tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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翼の成人式【慕情そして恋情】…<つかつく>  番外編




2022年1月10日…成人の日



【『翼の七五三【慕情そして恋情】…<つかつく>  番外編』の其の後の翼の成人式】


12月初旬の或る日の事…。
つくしは、NYに在住して居る自身の息子で在る 翼に、リモートにて、連絡を入れて居たのだ。
勿論、時差を考えて…という事は言うまでも無かったのだが…。


「翼…。
 英徳(学園)から、成人式の招待状が届いてるんだけど…。
 如何する?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の翼は、そんな自身の母親で在る つくしからの話しに驚愕するのだった。


「えっ、何で…?
 俺は、今、NYに居て、日本に居ないでしょ!
 ましてや、今の俺は、こっち(NY)の大学に通ってる。
 今の俺は、英徳(学園)とは、無関係の筈だよね?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしも、そう思って居た事も有り、自身の息子で在る 翼の意見に賛同し乍らも、其れでも、出席の有無を、英徳学園に伝えなければ成らない事から、自身の息子で在る 翼に、更に、確認するのだった。


「でも…ね。
 現在は、蘭も、翔も、英徳(学園)に在籍してるでしょ。
 其れに、翼も、短い間だったとしても、英徳(学園)に在籍して居た事は、事実でしょ。
 だから…さ。
 一応、英徳(学園)から、招待状が届いたんだと思うのよね。
 だから、一応、英徳(学園)には、出席の有無を報告する必要が有るでしょ!
 だから…ね。
 一応、翼に確認してるんだけど…。」と…。


其処で、翼は、自身では判断が出来ないという事も有り、自身の母親で在る つくしに、こう返答するしか無かったのだ。


「何か…さ。
 俺、12月に入ったら、パーティーに出席し無いといけないらしいよ。
 夏頃から、祖父さんには、そう言われて居たんだけど…さ。
 昨日、正式に、祖父さんから、そう言われたんだよね。
 だから…さ。
 一応、祖父さんと祖母さんに確認しても良いかな?」と…。


其処で、つくしも、“そうだろうな。”と、思って居た事も有り、自身の息子で在る 翼に返答するのだった。


「やっぱり、そうだよね。
 翼も、そう言って居たもんね。
 実は、お義母様からも、そんな話しを聞いて居たから、其の後(あと)、正式に、そんな
 話しに成って居るのか?
 翼に確認して視たんだけど…。
 だったら、お義父様とお義母様と相談出来たら、私迄、連絡してくれる?」と…。


なので、翼は、自身の母親で在る つくしに了承するのだった。


「分かったよ。」と…。


なので、此の時の翼は、其の日の内に、自身の祖父母で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓に相談するのだった。



実の事を言うと…。
1月10日に、英徳大学にて執り行われる予定の英徳学園の成人式の翼の出席に関して、実は、カラクリが有ったのだ。


何故なら…。
翼の父親で在る 司が、事前に、英徳学園に連絡を入れて居たのだ。


「現在の翼は、英徳大学に通ってねぇが…。
 翼は、例え、短い間だったとしても、中等部の途中から高等部に掛けて、英徳(学園)に
 在籍して居た筈だ。
 だったら…よ。
 翼も、英徳学園の成人式に出席する権利は有るよな?
 という訳で、翼の招待状を寄越せよ。」と…。


だからだったのだろう。
司からの要望は、英徳学園からして視ても、願ったり叶ったりの事案…だったのだ。
なので、英徳学園の理事長は、司に即答するのだった。


「承知致しました。
 至急、送付申し上げます。」と…。


なので、遅れ馳せ乍らも、12月初旬の或る日の事…。
英徳学園から、翼の成人式の招待状が、世田谷の道明寺邸に届いたのだった。



実は、司は、ずーっと、自身の心の中で、後悔の念に駆られて居たのだ。


其れは、実は、『翼の七五三』のお祝いの時、翼が着付けて貰って居た袴の写真が、ずーっと、司の心を締め付けて居たのだ。


だからこそ…。
其れからの司は、翼の父親として、“『翼の成人式』の際、翼には、豪華な袴を着させて遣る。”と、ずーっと、心に誓って居たのだ。


何故なら…。
翼の成人式』の前年(度)の1月のTVの情報番組で放送されていた『成人式』の模様を観て居た翼の妹で在る 蘭が、翼達兄妹弟の父親で在る 司に話しして居たのだ。


「パパ…。
 来年の成人式って、確か、お兄様の成人式だよね?
 今、今年の成人式の模様が、TVの情報番組で放送されているんだけど…。
 男の人も、和装…何だね。」と…。



だからだったのだ。
司は、自身の妻で在る つくしにも、そんな話しをして居たのだ。


翼の成人式には、袴を着させてぇな。
 如何だ、つくし…?」と…。


だが、つくしからのそんな返答の言葉は、今の司自身にとって、冷たい言葉だと云えたのだ。


「えっ??
 今、翼は、NY…何だよ!
 成人式…処じゃ無いんじゃないの?
 “来年の正月は、日本に帰国出来るか如何か、今は、分からない。”って、翼が、夏頃に、
 そう言って居たでしょ?
 “今年は、翼も、二十歳に成ったんだから…。
  こっち(NY)のパーティーに出席させるわ。”と、お義母様からも、そう聞いて居た筈
 でしょ?
 だから…ね。
 翼は、成人式には出席出来ないと思うわよ。
 其れに、今の成人式に出席する男子は、スーツを着用して出席する男子が大半なの。
 だから…さ。
 もし、翼が、自分自身の成人式に出席するとしても、スーツを着用して出席すると思うわ
 よ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、考えて居たのだ。


“そうは言っても、翼が如何言うか?
 今は、まだ、分かんねぇんだろ?
 だから…よ。
 翼がどっちを言っても良い様に、袴とスーツの両方を用意して置いて遣るか?”と…。


其れはまるで、翼が、自分自身の成人式に出席する事が確定して居るかの様に…。
此の時の司は、そう考えて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の司は、翼の父親として、自身の息子で在る 翼を、英徳学園の成人式に出席させる為に、既に、強硬手段に出て居たのだった。


なので、英徳学園から、『翼の成人式』の招待状が世田谷の道明寺邸に届いたという訳…だったのだ。



実は、此の話しは、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の耳にも、届いて居たのだ。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の息子で在る 司のそんな父親振りに呆れて居たのだ。


だが、其れでも、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保にも、自身の息子で在る 司の気持ちも分かるのだ。
自身の息子で在る 司と同じ父親の立場として…。


だからだったのだろう。
自身の孫息子で在る 翼から、相談を受けて居た事も在ったのだが…。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の孫息子で在る 翼を、新年早々のパーティーに出席させた後…。
自身達の孫息子で在る 翼を、正月休みとして、日本に帰国させる様に、年末が近付いて居た頃、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に話しして居たのだ。


云わば…。
其れが、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの自身の息子で在る 司への償いだと云えたのだ。


自身(司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保)の息子で在る 司が、自身の愛するつくしの記憶だけを失う結果に成った事もそうだったのだが…。
司が、幼少期の頃の翼の父親として、父親らしい事が出来なかった自責の念に駆られて居る事を、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が知ったから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の息子で在る 司に、父親らしい事をさせて遣りたかったのだ。


なので、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の孫息子で在る 翼を、一時、日本に帰国させる事にしたという訳…だったのだ。



という訳で、NYの新年早々のパーティーに出席した後の翼は、日本時間の正月三が日には、日本に帰国する事は間に合わなかったのだが…。
取り敢えず、1月10日の自身の成人式には、出席出来る事に成ったのだった。


実は、司が、自身の妻で在る つくしを通して、自身の息子で在る 翼からのそんな話しを聞く迄も無く、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、既に、そんな話しを聞いて居たのだ。


だからこそ…。
つくしも知らない間に、此の時の司は、翼も英徳学園の成人式に出席する旨を、英徳学園側に伝えて居たのだ。



だからだったのだ。
司の願望通りに、翼は、英徳学園の成人式に出席する運びと成って居たのだ。


だが、唯一つ、司の願望通りにいかなかった事が有るのだ。
其れは、翼が選んだ成人式の衣装は、スーツ姿…だったのだ。


実は、翼は、つくしに言って居たのだ。


「袴は、俺の5歳の『七五三』の時に着付けて貰ったから、もう良いや。
 スーツの方が慣れてるし、落ち着くし…。」と…。


なので、折角、司が用意した翼用の袴は、袖を通される事無く、終わってしまったのだ。



だからだったのかも知れない。
“折角、用意したのに…よ。”と、悲しそうな顔付きに成って居る自身の夫で在る 司を観て居たつくしは、自身の息子で在る 翼に頼むのだった。


「成人式会場に迄、袴を着付けて行かなくても良いから…。
 せめて、袴を着付けて、記念写真だけは、お父さんと一緒に撮って上げて欲しいの。」と…。


だからだったのだ。
此の時の翼は、“仕方無いな。”と、思い乍らも、つくしに了承するのだった。


「分かった。」と…。


なので、自身の思いが実った事で、此の時の司は、翼の父親として、ご満悦の様子…だったのだ。



fin

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