tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  22.





【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  2.』 と 『Close to you~お前の傍
 に~…<つかつく>  3.』のエピローグ <プロローグ>】


つくしは、司が退院したと言う事を聞き付け、道明寺邸に現れたのだ。


勿論、此の時のつくしは、司との思い出の品々で在る あの『土星のネックレス』 と 『ホームランボール』…そして、『ウサギのぬいぐるみ』を持って、道明寺邸に現れて居たのだ。


何故なら…。
其の司との思い出の品々 と 幼少期の頃の司の其の思い出の品を、此の時のつくしは、司に返す為…だったのだ。



だが、其処での司の対応に切れたつくしは、「あばよ!」と、言う言葉を、司に向かって残したまま、道明寺邸を後にして居たのだ。


だからだったのだ。
勿論、此の時のつくしは、司との思い出の品々で在る あの『土星のネックレス』 と 『ホームランボール』…そして、『ウサギのぬいぐるみ』を、また、持って帰って来た形と成って居たのだ。



そして、其の後のつくしは、自宅アパートに帰る迄の道中の間に、優紀にTELを掛けて居たのだ。
優紀への報告を兼ねて…。


「優紀…。
 やっぱ、あいつ、私の事も、思い出の品に関しても、一切、覚えて無かったよ。
 だから、また、持って帰って来てしまったよ。
 実は、此れ等をあいつに返して、あいつとは、さっぱり、ケリを付けるつもりで居たんだ
 けど…なぁ~。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、何も言う事が出来ず、唯、泣き乍ら、自身に話しして来るつくしの声に、耳を傾けて居ただけ…だったのだ。



そして、優紀とTELを切った後のつくしは、自身の涙も引っ込み、其の後、自宅アパートに着いた事で、驚愕するのだった。


何故なら…。
自身の母親で在る 牧野千恵子が、何やら、また、荷造りを始めて居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな自身の母親で在る 牧野千恵子に訊き始めるのだった。


「此れは、一体、何なの?
 何を始めるの。」と…。


何故なら…。
嘗ての出来事が、そうさせるのか?
此の時のつくしは、嫌な予感しかし無かったのだ。



だからだったのだろう。
此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、自身の娘で在る つくしのそんな様子を見た事で、自身の娘で在る つくしに言って除けるのだった。


「もう、東京には居られないのよ。
 また、パパがリストラされたのよ。
 やっと、介護施設の仕事が定着して来たと思って居たのに…。
 今度は、ふざけ過ぎて、施設にご迷惑をお掛けした様なのよ。
 だから…ね。
 施設長から、“牧野さんは、人が良いんだから…。”って、仰って頂いて…ね。
 “牧野さんなら、東京よりも、地方の介護施設の方が良いだろう。”と、仕事先をご紹介頂
 いたのよ。
 だから、其処に引っ越そうと思うの。
 進の中学の卒業式も済んだ事だし…ね。
 其れに、大家さんから、引っ越し先を探す様に、つくしは、言われて居たんでしょ!
 だったら、丁度良いかと思って…。
 唯、例え、道明寺さんが、つくしだけの記憶を失くして居たとしても、つくしには、英徳
 (高校)に残って欲しいの。
 其れに、進は、都立高校に受かった訳だし…。
 勿体無いでしょ!
 だから、また、つくし と 進の二人の姉弟だけで、力を合わせて、頑張って欲しいの。
 今度は、しっかり、仕送りも出来ると思うから…。」と…。



だが、実は、此の時のつくしは、既に、英徳高校に残る事に疲れ始めて居たのだ。


何故なら…。
司が、つくしだけの記憶を失ってしまった事で、嫌味を言って来る同級生も居るのだ。


無視しても、司が、つくしだけの記憶を失ってしまった事で、『司』と云う制止出来る人間が居ず、F3だけでは、そう言った人間を押さえる事が出来なかったのだ。


勿論、筆頭は、リリーズの浅井百合子・鮎原えりか・山野美奈子…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、言い返せるだけの気力も無く、徐々に、つくしの心は、疲弊し始めて居たのだ。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の母親で在る 牧野千恵子に言えた言葉…だったのだ。


「英徳(高校)は、もう良いかな。
 道明寺も、英徳大学に残る様だし…。
 私も、パパとママと一緒に、引っ越し先に行くよ。
 だから、英徳(高校)を自主退学し様と思う。
 で、進は、如何するの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の進は、如何したら良いのか?
迷って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
直ぐには返答出来ずに居たのだ。


其処で、つくしは、返答出来ずに居る進に提案するのだった。


「取り敢えず、今は、春休みに入って居るんだし…。
 パパとママと一緒に、引っ越し先に行こう。
 其処で、一緒に、考え様よ。
 ねっ、進…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の進も、つくしの提案を呑む事としたのだった。


「うん、分かったよ。
 そうするよ。」と…。



なので、此の時のつくしは、つくし達 牧野家が住んで居たアパートの大家さんに手紙を残す為に手紙を書き始めたのだ。


そして、此の時のつくしは、英徳学園にも手紙を書いて居たのだ。
自主退学する旨の手紙を…。



そして、其の後の牧野家は、つくしと進姉弟の父親で在る 牧野晴夫が借りて来たという『軽ワゴン』に、手分けし乍ら、荷物を積んで居たのだ。


そして、更に、其の後のつくしは、(つくし達 牧野家が住んで居たアパートの)大家さん宅の郵便受けに、つくしが書いた手紙を入れて置いたのだ。
此れ迄、つくし自身が貯めて居た僅かばかりのお金と共に…。


そして、其の後のつくしは、自身の父親で在る 牧野晴夫が運転する軽ワゴンに家族と共に乗り、其の後、英徳学園に寄ってもらい、つくしが書いた自主退学する旨の手紙を英徳学園の警備員に預けたのだ。


「理事長に預けて貰えますか?」と、言う言葉と共に…。



そして、つくしの父親で在る 牧野晴夫が運転する軽ワゴンは、其の後…。
今後、牧野家 家族が共に生活する予定の引っ越し先に向かうのだった。


勿論、此の時の牧野家にとっては、以前の様に、先の見えない夜逃げ同然の様な引っ越しでは無く、今度の引っ越しは、希望を見出す為の引っ越しだと云えたのだ。


其れが証拠に、此の時のつくしの父親で在る 牧野晴夫が運転する軽ワゴンの車内では、楽しそうだったのだ。



勿論、自身の娘で在る つくしは、つくしの母親で在る 牧野千恵子が望んだ様な玉の輿に乗る事は、結局、出来なかったのだ。


何故なら…。
司がつくしだけの記憶を失ったから…だったのだ。


だが、其れでも、此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、そんな自身の娘で在る つくしに対して、望みを捨てて居た訳では無かったのだ。


何故なら…。
一度は、あの道明寺財閥の御曹司に、自身の娘で在る つくしは見初められたのだから…。


だからこそ…。
此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、そんな自身の娘で在る つくしの事を思って居たのだった。
否、誇りに思って居たのだった。


“また、つくしには、何方か、見初めて下さる様な方が現れるわ。”と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子の心の中では、今回の引っ越しにも、不安等、感じて居なかったのだ。


だが、此の時点に於いての牧野家にとっては、此の先の事が、そして、自身達の娘と息子で在る つくし と 進姉弟の今後の事についても、何も決まって居ないというのに…だ。


云わば…。
此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子の心の中では、今回の引っ越しの先に在る 何かを見据えて居たのかも知れない。




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  22.』は、切りが良い為
 に、短めにて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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