tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  30.




司と話しした其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其れから、数日が経った頃…牧野家に居たのだった。


何故なら…。
雑誌の発売が、道明寺家サイドに寄って、差し止められる事無く、発売日通りに、(雑誌は)発売されたから…だったのだ。



だからだったのだろう。
其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、雑誌の発売が差し止められる事無く、発売日通りに、雑誌が発売された事で、考えて居たのだった。


“つくしさんの御両親も、雑誌が発売された事で、司とつくしさんのお付き合いの件を、き
 っと、ご存知の筈…。
 成らば、私(わたくし)から、此の件に関して、ちゃんと、つくしさんの御両親にご報告
 するべきですわね。
 其れに、世論が煩く成らない内に、近々、司には、婚約発表をさせなくてはいけないでし
 ょうし…。
 なので、何方にしても、其の前手に、つくしさんの御両親とは、一度、お会いし無ければ
 成らないでしょうから…。”と…。


という訳で、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、牧野家に居たという訳…だったのだ。


なので、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子夫妻の前に座って居たのだった。



そして、言い訳という訳では無いのだが…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子夫妻に、例の話しを話しし始めて居たのだった。


「もう既に、雑誌をご覧に成ったかと思いますが…。
 実は、私共の愚息で在ります『道明寺司』は、牧野家のお嬢さんで在ります『つくしさ
 ん』と、既に、お付き合いさせて頂いて居る(おる)様で御座います。」と…。



だからだったのだろう。
其処で、つくしの父親で在る 牧野晴夫は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だけでは無く、つくしの母親で在る 牧野千恵子にとっても、予期せぬ行動に出るのだった。


此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫の誰も予期して居なかった行動とは…。
実は、此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫は、急に、土下座をするかの様に、頭を下げ始めて、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に謝り始めるのだった。


「申し訳御座いません。」と…。


其処で、つくしの父親で在る 牧野晴夫のそんな行動に驚愕し始めた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、驚愕顔に成り乍らも、其れでも、つくしの父親で在る 牧野晴夫に訊くかの如く、返答するのだった。


「如何して、私(わたくし)に、謝って下さって居るのでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫は、其のままの体制を崩す事無く、更に、話しし始めるのだった。


「此の度は、道明寺社長に、此の様なむさ苦しい所にお越し頂き、感謝する次第で御座いま
 すが…。
 実は、其れ以前に、私共の娘が、道明寺家のご子息とお付き合いをさせて頂いて居る(お
 る)等と、存じ上げて折りませんでした。
 ご覧の通り、私共は、『庶民の下』と、言っても可笑しく無い様な家柄で御座います。
 ですので、私共の娘が、道明寺家のご子息と釣り合う等と、思って居りません。
 ですから、至急にでも、娘には、道明寺家のご子息と別れる様に、申し伝えます。
 ですので、親のせいで、娘の勤め先で在ります『道明寺総合病院』の医者の仕事を辞めさ
 せないで下さいませ。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思って居たのだった。


“つくしさんのお父様が、私(わたくし)に何を言いたかったのか?…やっと、分かった様
 な気がするわ。”と…。


其れは、勿論、つくしの父親で在る 牧野晴夫が、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に伝えた「此の様なむさ苦しい所…。」と、自分自身を卑下するかの様に言って来た言葉もそうだったのだが…。
更には、つくしの父親で在る 牧野晴夫が、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に伝えた「親のせいで、娘の勤め先で在ります『道明寺総合病院』の医者の仕事を辞めさせないで下さいませ。」と、言って来た言葉からも、つくしの父親で在る 牧野晴夫が、何を言いたかったのか?
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓には分かったのだった。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其の事を踏まえて、“つくしのさんのお父様は、何か、勘違いを為さって居るのだろう。”と、認識出来て居たのだった。



だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの父親で在る 牧野晴夫に頭を上げさせて、更には、説明するかの様に、話しし始めるのだった。


「どうぞ、頭をお上げ下さい。
 (つくしさんの)お父様は、何か、勘違いを為さって居る様ですわ。
 勿論、以前の私(わたくし)は、家柄を重視して居りました。
 其れは、(つくしさんの)お父様が仰る通り、『道明寺財閥に相応しい家柄』という意味
 で…御座いますわ。
 ですから、司の姉で在る 椿の嫁ぎ先は、道明寺財閥に相応しい家柄を重視し、尚且つ、
 道明寺家にとっても相応しい、不足の無い家柄を選びました。
 ですが、つくしさんと知り合う迄の私共の愚息は、女性というモノだけでは無く、家柄と
 いうモノにも、一切、興味が無く、“一生、結婚する気は無い。”と、申して折りました。
 ですので、以前の私(わたくし)が如何思う共、其の当時の司の中では、揺るぎ無い思い
 が有った様に、私(わたくし)は、認識して折ります。
 と言う事は、以前の私(わたくし)の考えとは裏腹に、其処に、司の意思は、入って折り
 ませんでしたわ。
 そう成ったのも、今では、私(わたくし)の責任と認識致して折ります。
 実は、司が、まだ、幼かった頃に、私(わたくし)は、主人の仕事を手伝う為に、NYに
 渡米致しました。
 まだ、乳飲み子だった当時の司を、私(わたくし)は、使用人頭に預けて迄、渡米したん
 です。
 ですので、物心が付いた当時の司が、母親で在る 私(わたくし)を恋しがって居た事
 も、承知致して折りました。
 其れでも尚、私(わたくし)が、偶に、出張等で日本に帰国して帰ったとしても、態と、
 幼かった当時の司と会わない様に日本に帰国して、会わない様にNYに戻って居りまし
 た。
 強いては、そうする事が、“司の為…。”と、自分自身に言い聞かせ、まだ、幼かった当時
 の司とは会わない様に致して折りました。
 別れる時に、司が愚図るだろう事は、分かり切って居ましたので…。
 ですから、其の当時の私(わたくし)が司と会えるのは、毎年、年に一回、執り行われる
 司のお誕生日パーティーの時…位でしたわ。
 其れが、結果的に…司の心を乱し、思春期に成った当時の司は、母親で在る 私(わたく
 し)の事を憎む様に成ったんです。
 そして、『女性』と、言うモノを、毛嫌いする様に成ったんです。
 ですので、司がそう成ったのは、“私(わたくし)からの愛情を受けずに育ったからなの
 だろう。”と、言う事も、私共の使用人頭から、其の当時の司の話しを聞かされた事で、
 今では、そう認識出来る様に成ったんです。
 勿論、そう認識する迄の私(わたくし)は、司にも、煩く言って居りましたが…。
 其れでも、司が、36歳に成る此の歳迄、何も、言わずに、見守って来ました。
 ですので、司が、つくしさんを選んでくれた事を、私共は、喜んで居るんですのよ。
 今の司が在るのは、勿論、つくしさんのお陰ですから…。
 ですので、決して、(つくしさんの)お父様がお考えに成って居る様なお話しでは、御座
 いませんのよ。」と…。



実は、其処迄、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、そんな話しを聞いた此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫は、明白(あからさま)に、ホッとする様な態度を見せて居たのだ。


しかも、自身の夫で在る 牧野晴夫がそんな状況だというのに、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、飄々と、次の話しを促すかの様に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に訊き始めるのだった。
如何(いか)にも、本領発揮するかの様に…。


「では、如何言ったお話し何でしょうか?」と…。



だからだったのかも知れない。
其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、本題の話しをするかの様に、此の先の話しに移るのだった。


「ええ、実は…既に、ご存知かと思って居りましたが、ご存知無い様ですので、お話ししま
 すと…。
 司とつくしさんのお付き合いが、マスコミにバレてしまいまして、(司とつくしさんの)
 二人のお付き合いの件が雑誌に掲載される事と成ったんですの。
 ですので、司とつくしさんの二人のお付き合いの件は、もう、世間にバレて折りますの。
 という訳で御座いますので、司とつくしさんの二人の婚約発表を、近々、執り行いたいと
 思って居ります。
 了承願いませんでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 牧野千恵子は、お互いの顔を見合わせて居たのだ。
それぞれの心の中の思いは違って居たのだが…。



実は、此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫の心の中の思いは、“つくしが、道明寺総合病院の医者を辞めさせられるんじゃ無くて、本当に、良かった。”…だったのだ。


何故なら…。
つくしの父親で在る 牧野晴夫は、自身の娘で在る つくしが誇りを持って、『ドクター』と、言う仕事に就いて居る事を知って居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からのそんな話しを聞いて、明白(あからさま)に、ホッとする様な態度をして居たという訳…だったのだ。



だが、つくしの母親で在る 牧野千恵子の心の中の思いは、そうでは無かったのだ。
実は、此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子の心の中で考えて居た思惑とは…。


“流石は、私の娘だけの事は有るわ。
 あの道明寺家のご子息に見初められるだ何て…。
 此れで、つくしは、間違い無く、「『玉の輿』に乗った。」と、言う事…ね。
 つくしは、きっと、私の願いを聞いてくれたのね。”と、勘違いをするが如く…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子の顔付きは、にこにこ顔…だったのだ。



という訳で、此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、自身の夫で在る 牧野晴夫が、先に返答する前に、慌てるかの如く、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に伝えるのだった。


「ええ、宜しくお願い致します。」と…。


勿論、此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答した後…。
こっそりと、自身の夫で在る 牧野晴夫に、にこっと、笑い掛けて居たのだった。



そして、其の後、牧野家から了承されたと見做した司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、NYに戻った後…。
其の事を、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に伝えて居たのだった。
そして、其の後、道明寺HDでは、司とつくしの婚約発表の準備が為されて居たのだった。



そして、其の後のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、つくしに連絡するのだった。


「一度、こっち(つくしの実家=牧野家)に帰って来なさい。
 話ししたい事が有るから…。
 ママは、つくしを、誇りに思うわ。」と…。


そんな風に聞かされた此の時のつくしは、自身の母親で在る 牧野千恵子が、自分自身に何を言いたいのか?
さっぱり、分からず、唯、実家に帰る事を、了承するのみ…だったのだ。
勿論、其の後のつくしが、其の事実を知った時には、全てが整った後だった事は言うまでも無かったのだが…。

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