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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司の其の後の行動【結婚出来ない男・しない女…<つかつく>】  番外編①




【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  12.』のエピローグ<司の其の後>】


西田は、自身の上司とも云うべき、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓からの言い付けに寄り、自身の上司で在る 司の其の後の観察をする事に成ったのだ。



実は、司は、其の後も、自身が思って居る通りに、つくしからの返答の言葉を聞きたくて、道明寺総合病院に行脚したかったのだ。


だが、つくしは、道明寺総合病院の理事長に、「退職の方向で話しを進めて欲しい。」と、申し伝えて居るのだ。


其れに、司自身、つくしからの良い返答の言葉が聞けて居ない処か?
自身の姉で在る 椿に寄って、邪魔をされた様なモノ…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、直ぐにでも、つくしの下に向かって、つくしの誤解を解きたいという思いが有った事は、事実だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の本来の思いは、直ぐにでも、道明寺総合病院に行脚したくても出来ず、我慢を強いられて居たのだが、其れでも、気が急くばかりで、のんびりと、仕事して居る場合では無かったのだ。


だが、此の時の司が、其れでも、つくしに会いに行きたいと、無理押しして、つくしに会いに行けば、“また、退職の話しに成るのだろう。”と、推測して居た司は、中々、つくしに会いに行く事が出来なかったのだ。


其れでも、人間という生き物は、我慢をして居れば、何時(いつ)かは、限界というモノが遣って来るのだ。
勿論、司も、例外では無く、等々、我慢の限界が来てしまったのだ。


だからだったのだ。
司は、つくしに会いに行く事にしたのだった。



そして、つくし自身も、退職届を提出したにも関わらず、暫くの間、放置状態にされたままの状況だった為に、嫌気が差して居たのだ。


だからだったのだろう。
此の放置状態に、毎日、イライラして居たのだ。


勿論、此の様な状況だったとしても、つくし自身、自身の部下で在る 総合外科のドクター や ナース達に、当たり散らす様な事は、一切、無く、唯、つくし一人で、イライラして居ただけ…だったのだ。


だが、つくしの部下で在る 総合外科のドクター や ナース達からして視れば…。
そんなつくしの様子は、今迄に観た事が無く、異常だと思わせて居たのだ。


だからこそ…。
つくしの部下で在る 総合外科のドクター や ナース達からは、“牧野先生の身に、何か有ったのだろうか?”と、思わせる程…だったのだ。



そして、其の後、久し振りに、つくしを訪ねた司は、西田の助言に寄り、先ずは、理事長室にて、つくしと会う事にしたのだ。


「馴れ馴れしくすればするだけ、返って、牧野先生は、司様から離れ様と為さると思いま
 す。
 ですから、今回は、取り敢えず、牧野先生を理事長室にお呼びして、お話し為さるのは、
 如何で御座いましょうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、西田の助言に従い、理事長室にて、つくしを待つ事にしたという訳…だったのだ。



だが、司が、つくしに会いに行った時のつくしの顔付きは、司自身が期待して居たモノでは無かったのだ。


云わば…。
理事長室に入って来た時のつくしの顔付きは、怒り顔…だったのだ。


云う成れば…。
其の時のつくしの目は吊り上がり、其れはまるで、司を睨み付けて居る様子…だったのだ。


実は、司は、つくしから優しい目付きで、自身に微笑んで欲しかったのだ。
だが、そんな司の思いは、儚くも散ってしまったのだ。


だからだったのだ。
唯、終始、自身を睨み付けて来るつくしに、此の時の司は、戸惑いを魅せて居たのだった。



そして、司が、何も言い出せず、戸惑って居る所に、西田からの助け舟が有ったのだ。


云わば…。
此の時の西田は、つくしに声を掛けるのだった。


「牧野先生…。
 先日、理事長に提出為さった退職届の件で御座いますが、受理させて頂く事は出来ませ
 ん。」と…。


其処で、つくしは、西田に訊き始めるのだった。


「如何してですか?」と…。



勿論、此の時の西田は、“牧野先生が、私に、そう切り返して来る事は、当然だろう。”と、認識して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の西田は、つくしに、話し出来た言葉だったのだ。


「牧野先生は、道明寺総合病院にとって、無くては成らない人材です。
 牧野先生の様に、素晴らしい人材を、見す見す、見逃す様な事は、道明寺総合病院とし
 てもしたく御座いません。
 了承願えましたら、幸いですが…。」と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、西田が、『』を強調し乍ら、つくしに話しして居る会話を聞いて居て、悟って居たのだった。


“西田…お前、何時の間に、俺のあいつへの想いに気が付いて居たんだ⁉
 でも…よ。
 此の状況は、何だか、俺は、助かったのかも知んねぇな。
 って事は、牧野は、うち(道明寺総合病院)に残らねぇといけねぇだろうな。”と、ほくそ笑み乍ら…。


だが、“此の時のつくしは…。”と、云えば…。
怪訝な顔付きに成り、西田から言われた言葉に渋って居る様にも、此の時の西田には見えて居たのだった。



其処で、司は、漸く、口を開くのだった。


「なぁ~、牧野…。
 お前が、道明寺総合病院にとって、必要な人材で在る事は、当然な話しだ。
 でも…よ。
 其れだけじゃねぇぞ。
 お前は、俺にとっても、必要な女だ。」と、臆する事無く…。


だが、例え、司から、そんな風に言われたとしても、其れでも、此の時のつくしは、自身の首を縦に振る事は無かったのだ。
唯、「時間を戴けますか?」の一言を伝えて、此の場(理事長室)を後にして居たのだった。


だからだったのだろう。
司は、其の場(理事長室)で、ソファに座ったまま、動く事も出来ず、打ち拉がれて居たのだった。


云わば…。
此の時のつくしの対応は、司にとって、其れだけ、ダメージが強かったのだ。


だが、其れでも、其の後の司は、思い直したかの様に、つくしへの想いを貫き通そうとするのだった。
司の其の後の行動を周りから観れば、危なっかしいと思う程に…。



だが、つくしは、つくしで、道明寺総合病院にて、仕事をする事自体…。
既に、ストレスに成り掛けて居たのだ。


だからだったのだ。
道明寺総合病院 総合外科に居るだけじゃ無く、道明寺総合病院に居る事自体…。
居た堪れない気持ちで居たのだ。


だからだったのだ。
ここ最近のつくしは、患者の手術さえ無ければ、自身の自室で在る 総合外科部長室にて、執務を熟す日々…だったのだ。



そして、ここ最近の司は、毎日の様に、つくしの顔を観たく成って居たのだ。


だからこそ…。
司は、事在る毎に、道明寺総合病院に向かう様に、西田に伝えるのだった。


「西田…少し位ぇなら、良いだろう?
 道明寺総合病院に向かってくれ‼」と…。


実は、西田自身、NYの頃と比べれば、そんな司の変わり様に、驚愕処では無かったのだ。
呆れて居たと言っても過言じゃ無い程…だったのだ。


だからこそ…。
ここ最近の西田は、毎日の様に、自身の心の中で、溜息を突いて居たのだった。


“はぁ~。”と…。


だが、其れでも、ここ最近の西田は、毎日の様に、自身の思いとは裏腹に、道明寺家の運転手に言付けるのだった。


「道明寺総合病院に向かって下さい。」と…。



そして、ここ最近の司は、道明寺総合病院に到着すれば、毎日の様に、つくしの自室で在る 総合外科部長室にて、つくしと一緒に、時間を過ごそうとするのだった。


そして、司に寄って、自身の自室で在る 総合外科部長室に居座られて居るつくしは、毎日の様に、司に言って除けるのだった。


「いい加減にして下さいますか?
 副社長が、此方(つくしの自室で在る 総合外科部長室)にお越しに成ると言う事は、ま
 た、道明寺総合病院内で、変な噂を流されてしまいますし…。
 私自身、執務が進まず、困ります。
 ですから、此方(つくしの自室で在る 総合外科部長室)にお越しに成るのは、ご遠慮下
 さいますか?」と…。


だが、ここ最近の司は、今迄とは違い、居直って居たのだ。


「俺が、此方(つくしの自室で在る 総合外科部長室)に来たら、お前は、何で、変な噂を
 流されて、困るんだよ?
 噂を流してぇ奴には、言わせて置けば良いだろ?
 お前が困る事ねぇだろ?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、悟って居たのだった。


“此の男性(ひと)は、例え、此方から正論を言ったとしても、何も通じないんだぁ~。
 云えば言う程、此方にストレスが溜まるだけだ‼”と、諦めたかの様に…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司の話し自体、何も聞かなかったかの様に執務に没頭し始めたのだった。


だが、其れでも、此の時の司は、そんな状況のつくしを良い事に、ソファに座ったまま、執務を熟して居るつくしを、何も発する事無く、唯、ジーっと、観て居たのだった。

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