tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司の其の後の行動【結婚出来ない男・しない女…<つかつく>】  番外編④



司が気に入って居る道明寺家の別荘に到着した司とつくし…。
司は、其の道明寺家の別荘のガレージに愛車を止めた後、つくしを別荘の中に誘導したのだ。


そして、道明寺家の別荘に入った司とつくしの目の前には、ガラス張りから見える景色が広がって居たのだ。
其の目の前に広がる景色を見て居たつくしに、司は、声を掛けたのだ。


「お前は、暫くの間、其の景色を楽しんどけ‼
 俺は、珈琲を淹れて来る。」と…。



だが、実は、此の時のつくしは、司から発せられた其の言葉を聞いて居なかったのだ。


何故なら…。
つくしの目の前に広がる其の景色に、此の時のつくしは、酔い痴れて居たから…だったのだ。
否、興奮状態に在ったから…だったのだろう。


だからだったのだ。
珈琲を淹れてリビングルームに戻って来た司の声掛けにも、此の時のつくしは、一切、聞く耳を持って居なかったのだ。



実は、珈琲を淹れてリビングルームに戻って来た司は、「珈琲を淹れて来たぞ‼」と、つくしに、声を掛けて居たのだ。


だが、其れ程迄に、興奮状態に成って居たつくしだったので、自身の目の前に広がる其の景色に酔い痴れ過ぎて、一切、司の声が、自身の耳に入って来なかったという訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、思って居たのだった。


“俺は、此の景色に負けたのかよ。”と、自嘲気味に…。



だからだったのだ。
司は、また、つくしの背後から、つくしを抱き締めたのだ。
其処で、此の時のつくしは、漸く、我に返ったかの様に、司の存在を認識するのだった。


だからだったのだろう。
其処で、司が、つくしに、『Back hug』をした事で、漸く、ビクッと成って、反応して居るつくしの耳元に、司は、声を掛けるのだった。


「折角、“珈琲を淹れて来たぞ‼”って、俺は、お前に、声を掛けて遣ったのに…よ。
 此の俺様には、全く、無視かよ。
 お前は、良い度胸してんな‼」と…。


其処で、つくしは、申し訳無さそうに、俯き乍ら、司に謝るのだった。


「すみませんでした。」と…。


だが、司の口から聞いた「珈琲を淹れて来たぞ‼」と、言う言葉に反応したかの様に、此の時のつくしは、自身の顔を上げてから、司に『Back hug』をされた状態のまま、司に訊くのだった。


「あのぉ~、副社長が、珈琲を淹れてくれたんですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の心の中で、“失敬な‼”と、思い乍らも、つくしが、そう言いたい事の意味が分かるだけに、クスッと、笑い乍らも、言って除けるのだった。


「あのなぁ~(笑)。
 俺にも、珈琲位ぇは淹れられるんだよ。
 俺の城を、誰にも邪魔されたくねぇから…な。
 俺のマンションにも、執務室にも、コーヒーメーカーは置いて在る。
 特に、女に淹れられた珈琲を飲もうと思わなかったから…な。
 だから…よ。
 珈琲位ぇは、俺にも、淹れられる様に成った。
 其れは、NYの頃から、ずーっと、そうして来た事だ。
 だから…よ。
 其れ位ぇは、俺にも、淹れられるんだ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、納得したかの様に、司に返答するのだった。


「そうでしたか。」と…。



そして、其の後の司は、つくしをソファに座らせ、つくしと共に珈琲を飲み乍ら、話しし始めるのだった。


「牧野…姉貴の事では、お前に、迷惑を掛けた様だな。
 姉貴という人間は、悪い女(やつ)じゃねぇんだけど…な。
 今迄は、此の歳に成っても、未だに、女の噂も出ねぇ此の俺の事を呆れてたのか。
 女っ気の無い俺の事を心配してた様で、初めて、女の話しに成ったから…な。
 弟で在る 俺のフォローをするつもりで、お前の前に現れたと思う。
 本当に、悪かった。」と、司は、ソファに座り乍ら、頭を下げて、つくしに謝って居たのだ。


だが、此の時のつくしの心の中では、思って居たのだ。


“副社長の方が、余っ程、私自身、迷惑を掛けられて居ますが…。”と…。



其れでも、此の時のつくしは、司の姉で在る 椿と話しした事で、司が云わんとして居る事の意味が分かるので、司を安心させる意味で、返答するのだった。


「私にも、2歳離れた弟が居るんです。
 ですから、副社長のお姉様が心配為さる事の意味は分かります。
 ですので、ご心配には及びません。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、ホッとして居たのだ。
其処で、司は、つくしに、プライベートな話しを訊き始めたのだった。


「お前の姉弟は、弟だけか?」と…。


なので、つくしは、司の方を、しっかり、見乍ら、返答するのだった。


「はい、弟だけです。」と…。


其処で、更に、司は、つくしに、プライベートな話しを訊き始めるのだった。


「で、お前の家族は、親父さんとお袋さんの4人家族か。
 親父さんは、何の仕事をしてる?
 お袋さんも、仕事してんのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そう訊いて来た司の顔を睨み付けるかの様に、言って除けるのだった。


「其れって、私の身辺調査でも為さって居るという事ですか?
 でしたら、答える必要は無いかと思います。
 例え、其れが、お友達の立場で在ったとしても、私は、不愉快です。」と…。


だからだったのだ。
ついつい、先走り、先に急ぎ過ぎた感の在る自分自身を自嘲し乍らも、司は、つくしに謝りを入れるのだった。


「先に進み過ぎた、申し訳無い。
 けど…よ。
 誤解して欲しくねぇのは、決して、お前の身辺調査じゃねぇから…な。
 お前の事を、“もっと、知りてぇ‼”と、いう俺の気持ちの表れだと思って欲しい。」と…。


だが、此の時のつくしは、司から、自身への想いを、そんな風に、聞かされても、何故か、嫌な気はして居なかったのだ。
実は、此の時のつくしは、そんな自分自身に、自嘲気味だと云えたのだった。


“私は、如何しちゃったのだろうか?”と、思い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、我に返ったかの様に、司に言って除けるのだった。


「副社長のお気持ちは、分かりました。
 ですが、此れからは、こんな事をし無いで下さいますか?
 私は、此れでも、ドクターの端くれです。
 急患が入れば、例え、お休みの日でも、呼び出しは有ります。
 私の立場上、遠出が出来る立場では在りません。
 ですから、病院側は、独身寮的なマンションを、病院の近くに、しかも、病院に歩いても
 通える様な場所に、マンションを設けて下さって居るんだと思うんです。
 ですから、万一に備えて、私は、遠出し無い事にして居るんです。
 という訳で、此処は、足が無い様な場所だというの成らば、此のまま、私をマンションに
 送り届けて下さいますか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの目は、威圧感漂う目付きだったのだ。



そんなつくしの目を観た事で、此の時の司は、降参するかの様に、つくしに言って除けるのだった。


「分かった。」と…。


実は、つくしが、自分自身に目を向けてくれるので有れば、“此の(道明寺家の)別荘に、泊まって、此のまま、一泊して、翌日に、帰れば良いだろう。”と、此の時の司は、安易に考えて居たのだ。


だが、そんな司の考えは、脆くも、無残に、崩れ落ちたのだった。


そして、其のまま、司とつくしは、マンションに戻って来たのだ。



そして、司は、何時もの通りに、道明寺HDが、所有・管理して居る 道明寺総合病院のスタッフが入居して居る此のマンションのVIP専用地下駐車場に愛車を停車させたのだ。


実は、此のVIP専用地下駐車場に在る エレベーターは、最上階専用エレベーターなのだ。
という事は、VIP専用地下駐車場とは名ばかりで、実は、司専用地下駐車場と言っても過言じゃ無い状況だったのだ。


何故なら…。
最上階は、1フロアに成って居て、最上階に住んで居るのは、司のみという訳…だったのだから…。



だからこそ…。
つくしは、困って居たのだ。


何故なら…。
自身の部屋に入るには、一旦、1階に向かわなくてはいけないのだから…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、困った様な顔付きに成り、司に、訊き始めるのだった。


「此処から、1階に出るには、如何行けば良いのですか?」と…。


其処で、司は、つくしが、自身の傍から逃げ出さない様に、素早く、つくしの腕を掴んで、言って除けるのだった。


「だったら…よ。
 俺の部屋に来れば、良いだろ。
 俺は、お前を招待して遣ると言った筈だろ?
 だから…よ。
 俺と、一緒に、来いよ‼」と…。



実は、其処で、つくしは、戸惑ったのだ。


何故なら…。
どんどん、司のペースに巻き込まれて居るから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、戸惑いを魅せ始めたという訳…だったのだ。


勿論、此の時の司は、そんなつくしの戸惑って居るで在ろう姿が見て取れて居たのだった。


だが、其れでも、司は、司で、つくしを自分自身のペースに巻き込む為に、必死だったと云えたのだ。



そして、つくしは、何時の間にか?
司のペースに巻き込まれて居る自分自身を、嫌だと思わなく成る日が遣って来るのだった。


だからだったのだ。
そんなつくしを観て行く内に、司は、“して遣ったり…。”と、思える様な日が来るという訳…だったのだ。

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