tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  13.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  13.』の中に出て来る一
 部の言葉に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



此の日の警視総監は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、「前向きな返答を期待して折りますわ。」と、言われた言葉が、自身の中で、重く伸し掛かって居たのだ。


だからだったのだ。
此の日の警視総監の頭の中では、“もう、此方では対処する事は出来ないだろう。”と、判断した事で、或る人物に連絡を取る事としたのだった。


「先程、道明寺社長が、此方(警視庁)にお見えに成りました。
 例の件で、お見えに成った模様です。
 先ずは、私と、一度、お会い頂けますか?」と…。


だからだったのだ。
警視総監と、そんな風に、話しをした其の或る人物は、後日、警視総監と会う事としたのだった。


そして、其の或る人物と会った警視総監は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と話しした内容を、其の或る人物に伝えるのだった。


其処で、警視総監からそんな話しを聞いた其の或る人物は、思って居たのだ。


“司君の記憶が戻った事で、道明寺社長は動き出したのだろう。”と…。


実は、既に、其の或る人物は、知って居たのだ。
司の記憶が戻って居るという事を…。


だからだったのだ。
此の時の其の或る人物は、警視総監に伝える事としたのだった。


「そうですか?
 等々、司君の記憶が戻ったという事で、道明寺社長が動き始めたという事でしょう。
 ですが、此方には、此方の事情が在ります。
 致し方無い事だとは言え…。
 此方の事情をお察し頂く為にも、私が道明寺社長とお会いしましょう。」と…。


実の事を言うと、此の時の警視総監は、そんな言葉を其の或る人物から聞いた事で、ホッとして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の警視総監は、即答するかの如く、其の或る人物に伝えるのだった。


「そうですか?
 そうして頂けると、此方としても、大変、助かります。
 では、早速、道明寺社長と連絡を取りましょう。」と…。


なので、此の時の警視総監は、早速、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の第1秘書で在る 西田に連絡を入れるのだった。


「此の件に関して、私の方からはお話し出来ない事情が御座います。
 ですので、道明寺社長にお会い頂きたい方が居らっしゃいます。
 其の方とお会い頂きたいと思います。
 如何でしょうか?」と…。


なので、此の時の西田は、即答を控えて、司の母親で在り、自身の上司でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの意向を確認してから、後日、警視総監に返答する旨を伝えたのだった。


「承知致しました。
 道明寺に確認してから、後日、ご連絡申し上げます。」と…。



其処で、そんな話しを、自身の部下で在る 西田から聞いた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、「分かったわ。」と、自身の部下で在る 西田に了承し、アポを取る様に伝え乍らも、思って居たのだった。


“司が言う通り、やはり、つくしさんのBackには、大物が就いて居た様ね。
 と言う事は、やっと、其の大物のお出ましという事かしらね。”と…。



そして、警視総監に言われた或る場所に向かった司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の部下で在る 西田に寄って開けられたドアから部屋の中を見た時…。
警視総監と一緒にソファに座って居る人物を見て、驚愕するのだった。


何故なら…。
其の場に居た人物は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身、予期して居ない人物だったから…なのだ。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思わず、其の或る人物に訊き始めるのだった。


「如何して、貴方が此処に…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の其の或る人物は、そんな風に、驚愕して居る司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、飄々と、訊き始めるのだった。


「私が此処に居る事は、貴女にとって、そんなに不思議な事ですか?」と…。
「………」



だからだったのだろう。
そんな風に、其の或る人物から訊かれた事で、“はい、そうですね。”と、素直に言えそうに無い此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、一瞬、黙ってしまったのだが、自身が訊きたい事を、其の或る人物に訊き始めるのだった。


「と言う事は、貴方が、つくしさんを匿って居らっしゃるという事ですか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の其の或る人物は、ニヤッと、笑みを浮かべて、更に、飄々と、言って除けるのだった。


「『匿って居る』という言葉が正しいかは分かりませんが…ね。
 如何言えば良いのか?
 ですが、此れだけは言って置きましょう。
 既に、つくしは、道明寺家とは何の関わり合いも無い。
 そう、ご承知頂きたい。」と…。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、必死…だったのだ。


何故なら…。
つくしだけの記憶を失くして居た司が、其の後、如何成ったのか?
嫌と言う程、身に染みて分かって居る此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとって、自身の息子で在る 司の傍につくしが居なく成ったと分かった後の司が、如何成るのか?
目に見えて分かって居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、必死…だったという訳なのだ。



だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其の或る人物に言えた言葉…だったのだ。


「つくしさんが、“道明寺家とは何の関わり合いも無い。”とは、如何いう意味でしょうか?
 少なくとも、つくしさんは、司の恋人…だった筈です。
 と言う事は、つくしさんが、“道明寺家とは何の関わり合いも無い。”と、言う事は、如何
 言う意図を以って、そう仰ってお出でなのでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の其の或る人物は、怒りを込め乍らも、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に話しし始めるのだった。


「貴女は、確か、つくしを嫌って居た筈では…。
 私の妻からも、“道明寺の奥様は、つくしの悪口を言って居た。”と、聞きました。
 勿論、そんな話しを聞いた其の当時の私の妻は、貴女の話しを鵜呑みにした。
 だが、私の娘の話しでは、つくしは、『人たらし』とか…。
 “つくしと関わった人間は、皆、つくしに魅了されるの。
  そして、つくしと関わった人間は、皆、性格自体、変わって行くの。
  其の筆頭が、司だよ。
  そして、仲間(F2)の話しだと、あの笑わなかった類君迄もが、笑う様に成った。
  そして、更には、桜子だよ。
  桜子から聞いた話しだと、自身のコンプレックスの為にひねくれ者だったらしいんだけ
  ど、当時の桜子は、つくしに寄って変えられ、仲間思いの人間に成った。
  そして、私も…だよ。
  『財閥出身のお嬢様』と、言うだけで、上辺だけでしか接してくれない友達に、素直に
  成れず、友達も出来なかった私の真の(親)友に成ってくれたのが、つくしだよ。
  私のそんな心を救ってくれたのが、つくしだよ。
  つくしは、そう言う娘(こ)…何だよ。
  其の他人(ひと)の考え方 や 其の他人(ひと)の性格自体を変える事が出来るの
  が、つくしという娘(こ)…何だよ。”と、私 と 私の妻の前で、つくしの事をそう
 言ってましたよ。
 だからだったのでしょう。
 私の妻は、つくしと接する内に、つくしの事を理解し始めた。
 ですが、貴女は、其のつくしの真髄を理解出来なかった。
 云わば…貴女は、人の見る目が無かったという事でしょう。
 其れに、貴女は、司君が、あの港で暴漢に襲われた時…。
 貴女が、真っ先に、責任を押し付けた相手は、誰だったのか?
 今でも、覚えて居らっしゃいますか?
 其れは、私の娘ですよ。
 貴女が仰った言葉を、私は、今でも、覚えて居ますよ。
 “滋さんさえ、司と牧野さんを、あんな島に連れて行かなければ、司は、暴漢に襲われず
  に済んだのに…。”と…。
 ですが、良~く、思い出して下さい。
 貴女は、“司(君)が誘拐された。”と、大騒ぎして、マスコミに連絡を入れた事から、あ
 の港自体、マスコミ と 野次馬で大騒ぎと成り、司君は、暴漢に襲われたんじゃ無いで
 しょうか?
 勿論、娘も、“自分自身に非が無い訳じゃ無い。”と、申して居りましたよ。
 ですが、娘は娘で、其の当時の司君とつくしにとって、“良かれ‼”と、思えばこそ…。
 “あの島に拉致ったんだ。”と、申して居りました。
 『拉致った』と、言う言葉が良いか如何かは、別として…。
 皆、司君とつくしの事を思えばこそ、行った(おこなった)厚意…だったのでしょうな。
 其れに、貴女は、司君がつくしだけの記憶を失ったと知った時…。
 どんな風に思いましたか?
 喜んだんじゃ在りませんか?」と…。


だが、“失敬な‼”と、でも言いた気な此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな風に、自身に訊いて来た其の或る人物に言い返すのだった。


「私(わたくし)は、司が暴漢に襲われ後…。
 司が入院して居た道明寺総合病院で、つくしさんに申し上げましたわ。
 “司と貴女に、一年の猶予を与える。”と…。
 其れに、私(わたくし)は、“一年間は、司と牧野さんとの付き合いに関して、何も言わ
 ない。”と、つくしさんに申し伝えて居た位ですわ。
 そして、其の一年後の司とつくしさんの二人を、NYに呼び寄せ、二人の付き合いを認め
 乍らも、NYの大学に通わせ、ビジネスの勉強をさせるつもりでしたわ。
 其れは、結局、司がつくしさんだけの記憶を失った事で、報われる事は有りませんでした
 が…。」と…。



だが、其の或る人物は、其れでも、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言って除けるのだった。


「取り敢えず、今の道明寺家には、つくしに拘って貰いたく無い。
 其れは、司君にも言える事だ。
 其れは、今の司君とつくしの何方にも、傷付け無くて済む良い方法…何だよ。
 今の二人にとって、其れが最善で、最も、其れが良い方法…何だよ。
 察して貰えると、有り難いのだが…。」と…。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身が納得行く様にしたかったと言う事も有り、更に、其の或る人物に訊き始めるのだった。


「では、最後に、お伺い致します。
 つくしさんは、今、何方に居らっしゃるんでしょうか?
 また、つくしさんは、元気でお過ごし…何でしょうか?」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、そんな風に、訊かれた此の時の其の或る人物は、しっかりとした口調で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答の言葉を告げるのだった。


「現在のつくしの居所ですが、今は、まだ、お教えする事は出来ません。
 ですが、現在のつくしも、元気に暮らしてますよ。
 貴女からの心配には及びません。」と…。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓には、如何しても、引っ掛かるところが有ったのだ。
其れは、此の時の其の或る人物が、つくしの事を、『牧野さん』では無く、『つくし』と、呼び捨てで話しして居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、最後と言い乍らも、其の或る人物への返答の言葉は述べずに、更に、其の意図を其の或る人物に訊き始めるのだった。


「貴方は、如何して、つくしさんの事を、『牧野さん』では無く、『つくし』と、呼び捨て
 で話しして居らっしゃるのでしょうか?」と…。


実は、其の或る人物は、態と、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の前で、そう呼び捨てで話しして居たのだ。


何故なら…。
其の或る人物は、今後、つくし自身を道明寺家に拘らせるつもり等無かったから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の其の或る人物は、態と、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の前だと言う事を承知で、『つくし』と、呼び捨てで話しして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の其の或る人物は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の前で本音の言葉を口にするのだった。


「先程からも、其の様な意味合いで申し上げて居たかと思うが…。
 今後は、道明寺家とつくしを拘らせるつもり等、毛頭無い。
 其れは、司君とつくしに関しても…だ。
 理解して貰えたかな、楓さん…?」と、嫌味っぽく…。
「………」



だからだったのかも知れない。
そんな風に、其の或る人物から嫌味っぽく言われた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、身体の震えが止まらない程…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな自身の身体の震えを止める事に必死に成って居たので、言葉が出て来ない程…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の其の或る人物は、“此れで、話しは終わり。”と、言わんが如く、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との話しを終了させ様として居たのだ。


「では、此れで、宜しいかな、楓さん…?
 理解して貰えたと取らせてもらうよ。」と…。


だからだったのだろう。
其の或る人物から、ピシャリと、話しを切られた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其れ以上、話しする事が出来ず、致し方無く、席を立ち、ドアの方へと、重い足取りで歩き始めるのだった。


そして、此の場を後にした其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、未だ、其の或る人物から言われた全ての話しが、自身の頭の中から離れなかったのだ。

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