tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  21.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  10.』のF3の其の後】


つくしが住んで居たアパートに、F3と共に行った其の日の夜の類は…。
其の日の午後の授業が、全て、終了した後に、桜子からも、色々と話しを聞いた事も有り、また、其の同じ日の夕方に、つくしが住んで居たアパートの大家さんの隣に住む住人らしき人から、色々と話しを聞いた事も有ったからなのだろうか?
類の頭の中では、プチパニックに陥って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の日の夜の類は、夜中迄、一人、自身の頭の中を整理して居たのだ。



そして、朝に成り、結論が出た類は、此の日の司が(英徳)大学を休む事が分かって居たので、総二郎 と あきらが英徳大学に来た事で、作戦会議とでも言いた気に、総二郎 と あきらに提案し始めるのだった。


「昨日、三条が言って居た話し…。
 本当か如何か…。
 見に行って視ない?」と…。


其処で、総二郎 と あきらが類の提案に了承した事も有り、其の日の放課後…。
桜子にバレない様に、尾行する事にしたのだった。



だが、此の時の類にとって、少し、不安に思って居る事が有ったのだ。
其れは、桜子が自分自身と『同じ匂い』がすると言う事…だったのだ。


所謂、類自身、自分自身が策士で在るという事を自覚して居たのだ。
そして、桜子も、また、策士で在ろうという事を、類自身、認識して居たのだ。


だからこそ…。
F3の行動が桜子にバレない共限らないのだ。


と言う事は、桜子にバレない様に行動する為に、此の時の類 と 総二郎 と あきらは、慎重にコトを進めないといけないのだ。



だが、今回ばかりは、滋 と 桜子の方が上手(うわて)…だったのだ。


云わば…。
事前に、滋 と 優紀 と 桜子とで話し合いを行い、コトを進めて居たのだから…。


其れも、全て、つくしの為…だったのだ。
言う成れば、現在のつくしを守る為…だったのだ。


だからこそ…。
事前に、滋 と 優紀 と 桜子とで話し合いを行って(おこなって)居たのだから…。



だからこそ…。
此の日の桜子は、『昨日の今日』と言う事も有り、F3が、自身を尾行するだろう事は、承知して居たのだ。
なので、此の日の桜子は、事前に、リムジンから優紀に連絡を入れて居たのだ。


「もしかしたら、今日、F3が、私を尾行するかも知れません。
 優紀さんも、其のおつもりで居て下さい。
 いよいよ、コトが進むかも知れませんから…。
 お互い、慎重に、行動しましょう!」と…。


勿論、此の時の優紀も、「分かりました。」と、桜子からの連絡に了承して居たのだ。



そして、やはりというべきか?
桜子が思った通りに、F3が、桜子を尾行し始めたのだ。


勿論、総二郎 と あきらは、“桜子にはバレて居ねぇだろう。”と、思って居たのだ。


だが、類だけは、“三条に気付かれて居るかも知れない。”と、不安気で居た事も、また、確か…だったのだ。



そして、桜子は、英徳高校を出てから、普段通りに、優紀の高校(都立高校)迄、迎えに行き、其の後のリムジンは、三条邸の中に入って行ったのだ。


其の時のF3にとって、定かでは無いのだが、桜子自身、不審に思う様な行動を、一切、起こして居なかったのだ。


だからだったのだ。
こういう状況の場合、通常、此の時のF3とって、前日に、桜子から聞いた話しを信じるしか無い状況だと云えたのだ。


だが、其れでも、此の時のF3は、優紀 と 桜子のお茶の(お)稽古が済み、優紀が三条邸から出て来る迄、待つ事にしたのだ。


何故なら…。
三条邸から優紀が出て来た所を捕まえて、優紀から話しを訊く為…だったのだ。


実の事を言うと…。
“T3の中では、優紀ちゃん(松岡)が、一番、信用出来る。”と、言うのが、F3の見解…だったのだ。


と言うのも、滋は、ああ見えて、財閥出身家庭で育ったという事も有り、絶対に、口を割らないのだ。


また、桜子は、『女策士』…なのだ。
だからこそ…。
桜子は、都合が良い様に、誤魔化す事に長けて居るのだ。


だからだったのだ。
此の時のF3は、優紀を待ち伏せして、優紀から話しを訊こうと考えたのだ。
類にとっては、“浅はかじゃ無いだろうか?”と、思えて居た事は、事実…だったのだが…。



実は、お茶の(お)稽古が済んだ後の普段の優紀は、桜子が優紀の自宅迄、送り届けてくれるのだが…。
此の日の優紀は、桜子からの誘導の下…。
否、桜子からの指示の下、態と、三条邸の勝手口から、一人で外に出て居たのだ。


其処に、引っ掛かったと、言うべきなのだろうか?
総二郎が、そんな優紀の前に現れたのだ。


何故なら…。
優紀に一番近い存在…だったからなのだ。


其処で、優紀に声を掛けた此の時の総二郎は、優紀に懇願するのだった。


「優紀ちゃん…今から、俺と一緒に、リムジンに乗ってくれる?
 話ししたい事が有るんだわ。」と、何時(いつ)もの総二郎スマイルと共に…。



実は、此の時の優紀は、桜子から指示を受けて出て来たのだ。


「(三条邸から)外に出た優紀さんは、きっと、西門さんから声を掛けられると思うんで
 す。
 F4の中で、優紀さんに一番近い存在なのは、西門さんですから…。
 でしょ!」と、優紀にウインクをし乍ら…。


そして、茶目っ気たっぷりだった此の時の桜子は、驚愕顔に成って居る優紀を放って置いて、再び、真剣な顔付きに戻り、更に、優紀に『指示』の話しをし始めるのだった。


「其処で、優紀さんが、もし、西門さんから声を掛けられたとしても、何食わぬ顔で、優紀
 さんは、西門さんからの指示に従って下さい。
 そして、滋さん と 優紀さん と 私との打ち合わせ通りに、話しを進めて下さいね。
 良いですね、優紀さん…。
 顔には、絶対に、出さない様にして下さいよ。
 優紀さんは、優しい方だから、直ぐに、バレると思うんです。
 でも、彼方(あちら)には、花沢さんという『策士』が居らっしゃいますから…。
 バレない様に、お願いしますよ。
 全ては、先輩の為…何ですから…ね。」と…。


だからこそ…。
此の時の優紀は、「分かりました。」と、桜子に返答して居たのだ。



だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎からの指示に従い、リムジンに乗るのだった。


其処で、分かって居た筈の優紀…だったのだが…。
類 と あきらが、既に、リムジンに乗って居た所を見て、吃驚するのだった。


云わば…。
もし、此の場に桜子が居たとする成らば…きっと、桜子は、優紀に言って居たで在ろう。 


「優紀さん…niceですよ。」と…。


其れ位に、此の時の優紀の演技(?)は、良い演技…だったのだ。



そして、此の時の優紀は、総二郎から訊かれて居たのだ。


「桜子から話しを聞いた。
 けど…よ。
 優紀ちゃんからも訊きてぇと思う。
 今日は、何で、三条邸に来たんだ?」と…。


其処で、此の時の優紀は、桜子と同じ話しをし始めたのだ。
自分自身の気持ちも一緒に…。


云わば…。
桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様から、お茶のお稽古を享受してもらって居る事が、優紀自身、喜んで居ると言う事を…。


しかも、此の時の優紀は、演技でも何でも無く、心の底から喜びを表して居た為に、優紀の顔は、満面の笑み…だったのだ。


云わば…。
此の時の優紀の顔は、キラキラと、輝いて居る様にも見えたのだ。
其れ位に、此の時の優紀は、楽しそう…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、自身が知って居る心からの優紀の笑みを見た事で、優紀が嘘を言って居る様には見えなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の目は、類 と あきらに、其の事を伝えて居たのだ。
なので、此の時の類 と あきらも、総二郎からの目配せを信じる事にしたのだった。



だが、此の時の優紀は、F3に如何言う事を訊かれ、如何言う対応をしたのか?
桜子に報告する義務が有ったのだ。


だからだったのだろう。
其の後の優紀は、(三条邸から)外に出た後…。


*総二郎から声を掛けられて、リムジンに乗った事…。


*其のリムジンには、桜子の言う通り、既に、類 と あきらが乗って居た事…。


*優紀が、三条邸で何をして居たのか?
 と言う事を訊かれた事…。


此の時の優紀は、其れ等を桜子に報告するのだった。


そして、其の後の桜子は、優紀からの報告も含めて、全ての報告を、滋に報告するのだった。



そして、滋もまた、桜子からの連絡を受ける少し前に、或る人物から連絡を受けて居たのだった。


其の或る人物からの連絡の内容とは…。
再び、F4が、つくしが住んで居たアパートに現れたという連絡…だったのだ。


また、其の連絡を、滋にくれた其の或る人物とは…。
つくしが住んで居たアパートの取り壊しを行って(おこなって)居る業者から…だったのだ。


そして、其の業者も、また、或る人物から情報を得て居たのだ。


其の或る人物とは…。
つくしが住んで居たアパートの大家さんの隣に住む住人らしき人からの情報…だったのだ。


実は、つくしが住んで居たアパートの取り壊しを行って(おこなって)居る業者の責任者は、「何か有れば、此方に連絡を下さい。」と、つくしが住んで居たアパートの大家さんの隣に住む住人らしき人に名刺を渡して居たのだ。


だからこそ…。
つくしが住んで居たアパートの取り壊しを行って(おこなって)居る業者の責任者は、つくしが住んで居たアパートの大家さんの隣に住む住人らしき人から情報が得られたのだろう。



という訳で、此の時の滋は、司には、勿論の事だが…。
F3にも、バレずに済んだ事に、ホッとして居たのだ。

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