tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  60.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  60.』の中に出て来る一
 部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  58.』のエピローグ】


道明寺家 と 大河原家との食事会が執り行われる前々日の日の事…だったのだ。


此の日の滋は、“皆(F3&T2)にも話しを聞いて欲しい。”と、言う思いから、『F4&T3』のグループLINEにメッセージを送る事にしたのだった。


『皆にも聞いて欲しい話しが有るんだよね。
 集まってくれる?』と…。



というのも、此の時の滋は、考えたのだった。


“司だけを呼び出して話ししたとしても、司 と 私だけだったら、絶対に、喧嘩に成るよ
 ね?”と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、司だけじゃ無く、F3&T2にも、LINEメッセージを送ったという訳…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
滋からのLINEメッセージを見た此の時のF3&T2は、それぞれ、同じ様な事を思って居たのだった。


“滋(大河原・滋さん)から、『F4&T3』のグループLINEに、LINEメッセージが入って来る
 と言う事は、きっと、牧野(つくし・先輩)絡みだよな(だよね・ですよね・ですわ
 ね)‼”と…。


だからだったのだ。
滋からのそんなLINEメッセージを見た此の時のF3&T2は、滋からのLINEメッセージに、それぞれ、返信したのだった。


『了解‼』
『了解しました。』と…。



だが、唯一人だけ、F3&T2と同じ様には思えなかった者が居たのだ。
否、不貞腐れて居た者が居たのだ。


実は、其の『唯一人だけ』という者は、『司』の事…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、思って居たのかも知れない。


“明後日、食事会だと言うのに…よ。
 滋は、何で、皆(F4&T2)を呼び出してんだよ⁉”と、怒って居るかの如く…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、唯一人だけ、滋からのLINEメッセージに返信する事は無かったのだった。


しかも、滋からのLINEメッセージが入って来た翌日の司は…。
所謂、道明寺家 と 大河原家との食事会が有る前日の執務中の司は、不貞腐れた顔付きのまま、執務を熟して居たのだった。


そして、そんな顔付きのまま、此の時の司は、F4&T3の集まりの場に向かうのだった。



だからだったのだ。
此の時の司の秘書で在る 西田は、自身の上司で在る 司のそんな様子を、傍から(はたから)観て居て、心配するかの如く、密かに、思って居た程…だったのだ。


“明日には、道明寺家 と 大河原家との食事会が御座いますのに…。
 一体、司様は、如何為されたのでしょうか?
 もしかすると…滋様と、何か、有ったのでしょうか?”と…。



実は、此の日の朝の司は、道明寺邸迄、迎えに来た自身の秘書で在る 西田に伝えて置いたのだ。


「昨日の夜、滋から呼び出しが入った。
 だから…よ。
 悪ぃが、今日は、早目に、執務を終える。
 スケジュールを変更して貰えるか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の秘書で在る 西田は、「承知致しました。」と、返答し乍らも、自身の上司で在る 司からのそんな話し振り と 口調だけで、此の日の自身の上司で在る 司の様子を悟って居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
遅れたにも関わらず、不貞腐れた顔付きのまま、F4&T3の集まりの場に到着した司を観た総二郎 と あきらは、それぞれ、“はぁ~。”と、溜息しか出ない程…だったのだ。


何故なら…。
其の場の空気を察知し無い(所謂、其の場の空気を読もうとし無い)滋は、司が、漸く、此の場に到着した事で、ドアを開けた途端、開口一番、そんな司に言って除けるのだった。


「やっと、司が到着したわよ。
 良い、司…明日の事だけど…。
 絶対に、つくしには、余計な事は言わないでよね。」と…。



実は、此の時の滋は、“司は、約束の時間に、きっと、遅れて来るだろう。”と、認識して居た事も有り、既に、其の場に集まって居たF3&T2に、翌日に執り行われる道明寺家 と 大河原家との食事会について、先に、話しを聞いて貰って居たのだ。


だからだったのだ。
不貞腐れた顔付きのまま、司が、遅れて、F4&T3の集まりの場に到着したという事も有り、【滋から、何故、此の場に自分達(F3&T2)が呼び出されたのか?】…此の時のF3&T2は、既に、理解して居たという訳…だったのだ。


という訳で、此の時のF3&T2は、開口一番、滋が司に話しし始めた事で、取り敢えず、司 と 滋の様子を見る事にして居たのだった。



其処で、開口一番、滋から声を掛けられた此の時の司は、滋からのLINEメッセージを見た日から不貞腐れて居たと言う事も有り、其のままの状況で、滋に返答するのだった。


「何で、俺が、滋から、其処迄、言わねぇといけねぇんだよ⁉
 滋は、俺が、余計な事を、つくしに言うと思ってんのか?
 というのか?
 滋の中では、俺がつくしに余計な事を言う設定かよ?
 其れに、皆(F4&T2)、忙しいっつーのに…よ。
 滋が俺等を此の場に呼び出した理由は、そう言う話しって訳かよ⁉
 いい加減にしろよ…滋っ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そんな風に、自分自身に言い返して来た司に、更に、言い返すのだった。


「あのねぇ~。
 今のつくしが、【自分自身の過去を知ってしまう】という事は、今の大河原家にとって
 は、切実な問題な訳よ‼
 もし、今のつくしが自分自身の過去を知って、其の後、つくしが後悔するという事も、私
 にとっては、目に見える様に分かる訳よ。
 其れに、もし、其の後のつくしが自分自身の過去を知ってしまったら、其の次に、つくし
 自身が如何言う行動に出るのか?
 幾ら、司でも、想像が付くでしょ!
 だからこそ、“今のつくしには、自分自身の過去を知って欲しくない。”と、私だけじゃ無
 く、パパも、ママも、そう考えて居るのよ。
 其れに、司にも分かるでしょ!
 今のつくしは、私の妹で在り、今のパパとママにとって、つくしは、娘なのよ。
 だからこそ、司には、皆の前で、念押ししてるという訳よ。」と…。



だからだったのだろう。
司自身、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長とのリモートでの会話の中で、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの評価というのか?
“(滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの)俺への信頼度は、確実に上がっただろう。”と、勝手に、認識してしまって居た司は、滋からのそんな話し振りを聞いて居て、実は、ショックを引き起こして居たのだった。


云わば…。
此の時の司は、滋からのそんな言い分を聞いて居て、“(滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの)俺への信頼度は、今迄と、何も変わってねぇのか?”と、勝手に、誤解してしまう程…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
寄り一層、不貞腐れた司が出来上がって居たのだった。


だが、此の時の司は、そんな状況の中でも言いたい事だけは、滋に言って除けるのだった。
勿論、F3&T2の前だという事は承知の上で…。


「言って置くが…な。
 俺にとっても、つくしを失う事は、死活問題…何だよ。
 其れは、前にも、滋に言って置いた話しだよな?
 と言う事は、俺自身、つくしを失わねぇ為にも、つくしの前で余計な事を発言する訳ねぇ
 よな?
 なぁ~、滋さん…よ。
 何回も、同じ事を言わせんじゃねぇよ‼」と…。


勿論、此の時の司の顔付きは、怒り顔…だった事は言うまでも無かったのだ。



だからだったのだろう。
そんな司を放って置く事が出来ないあきらは、漸く、此処で、滋に声を掛けるのだった。


何故なら…。
そんな司 と 滋の様子を見て居たあきらは、“此れ以上、司が不貞腐れれば、明日に差し支えるだろう?”と、判断したから…だったのだ。


「まあまあ、滋…。
 少しは、司の事を信用して遣れよ!
 今の司は、牧野の記憶を失って居た当時の薄情な司じゃあ…ねぇだろ。
 今の司は、ちゃんと、牧野の事を考えてるよ。
 其れに、何の為に、4年以上もの長い間、司がNYに行って迄、ビジネスの修行を熟して来
 たのか?
 其れは、全て、牧野の為だろ?
 司は、滋の親父さんから気に入って貰いてぇ一心で、NYに飛んで迄、ビジネスの修行を
 熟して日本に帰って来た。
 だからこそ、滋の親父さんも、そんな司の事を認めたんじゃねぇのか?
 単独で、滋の親父さんが、司 と 牧野の婚約発表する位に…。
 其れに、俺も、そんな司の事が立派だと思うぞ。」と…。


だからだったのかも知れない。
其処で、総二郎も、あきらからのそんな話しを聞いて居て、あきらに賛同するかの様に、話しし始めるのだった。


「そうだよな。
 あきらの言う通りだと、俺も思うぞ。
 俺は、4年以上もの長い間、唯の一度も日本に帰って来る事無く、ビジネスの修行を熟し
 て日本に帰って来たそんな司の事を尊敬した。
 其れに、今回、牧野がプロデュースしたプロジェクトに、俺も参加させて貰った訳だけ
 ど…よ。
 俺自身、畑違いの仕事だったし…よ。
 俺にとっては、慣れねぇ仕事だっただけに、何が如何成って、如何すれば良いのか?
 全く、訳が分かんねぇ様な仕事に、実は、俺も参加させて貰って居た訳だ。
 けど…よ。
 司が、今回、牧野がプロデュースしたプロジェクトに入って来ただけで、俺自身、何か、
 其れ迄と、周りの様子が変わって行く事に気が付いた。
 だから…よ。
 “司が加わっただけで、こうも違ぇのか⁉”と、そんな司に感心した。
 だから…よ。
 きっと、滋の親父さんも、“そんな司の事を認めたんじゃねぇのか?”って、俺も、思うけ
 ど…な。」と…。



実は、其の時…だったのだ。
総二郎 と あきらからのそんな話しを聞いて居た司の顔付きが、ニヤッと、笑った様に、類には見えたのだった。


だからだったのだろう。
此の時の類は、そんな司に、密かに、思う程…だったのだ。


“司は、単純な男…だよね。
 総二郎 と あきらからの話しを聞いただけで、こんなに顔付きが変わるだ何て…ね。
 司は、単純で、羨ましいよ。”と、嫌味っぽく…。



だからだったのだ。
其の後の司は、総二郎 と あきらからのそんな話しを聞いて居た事で、滋には、此処ぞとばかりに言って除けるのだった。


「ほら、見て視ろ‼
 滋も、総二郎 と あきらからの話しを聞いて居ただろ?
 そう言う事だ。
 俺は、つくしの前では、ぜってぇに、粗相はしねぇんだよ。
 否、俺は、つくしの前だからこそ、ぜってぇに、粗相はしねぇんだよ。
 滋は、良~く、覚えてろ‼」と…。


だが、此の時の滋は、そんな司に対して、密かに、思って居たのだった。


“お手並み拝見だわね。”と、嫌味っぽく…。



だからだったのかも知れない。
此の時の桜子も、司からのそんな自信に満ちた話しを聞いた事で、諭すかの様に、滋に話しし始めるのだった。
其れはまるで、今し方、滋自身が思って居た内容と、ほぼ、同じ様な内容だったのだが…。


「取り敢えず、滋さん…。
 全ては、明日のお食事会の様子をご覧に成ってからでも宜しいんじゃ御座いませんか?
 先輩の事に関して云えば、道明寺さんも、滋さん同様に、先輩を大切に想って居らっしゃ
 るという事だと、私は思いますよ。
 ですから、道明寺さんは、先輩の前で、決して、無茶は為さらないかと思います。
 なので、滋さん…。
 道明寺さんのお手並み拝見と行きましょうよ!
 という事で、其の後の話しは、明日の様子を見てから…という事で…。
 其れで、宜しいですよね。
 ねっ、道明寺さん、滋さん…。」と…。


其処で、年下で在る筈の桜子から、其処迄、言われてしまった司 と 滋は、言葉無く、それぞれ、頷くのだった。


という訳で、此の場は、桜子からのそんな話しで、一先ず、お終いという事に成ったのだった。



だからだったのだろう。
F4&T3の集まりの日の翌日の滋にとって、無情にも時間だけが過ぎて行き、道明寺家 と 大河原家との食事会の場と成って居たのだった。

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