＜此の二次小説『Close to you～お前の傍に～…＜つかつく＞　　49．』の一部の文面の中
　に、不快に思われるやも知れない文面が入って折ります。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞

【『Close to you～お前の傍に～…＜つかつく＞　　48．』のエピローグ
　＜大河原グループとしてのプロジェクト発表記者会見の場＞】

勿論、司が大河原グループとしてのプロジェクト発表記者会見に出席し無い要件は、実は、F3（類　と　総二郎　と　あきら）にとっても、心苦しい事は間違い無かったのだ。
F3（類　と　総二郎　と　あきら）とて、つくしの件は理解出来て居たのだが…。

だが、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長が決めた事なら、F3（類　と　総二郎　と　あきら）とて、口を挟める要件では無かったのだ。

勿論、此の時のF3（類　と　総二郎　と　あきら）にとって、司自身が納得出来て居ない事は、承知して居たのだ。

だからこそ…。
此の時のF3（類　と　総二郎　と　あきら）は、傍で、そんな司を観て居て、それぞれ、思って居たのだった。

“流石は、牧野…。
　牧野の中に過去の記憶が無くても、牧野は、ちゃんと、司を大人にしたんだね。”

“へぇ～。
　司が、俺等に、後の事を託して来るとは…司は、大人に成ったんだな。
　やっぱ、司は、牧野の為なら、大人に成れるって…か。”

“司は、一回りも、二回りも、大人に成った様だな。
　やっぱ、司には牧野だな。”と…。

そして、其の後のF3は、司から『プロジェクト発表記者会見』の件を託された事で、大河原グループとしてのプロジェクト発表記者会見の場に出席したという訳…だったのだ。

勿論、F3（類　と　総二郎　と　あきら）は、つくしが企画したという此の大河原グループのプロジェクトの参画者として、出席した事は言うまでも無かったのだ。

だからだったのだ。
大河原グループが用意した司会者のF3（類　と　総二郎　と　あきら）の紹介についても、つくしが企画したという此の大河原グループのプロジェクトの参画者として…だったのだ。

「皆様もご存知で居らっしゃるかと存じますが、此方に居らっしゃいます花沢物産　専務　
　花沢類氏・美作商事　専務　美作あきら氏・西門流　次期家元　西門総二郎氏は、此の度
　の弊社　大河原グループのプロジェクトの参画者の皆様で御座います。
　プロジェクトの立案・企画に際しましては、私共　弊社　大河原グループの社員が行って
　（おこなって）折ります。
　其のプロジェクトの立案・企画に際しまして、ご賛同下さいました花沢物産　専務　花沢
　類氏・美作商事　専務　美作あきら氏・西門流　次期家元　西門総二郎氏に参画者とし
　て、私共　弊社　大河原グループのプロジェクトにご参画頂きました。」と…。

だからだったのだ。
其の後のF3（類　と　総二郎　と　あきら）は、それぞれ、マイクを手に、挨拶の言葉を述べるのだった。
勿論、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長　と　当事者の滋本人からの挨拶の後…だった事は言うまでも無かったのだが…。

勿論、其処には、此の大河原グループのプロジェクトの立案・企画者で在る　つくしの姿は無かったのだ。
其の件に関して、実は、つくし自身、了承済…だったのだ。

其れに、つくし自身、表舞台に出る事を、極端に嫌って居た所が有ったのだ。
其れに関して云えば、現在の『つくし』と『牧野つくし』と、何等、変わり無かったのだ。

勿論、『車』という乗り物にトラウマを感じて居るつくし…だったので、大河原グループとしてのプロジェクト発表記者会見の会場と成って居る大河原グループが贔屓にして居るホテルに出向く事が出来そうに無いつくし…だったのだ。

実は、其れだけでは無かったのだ。
大河原家としては、一番重要な事が有ったのだ。
其れは、つくしは、未だ、大河原家の娘として、公表されて居なかったのだ。

だからだったのだ。
何方にしても、そんな状況のつくしが、大河原グループとしてのプロジェクト発表記者会見の場に居る事は出来なかったと云えたのだ。

なので、つくし自身、自身の母親と成った　大河原夫人と共に、大河原邸にて、TV中継から、大河原グループの此のプロジェクト発表記者会見の状況を見詰めて居たのだった。

【『Close to you～お前の傍に～…＜つかつく＞　　48．』のエピローグ
　＜道明寺HD　と　大河原グループ＞】

実は、F3が参画者に成る事は、F3のそれぞれの父親達で在る　花沢物産　社長　花沢孝・西門流　家元　西門修一郎・美作商事　社長　美作たかしも了承済の案件…だったのだ。

勿論の事、此の案件に関しては、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長から、事前に、F3のそれぞれの父親達で在る　花沢物産　社長　花沢孝・西門流　家元　西門修一郎・美作商事　社長　美作たかしに話しが伝わって居たのだ。

だからだったのかも知れない。
実は、そう成るとは予想して居なかったF3（類　と　総二郎　と　あきら）は、“実は、司も、俺等と一緒に、（つくしが企画したという）大河原（グループ）のプロジェクトの参画者の一人に成ってる。”と、自分達のそれぞれの父親達に話ししてしまった事で、間違いが生じてしまって居たのだ。

だからだったのだろう。
既に、其の件を知って居るで在ろうと認識して居たF3のそれぞれの父親達で在る　花沢物産　社長　花沢孝・西門流　家元　西門修一郎・美作商事　社長　美作たかしは、司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保に、其の話しを話ししてしまって居たのだ。

故に、其の話しを聞いてしまった司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に伝えた事で、司の両親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保　と　道明寺HD　社長　道明寺楓にとって、不愉快極まりないモノに成って居たのだった。

実は、其れだけでは無かったのだ。
大河原グループとしてのプロジェクト発表記者会見の会場に成って居たのは、此れ迄、大河原グループが贔屓にして来たホテルを利用して居たのだ。

実は、其の件についても、司の両親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保　と　道明寺HD　社長　道明寺楓にとっては、更に、不快感を露わにするモノ…だったのだ。

“大河原グループから、馬鹿にされた。”と…。

実の事を言うと、道明寺HD　と　大河原グループとは、此れ迄にも、色々、有ったのだ。

先ずは、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から打診が有った筈の司　と　滋が、まだ、高校生だった当時の婚約話…。
だが、其の婚約話は、司　と　滋の両方から、婚約破棄の話しが入って居たのだ。
で、結局、其の当時の司　と　滋の婚約話は、『破棄』という形で、終焉を迎えたのだ。

だからだったのだ。
其の後の道明寺HD　と　大河原グループとの提携話も、破棄されて居たのだ。

そして、其の後、道明寺HDの経営の仕方に寄って、自身の会社を潰されてしまったという暴漢に襲われた高校生当時の司が、一時、生死の境を彷徨ったのだ。

だからだったのだろう。
其の当時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、其の当時の司　と　つくしを拉致った滋を罵倒した事が切っ掛けで、より一層、道明寺HD　と　大河原グループとの其の後は、最悪な状況と成って居たのだ。

だったのだが…。
司がつくしの記憶を取り戻した事で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が過去の自分自身を反省した事を切っ掛けに、滋　と　つくし姉妹の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人　と　滋に詫びを入れたのだ。

だからだったのかも知れない。
其の事を切っ掛けに、再び、道明寺HD　と　大河原グループとの提携話を復活させたかった司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、目論見が見事に外れた事で、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長に対して、更に、不快感を露わにして居たという訳…だったのだ。

だからこそ…。
態々、日本に帰国して迄、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長と対面して、口を挟み始めたという訳…だったのだ。
勿論、つくしの件に関しては、司の両親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保　と　道明寺HD　社長　道明寺楓にとっても、承知して居る要件では有ったのだが…。

其処で、恩着せがましいと言っても過言じゃ無い様な、強要とでも言うべきそんな話しを、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から聞いてしまった滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、取り敢えず、自身の娘で在る　滋に此の話しを話しして視たのだった。

実は、自身の父親で在る　大河原社長から、此の話しを聞かされた時の滋は、唯々、“はぁ～？？”と、驚愕して居たのだ。

だが、其の後の滋は、“仕方無いのかも知れない。”と、自身の父親で在る　大河原社長からのそんな言い分に、諦めて、承諾するしか無かったのだ。

実は、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の娘で在る　滋に話しして居たのだ。

「私には、道明寺社長の言い分も分かるんだよ。
　司君は、此れだけ、我が社（大河原グループ）の為に、心血を注いでくれたにも関わら
　ず、我が社（大河原グループ）のプロジェクトの参画者として、名を連ねて居ない。
　道明寺社長には、自身の息子が不憫に思えても仕方無いだろう。
　故に、司君の名を公表し様と思う。
　滋も、異論は無いだろ？」と…。

だが、此の時の滋は、『？？』…だったのだ。

だからこそ…。
此の時の滋にとっても、自身の父親で在る　大河原社長に訊けた言葉…だったのだろう。

「でも、如何遣って、司の事を公表するのよ。
　其れに、司の事がつくしにもバレてしまうでしょ！
　つくしにバレれば、其の後のつくしは、如何成るのよ。
　私は、反対だから…ね。」と…。

だが、其れでも、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の娘で在る　滋に話しして居たのだった。

「其れは、私にも分かって居る。
　だが…な。
　私は、司君をつくしに会わせる事で、其の後、何かが起こってくれる様な気がするんだ
　よ。
　勿論、良い方に変わる様な気がするんだよ。」と…。

勿論、此の時の滋自身も、自身の父親で在る　大河原社長からの言い分には、納得出来る物が有ったのだ。

何故なら…。
此れ迄も、大河原グループにとって、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、数々の偉業を達成させて来た張本人…だったのだ。

実は、司もそうだったのだが、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長という人物は、直感で動く人間…だったのだ。

だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、自身の父親で在る　大河原社長からのそんな言い分に、“仕方無いのかも知れない。”と、思えて居たのだろう。

だからだったのだ。
此の時の滋は、自身の父親で在る　大河原社長からのそんな言い分に、諦めて、承諾するしか無かったのだった。

「分かったわよ。
　でも、今更、司の事を公表して、世間からバッシングされても知らないわよ。」と…。

勿論、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、「其れは、大丈夫だ。」と、自身の娘で在る　滋に伝える事は、忘れて居なかったのだ。

何故なら…。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長にとっては、策略が有ったのだ。
自身の娘で在る　滋には、伝えて居なかったのだが…。

もし、事前に、自身の娘で在る　滋に伝えて置けば、此の策略を潰される事が、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長には分かって居たので、敢えて、自身の娘で在る　滋にも伝えて居なかったのだ。

なので、実行に移した滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長…だったのだ。
実の事を言うと、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、世間の目等、気にする事無く、司の事を公表するのだった。

「実は、道明寺HD　日本支社　支社長で在る　道明寺司氏も、我が社（大河原グループ）
　のプロジェクトに賛同してもらい、我が社（大河原グループ）のプロジェクトの参画者の
　一人として、此のプロジェクトの進行役（ファシリテーター）を務めて貰って居た。
　だが、敢えて、先日のプロジェクト発表記者会見の場にて、道明寺HD　日本支社　支社
　長で在る　道明寺司氏の事は、公表し無かった。
　実は、今回の件で、我が社（大河原グループ）にとって、道明寺HD　日本支社　支社長
　で在る　道明寺司氏の功績は、大きいモノと言えた。
　実は、其の件も有り、道明寺HD　社長　道明寺楓氏との打ち合わせの結果…。
　道明寺HD　日本支社　支社長で在る　道明寺司氏　と　我が娘で在る　次女のつくしと
　の婚約が成立した事を、此処で、発表する。」と…。

なので、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、司の事だけでは無く、つくしの件に関しても、世間に公表する事が出来たという訳…だったのだ。

云わば…。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長にとって、此の公表話が一石二鳥と云えたのだった。

だが、勿論と言うべきか？
此の公表に驚愕したのは、何も、F3＆T2だけでは無い。

云わば…。
つくし本人は、勿論の事…。
事前に、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長から報告の無かった滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人　と　つくしの姉と成った　滋もそうだったのだが…。
同じ様に、事前に、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長からの報告が無かった司の両親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保　と　道明寺HD　社長　道明寺楓のそれぞれは、驚愕するのだった。

だが、司本人に関して云えば、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長からの公表自体、努力が報われた様で喜んで居たのだった。

だからだったのだ。
此の時の滋は、諦めて、自身の父親で在る　大河原社長に承諾した事を後悔して居たのだった。

だからだったのだろう。
此の時の滋は、思って居たのだった。

“パパの策略って、こういう事…だったって訳？
　だったら、パパに承諾し無きゃ良かったわよ。”と…。

だが、此の時の滋にとっては、既に、後の祭り…だった事は言うまでも無かったのだが…。