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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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鬼退治~櫂(かい)編~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①




【『鬼退治【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編②』 と 『航の決断
 【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①』 と 『航の決断【泣かずに
 居られるのなら】…<つかつく>  番外編②』のエピローグ】


航は、NYに渡米して、約4年が経った頃…。
自身の母親で在る つくしの誕生日に合わせるかの様に、年末年始を兼ねて、NYから日本に帰国して帰って来たのだ。


実は、航は、自身の父親で在る 司から連絡が入り、打診されて居たのだ。
勿論のリモートで…。


「航…申し訳ねぇが、一度、日本に帰国して帰って来てくれねぇか?
 航に頼みてぇ事が有んだ。」と…。



実は、航は、“櫂(かい)が、初等部2年に成った事だし、父さんは、そろそろ、決行するんじゃ無いだろうか?”と、思って居た事も有り、自身の父親で在る 司に即答したのだ。


「そろそろじゃ無いかと思って居た所だったから…さ。
 祖父さんに頼んで居たんだよ。
 “母さんの誕生日を兼ねて、年末年始、日本に帰国しても良い?”って…。
 父さんの事だから、事前に、連絡が入ると思って居たし…ね。
 で、祖父さんから許しが出たから…さ。
 父さんから言われなくても、日本に帰国して帰るつもりで居たんだよ。
 そろそろ、遣るんだね。」と…。


だからだったのだろう。
自身の息子で在る 航から、そんな返答の言葉を聞いた此の時の司は、“航が分かってる様なら、話しは早ぇな‼”と、思った事で、司も、航に即答するのだった。


「ああ、其のつもりで居る。
 理由は、航がNYに渡米する前に、航に話しして有ったから、分かってるとは思うが…。
 そう言う事だ。」と…。


だからだったのだろう。
航は、気に成る事が有ったので、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「此の事、母さんは、知ってるの?」と…。


だが、此の時の司は、あっさりと、自身の息子で在る 航に言って除けるのだった。


「否、まだだ。
 “航と会って、ちゃんと、話し出来てから…。”と、思ってたから…よ。
 つくしには、まだ、話し出来てねぇ。
 だから…よ。
 其のつもりで、日本に帰国して帰って来て欲しい。」と…。


だからだったのだ。
此の時の航は、“やっぱり…。”と、思い乍らも、自身の父親で在る 司に返答するのだった。


「うん、分かった。」と…。



という訳で、航は、自身の母親で在る つくしの誕生日に合わせて、日本に帰国して帰って来たという訳…だったのだ。


なので、航が日本に帰国して帰って来たつくしへの名目は、自身の母親で在る つくしの誕生日を祝う為 と 年末年始を日本で過ごすという事として居たのだ。
本来の目的は、【櫂(かい)の『鬼退治』の為の打ち合わせ】…だったのだが…。



そうとは知らないつくしは、久々に、日本に帰国して帰って来た自身の息子で在る 航を観て、喜ぶのだった。


だからだったのだろう。
此の時の航は、自身の母親で在る つくしに申し訳無さで、一杯…だったのだ。


勿論、自身の母親で在る つくしの誕生日を祝う気持ちに変わりは無かったのだが…。
其れでも、今回の航の帰国は、“其れだけが、日本への帰国理由じゃ無い。”と、言う事に、申し訳無さで、一杯…だったのだ。



そして、其の後の航は、正月三が日も過ぎた事で、そろそろ、NYに戻る日が近付いて居たのだ。


だからだったのだろう。
今回の航の帰国理由のもう一つで在った 【櫂(かい)の『鬼退治』の為の打ち合わせ】をする為に、司は、自身の息子で在る 航を、自身の書斎に呼び出すのだった。


「航…話しが有る。
 俺の書斎に来てくれるか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の航には、自身の父親で在る 司から呼び出された理由が分かって居るので、即答するのだった。


「うん、分かった。」と…。



そして、其の後の司は、書斎に入って来た自身の息子で在る 航と、【櫂(かい)の『鬼退治』の件に関して】…相談し始めるのだった。


櫂(かい)の『鬼退治』の件だが、今回も、俺は、手出ししねぇつもりだ。
 航が、櫂(かい)を支えて遣ってくれ‼」と…。


だが、此の時の航には、自身の父親で在る 司の言って居る話しの意図が見えて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
航は、自身の父親で在る 司に訊き返すのだった。


「其れって、如何いう意味…⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、航の『鬼退治』の時の事を訊き出すかの様に、話しし始めるのだった。


「航は、自分自身の当時の『鬼退治』の事を覚えてねぇか?
 航の時は、つくしの腹の中に、あやめが居た。
 だから…よ。
 お前には、“格好良い、お兄ちゃんに成るんだろ?”と、言って、お前を発奮させた。
 其れが功を奏したのか?
 お前の『鬼退治』は、成功した。
 けど…な。
 櫂(かい)の時は、航の様にはいかねぇな。
 何故なら…。
 今後、櫂(かい)の下には、弟 or 妹が産まれて来る予定はねぇ。
 其れは、つくしの頭の中には、4人目を産む気がねぇから…だ。
 だから…よ。
 櫂(かい)には、航の支えが必要という訳だ。
 航は、覚えてねぇか?
 航の『鬼退治』の時に、SP(=鬼役)から、何て言われたか?」と…。



だが、そんな風に、自身の父親で在る 司から聞かれても、流石に、記憶力の良い航でも、一切、覚えて居なかったのだ。


何故なら…。
其の当時の航は、鬼を退治する事ばかりに気を取られ、しかも、必死だったので、其の当時の事を、良く、覚えて居ないというのが、実情なのだ。



【実は、其の後の航は、自身の父親で在る 司から、種明かしをされて居たのだ。
 SPが鬼役で在った事を…。】


だからだったのだ。
此の時の航は、正直に、自身の父親で在る 司に訊き始めるのだった。


「其の当時の事は、良く、覚えて居ないんだよね。
 其の当時の俺は、きっと、『鬼退治』に必死だったんだと思う。
 で、其の当時の俺は、SP(=鬼役)から、何て言われて居たの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、笑い乍ら、話しし始めるのだった。


「そうか?
 航は、やっぱ、覚えてねぇか?
 実は…な(笑)。
 其の当時の鬼役を遣ってくれたSPには、“悪い子は居ねぇか?”って、言わせて居たんだ
 わ。
 西田からの発案で…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の航は、そんな自身の父親で在る 司からの言葉に、自身の頭の中は、『???』で、一杯…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の航は、そんな自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「“西田(さん)からの発案…。”って、如何いう意味⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、更に、笑い乍ら、話しし始めるのだった。


「そんな風に、俺に言って来た其の当時の西田の顔を思い出せば、笑っちまうんだが…な
 (笑)。
 『鬼退治』の件でSPとの打ち合わせの最中に、其の当時の西田は、真剣な顔付きで、
 俺に言って来たんだわ。
 “確かに、地域に寄れば、『鬼退治』という行事事は御座います。
  実は、航坊っちゃんの専属SPの中に、秋田県出身のSPが居ります。
  其の者に、鬼の役を遣って貰っては如何でしょうか?
  どうせ、お遣りに成るのなら、其の方が、迫力が有って宜しいのでは…?”って…な。
 で、其の当時の西田が言って居たんだが、秋田(県)の民俗行事として、『男鹿市』とい
 う地域には、『なまはげ柴灯まつり』という行事が有るらしい。
 其の時の子供への掛け声が、“悪い子は居ねぇが?”というらしいんだが…。
 其れじゃあ、其のまま過ぎんだろ?
 だから…よ。
 航の『鬼退治』の時に、其のSP(=鬼役)には、“悪い子は居ねぇか?”って、言わせて
 居たんだわ。
 だから…な。
 櫂(かい)の『鬼退治』の時にも、“悪い子は居ねぇか?”って、SP(=鬼役)
 に言わせるつもりだ。
 だから…よ。
 航も、其のつもりで居てくれ‼」と…。


だからだったのだろう。
“そういう事だったんだぁ~。”と、思って居た航は、自身の父親で在る 司に即答するのだった。


「分かった。
 と言う事は、俺が、櫂(かい)を支えて遣れば良いんだよね?
 でも、如何遣って、櫂(かい)を支えて遣れば良いの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、既に、自身の頭の中で、シミュレーションして来た筋書きを説明し始めるのだった。


そして、其の後、SP(=鬼役)共、打ち合わせをするのだった。



そして、其の後、NYに戻った航は、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、自身の父親で在る 司からの提案で在る 【櫂(かい)の『鬼退治』の件に関して】…話しするのだった。


そして、航の母親で在る つくしが名付けた『航』という名前の由来にプラスする形で、司が後付けした『航』という名の名前の由来 と 航と櫂(かい)の父親で在る 司が名付けた『櫂(かい)』という名の名前の由来についても、此の時の航は、併せて、自身の口から、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話ししたのだった。
実は、航の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、既に、其の話しを聞いて知って居たのだが…。



そして、『航』 と 『櫂(かい)』という名が名付けられた意味とは…。
【兄弟で、力を合わせて、世間の『荒波』に立ち向かい、『小波(さざなみ)』にも負け
 ず、前に進んで欲しい。】という意味が込められて、それぞれ、名付けられたのだ。


云わば…。
司が、二人の息子達に言いたかったのは、【兄弟で、力を合わせて、尚且つ、支え合って、道明寺HDを守り立てて行って欲しい。】と、言う意味が込められて居たのだ。



そんな自身の父親で在る 司の思いを感じ取って居るからこそ…。
此の時の航は、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に願い出るのだった。


「祖父さん…お願いが有るんだよね。
 そう言う訳だから…。
 今年の父さんの誕生日から節分迄の数日間…また、日本に帰国しても良いかな?
 勿論、NYに戻って来たら、仕事は、ちゃんと熟すから…さ。」と…。


だからだったのだろう。
そんな話しを、自身の孫息子で在る 航から聞いた航の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の孫息子で在る 航に、「駄目だ。」と、言う言葉は言えなかったのだ。


其れに、此の時の航の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、思って居たのだった。


“あの当時の司のままだったら、こんなに良い父親には成って居なかっただろう。
 何もかも、つくしさんのお陰…何だろう。
 そんな息子と嫁に免じて、今回は、特別に、航を日本に帰国させて遣ろう。”と…。



という訳で、此の時の航は、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、日本への帰国が許されたのだった。


なので、其の後の航は、自身の父親で在る 司の誕生日から節分迄の数日間を、日本に帰国して、家族で過ごす事と成ったのだった。

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