tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  5.




あれから、F3&T2&青池和也の面々は、話し合いの結果…。
其の後も、つくし達 牧野家の行き先を調べて居たのだ。
其れでも、実は、中々、つくし達 牧野家の行き先が分からず、苦慮して居たのだ。



そんな時だったのだ。
英徳大学に、司が久し振りに現れたのだ。
否、F4が英徳大学に進学してから、初めて、英徳大学に、司が現れたのだ。


だからだったのかも知れない。
英徳学園の女子学生達 や 女子生徒達は、興奮状態…だったのだ。


だが、そんな状況でも、司は、そんな英徳学園の女子学生達 や 女子生徒達には、一切、目もくれず、スルー状態…だったのだ。



そして、其の後の司は、真っ先に、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに向かって居たのだ。


其処で、司は、鬱陶しそうに、ドカンと、ソファに座ったのだ。
そんな勢いに、類が、飛び起きた程…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
そんな様子の司に、あきらは、声を掛けたのだ。


「司…如何した?
 来る成り、機嫌が悪そうだな⁉」と…。



だからだったのだろう。
其の時の総二郎は、そんなあきらを見て、思うのだった。


“あきらは、お節介と云うのか?
 チャレンジャーというのか?
 機嫌が悪ぃ司の事は、放って置けば良いのに…よ。”と…。



云わば…。
案の定というべきか?
そんな風に、総二郎が思って居た事が正解だったかの様に、更に、司のご機嫌は斜めに成るのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の司からの返答の言葉は、機嫌の悪さを象徴するかの様に、経った一言だけ…だったのだ。


「あ〃ぁ~?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、更に、そんなあきらに対して、思うのだった。


“云わんこっちゃねぇな‼”と…。



だが、其れでも、此の時のあきらは、司に訊くのだった。


「司…久し振りに、英徳(大学)に来た感想は、如何だ?」と…。


其処で、そんな風に、自身に訊いて来たあきらを睨み付け乍らも、此の時の司は、あきらに返答するのだった。


「何時(いつ)もと、何も変わんねぇだろ‼」と…。



実は、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジで、そんな風に、司とあきらが話しして居る所に、青池和也が現れたのだ。
其処で、F3が驚愕する様な事が、F3の目の前で起こったのだ。


「はぁ~??
 何で、和也が、此処(英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジ)に来てんだよ?
 お前は、まだ、高等部の筈だよな?
 此処(英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジ)は、大学学舎の筈だ‼
 という事は、お前が来れる様な所じゃねぇだろ‼
 しかも、お前は、F4の一員じゃねぇ‼
 だからこそ、此処(英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジ)は、お前の来られる
 様な場所じゃねぇ筈だ‼」と…。


だからだったのだ。
F3は、それぞれ、同じ事を思って居たのだ。


“司は、牧野の事を忘れても、和也の事は覚えてるんだな。”と…。


だが、其の事自体に気が付いて居ない青池和也は、司に名指しされた事で、司に反論するのだった。


「だって、僕も、F4の一員…何でしょ!
 道明寺が、僕に、そう言ったんでしょ⁉」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、青池和也が言って来た自身への呼び方(『道明寺』呼び)に関しても、一切、目もくれず、唯、青池和也に反論するのみ…だったのだ。
極、当たり前かの様に、当然かの様に…。


「俺は、お前にそんな事は言ってねぇ‼
 お前が、勝手に、そう思ってんだろ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の青池和也も、司には負けじと、言い返すつもり…だったのだが、司からの自身への睨んだ顔付きに怖気付いた此の時の青池和也は、仕方無く、言いたかった言葉を喉の奥に引っ込めるのだった。



だからだったのだ。
此の時のF3は、お互いの顔を見合わせ乍らも、其処迄、司と青池和也との会話を、何も言わず、唯、じーっと、聞いて居たのだ。


だが、此の時のF3は、そんな司と青池和也との会話を聞いて居て、更に、同じ様な事を、それぞれ、思って居たのだ。


“和也が、司の事を、『道明寺』と、呼んでるのに…。
 司は、スルーかよ⁉”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のF3は、司の現状、そして、司と青池和也との会話を聞いて居て、全て、総合的に考えても、今の司は、未だに、つくしの記憶が戻って居ない事を知るのだった。



だからだったのだろう。
全て、総合的に考えても、此の時のあきらには、分からない事が有ったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、思い切って、司に訊くのだった。


「で、司は、此れからも、英徳(大学)に来るのか?」と…。


其処で、司は、面倒臭そうに、あきらに言って除けるのだった。


「来たくて来てんじゃねぇよ。
 ババアからの強制だ‼
 英徳(大学)に来ねぇと、俺は、NYに飛ばされるんだわ。」と…。


其処で、類も、司とあきらとのそんな会話に参戦するのだった。


「へぇ~、流石は、司の母ちゃん‼
 司の事を、良~く、知ってるじゃん!」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に、自身に言って来た類を、何も言わず、唯、睨み付ける司…だったのだ。



実は、タマから連絡を受けた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司が暴漢に襲われてから、“初めてでは無いだろうか?”と、思う位、久し振りに、司にTELを掛けたのだ。
今回は、ビデオ通話にて、司にTELを掛けたのだが…。


「私(わたくし)です。
 今の貴方は、未だ、英徳(大学)に通って居ないそうね。
 もし、貴方が、英徳(大学)に通うつもりが無いのなら…。
 貴方をNYに渡米させる準備をしますが…。
 如何しますか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、仕方無く、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答するのだった。


「分かった。
 英徳(大学)に行きゃあ、良いんだろ?
 行って遣るわ。」と…。


其れはまるで、“しゃねぇから…な。”と、云わんばかりに、此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言って除けるのだった。



だからだったのかも知れない。
そんな自身の息子で在る 司の態度に呆れて居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだが、取り敢えず、自身の息子で在る 司の様子を見る事にしたのだった。


だからだったのだ。
仕方無くとでも言って良い程に、此の時の司は、英徳大学に現れたという訳…だったのだ。



そして、其の後の青池和也が、「今から、授業が在るから…。」と、言って、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジを出た後…。
未だ、類を睨み付けたままの司は、或る事を思い出したのだ。


“今さっき、俺は、和也から、『道明寺』と、呼び捨てにされても、一切、怒らなかったよ
 な。
 何で…だ⁉
 和也以外にも、『道明寺』と、呼び捨てにされて居た奴が居たんじゃねぇのか?
 其れは、誰だよ⁉”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、遅れ馳せ乍らも、F3に訊くのだった。


「なぁ~、和也だけだったか?
 俺の事を、『道明寺』と、呼び捨てにしてた奴は…。
 他にも居たんじゃねぇのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のF3からして視れば…。
“やっとかよ‼”と、思える状況…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
そんな風に、自身達に訊いて来た司に、“真実を教えて遣りてぇ(たい)‼”と、思う事は、当然と云えば、当然だったのだが、其れでも、此の時のF3は、司に言うつもり等無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらからの返答の言葉は、訳が分かって居ない今の司にとって、苛立つ言葉…だったのだ。


「良いか、司…?
 俺等 F3も、司には、“真実を教えて遣りてぇ(たい)‼”と、思う。
 けど…な。
 高等部だった当時の俺等も、其の当時の司に言ったとは思うが…。
 其れは、司自身が思い出さねぇと、何にも成んねぇんだよ。
 所謂、意味がねぇんだよ。
 だから…な。
 俺等は、司から何を訊かれても、一切、答える気がねぇんだわ。
 悪ぃな、司…。」と…。



だが、此の時の司にとってして視れば…。
あきらからのそんな返答の言葉は、苛立つモノだと云えたのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、あきらに言えた言葉…だったのだ。


「はぁ~??
 何だよ其れ…?
 俺に、一切、言えねぇって、如何言う言い訳…何だよ。
 言えねぇなら、言えねぇで、良いんだけど…よ。
 そう言う奴が居たか? or 居なかったか?…位ぇは、言えんだろ?
 其れも、言えねぇのかよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のF3は、それぞれ、“仕方ねぇ(無い)だろう。”と、認識した事で、顔を見合わせ乍ら、頷くのだった。
そして、あきらが、F3の代表かの様に、言って除けるのだった。


「ああ、司の推測通り…。
 『道明寺』と、呼んで居たのは、和也以外にも、もう一人居た。
 しかも、女だった。」と…。


其処で、此の時の司は、あきらから、そんな話しを聞いた事で、驚愕するのだった。


“和也だけでも、本来の俺は、『有り得ねぇ‼』と、思うのに…。
 此の俺が、女に、『道明寺』と、呼び捨てに呼ばせて居たのか?
 其れこそ、信じられねぇだろ‼”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、更に、“信じられねぇ‼”と、頭を抱えるしか無い状況…だったのだ。



実は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな風に、自身の息子で在る 司自身が成る事を望んで居たのだ。


云う成れば…。
自身の息子で在る 司が、英徳大学に行った事で、つくしの事を思い出す何かヒントと成る様なモノを掴んで帰って来る事を望んで居たのだ。


其の事で、“司が、牧野さんの事を思い出してくれるかも知れない。”と、思えばこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そう成る事を望んで居たという訳…だったのだ。



という事は、知らず知らずの間に、F3は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が望む様な行動を、司に起こして居たという事に成るのだ。


云わば…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からして視れば…。
此の時のF3の取った行動は、『思う壺』と、云っても良い程…だったのだ。


云う成れば…。
此の時のF3の取った行動は、『ファインプレー』だったのかも知れない。

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