tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  50.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  49.』のエピローグ
 <滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの公表>】


実は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、自社(大河原グループ)の大会議室に、TV局、及び 雑誌社等関係無く、色々な方面の各社の記者達を呼んで居たのだ。


何故なら…。
滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、大河原グループに対する司の功績について、また、司 と つくしの婚約の件について、其の場で発表する為…だったのだ。



実は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの此の公表についての話しの場には、続きが有ったのだ。


だからだったのだろう。
当然では有ったのだが、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長から、此の公表についての話しが有った時の各社の記者達は、驚愕して居たのだ。


何故なら…。
先日のつくしが企画したという大河原グループのプロジェクトについての発表の場には、司本人だけでは無く、道明寺HD側としても、誰も出席して居なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
大河原グループより、招待を受けて居た此の時の各社の記者達は、自身達の頭の中が、『???』状態…だった事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのだろう。
各社の記者達は、一斉に、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に質問し始めるのだった。


「其れは、如何言う意味でしょうか?
 大河原社長は、今更乍ら、訂正するかの様に、または、付け加えるかの様に、道明寺司氏
 の功績を称えられて折りますが…。
 先日の御社(大河原グループ)のプロジェクトについての発表の場には、道明寺司氏も、
 道明寺HD側としても、何方も出席されて居なかったかと思います。」と…。


其処で、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、其の理由を報告するかの如く、話しし始めるのだった。


「其の様に、誤解を招く様な発言を致したのは、私だ。
 だからこそ、言い訳をしても仕方無いと言え様。
 だが、其処で、申し上げるとする成らば、此の件については、道明寺HD 社長 道明寺
 楓氏との申し合わせの結果…と、取って貰っても構わない。」と…。


だが、此れ迄、大河原家の息女(子供)は、一人娘で在る 滋の存在しか公にされて来なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の場に居た或る記者は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に、更に、質問し始めるのだった。


「此れ迄、大河原家のご息女は、一人娘で在る 滋様だけだと、伺って参りました。
 ですが、先程の大河原社長のお言葉をお借りする成らば、大河原家のご息女は、もう一人
 居らっしゃった事に成ります。
 何故、此れ迄、公に為さらなかったのでしょうか?」と…。


実は、“そんな質問が出て来るだろう。”と、承知して居た滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、嫌味な程の笑顔と共に、まるで、最初からそうで在ったかの様に演技をして魅せて、話しし始めるのだった。


「其の件に関しても、大河原家のプライベート故、皆さんにお話しする気等毛頭無い。
 だが、敢えて、言う成らば、つくしという娘は、皆さんが考えて居る様な訳有りの娘では
 無い。
 寧ろ、つくしという娘は、我が大河原家にとって、正式な娘だ。
 其処の処は、誤解無き様にして貰いたい。
 だからこそ、道明寺家の方から、“我が息子の嫁として、つくし(さん)を貰い受けた
 い。”と、話しが有ったんじゃ無いのかな。」と…。


勿論、此の場に居る各社の記者達は、そんな滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの返答の言葉に、ぐうの音も出ない様子…だったのだ。


何故なら…。
大河原家側から、道明寺家側に言い訳かの様に、如何こう言おうとも、道明寺家側成らば、例え、大河原家の娘だと言っても、つくしの事を調査すれば分かる話しなのだ。


だが、つくしの件に関して、道明寺家側が納得して居るというので在れば、“其れは、そう言う意味なのだろう。”と、各社の記者達は、納得せざるを得なかったのだ。


なので、此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は思って居たのだ。


“何とか、記者達を納得させる事が出来た。”と…。


其れはまるで、此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長が、ホッとして居るかの様にも見える程…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、意気揚々と、大河原邸に帰邸する事が出来て居たのだから…。


だが、実は、其の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、家族への言い訳の言葉は、二の次に成って居た事は言うまでも無かったのだった。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  47.』 <一部有り> と 『Close 
 to you~お前の傍に~…<つかつく>  49.』のエピローグ <家族への言い訳>】


其の後の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、意気揚々と、大河原邸に帰邸して居たのだ。


其処に、自身の姉と成った 滋から此の話しを聞いたというつくしが、自身の父親と成った 大河原社長の帰りを待って居るかの如く、大河原邸のエントランスホールで待機して居たのだ。


だからだったのだろう。
自身の帰りを待って居た自身の娘と成った つくしの顔を観た此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、つくしの怒り顔に気が付き、意気消沈するのだった。
其処で、此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に声を掛けるのだった。


「パパ、お姉様から聞いたわよ。
 私は、まだ、大学生なのよ。
 なのに、そんな私が、“婚約した。”って、如何言う意味よ。
 しかも、相手方の納得済の話しって、私は、パパから、何も聞いてないわよ。」と…。


其処で、行き成り、自邸(大河原グループ)のエントランスホールにて、自身の娘と成った つくしから、そんな風に声を掛けられた此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、家族への言い訳の言葉を用意して居なかった事で、一瞬、つくしへの返答の言葉に、困る程…だったのだ。
だが、何か言わなければ、其の後が怖い事を知って居る此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、観念したかの様に、つくしに謝りを入れるのだった。


「此れは、前々から、決まって居る話し…何だよ。
 事前に、つくしに言って置かなかった事については謝る。
 悪かった。」と、苦し紛れの様に…。


だが、此の時のつくしにとっては、自身の父親と成った 大河原社長に訊いて置きたい事が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に訊き始めるのだった。


「でも、如何して、そう成らそうと、パパは、事前に、私に言ってくれなかったの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、更に、観念したかの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「実は、此れ迄に、道明寺家 と 大河原家には、色々な事が有ったんだよ。
 道明寺家にしても、大河原家にしても、財閥系出身企業だ。
 其れ故、子孫繁栄の意味 と 企業発展の意味を込めて、此れ迄、幾度と無く、道明寺家 
 と 大河原家との姻戚関係を結ぼうと為されて来た。
 だが、実は、此れ迄の道明寺家 と 大河原家から産まれて来た子供達は、全て、子息ば
 かりだったんだよ。
 だからこそ、此れ迄は、道明寺家 と 大河原家との姻戚関係は結ばれる事は無かった。
 だが、漸く、其のチャンスが訪れた。
 何故なら、私達の代で、其のチャンスが報われるやも知れないから…だ。
 同世代の息子と娘として、それぞれ、道明寺家からは子息が…。
 そして、大河原家からは娘が産まれて来た。
 だからだったんだよ。
 道明寺社長からは、司君の結婚相手に…と。
 “大河原家から貰い受けたい。”と、前々から、言われ続けて来たんだよ。
 だからこそ、今回、此の様な発表に成った。」と…。


だが、此の時のつくしには、更に、疑問が過ったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、更に、自身の父親と成った 大河原社長に訊き始めるのだった。


「だから、其れが、私…だったって事?
 でも、もし、例え、そんなお話しが有ったとしても、本来は、長女で在る お姉様に、そ
 んなお話しが有ったじゃ無いの?
 何故、次女の私なの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、更に、苦し紛れの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「勿論、最初は、滋の方に話しが有った。
 だが、司君からも、滋からも、それぞれ、同時に、私達 両家の親に断りの話しが入って
 来た。
 実は、其の当時から司君には、好意を寄せて居る女性が居たんだよ。
 其れが、つくし…だ。
 だからこそ、司君は、母親で在る 道明寺社長に…。
 そして、其の事を知って居た滋からは、私に断りの話しが入って来た。
 実は、最初、其の事を知らなかった両家で、司君 と 滋との婚約を取り持とうとした。
 で、司君の気持ちを知った道明寺社長から、私は、つくしとの縁談を懇願されたんだよ。
 だからこそ、今回のつくしが企画した(大河原グループの)プロジェクトを、陰で支えて
 くれたのが、司君だよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“だから、あの時…短期間で、プロジェクトの内容が変わって居たんだぁ~。”と…。


其れはまるで、其の時の事を懐古するかの様に…そして、納得するかの様に…。



だが、全ての疑問に納得出来たとしても、其れでも、此の時のつくしは、自身の父親と成った 大河原社長に言って除けるのだった。


「でも、私は、此れ迄に、道明寺司さんとお会いした事も無いし…。
 ましてや、如何言う方も分からない。
 なのに、其の道明寺司さんが私の婚約者だと聞かされても、私は、困るのよね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、其れでも、飄々と、つくしに言って除けるのだった。


「だったら、食事会という意味で、此方(大河原邸)に道明寺家のご家族をお呼びし様か?
 そうすれば、つくしは、司君と心置き無く会える。
 まぁ~、世間には、司君 と つくしの事は、発表した。
 だから、心置き無くと言うのも、変だが…。
 だが、此れは、パパ命令だから…な。
 兼ねてからの道明寺家 と 大河原家の意向を考えた時…。
 司君 と つくしは、こう成る運命に決まって居たという事だよ。」と…。



実は、此の時のつくしが、自身の父親と成った 大河原社長からのそんな言い分に、“はぁ~。”と、溜息を吐いて居た時の事…だったのだ。


つくしの背後から、誰かの声が聞こえて来たのだ。
其れは、先々代の頃から大河原家の使用人として、大河原邸にて勤めて来た現在の使用人頭で在る 『ばあや』の声…だったのだ。


「まぁまぁ、つくしお嬢様…。
 何時(いつ)迄も、此の様な場所で、お父上様をお引き留めに成るとは、端(はした)の
 う御座いますよ。
 仮にも、つくしお嬢様は、大河原家のご息女…何ですから…ね。」と…。


実は、此の大河原家の使用人頭で在る 『ばあや』とは、現在のつくしにとっては、道明寺家の使用人頭で在る 『タマ』の様な存在…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、反射神経かの如く、素早く、『ばあや』に謝りを入れるのだった。


「すみませんでした。」と…。


其処で、此の大河原家の使用人頭で在る 『ばあや』は、つくしを窘めるのだった。


「つくしお嬢様も、そろそろ、覚悟をお決め為さいませ。
 其れに、女性という者は殿方より好意を寄せられて結婚する方が幸せに成れるんですよ。
 ですから、つくしお嬢様も、きっと、お幸せに成られますよ。」と…。


此れで、つくしは、もう、何も言えなく成ったのだ。



だからだったのだ。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、思って居たのだ。


“ばあやに助けられた。”と…。


だが、其の後の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、大河原家の使用人頭で在る 『ばあや』からの一言に、驚愕するしか無かったのだった。

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