tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  11.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  9.』のエピローグ】


其の後の類は、桜子がF4ラウンジを去った後…。
核心を深める為に、F3に或る事を提案し始めるのだった。


「また、牧野が住んで居たアパートに行って視る?
 何か、証拠が出て来るかも…よ。」と…。


其処で、此の時の司は、類からの提案を受け入れたのだ。


何故なら…。
司自身、つくしの記憶を失くして以来…。
一切、つくしが住んで居たアパートに行った事が無かったのだ。
なので、此の時の司は、類に言えた言葉…だったのだ。


「ああ、そうだな。
 何か、証拠が出て来るかも知れねぇ…な。
 だったら…よ。
 今から、行こうぜ‼」と…。


そして、此の時の司は、更に、F4の後ろから就いて来ようとして居た和也に言って除けたのだった。


「和也…お前は、就いて来なくて良い。
 お前が居ると、ややこしく成るから…な。」と…。


という訳で、不貞腐れ始めた和也は放って置いて、此の時のF4は、つくしが住んで居たアパートに向かうのだった。



そして、其の後、つくしが住んで居たアパート前に到着したF4は、愕然とするのだった。


何故なら…。
つくしが住んで居たアパートは、『立入禁止』という立て看板が立て掛けられて居たのだ。


そして、其の上、つくしが住んで居たアパートは、既に、アパートの周りを囲むかの様に、白いシートで覆われて居て、中を見る事さえ、出来ない状況…だったのだ。


云わば…。
つくしが住んで居たアパートは、既に、解体中…だったのだ。



だからだったのだろう。
類は、つくしが住んで居たアパートの大家が住んで居る筈の自宅に向かうのだった。


だからだったのだ。
つくしが住んで居たアパートの大家が住んで居る筈の自宅迄、走って向かおうとして居る類の後を追い掛けるかの様に、此の時の司 と 総二郎 と あきらは走って居たのだ。



だが、其処もまた、既に、表札が取り外され、人が住んで居る気配が無かったのだ。


だからだったのだ。
其の場で、類は、しゃがみ込んだのだ。


何故なら…。
『万事休す』だという事が目に見えて居たから…だったのだ。



其処に、タイミング良く、其の隣に住む住人らしき人が、外に出て来たのだ。


だからだったのだ。
思わず、あきらは、其の隣に住む住人らしき人に声を掛けたのだ。
まるで、訊き出すかの様に…。


「すみません。
 此方に住んでらっしゃった方が、何方に引っ越されたのか?
 ご存知無いでしょうか?」と…。



勿論、其の隣に住む住人らしき人は、あきらから声を掛けられた事もそうだが…。
あきらだけじゃ無く、あきらの周りに居るイケメン(F3)の顔を見て、驚愕するのだった。


何故なら…。
此の場に居るイケメン(F4)という人物は、雑誌等で、頻繁に、特集が組まれ、雑誌の中で、良く、見掛ける人物だったのだから…。


だからこそ…。
其の隣に住む住人らしき人は、声を震わせて、あきらからの問いに返答するのだった。


「ああ、お隣の方…ね。
 お隣さんなら…既に、引っ越されて、此処には居ないわよ。
 何方に引っ越されたのかは分からないけど…。
 少し前に引っ越されて、もう、此処には、戻って来ないわね。」と…。



だからだったのだ。
そんな風に、其の隣に住む住人らしき人から話しを聞いた類は、更に、愕然とするのだった。


何故なら…。
類自身、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたい事が有ったから…なのだ。


だが、何処に引っ越したのか?
全く、分からないのなら、訊きたくても、もう、訊く事が出来ないから…だったのだ。



だが、此の時の其の隣に住む住人らしき人は、雑誌等で、良く、見掛けるイケメン(F4)の顔を観ても、漸く、落ち着いたのか?
思い出したかの様に、また、話しし始めるのだった。


「そう言えば…仰って居た事が有ったわね。
 あのアパートって、老朽化が酷くて、階段も錆び付いて居たでしょ!
 其れに、階段自体、錆びて、穴が開いて居る所も有った様だし…。
 “建て替えるにしても、リフォームするにしても、お金が掛かる。”って、良く、仰って居
 たのよ。
 其れが、何でも、“言い値で、アパートも含めて、買い取ってくれる業者が居た。”とか
 で…。
 其の周りの他のアパートも併せて、買い取って貰ったらしいのよ。
 しかも、まだ、住んでらした住人が居たらしいんだけど…。
 其の住人の住む所も用意してくれた上に、立ち退き料迄、支払ってくれたらしいわ。
 “今時、そんな業者が居るの?”って、私は、訊いたんだけど…。
 “其れが、居たのよ。”って、仰って居たわよ。
 今時、そんな業者が、本当に、居るのかしらね⁉」と、不思議そうに…。


そして、其の後、其の隣に住む住人らしき人は、自宅の中に入って行ったのだ。



実は、其の隣に住む住人らしき人から聞いた話しは、類自身、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたい話し…だったのだ。


云わば…。
類自身、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたい話しを、其の隣に住む住人らしき人から訊く事が出来たという事と成るのだ。


何故なら…。
類は、つくしから聞いた事が有ったのだ。


「実は、“もしかしたら、アパートを建て替えるかも知れないから、もし、そう成ったら、
 引っ越し先を探して置いて頂戴…ね。”って、大家さんから言われたんだよね。
 もし、本当に、引越しする事に成ったら、また、お金が掛かるよ。」と…。


だから、“今回の牧野家の引っ越しは、(つくしが住んで居たアパートの)大家からの申し出で有ったのか?”と、いう事を、此の時の類は、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたかったのだ。


だが、此の時の類にとっては、予期して居なかった事…。
否、類自身が思って居た事寄りも、遥か、上を行く事態に成って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の類は、思って居たのだ。


“まさか、「言い値で、アパートも含めて、買い取ってくれる業者が居た。」と
 は…。”と…。



だからだったのかも知れない。
其の隣に住む住人らしき人からそんな話しを聞いた類は、思わず、声に出して居たのだ。


「もしかしたら、其の業者って…。
 牧野のBackに就いてる人物の事かも…。」と…。


勿論、此の時の司 と 総二郎 と あきらに至っても、類とは同感で、そんな気がして仕方無かったのだ。


だが、此れ以上は、調べ様が無く、もう、如何する事も出来なかったのだ。
少なくとも、此の時の類 と 総二郎 と あきらは、そんな風に、理解し始めて居たのだ。



其処で、司は、言い始めるのだった。
まだ、諦めて居ないと言いた気に…。


「もしかしたら…よ。
 調べる事が出来るかも…な。」と…。



勿論、此の時の類 と 総二郎 と あきらとて、分かって居たのだ。


【もし、調べるのだとしたら…。
 牧野家が住んで居たアパートの住所を調べて、何処の業者が買い取ったのか?
 調べれば良いだけの事なのだ。】


だが、もし、つくしが住んで居たアパートを買い取った業者が見付かったとしても、其の業者が、現在、つくしのBackに就いて居る人物だとは、此の時の類 と 総二郎 と あきらとて、とても、思えなかったのだ。


何故なら…。
其の業者自体、つくしのBackに就いて居るで在ろう人物(“もしかしたら、『大物』の可能性が有るかも…(な)。”と、F3は思って居たのだが…。)から雇われて居る可能性が有るのだ。


“だとしたら、そう簡単に、口を割る訳ねぇよな(無いよね)。”と、F3は、それぞれ、思って居たのだ。



だからこそ…。
司の突拍子も無い言い分に、此の時のF3は、“如何遣って…⁉”と、それぞれ、首を傾げるしか無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の類 と 総二郎 と あきらは、それぞれ、心配するかの如く、同じ事を考えて居たのだ。


“まさか、司の事だから…。
 暴力で、其の業者の口を割らせるんじゃねぇだろうな(じゃないよね)?”と…。



だからだったのだろう。
あきらは、F3の代表かの様に、そんな司に訊き始めるのだった。


「司は、如何遣って、調べるつもり何だ⁉」と…。


其処で、司は、F3に分かり易い様に、話しし始めるのだった。


「まぁ~、ババアの手を使うのは、俺自身、癪に障るんだが…。
 此の際、ババアの手を使おうと思う。
 だから…よ。
 俺に任せてくれねぇか?
 何か、牧野の周りで動いて居る様な気がすんだわ。
 其れに、何か有る様にしか思えねぇんだわ。
 だから…よ。
 こっちで、調べて視るわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類 と 総二郎 と あきらは、“そう言う事か…。”と、思い乍らも、それぞれ、ホッとして居たのだ。



勿論、此の時の類 と 総二郎 と あきらとて、分かり切って居たのだ。
其れが、一番良いのだという事を…。


何故なら…。
司は、一番の当事者なのだから…。



だが、此の時の類にとっては、そんな司が癪に障って居たのだ。


何故なら…。
司が、つくしだけの記憶を失くして居る間…。
“牧野を支えて居たのは、此の俺だよ‼”と、自負して居たから…だったのだ。


だが、其れでも、類自身、司にそう言えないのは、類自身にも、言い切れない処が有ったからなのだ。


何故なら…。
“牧野を、最後迄、支え切れなかった。”と、後悔して居る処が、類自身には有ったから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の類は、仕方なく、司に任せる事にしたのだった。



そして、此の時の類 と 総二郎 と あきらは、それそれ、司に言い始めるのだった。


「うん、分かった。
 司に任せるよ。」


「そうだな。
 其の方が良いのかも…な。」


「ああ、司に任せ様!
 牧野も、自分自身の事を司が探し出してくれれば、喜ぶだろうし…な。」と…。



だからだったのだ。
F3からの了承が得られた司は、其の後、西田を通じて、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に連絡を取る事としたのだった。




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  11.』の中に出て来る言
 葉の中で、一部、不快に感じるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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