其の後、滋　と　つくし姉妹　と　F3のプロジェクトが進行する中…。
司が日本に帰国する頃と成ったのだった。

実は、司の此の帰国は、当初、予定して居た4年寄りも、数か月程…経ってからの帰国と成って居たのだ。

何故なら…。
司の日本への帰国予定が近付いて居た頃に、NYにて、司が手掛けて居たプロジェクトの進行度が思ったよりも長引く形と成ってしまって居た為に、当初、予定して居た4年寄りも、少し、時間が掛かってしまったという訳…だったのだ。

勿論、其れは、当然と言うべきか、司の判断に寄るモノ…だったのだ。

何故なら…。
司が手掛けて居たプロジェクトを途中で投げ出すよりも、最後迄、投げ出さずに、遣り遂げた方が、“（滋　と　つくし姉妹の父親で在る）大河原社長からの印象が変わって来るだろう。”と、司自身が考えての事…だったのだ。

だからこそ…。
此の時の司は、日本への帰国を遅らせて迄、プロジェクトを遣り遂げてから、日本に帰国して帰って来たという訳…だったのだ。

そして、日本に帰国して帰って来た司は、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の下に、真っ先に、向かって居たのだった。

何故なら…。
滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の自身への心象（＝イメージ）自体、今の司にとって、重要不可欠なモノ…だったのだ。

だからだったのだ。
此の時の司は、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の下に、真っ先に、向かったという訳…だったのだ。

其処で、司は、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長に挨拶を交わすのだった。

「ご無沙汰致して折ります。
　予定して折りました4年を、少し、過ぎてしまったんですが…。
　漸く、日本に帰国する事が出来ました。」と…。

だからだったのだろう。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、司に言って除けるのだった。

「NYでは、相当、頑張って居た様だね。
　噂では、聞いて居るよ。
　で、司君の今後は、『日本』と言う事かね？」と…。

だからだったのだ。
此の時の司は、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長に懇願するかの様に、話しし始めるのだった。

「はい、其のつもりで、日本に帰国して帰って来ました。
　まだ、つくしさんの記憶は、戻って居ないと聞いて居ます。
　ですが、其れでも、私は、つくしさんに向かいたいと考えて居ます。
　ご承知願えないでしょうか？」と…。

だが、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、更に、そう言って来た司に言って除けるのだった。

「勿論、私にも、司君の気持ちは分かって居るつもりだ。
　だが、今の大河原家も、様相が変わってしまった。
　実は、今のつくしも、滋同様に、大河原グループに拘って居るんだよ。
　だからこそ…。
　今のつくしは、大河原家にとっても、大河原グループにとっても、最重要人物と成った。
　だから…何だよ。
　司君と会ったつくしが、もし、過去の記憶を取り戻す様な事が有れば、其れは、大河原家
　にとっても、大河原グループにとっても、死活問題…何だよ。
　だから…だ。
　今の私も、滋と同意見…何だよ。
　司君には、申し訳無いんだが…ね。」と…。

其処で、司は、更に、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長に懇願するかの様に、話しし始めるのだった。

「でしたら、私が、つくしさんの記憶を取り戻さない様に行動すれば良いという事でしょう
　か？
　私は、此れ迄、NYで頑張って来られたのは、間違い無く、つくしさんのお陰…だったん
　です。
　勿論、現在のつくしさんの父親で在る　大河原社長からも、“認めて貰いたい。”と、思っ
　て来た事は、事実です。
　ですが、其れでも、やっぱり、一番は、“つくしさんと会いたい‼”と、思って居た事も、ま
　た、事実です。
　もし、つくしさんが過去の記憶を取り戻せば、其れは、私にとっても、死活問題です。
　ですから、私自身も、つくしさんには、“過去の記憶を取り戻して欲しくない。”と、考え
　て居ます。
　ですから、私を信用して貰えないでしょうか？
　宜しくお願い致します。」と…。

勿論、此の時の司は、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長に、自身の頭を下げて居たのだ。

だからだったのかも知れない。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、思わず、言ってしまったのだろう。

「だが…な、司君。
　今は、まだ、つくしは、大学生…何だが、ビジネスにも関わらせて居る。
　其れに、今では、つくしは、大河原グループのプロジェクトを手掛ける程に成った。
　だから…だよ。
　今では、司君の親友達とのプロジェクトを、滋と一緒に熟して居る位…だ。」と…。

だからだったのだろう。
滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長からそんな話しを聞いてしまった此の時の司は、思わず、叫んでしまったのだ。

「私の親友達とは、花沢物産の後継者　と　西門流　次期家元　と　美作商事の後継者とい
　う事ですか？」と…。

だからだったのだ。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身にそう訊いて来た司からのそんな言い分を聞いて居て、実は、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の顔付きは、“ヤバい‼”と、言う顔付きに成って居たのだ。

何故なら…。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、司が日本に帰国して帰って来たという事は、既に、F3（類　と　総二郎　と　あきら）の中の誰かから、此の話しを聞いて居ると思って居たので、思わず、司に言ってしまって居たのだ。

だからだったのだ。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、思って居たのだった。

“まさか、司君が、まだ、つくしのプロジェクトに関して、誰からも聞いて居ないとは思わ
　なかった。”と…。

だが、司は、“まだ…。”と、いう寄りも、F3（類　と　総二郎　と　あきら）だけじゃ無く、他の誰からも、そんな話しを聞いて居なかったのだ。

実は、司は、まだ、F3（類　と　総二郎　と　あきら）の誰にも、言って居なかったのだ。
自身が日本に帰国して帰って来た事を…。

勿論、其れは、メディアに対しても同じ事で、誰にも報告して居ない内容…だったのだ。

何故なら…。
一番最初に、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の下に向かって居たのだから…。

だからこそ…。
“まだ、F3（類　と　総二郎　と　あきら）の誰も、俺に言って来なかったのか？”と、此の時の司自身は、思って居たのだった。

其れに、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、実は、此のつくしのプロジェクトに関して、滋から、“例え、司が日本に帰国して帰って来たとしても、まだ、司には言わないで…ね。”とは、聞いて居なかったのだ。

何故か？
滋自身、自身の父親で在る　大河原社長が、まさか、司に言ってしまうとは、考えても視なかったのだ。

何故なら…。
其の時の滋は、思って居たのだ。

“パパの事だから…。
　空気を読んで、司に話しし無い様にしてくれるよね。
　きっと、パパは、司をつくしに近付かない様にしてくれるよね。”と…。

何処か、自身の父親で在る　大河原社長を信じ切って居たからこそ、其の時の滋は、自身の父親で在る　大河原社長に言わなかったと云えたのだ。

だからだったのだろう。
其の時の滋は、敢えて、自身の父親で在る　大河原社長に言って置かなかったのかも知れない。

だが、結局、自身の父親で在る　大河原社長に言って置かなかった事を、其の後の滋は、後悔する事に成るのだった。

実の事を言うと、此の時の司が怒りを露わにした相手は、勿論の滋に…だったのだ。

何故なら…。
此のつくしのプロジェクトに、F3を参加させて居るにも関わらず、自身には、全く、言って来なかったから…だったのだ。

そして、此の時の司は、滋から、其のつくしのプロジェクトに関しての詳細を聞いた事で、更に、怒りを露わにするのだった。

実は、そんな話しを滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長から聞いた事で、滋から詳細を聞き、其の後の司は、其の怒りの矛先を、更に、F3に向けるのだった。

と言うのも、其れ位、此の時の司も、其の後の司も、怒り狂って居たのだった。
勿論、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の前では、決して、顔に出して居なかったのだが…。

だからだったのだろう。
此の時点に於いての司は、先ずは、滋の執務室に向かい、滋に怒り狂うのだった。
そして、其の後の司は、滋から詳細を聞いた事で、其の次に、F3に、自身の怒りをぶつけて居たのだった。

何故なら…。
其れ位、此の時の司の怒りが静まる事が無かったから…だったのだ。

＜此の二次小説『Close to you～お前の傍に～…＜つかつく＞　　44．』は、切りが良い為
　に、短めにて、終了して折ります。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞