tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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真実【会いたい】…<つかつく>  番外編①




【『目覚まし時計【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ <進への説得> 
  と 『自責の念【会いたい】…<つかつく>  番外編』の其の後の司】


司は、お雛様の折り紙の折り方を、自身の愛娘で在る ひなから教えて貰った日から、色々と、考えて居たのだ。


だからだったのだろう。
其の日から、幾日か経った頃に、司は、自身の弟と成った 進に訊いて視たのだ。


「なぁ~、進…訊いて良いか?」と…。


だからだったのかも知れない。
自身の兄と成った 司から、此れ迄、一度も、そんな風に、訊かれた事が無かったので、不思議に思い乍らも、此の時の進は、自身の兄と成った 司に返答したのだった。


「はい、何でしょうか?」と…。


其処で、此の時の司は、自身の弟と成った 進に訊き始めるのだった。


「つくしが、ひなを、“道明寺家には拘らせないで欲しい。”と、言ったのは、本当に、俺の
 為だけだったんだろうか?
 “他にも、何か、理由が有ったんじゃねぇのか?”って、ここ最近の俺は考える様に成っ
 て、そっちの方が正解な様な気がすんだよな。」と、呟くかの様に…。


だからだったのだろう。
そう訊いて来た自身の兄と成った 司に対して、不思議に思い乍らも、此の時の進は、自身の兄と成った 司に、更に、返答するのだった。


「“他にも…。”って…。
 例えば、どんな…?」と…。



【実は、折角、都立高校に受かって居た進だったのだが、牧野家と一緒に地方に移り住む為
 に、つくしの説得に寄り、其の後の進は、地方の高校に編入したのだった。
 其の時のつくしからの説得の話しとは…。


 「パパが、また、リストラされて、もう、東京に住む事は難しいでしょ!
  其れに、私のお腹の中には、道明寺の子供が居る。
  もし、其の事が世間にバレれば、きっと、とんでもない事に成る。
  “道明寺司には、隠し子が居た。”って…。
  だから、道明寺と私の仲間達とも、私は、縁を切るつもり…。
  だからこそ…。
  私達 家族は、此の地を離れた方が良いのよ。
  もし、進だけが、此処に残れば、F3の事だから、進に、私の居場所を追求して来る。
  特に、花沢類は、巧みな話術を使って…。
  そう成れば…。
  きっと、進は、F3に、喋らざるを得ない状況に成る。
  だから…よ。
  家族で、此の地を離れる方が良いのよ。」と…。


 だからだったのだ。
 此の時の進は、自身の姉で在る つくしからの説得に了承して、家族で、東京を離れて、
 地方に移り住んで居たのだ。


 だからだったのだろう。
 自身の姉で在る つくしが、自身に遺言かの様に、「ひなを道明寺家には拘らせないで欲
 しい。」と、言って来た時、進自身、自身の姉で在る つくしからの言い分を納得出来て
 居たという訳…だったのだ。】



実は、つくし自身 と つくしの両親のお墓に、『納骨』を済ませた後…。
進は、そんな話しを司にした事は事実…だったのだ。


勿論、司は、自身の愛娘で在る ひなからも、色々と、話しを聞いて居た事は、事実…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、自身の弟と成った 進に訊いて視たく成ったのかも知れない。



だが、此の時の進にとって、自身の兄と成った 司からのそんな問いの言葉には、中々、返答出来ずに来たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の進は、密かに、思えて居たのだ。


“兄さんは、何に、拘って居るんだろうか?
 何が、そんなに、兄さんを悩ませて居るんだろうか?
 姉ちゃんの想いは、兄さんへの想いだけだと思うんだけど…なぁ~。”と…。



だが、此の時の司からの返って来た言葉は、「否、もう、良いわ。」…だったのだ。


此の時の進にとっては、後味の悪いモノと成ったのだが…。
其れ以上、司に言える言葉が無かったので、此の件に関しては、何も無かったかの様に、其れ以降、話題に出て来る事は無かったのだ。



だが、司は、密かに、動こうとして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、現在では、進の秘書と成って居る西田を、自身の執務室に呼び出したのだ。


何故なら…。
此の件に関して、頼める人間が居るとする成らば…。
其れは、西田以外に居なかったから…だったのだ。


「西田…悪ぃが…。
 つくしが入院して居た病院を調べて、つくしの主治医だったドクターを探して欲しい。
 勿論、進とひなには、内密に、コトを動かして欲しい。」と…。


勿論、そんな事は、西田にとってすれば、容易い事に間違い無いのだ。
だが、理由も分からず、調べると言うのは、西田にとっても、合点がいかないのだ。


だからだったのだろう。
此の時の西田は、司に、理由を訊き始めるのだった。


「何故(なにゆえ)に、つくし様が入院されて居た病院を調べて、つくし様の主治医だった
 ドクターを探すのでしょうか?
 しかも、進様とひな様には、内密とは、如何な物かと思いますが…。」と…。


其処で、司は、西田に、理由を話しし始めるのだった。


「進からも、ひなからも、つくしに関しての話しは、色々と、聞いて居る。
 だが、合点がいかねぇ事が有るんだよ。
 其れを、つくしの主治医だったドクターに訊きてぇんだ。
 頼む、西田…。
 進とひなには、内密にして置いて欲しい。」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田は、其れ以上、司に訊く事が出来ず、了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。



そして、其の日から、幾日か経った頃…西田は、司に伝えるのだった。


「つくし様の主治医だったドクターを探す事が出来ました。
 来週の土曜日の夕方にアポを取って折ります。」と…。


だからだったのだ。
此の日の西田は、司の会食に同行するという事にして、現在の司の秘書に、進の事を任せる事としたのだった。



そして、東京メープルの会議室に誘導されたつくしの主治医だったドクターは、緊張の面持ちで、司と西田が待つ東京メープルの会議室に入って来たのだ。


そして、“何を訊かれるのか?”と、緊張して居るつくしの主治医だったドクターに、臆する事無く、此の時の司は、自己紹介するのだった。


「俺は、『牧野つくし』の夫で、『牧野ひな』の父親の『道明寺司』だ。
 つくしが、何故、亡く成ったのか?
 どんな病気で亡く成ったのか?
 教えて欲しい。」と…。


だが、つくしの主治医だったドクターは、首を傾げる素振りを魅せ乍らも、司に言って除けるのだった。


「私は、牧野さんには、勿論、娘さんが居っらしゃる事は存じ上げて折ります。
 ですが、牧野さんからも、牧野さんのご両親からも、牧野さんは独り身で、ご結婚されて
 居ないと伺って折りました。
 ですが、貴方は、経った今、“『牧野つくし』(さん)の夫だ。”と、仰いました。
 もし仮に、貴方が、『牧野ひな』さんの父親だとしても、其れは、DNAを鑑定すれば、自
 ずと分かる事です。
 ですが、貴方が、もし、『牧野つくし』(さん)の夫だったとしても、私には、信じられ
 ません。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司には、分かったのだ。


“こいつは、つくしに惚れやがったな。”と…。



実は、司は、進に訊いた事が有ったのだ。


「つくしには、俺以外に、惚れた男が居たのか?」と…。


其処で、其の時の進から返って来た言葉は、司の期待する言葉…だったのだ。


「そんな男性は、姉ちゃんには居なかったと思いますよ。
 姉ちゃんは、ひなの事が一番で、ひなの為に生きて居る様な人…だったから…。」と…。



と言う事は、もし仮に、つくしの主治医だったドクターがつくしに好意を寄せて居たとしても、其れは、つくしの主治医だったドクターからのつくしへの一方通行の想い…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、其のつくしの主治医だったドクターに、勝ち誇ったかの様に、言って除けるのだった。


「俺とつくしは、英徳高校からの付き合いだ。
 だからこそ…。
 俺とつくしは、そう言う関係だった。
 其れに、俺とつくしは、将来の結婚も約束して居た仲だ。
 だが、俺は、或る事件に寄って、つくしだけの記憶を失い、22年もの長い間、NYに在住
 して居た。
 其の間、全く、つくしとは会って居らず、ひなの存在さえ知らなかった。
 だからこそ…。
 日本に帰国して直ぐ、ひなの存在を知り、つくしを探した。
 だが、俺は、つくしを、完全に失う事と成った。
 だからだ。
 俺のお袋が、つくしの籍を道明寺に移して、今では、『道明寺つくし』として、俺の妻と
 成ってる。
 勿論、ひなも、今では、『道明寺ひな』で在り、弟の進も、今では、『道明寺進』だ。
 だからこそ、つくしの病名を教えてもらいたい。」と…。



勿論、此の時のつくしの主治医だったドクターからして視れば…。
“そんな事が出来るのだろうか?”と、首を傾げたく成る様な状況では在ったのだが…。
思い直して居たのだ。


“天下の道明寺家成らば…。
 何でも有りなのかも知れない。”と…。


其れに、司の後ろに控えて居た西田が、司が話しした後に、首を大きく、縦に振って居たのだ。


“間違い在りません。”と、言って居るかの様に…。


だからだったのだ。
信じざるを得ない状況に、此の時のつくしの主治医だったドクターは、司に話しし始めるのだった。


「そうですか?
 ですが、私からお話し出来る事は、何も、御座いません。
 牧野さんとの約束ですから…。
 其れに、私には、守秘義務が御座います。
 ですので、何も、お伝え出来る事は有りません。」と…。


だからだったのだ。
イライラし始めた司は、其れでも、食い下がろうとせず、つくしの主治医だったドクターに訊き始めるのだった。


「お前が信じる為には、何が必要だ?
 俺は、事実、あいつの夫だ。
 俺にも、知る権利が在る筈だ。
 今日の処は、此れで、帰る。
 だが、次回は、そうはいかねぇ。
 あんたには、全てを話しして貰うから…な。」と…。



実は、此の時のつくしの主治医だったドクターは、司の目を観て居たのだ。
其の時の司の目は、真剣そのもので、人を威圧する様な『目』…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの主治医だったドクターは、思って居たのだ。


“私は、此の人に言わなくてはいけなく成るだろう。
 其れに、此の人は、どんな手段を使っても、私に言わせ様とするだろう。”と…。
 


だからだったのだ。
此の時のつくしの主治医だったドクターは、一言だけ、司に伝えて、其の場を後にしたのだった。


「分かりました。」と…。



<此の二次小説『真実【会いたい】…<つかつく>  番外編①』の中に出て来る戸籍の件
 ですが…そんな事が可能なのか如何か?
 私共には、分かりません。
 ですが、此処は、『二次小説の世界』…と、スルーしてもらえると、有り難いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。
 また、此の二次小説『真実【会いたい】…<つかつく>  番外編①』の中に出て来る文
 面の中に、訂正箇所が判明致しましたので、一部、訂正致して折ります。
 重ねて、了承の程、宜しくお願い致します。
 訂正記載日…2022.03.27 5:10>

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