れは、桃の節句は、春の訪れを告げる立春に飾るのが良いとされて居るからだったのだ。


なので、既に、桃乃園邸では、『十五段飾り』の『雛飾り』は、飾られて居たのだった。
司は、観た事が無かったのだが…。



そして、3月3日の『雛祭り』の日の当日…。
つくしは、早朝から、ちらし寿司作りに精を出して居たのだった。




<此の二次小説『雛祭り【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編①』に出て来
 る『十段飾り』や『十五段飾り』は、『特注』と、させて頂きました。
 実は、定かでは無いのですが…。
 過去に、其の様な話しを伺った事が有り、其の様に、設定させて頂きました。
 現在は、如何かは、今の私には、分かり兼ねます。
 もし、現在は、其の様なお話しは無いと言う事でしたら、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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