tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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鬼退治~櫂(かい)編~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編②




2月3日…節分



日本での年末年始の休暇を終えた事で、司とつくしの息子で在る 航がNYに戻った直後、司は、つくしに話しし始めたのだった。


「航と話ししたんだけど…な。
 櫂(かい)も、もう直ぐしたら、(初等部)3年に成る事だし…よ。
 “櫂(かい)にも、そろそろ、『鬼退治』を決行してぇ‼”と、思う。
 良いよな、つくし…?」と、訊くかの様に…。



実は、つくしも、“そろそろだろう。”と、思って居た事も有り、覚悟し始めて居たのだ。


だからだったのだろう。
そんな話しを、自身の夫で在る 司から聞いたつくしは、覚悟を決めて居た事も有り、司に返答するのだった。


「司は、航の時みたいに、“櫂(かい)にも、そろそろ、『鬼退治』を決行するんだろう
 なぁ~。”と、思って居たからこそ、私自身、既に、覚悟は出来てた。
 其れに、今の司にとって、櫂(かい)に『鬼退治』をさせる事が重要…何じゃ無く
 て…。
 櫂(かい)に、航の事を尊敬させる事…。
 そして、年の離れた兄弟同士で在ったとしても、“お互いを支え合って、道明寺HDを守り
 立てて行って欲しい。”って、司は、思って居るんじゃ無いの?
 だからこそ…。
 産まれて来た次男の名前を名付ける際…。
 司は、私が名付けた『航』の名前の意味を後付けしたし…。
 其れだけじゃ無く、司は、『航』という名の名前の後付けの意味に合わせて、産まれて来
 た次男の名前を『櫂(かい)』と名付けたんでしょ!
 だからこそ、航が日本に帰国して帰って来た時に合わせて、航と、此の件を相談して、
 【『櫂(かい)』の『鬼退治』】を決行する事にしたんじゃ無いの!
 でも、司 と 航の二人だけで話しする何て…酷く無い?
 私は、除け者ですか?」と…。


だからだったのかも知れない。
全て、自身の妻で在る つくしにバレて居る事を知った司は、驚愕し乍らも、再度、自身の妻で在る つくしに訊くのだった。


「ほんとに、其れで、良いのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、態々、再度、自分自身に確認して来る自身の夫で在る 司に、呆れ乍らも、返答するのだった。


「良くも悪くも…。
 其れが、将来の航 と 櫂(かい)の為…何でしょ!」と…。


そして、「ああ。」と、言い乍ら、自身に頷いて魅せた自身の夫で在る 司の反応を見た後のつくしは、更に、自身の夫で在る 司に言って除けるのだった。


「だったら、私は、何も言えないじゃん!
 其れに、航とは、既に、シナリオが出来上がってるんでしょ⁉
 其れにも、私は、参加させて貰えなかったんだから…。
 良いわよね、父子(おやこ)って…。
 お互いを分かり合えて…。」と、自身の夫で在る 司を恨めしそうに観乍ら…。



そして、其の後の司 と 自身の息子で在る 航は、つくしからの了承が得られた事で、心置き無く、2月3日の節分の日に、【『櫂(かい)』の『鬼退治』】を決行する事としたのだった。


また、自身の息子で在る 航から事情を聞いたと言う事で、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から連絡を受けた司は、此れまた、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの承認を得られた事で、更に、心置き無く、2月3日の節分の日に、【『櫂(かい)』の『鬼退治』】を決行する事にしたのだった。



だが、経った一つだけ、或る事が気掛かりに成る司…だったのだ。


実は、経った一人だけ、此の件に関して、司 or 航から話しを聞かされて居ない者が居たのだ。


そうなのだ。
其れは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだ。


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、何もかも話しが決まった状況で、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から話しを聞いて知って居たのだ。


最も、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、“(自身の孫息子で在る)航から、話しを聞きたかった。”と、言う思いが有った事は、事実…だったのだ。


其れでも、もし、自身の孫息子で在る 航から言えないのだとしたら…。
“(自身の息子で在る)司から、此の話しの件を聞きたかった。”と、言う思いが有った事も、また、本音…だったのだ。



実は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保という人は、普段、自身の息子で在る 司に、御自ら、連絡を入れる様な人物では無かったのだ。


だからだったのだろう。
自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、リモートにて、そんな連絡を受けた此の時の司は、驚愕するのだった。


「航の時と同様に、2月3日の節分の日に、【『櫂(かい)』の『鬼退治』】を
 決行するらしいな。
 其れで何だが…実は、楓が怒ってるんだよ。
 “私(わたくし)は、司からも、航からも、何も聞いて居りませんが…。
  其れは、如何言う意味でしょうか?”って…な。
 “自分一人だけ、除け者にされた。”と、でも、思って居るのかも知れん。
 という訳で、一応、司の方から、ちゃんと、楓に伝えて置きなさい。
 良いな、司…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の本音は、“面倒臭ぇなぁ~。”と、思って居たのだ。


だが、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を怒らせれば、後々、厄介な事に成る事を知って居る此の時の司は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に返答するのだった。


「ああ、分かった。」と…。



だが、此の時の司は、自身の息子で在る 航に嫌味の一つでも言わないと気が済まない状況…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に嫌味を言う為に、連絡を入れるのだった。
勿論のリモートにて…。


「航…。
 何で、【『櫂(かい)』の『鬼退治』】の件を、先に、航の口から、ババアに
 言って置かなかったんだ?
 お陰で、親父から、頼まれちまっただろ?
 “(ババアに)伝えて置きなさい。”って…よ。
 ババアに連絡を入れるのは良いけど…よ。
 嫌味でも言われて視ろ!
 面倒臭ぇ事、此の上ねぇだろ‼
 だから…な。
 航から、ババアに言って置いてくれねぇか?」と…。


だが、航からの返答の言葉は、つれない言葉…だったのだ。


「何で、俺から、祖母さんに伝えるの?
 父さんが、祖父さんに頼まれたんでしょ!
 だったら、父さんから、祖母さんに伝えるべきでしょ!」と…。


だからだったのだろう。
此の時点に於いて、既に、司 と 航父子(おやこ)の間では、擦り合いに転じて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に訊き始めるのだった。


「何で…だ?
 お前は、ババアとは、同じNYに居んだろ?
 何で、ババアに言えねぇんだよ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の航は、面倒臭そうに、自身の父親で在る 司に言って除けるのだった。


「ここ最近の祖母さんは、事在る毎に、“航は、将来の事を考えて居ないのかしら?”って、
 俺に聞いて来る様に成ったんだよ。
 だから…さ。
 ここ最近の俺は、祖母さん寄りも、祖父さんと一緒に居る方が、楽な訳…。
 だから、“祖父さんから休みを貰わなきゃあ。”と、思って居たから…さ。
 休みの件を、祖父さんに相談した訳…。
 祖父さんに相談すれば…。
 俺から、態々、祖母さんに言わなくても、“どうせ、祖父さんから祖母さんに伝わるだろ
 う。”と、思って居たし…。
 其れに、祖父さんから祖母さんに伝わった訳でしょ!
 だったら、其れで、良いんじゃ無いのかな?
 其れでも、祖母さんに伝えないといけないのなら、祖父さんから頼まれた父さんが、祖母
 さんに伝えてよ。
 俺は、知らないから…さ。」と…。



だからだったのだろう。
仕方無くと言うべきか?
自身の息子で在る 航から、そんな風に、言われてしまった此の時の司は、此の件をつくしに頼んだのだった。


「つくしから、ババアに伝えて置いてくれ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、“司は、今更、お義母様に言い辛いんだろう。”と、悟った事で、司に了承するのだった。


「はいはい、分かりましたよ。」と、嫌味っぽく…。


しかも、此の時のつくしは、「どうせ、お義母様には、言い辛いんでしょ!」と、言う言葉を喉の奥に引っ込めて…。



そして、其の後のつくしは、航の時と同様に、2月3日の節分の日に、例の【『櫂(かい)』の『鬼退治』】を決行する事を、自身の姑で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告するのだった。
勿論のリモートから…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、リモートからだったとしても、自身の義娘で在る つくしの顔を見られた事で喜んで居たのだが、其れでも、自身の義娘で在る つくしに言って除けるのだった。


「道明寺家の男性達は、本当に、如何成って居るのかしら?
 母親 や 祖母に、何故、ちゃんと、言えないのかしら?
 経った一言、話しするだけでしょ!
 そう思わない、つくしさん…?
 私(わたくし)は、本当に、信じられないわ。
 だから…ね。
 つくしさん…ちゃんと、司に言って置いて頂戴‼
 “其れ位、貴方の方から連絡して来なさい。”って…。」と…。


なので、此の時のつくしは、「はい、わかりました。」と、自身の姑で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に伝えた後…。
自身の姑で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言付かった件を、自身の夫で在る 司に報告するのだった。


「お義母様は、怒ってらしたわよ。」と、付け加える事を忘れずに…。


だが、其の後の司は、此の件に関して、スルーするのだった。



そして、其の後の2月3日の節分の日…。
司は、自身が描いたシナリオ通りに、【『櫂(かい)』の『鬼退治』】を決行するのだった。

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