tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  44.



つくしは、退院後…。
道明寺邸にて、タマの誘導の下…。
今後、自身の部屋と成る 自室に案内されて居たのだ。


其の部屋の扉を、つくし自身に開ける様に指示を出したタマは、つくしの背後から、ジーっと、つくしの様子を見て居たのだ。


其処で、部屋の扉を開けた時のつくしは、独り言かの様に、唯、一言、呟いて居たのだ。
此の時のつくしは、心の中で、呟いて居たつもりだったのだが…。


「可愛いぃ~。」と、思わず、口から出てしまって居たのだ。


其処で、つくしは、独り言かの様に、一言、呟いてから、其の部屋の中を、唯、ジーっと、見乍ら、タマに、声を掛けるのだった。


「タマさん…。
 此のお部屋は…?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、悟ったのだった。


“つくしは、此の部屋を観ても、まだ、思い出せないのかね。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のタマは、まるで、がっかりして居るかの様にも、見て取れる程だったのだ。


だが、タマは、反対に、つくしに訊き始めるのだった。


「つくしは、此の部屋が如何言う部屋なのか…。
 覚えて居ないのかい?」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、タマから、そんな風に訊かれて、驚愕し乍らも、タマに、返答するのだった。


「えっ??
 すみません。
 覚えて居ません。
 私と此の部屋には、何か、有ったのでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
タマは、つくしに、つくしの過去の話をし始めるのだった。


「此の部屋は、坊っちゃん専用使用人をして居た頃のつくしが、使用して居た部屋ださね。
 椿お嬢様が、つくしの為に用意為さった部屋だよ。
 つくしには、如何しても、“此処の部屋を…。”と、仰って、椿お嬢様は、譲らなかったん
 だよ。
 其の当時のタマは、そんな椿お嬢様を、止めたんだが…ね。
 だからこそ…。
 其の当時のタマは、椿お嬢様に、言ったんだよ。
 つくしには、“屋根裏(部屋)で良い。”って…。
 だが、椿お嬢様は、“其れだけは、ダメだ‼”って、言うから…さね。
 其の当時のつくしは、此の部屋を、使用して居たんだよ。
 まぁ~、椿お嬢様は、つくしが、高等部当時から、つくしには、元々、甘いお人だったか
 ら…さね。
 其れは、今も、変わって居らっしゃらないだろうが…ね。」と…。



実は、つくしが、道明寺邸を去った後も、椿からの要望で、此の部屋は、其のままに成って居たのだ。


勿論、椿からの要望が無くても、タマ自身…。
つくしの部屋だった此の場所は、其のままにして置くつもりで居たのだ。
何時か、また、つくしが、道明寺邸で過ごす事を夢見て…。


だからだったのだ。
つくしが着て居たメイド服も、クリーニング後…。
一時は、其のままにして置いた程だったのだ。


なので、タマは、再び、つくしに此の部屋を、使用させ様として居たのだ。



実は、つくしは、其処で、如何、タマに返答すれば良いのか?
悩んで居たのだ。


何故なら…。
此の時のタマの顔には、がっかりして居る様子が見て取れたのだ。


此の時のつくしは、そんなタマの顔付きが、気に成って居たのだ。


今のつくしには、其の当時の記憶が無いのだ。
なので、此の時のつくしは、そんな自身に、“タマさんが、がっかりして居るのでは無いだろうか?”と、勘違いを起こして居たのだ。


タマが、がっかりして居たのは、勿論、つくしが、此の部屋を観ても、何の反応も示さなかった事は、事実だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、そんな様子のつくしに、寂しさを感じて居たのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、そんな様子のつくしに、がっかりして居たのだ。


なので、此の時のタマが、がっかりして居たのは、つくし自身では無く…。
“つくしの記憶の中には、道明寺邸での出来事が残って居ない。”と、言う事実に、他成らないのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、そんな様子のつくしに、がっかりしてしまって居たのかも知れない。



だからだったのだろう。
此の時のタマは、そんな様子のつくしを観て居て、言って除けるのだった。


「つくし…。
 つべこべ言わずに…。
 此の部屋を使用すれば良いださね。
 取り敢えず、つくしは、道明寺邸で、療養する事は、決定ださね。
 其れは、奥様がお決めに成った事だ。
 だから…さね。
 つくしは、此の部屋を使用すれば良いださね。」と…。



実は、此の時のつくしにとって、自身の記憶の中では、未だ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓とは、会った事が無い事に成って居たのだ。


だからこそ…。
現在のつくしにとっては、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、如何言う人物なのかも知らないという事に成るのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしが、タマから、例え、“奥様からの命令だ‼” や “奥様がお決めに成った事だ。”と、言われたとしても…。
此の時のつくしが、“従う必要が無い。”と、判断しても、可笑しく無かったのだ。


だが、何故か?
此の時のつくしは、“従わなければ…。”と、思えて居たのだ。


否…。
此の時のつくしは、“従う必要性が有るのかも知れない。”と、思って居た程だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、何も考えず、タマの話しに、了承の意を示すのだった。


「分かりました。
 ご厚意に、従わせて頂きます。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、そう了承して来たつくしに、ホッと、するのだった。


そして、此の時のタマは、にこっと、笑って、つくしに、言って除けるのだった。


「そうすれば良いださね。」と…。


なので、此の日からのつくしは、此の部屋が、自身の自室と成って居たのだ。



だが、つくしは、タダで此の部屋に住む事は、如何しても、出来ないと思って居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、タマに懇願するかの様に、話しし始めるのだった。


「ですが…。
 やっぱり、私は、タダで、此方にお世話に成る事は出来ません。
 また、使用人として、私を、使って下さい。」と…。


其処で、タマは、つくしに、言って除けるのだった。


「其れは、出来無いさね。
 つくしが、こう成ったのは、坊っちゃんの責任ださね。
 道明寺家が、つくしの世話をする事は、当然…何だよ。
 だからこそ…。
 つくしは、つべこべ言わずに、道明寺家に世話に成って居れば、良いださね。
 だが、其れでも、つくしが、時間を持て余す様なら…。
 レッスンを受けて視ないかい?
 奥様が、講師陣を、呼んで下さるそうだから…。
 此れも、奥様からの命令だ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そう言って来たタマに対して、困った顔に成り乍らも、了承の意を告げるのだった。


「分かりました。
 宜しくお願い致します。」と…。


其処で、タマは、つくしに、返答するのだった。


「相分かった。」と…。



実は、此の時のタマは、気が付いて居たのだ。
つくしに、“奥様からの命令だ‼” や “奥様がお決めに成った事だ。”と、言えば…。
つくしが、従うだろう事は…。


だからこそ…。
言う成れば…。
此の時のタマは、態と、つくしに、そう言って居た様なモノだったのだ。



事実、タマは、先代の遺言で、言われて居たのだ。


「タマが、息を引き取る迄、此の館で、面倒を見る。」と…。


『タマ』という人物は、其れ程、道明寺邸では、絶対的な存在なのだ。


だからこそ…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、如何こう言おう共…。
此の時のタマは、つくしの世話をするつもりで居たのだ。



そして、其の後の此の時のタマは、つくしの自室を後にして、直ぐ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、連絡を入れるのだった。
つくしが、全てを了承した事を…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマに、お礼の言葉を伝えるのだった。


「タマさん…。
 有難う。
 タマさんに、お願いして良かったわ。
 つくしさんの事を、宜しくお願いしますね。」と…。


そして、此の時のタマは、そんな司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に告げるのだった。


「相分かったよ。」と…。



という訳で、道明寺邸でお世話に成る事に成ったつくしは、レッスンという名の英才教育を、受ける事に成ったのだ。


言う成れば…。
此の時のつくしは、まんまと、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と タマの作戦に、乗ってしまったという訳だったのだ。




<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  44.』は、神尾葉子先生の『花よ
 り男子』に出て来る花男メンバーのセリフを、勝手に、拝借して、記載させて頂いて折り
 ます。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げま
 す。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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