真実【会いたい】…<つかつく> 番外編②
<此の二次小説『真実【会いたい】…<つかつく> 番外編②』は、一部、不快に思われ
るやも知れない言葉が出て来ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
司は、再び、つくしの主治医だったドクターを、東京メープルの会議室に呼び出したのだ。
そして、つくしの主治医だったドクターを呼び出した司は、約束通り、つくしの主治医だったドクターから、全てを話しして貰うつもりだったのだ。
だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしの主治医だったドクターに訊き始めたのだ。
「約束通り、今日、話しして貰おうか?
其の前に、あんたに信じて貰う為に、此れを見せて置こう。」と…。
実は、此の時の司は、或る物を、つくしの主治医だったドクターに差し出したのだ。
【其の或る物とは…。
実は、司が、前回、つくしの主治医だったドクターと別れた後に、西田に頼んで、用意さ
せた物…だったのだ。
「西田…悪ぃが、俺とつくしの戸籍謄本を用意してもらえるか?」と…。
だからこそ…。
前回の司は、“次回…。”と、つくしの主治医だったドクターに伝えて居たのだ。】
だからこそ…。
此の時の司は、或る物を、つくしの主治医だったドクターに差し出し乍ら、話しし始めるのだった。
「此れは、俺とつくしの戸籍謄本だ。
此れで、俺とつくしが夫婦だと、信じて貰えるか?」と…。
だからだったのだ。
信じるしか無かった此の時のつくしの主治医だったドクターは、司に断りを入れてから、司に訊くかの様に、話しし始めるのだった。
「分かりました。
其れでは、お話しします。
ですが、牧野さんと約束して居た事なので、此処で、今から話す事を、牧野さんのご両親
と 弟さんにはご内密にして貰えますか?」と…。
だからだったのだ。
司は、つくしの主治医だったドクターと約束するのだった。
「ああ、分かった。
約束する。
だが、つくしの両親は、既に、他界して居る。
だから、弟の進には、ぜってぇ、言わねぇよ。」と…。
だからだったのだ。
つくしの主治医だったドクターは、司から了承が得られたので、漸く、司に、本題の話しを話しし始めるのだった。
「実は、牧野さんは、既に、ご自身の死期をご存知の様でした。
ですから、先ず、“私の命は、どれ位、持ちますか?”と、訊かれましたので、隠す事無
く、“恐らく、1ケ月かと…。”と、お伝えしました。
実は、運ばれて来た時の牧野さんの意識は回復して居なかったのですが…。
検査後に、意識を回復され、私に言って来られました。
“私は、自分自身の事は、自分自身で、良く、知って居ます。
今の私が、如何言う状態なのか?
分かって居るつもりです。
ですから、私には隠さず、仰って下さい。
其の代わり、私の両親と弟には、私の事を話しし無いで下さい。
お願いします。”と…。
なので、私は、牧野さんと、約束しました。
“伝えない。”と…。
ですから、ご本人には、包み隠さず、全てをお話ししました。
実は、此の当時の牧野さんの身体は、既に、手の施し様が無かったんです。
牧野さんの内臓は、過去に、損傷して居た形跡が有りました。
そして、其の損傷して居た傷口から炎症を起こし、“度々、出血して居たのでは無い
か?”と、思われる状況でした。
牧野さんに、其の事を伺うと、度々、吐血して居た様です。
“眩暈も酷く、立ち眩みも有った。”と、仰って居ました。
もっと早く、手術をして居れば、状況が変わったのでは無いかと思われます。
もしかすると、お子さんを妊娠・出産された事も、要因に成ったのかも知れません
が…。」と…。
だからだったのだ。
つくしの主治医だったドクターから、そんな話しを聞いた此の時の司は、もう既に、何も喋る事が出来ない状況…だったのだ。
何故なら…。
つくしがこう成ったのは、『赤札』が原因…だったからなのだ。
だからこそ…。
此の時の司は、其の事に気が付いた事で、何も喋る事が出来ない代わりに、司の心の中では苦しくて、張り裂けそうに成って居たのだ。
“其れって、全て、俺の責任じゃねぇか?
要は、俺が、つくしに赤札を貼ったせいじゃねぇか?
で、つくしを妊娠させ、出産させた事が、更に、原因だったと言うのなら…。
尚、全てが、俺の責任じゃねぇか?
其れって、自分で、自分の首を絞めた様なもんじゃねぇか?”と、自身の頭を俯かせ乍ら…。
だからだったのだろう。
司の同行者として、司と一緒に此の場に居た西田が、司の代わりに、つくしの主治医だったドクターに伝えるのだった。
「言い難いお話しをお聞かせ下さり、有難う御座いました。
また、お伺いする事も有るかも知れませんが、其の時は、宜しくお願い致します。」と…。
だからだったのだ。
此の時のつくしの主治医だったドクターは、西田に返答するのだった。
「承知致しました。」と…。
だが、此の時の司は、つくしの主治医だったドクターを呼び止めて、更に、つくしの主治医だったドクターに訊き始めるのだった。
「お前は、つくしに惚れたのか?」と…。
だからだったのだろう。
其の場を後にし様として居たつくしの主治医だったドクターは、自身の足を止めて、また、司の方に振り向き、話しし始めるのだった。
「牧野さんに、“惚れたのか?”と、訊かれれば、間違い無く、私は、即答します。
“惚れたという寄りも、私は、牧野さんを尊敬して居た。”と…。」と…。
其処で、信用して居ない様な顔付きの司に向かって、また、つくしの主治医だったドクターは、話しし始めるのだった。
「道明寺さんは、信用して居らっしゃらない様ですね。
ですが、此れは、本当の話しです。
牧野さんは、何事に於いても、泣き言を仰る事は無く、辛くても、荒れる事は無かったん
です。
普通の患者さんなら、根を上げる様な治療にも、何も仰る事は無かったんです。
気持ちが強いというのか?
めげないというのか?
“きっと、精神的に強い方なのだろう。”と、私が思う様な方でした。
ですから、惚れたという寄りも、私は、牧野さんを尊敬して居ました。
道明寺さんは、そんな牧野さんだったからこそ…。
惚れたのではないですか?」と…。
だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの主治医だったドクターに即答するのだった。
「ああ、俺は、そんなつくしだったからこそ…。
つくしに惚れた。
其の俺の気持ちは、今も、変わらねぇよ。
だからこそ…。
お前は、つくしに惚れるな‼」と…。
だからだったのだろう。
此の時のつくしの主治医だったドクターは、そんな司の事を呆れるかの様に、思って居たのだった。
“だから、私は、牧野さんに惚れてません。
優良患者だった牧野さんの事を、尊敬して居るだけです。”と…。
だが、此の時のつくしの主治医だったドクターからして視れば、“道明寺さんは、一切、信用して居ないだろう。”と、思える程…だったので、そんな司に、其の事に関して、其の後、一切、口に出す事は無かったのだ。
そして、つくしの主治医だったドクターからそんな話しを聞いてからの其の後の司は、様子が変…だったのだ。
だからだったのだろう。
其の後のそんな司の様子を見て居た西田だけじゃ無く、司の弟と成った 進も、また、そんな司の様子を見て居た事で、心配に成るのだった。
fin
<此の二次小説『真実【会いたい】…<つかつく> 番外編②』に出て来る『内臓の損
傷』 や 『炎症』という病気は無いのかも知れません。
実は、私共は、医療従事者では在りませんので、其処迄、医療について、存じ上げて折り
ません。
ですので、もし、違って居たとしても、此処は、『二次小説の世界』と、スルーして頂け
ました成らば幸いです。
了承の程、宜しくお願い致します。>