tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司の其の後の行動【結婚出来ない男・しない女…<つかつく>】  番外編②




自身の様子を気にする事も無く、執務を熟して居るつくしを、此の時の司は、何も発する事無く、唯、ジーっと、観て居ただけ…だったのだ。


勿論、此の時の司は、そんなつくしのちょっとした仕草を見落す事無く、唯、ボーっと、観て居るだけの様なモノ…だったのだ。
否、見惚れて居ると言っても、過言じゃ無い程…だったのだ。



だが、実は、つくしにも、そんな司の様子に気が付いて居たのだ。
所謂、司が、自分自身を観て居る事を…。


此れがもし、20代の頃のつくしだったの成らば…気が付いて居なかったのかも知れない。


何故なら…。
幼馴染で親友で在る 優紀からして視れば…。
10代・20代の頃のつくしは、人の気持ちに、『鈍感』だったのだから…。
否、疎かったのかも知れない。


だが、此の時のつくしの年齢は、既に、大人の女性と言っても可笑しくない35歳…だったのだ。


だからだったのだ。
此れ迄、色々な修羅場を潜り抜けて、今のつくしが此処に存在して居るのだから…。
当然、現在のつくしが、司の一つ一つの仕草を見落す筈が無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、態と、知らない振りが出来て居たという訳…だったのだ。



其れに、そんな様子の司に対して、少しでも、司に声を掛け様とすれば、其れは、間違い無く、司のペースに巻き込まれる事自体、此の時のつくしには承知して居たし、理解して居たから…だったのだ。


なので、知らない振りをして、司に声を掛ける事も無く、態と、執務に没頭して居たのだ。


否、此の時のつくしは、執務に没頭して居る振りをして居たと言っても過言じゃ無い状況と云えたのだ。



そして、其の後の司は、自身の秘書で在る 西田からの声掛けに寄り、何時(いつ)も、諦めたかの様に、つくしの執務室とも云うべき、総合外科部長室を後にするのだった。


此れが、ここ最近の道明寺総合病院での司のルーティンと成って居たのだった。



実は、其の頃の司は、つくしに会えるだけで、つくしの顔を観られるだけ、其れだけで、良かったのだ。
だが、そんな司だったのだが、等々、司自身、其れも、限界に達して居たのだ。


何故なら…。
つくしから、司に喋り掛ける処か?
司からつくしに声を掛け様が、如何し様が、つくしは、司に、一切、返答し無いのだ。


云わば…。
つくし自身、司を無視して居たのだ。



だからだったのだ。
更に、其の後の司は、等々、痺れを切らしたかの様に、つくしに対応し始めたのだ。
所謂、此の時の司は、つくしの気持ちはお構い無しで、つくしに向かい始めたのだ。


云う成れば…。
此の時の司は、既に、猪突猛進状態…だったのだ。


云わば…。
そんな司を、誰も、止められる状況に無かったと云えたのだ。


だからだったのだろう。
更に、つくしは、そんな司を迷惑がったり、避け始めたのだ。


だが、其れでも、此の時の司は、そんなつくしに、お構い無しだったのだ。



例えば、此の時の司が、つくしに取った行動と云えば…。


つくしの携帯番号等、携帯アドレスを訊き出そうとしたり…。


つくしを食事に誘うと、態々、其の日のつくしの休憩(昼食)時間を調べて、道明寺総合病院に向かう様に成ったり…。


つくしの勤務形態を調べ上げて、つくしの仕事が終わる時間帯を見計らい、病院関係者専用出入口の前で、つくしが出て来る事を待つ様に成ったり…。
(勿論、其の時の司は、自身の愛車で、道明寺総合病院に向かって居た事は言うまでも無か
 ったのだが…。)


つくしの住まいで在る マンション迄、送り届け様と、必死で、自身の愛車を、つくしにアピールしたり…。


と、並々成らぬ努力を続けて居たのだ。



勿論、司が、其の気に成れば、全て、調べ上げられる事案だったのだ。
だが、此の時の司は、調べ様とし無かったのだ。


何故なら…。
其れなら、意味が無いのだ。
つくし自身の気持ちを、自分自身に向けさせられたとは言えないから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしに関する情報を、調べさせる事はし無かったのだ。



だが、此の時のつくしと云えば…。
実は、其れでも、そんな司を、一切、無視し様として居たのだ。


そして、其の後の司を無視し続けて居るつくしでは在ったのだが、其れでも、止めてくれない司に、等々、つくしは切れてしまい、言ってしまったのだ。
司を拒絶する言葉を…。


「お願いですから…。
 道明寺総合病院にお越しに成っても、私に会いに来ないで下さい。
 もう、私の前に、副社長の姿を見せないで下さい。
 如何か、お願いします。
 また、道明寺総合病院内で、変な噂が出ると、仕事がし難く成ります。
 其れか、私を解雇為さって下さい。」と…。



だからだったのかも知れない。
其れでも、此の時の司は、次の手段に出様として居たのだ。


其れは、つくしの言葉を、司の都合の良い様に解釈した結果…。
考え出された手段と云えたのだ。


其れは、実は、司自身、此れ迄、貫いて来た自分自身の掟みたいな物を、自分自身で破ってしまった事と成ったのだ。


其れは、つくしが、何処に住んで居るのか?
司自身、調べ始めたという訳…だったのだ。


其れ迄のつくしは、自身の住まいが、何処に在るのか?
司には、一切、言って来なかったのだ。
寧ろ、拒絶する言葉を言って居たのだ。


「就いて来ないで下さい。」と…。


だからだったのだ。
そういう時のつくしは、態と、遠回りして帰ったり、態と、スーパー等に寄り道したり…。
将又、司には、バレない様に、車では通れない様な道から、態と、帰ったりして居たのだ。



だからだったのだ。
司からして視れば…。
“まさか、此処だったのか⁉”と、思う様な所に、つくしは住んで居たのだ。


其のつくしが住んで居るマンションとは…。
道明寺HDが、所有・管理して居る マンションで、道明寺総合病院にて、勤めて居るスタッフの中でも、独身者専用のマンションだったのだ。


勿論、司自身、其のマンションの存在は、把握して居たのだ。


だが、まさか、つくしが、其のマンションにて、住んで居るとは、此の時点に於いての司には思っても視なかったのだ。



だからだったのだ。
此の時の司は、西田を、自身の執務室に呼び出したのだ。
そして、此の時の司は、西田に訊き始めるのだった。


「西田…。
 訊きてぇ事が有んだけど…よ。」と…。


其処で、西田は、司が、如何言う事を訊いて来るのか?
見当も付かなかったのだろう。
不思議に思い乍らも、了承の意を、司に伝えるのだった。


「如何言った事でしょうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、躊躇する事無く、更に、西田に訊き始めるのだった。


「ああ、訊きてぇというのは…な。
 牧野の事…何だよな。」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田の心の中では、“牧野先生の事ですか?”と、思い乍らも、決して、声にも、顔にも出さず、其の後の司からの話しに耳を傾けて居たのだ。


だからだったのだろう。
何も返答の言葉も無い西田を放って置いて、此の時の司は、続けて、西田に訊き始めるのだった。


「牧野が住んでるマンションは、確か、道明寺HDが、所有・管理して居る マンションだ
 ったよな?」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田は、司が何を考えて居るのか?
大体、見当が付いて居たと言う事も有り、西田は返答だけして居たのだ。


「はい。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、やっと、本題の話しを、西田に言って除けるのだった。


「確か、あのマンションの最上階は、俺の所有の部屋に成ってたよな?
 だとしたら、俺は、近い内に、其処に住みてぇ‼
 だから…よ。
 今直ぐ、俺が住める様に、リフォームして置いてくれ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田は、“やっぱり…。”と、思い乍らも、溜息を吐いて居たのだった。
勿論、司には、気付かれない様に…。


だが、此の時の西田は、更に、声にも出さず、顔にも出さず、司に了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。



そして、司に了承した此の時の西田は、其の日から、つくしが住んで居る(道明寺HDが、所有・管理して居る)マンションの最上階のリフォーム工事を始める様に、手配を掛けて居たのだった。


だからだったのだ。
つくしは、ここ最近に成って、慌ただしく成って居るマンションの様子から、コンシェルジュに訊いて居たのだった。


「何か、慌ただしいですね。
 工事でもされて居るんですか?」と…。



実は、此のマンションのコンシェルジュと言うのは、道明寺HDの社員だったのだ。


だからだったのだ。
此のマンションのコンシェルジュ達は、西田から、「牧野先生から、何か訊かれても、詳しい事は言わない様に…。」と、言われて居た事も有り、表面的な言葉で、返して居たのだ。


「ええ、そう何です。
 少しの間、お騒がせしますが、宜しくお願い致します。」と…。


だからだったのだ。
つくしとて、そう言われれば、何も、反論出来る訳も無く、了承の意を伝えるだけ…だったのだ。


「はい、分かりました。」と…。



だからだったのだ。
此の時のつくしには、単なる、工事位にしか、思って居なかったのだ。
なので、此の時のつくしにとって、近い将来、司が、まさか、自身が住んで居るマンションに、引っ越して来るとは思っても視なかったのだった。

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