tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  4.




青池和也が、F3&T2(滋と桜子)に加わって、『牧野つくし』捜しをする様に成って、幾週が経った頃…。
青池和也は、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに向かって居たのだ。
『牧野つくし』捜しについて、F3に報告する為に…。


実は、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに着いた時の青池和也の顔付きは、浮かないもの…だったのだ。


其の為、あきらが、そんな顔付きの青池和也の事が気に成って、青池和也に訊くのだった。


「和也…如何した?
 何か、俺等に言う事が有って、此処(英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジ)に
 来たんじゃねぇのか?
 言って視ろよ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の青池和也は、あきらからの言葉に、後押しされる形で、先ずは、言い訳の様な言葉を、F3に話しし始めるのだった。


「うん、実は…そう何だけど…ね。
 良い話しじゃ無いんだよね。」と…。


だからだったのだ。
此の時のF3は、青池和也が、自分達に何を言いたいのか?
何と無く、分かった事で、お互いの顔を見合わせ乍らも、青池和也に訊くのだった。
勿論、あきらが代表かの様に…。


「良いから、言って視ろよ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の青池和也は、“良い話しじゃ無いし、F3には言い辛いなぁ~。”と、思い乍らも、仕方無く、口を開くのだった。


「実は、父さんに頼んで、首都圏の不動産会社の社長さん達に、つくしちゃん達 牧野家の
 事を訊いて貰ったんだよ。
 だけど…さ。
 誰も、“全く、知らない。”って、言うらしいんだよね。
 初めは、父さんも、言ってたんだよ。
 “もしかしたら、牧野さん達 親子は、東京を離れるつもりで居るのかも知れんなぁ~。
  だとしたら、私の知り合いの(首都圏の)不動産会社の社長達に訊いて視よう。
  牧野さん達 親子は、部屋を借りる為に、不動産屋を訪れて居るかも知れんから…
  な。”って…。
 でも、結局、見付からなかったみたい。
 で、父さんは、“此れだけ、訊いても、見付からなかったと言う事は、首都圏じゃ無かっ
 たのかも知れん。”って、言ってたよ。」と…。


其処で、青池和也からのそんな話しを聞いた此の時のF3は、最初、“(つくし達 牧野家が)そんな遠くに行って居ないだろう。”と、踏んで居た事も有り、3人が3人共、天を仰ぐかの様に顔を上に向けた状態で、額に片手を当てて言って居たのだ。


「「「万事休す…。」」」と…。


だからだったのだ。
此の時の青池和也も、申し訳無く成り、F3に詫びを入れるのだった。


「ごめんね。」と…。



だが、誰が悪い訳でも無いのだ。
つくし達 牧野家が見付からないと言う事は、何か、つくし達 牧野家の間で、理由が有るとしか言い様が無い状況だと云えたのだ。


其れでも、一縷の望みを掛けて、青池和也からの報告を待って居たF3にとって、言い様の無い虚しさが残って居たのだった。


其れは、特に、類の心の中に存在して居たのだ。



そして、其の後のF3は、滋と桜子を呼び出し、青池和也と共に、集まるのだった。


其処で、F3に報告した事と同じ事を、再度、青池和也から滋と桜子にも報告されるのだった。


だからだったのだろう。
そんな話しを、青池和也から聞いた此の時の滋と桜子は、それぞれ、F3&青池和也に言って除けるのだった。


「そうかぁ~。
 見付からなかったか?
 仕方無いんじゃないの。
 此れだけ捜しても、つくし達 牧野家が見付からないと言う事は、牧野家に、何か、理由
 が有るとしか言えないでしょ!
 だから、和也君だけの責任でも無いっしょ!」


「そうですわね。
 私達 皆さんで、此れだけ捜しても、先輩達 家族が見付からないという事は、青池さん
 だけの責任でも無いですわね。
 先輩は、元々、逃げるのがお上手ですし…。
 其れに、元々、逃げ足も速い方ですから…。
 きっと、何処かで、元気に為さって居る様な気がしますわ。
 先輩は、そう簡単に、くたばる様な方では在りませんから…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のF2(総二郎とあきら)も、滋と桜子の意見に賛同するかの様に、言って除けるのだった。
先ずは、あきらから口を開いたのだった。


「まぁ~、そうかも知れんな。
 警察からも、未だに、良い報告がねぇと言う事は、何か、理由が有るとしか思えんが…。
 此れだけ、皆で、捜したんだ。
 今は、取り敢えず、様子を視ようぜ‼」と…。


そして、あきらの話しを聞いた総二郎が、其の後を受けるかの様に、言って除けるのだった。


「そうだな。
 此れ以上は、捜し様がねぇし…な。
 仕方ねぇのかもなぁ~。」と…。



だが、此のF2&T2の意見に、同意出来ない者が居たのだ。


そうなのだ。
其れは、類…だったのだ。


何故なら…。
此の時の類には、或る疑問に思って居る事が有ったから…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の類は、F2&T2&青池和也に言って除けるのだった。


「俺は、まだ、牧野を捜して視るよ‼
 和也は、父ちゃんに、まだ、首都圏しか捜して貰って居ないんでしょ!
 だったら、他の地域も捜す余地は有るという意味でしょ!
 其れに、三条が言う通り、牧野は、逃げるのも上手だし、逃げ足も速い。
 だから、もしかしたら、俺等の全く知らない様な所に行った共、言える訳でしょ!
 だから、俺は、別の地域も捜して視るよ‼」と…。


だからだったのだ。
そんな風に、類から言われれば、“捜さねぇ‼”と、類に言える訳が無い此の時の総二郎とあきらは、類に賛同するかの様に、それぞれ、返答するのだった。


「そうだな。
 捜しして視るか?」


「分かった。
 俺も捜して視るわ。」と…。


そして、青池和也も、F3につられるかの様に、返答するのだった。


「そうだね。
 僕も、もう一度、父さんに頼んで、つくしちゃん達 家族の行き先を調べて貰うよ。
 もしかしたら、案外、近くに居るかもだし…ね。」と…。


だからだったのかも知れない。
滋と桜子も、それぞれ、返答するのだった。


「分かった。
 私も、捜して視るよ‼」


「私も、捜して視ますわ。」と…。



だが、其の後も、幾ら、F3&T2&青池和也が、つくし達 牧野家を捜そう共…。
つくし達 牧野家の行き先が見付からなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
あきらは、一つの考えに辿り着いたのだ。


だからだったのだ。
あきらは、F2&T2&青池和也を呼び出し、あきらが考え付いた『一つの考え』について、話しし始めるのだった。


「此れだけ捜しても、牧野達 牧野家が見付からねぇと言う事は、“牧野のBackに、誰か、
 大者が就いてんじゃねぇのか?”って、そんな気がすんだよな。
 昔から、牧野という女は、『大者』と知り合う傾向に有ったろ。
 大者達を引き寄せちまうというのか?
 だからこそ…。
 “今回も、何処かで、或る大者と知り合って、匿って貰ってんじゃねぇか?”って、思った
 訳よ。
 有り得なくねぇか?」と…。


其処で、総二郎も、そんなあきらの考えに、賛同するのだった。


「ああ、そうかも…な。
 あの牧野の事だ。
 有り得るかも…な。
 今の牧野は、或る大者と知り合って、匿って貰ってんのかも…な。
 だとしたら、牧野達 牧野家の存在が、表に出る訳ねぇ…な。」と…。


だからだったのだ。
類は、総二郎とあきらに、訊くかの様に言って除けるのだった。


「だとしたら、如何言う大者が、牧野達 牧野家の傍に就いて居るんだろうね⁉」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、類からのそんな問いの様な言葉に、返答するのだった。


「否、其れは、俺にも分かんねぇわ。
 何処で、或る大者と知り合ってるかだろうし…よ。
 其れに、或る大者と知り合ってねぇのかも知れねぇし…。
 蓋を開けて視れば…。
 “こう言う事だったのか?”と、思うかも知んねぇし…。
 今は、取り敢えず、可能性として、俺が考えた持論としか言い様がねぇし…な。」と…。



実は、そんなF3の会話を、唯、傍で聞いて居た其の時の滋と桜子は、一切、口を開かなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の類は、そんな滋と桜子を、唯、ジーっと、観察して居たのだ。


此の時の類にとって、そんな滋と桜子が、何かを物語って居る様にしか思えなかったのだ。


だから…と、言って、此の時の類は、其の事を総二郎とあきらに言う事はし無かったのだ。
唯、自分自身の中で、胸騒ぎを起こして居ただけ…だったのだ。



だが、実は、其の事を、察知して居る者が居たのだ。


そうなのだ。
其れは、桜子…だったのだ。


だからだったのだ。
そんな類の事を警戒し始める桜子…だったのだ。


だが、実は、そんな様子の類が其処に存在して居ると、思っても視ない此の時の滋は、後に成って、桜子からそんな類の話しを聞く迄、類の事を警戒して居なかったのだ。


だからだったのだろう。
そんな状況の滋を見て居た桜子は、類とは違う意味で、滋の様子も警戒して居たという訳…だったのだ。

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