tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  67.





【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  66.』のエピローグ 
 <其の後の司の行動>】


其の後の司は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの了承が得られた事を良い事に、滋が如何こう言おうとも、堂々と、大河原邸に行脚の日々…だったのだ。


しかも、其の後の司は、時間が許す限り、毎日の様に、大河原邸に行脚の日々…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしからして視れば、実は、司のそんな行動は、堪ったもんじゃ無かったのだ。



勿論、まさか、そんな風に、つくしが思って居る等と考えても視なかった此の時点に於いての司にとって、自身が大河原邸に着いたとしても、つくしが良い顔をして居ない事が気に成って仕方無かったのだ。


だが、此の時点に於いての司は、つくしの前では、態と、そんなつくしが居る事自体、気付かない振りをして居たのだった。


何故なら…。
此の時の司にとっては、つくしから嫌われる事自体、有り得ないのだから…。



だからだったのかも知れない。
暫く、そんな日々が続いて居た或る日の事…だったのだ。


タイミングが良いのか? or 悪いのか?
司が大河原邸に到着した時間 と 滋が大河原邸に帰邸した時間が重なってしまった事が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時点に於いての滋は、そんな目の前の司に、一言、物申さなければ、自分自身の気持ちが抑えられない状況だったのか?
そんな目の前の司に、普段なら、余計な一言…と、でも言って良い様な言葉を発してしまうのだった。


「毎日、毎日、大変だね…司は…⁉
 ご苦労さん!」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、滋からのそんな嫌味な発言自体、度外視して、何気に、滋に訊き始めるのだった。


「なぁ~、滋?
 つくしから、俺の事、何か、聞いてねぇか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋自身、そんな風に、自身に訊いて来る司の本意が、何処に有るのか?
本気で、分からなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、驚愕の言葉を発し乍らも、そんな風に、司に訊けた言葉…だったのだ。


「はぁ~??
 司は、一体、私に、何を訊きたいと言うの?
 私は、つくしから何も聞いて無いんだけど…。
 司は、何か、つくしを怒らせる様な事をしたから、そんな風に、私に訊いて来るの?」と…。


其処で、此の時の司は、まだ、エントランスホールだったと言う事を忘れて、滋に話しし始めるのだった。


「ここ最近、此処(大河原邸)に通ってて、思うんだけど…な。
 “つくしは、俺の事、受け入れてねぇんじゃねぇのか?”って…な。
 毎日、つくしの顔付きを観てても、何か、不機嫌そうだし…よ。
 全く、俺に笑ってくれねぇんだわ。
 だから…よ。
 滋は、つくしから、“何か、聞いてねぇか?”と、思って…よ。」と…。


其処で、此の時の滋は、予想外にも、そんな歯切れの悪そうに自身に話し掛けて来る司に、励まし出すのだった。


「司らしく無いじゃん!
 今迄の様に、つくしに対して、猪突猛進タイプの司なら…。
 例え、そんな風に、つくしからあしらわれたとしても、つくしに向かって行くんじゃ無か
 ったの⁉
 司は、何に、怖がってんの?
 何に、怯えてんの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そんな風に、司を励まし乍らも、司の背中に、バシッと、一発お見舞いするのだった。


勿論、何時(いつ)もの如く、此の時の滋は、手加減無し…だった事は言うまでも無かったのだった。



其処で、此の時の司は、自身の背中に、バシッと、滋から一発お見舞いされたにも関わらず、そんな滋からの言葉に思うのだった。


“そうだよな。
 俺は、何に、怯えて居るんだろうな?
 らしくねぇよな。”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんな風に、自身を励ましてくれた滋に言って除けるのだった。


「ああ、そうだよな。
 俺らしく、つくしに向かって視るわ。」と…。


そして、其の後の司は、滋にそう言い乍らも、漸く、未だ、エントランスホールに居た事に気が付いたのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司は、慌てるかの様に、つくしの自室に向かうのだった。
で、此の時の司は、そーっと、つくしの自室のドアをノックするのだった。


だからだったのだ。
此の時のつくし自身、何時(いつ)もと違うそんなドアのノックの音に、首を傾げ乍らも、「はい⁉」と、返答の言葉を言って視るのだった。


其処で、今し方、滋から励まされたにも関わらず、つくしの自室のドアをノックした後、此の時の司は、まるで、様子伺いをするかの様に、つくしに声を掛けるのだった。


「つくし…俺、司…だけど…よ。
 今、話し出来るか?
 何時(いつ)ものテラスで待ってるから…よ。」と…。


実は、此の時の司は、つくしの自室のドアの前から、つくしに声を掛けて居たのだった。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしの自室のドアの前から、「何時(いつ)ものテラスで待ってるから…よ。」と、つくしに声を掛けて居たのだった。



実の事を言うと、「若い男女が、二人っ切りで、一つの部屋の中に居ると、碌な事に成らない。」と、大河原家の使用人頭で在る 『ばあや』が言った事で、大河原邸の中で、司 と つくしが会う時は、つくしの自室では無く、テラスと決まったのだった。


だからだったのかも知れない。
其れはまるで、様子伺いをするかの如く、大河原家の使用人頭で在る 『ばあや』は、そんな司 と つくしの二人の様子を見る為に、テラスに出入りするのだった。


だが、本来の司は、勿論、“つくしと二人っ切りに成りてぇ‼”と、言う思いも有り、テラスで話しする事は、実は、避けたかったのだ。


何故なら…。
大河原家の使用人頭で在る 『ばあや』が出入りするから…だったのだ。


だが、もし、司がそんな事を言えば、間違い無く、今度は、司自身が大河原邸の出入りを許されなく成る事自体、此の時点に於いての司には、了承済…だったのだ。


だからこそ…。
其処は、敢えて、妥協して居た司…だったのだ。



そして、此の日のつくしは、実は、自身の母親と成った 大河原夫人から言われて居た事も有り、司に微笑み掛けて居たのだった。


所謂、此の日のつくしは、そんな司に対して、笑みを絶やす事無く、司からの話しを聞いて居たり、司に話しして居たりしたのだった。



だからだったのだろう。
此の日の司は、何時(いつ)に無く、そんなつくしに対して、饒舌…だったのだ。


“つくしが、俺の話しを、ちゃんと、聞いてくれてる。”と、嬉しく成る位に…。



だが、実は、つくしの母親と成った 大河原夫人が言って居た通りにはいかず、其の後の司は、“つくしと一緒に居てぇ‼”と、言う思いから、更に、時間を延ばして、つくしの傍に居ようとするのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな司を観て居て、思って居たのだった。


“やっぱり…私が危惧して居た通りだった。”と…。


だが、其れでも、此の時点に於いてのつくしは、司からの自身への想いに応え様とし始めるのだった。


何故なら…。
実は、つくし自身、司への見る目が変わったというのか?
考え方が変わって居たのだった。


実の事を言うと、此の時点に於いてのつくしは、自然な形で、司の目を見て、司と話しする様に成り、必然的に、司の考えて居る事とか、思って居る事が分かる様に成って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
必然的に、司への見る目が変わって居たのだろう。


だからだったのだ。
そんな日々を過ごして行く中で、其の後の司 と つくしは、必然的に、近い存在に成って行くのだった。



其れは、誰の目から見ても明らかで…。
特に、司からの相談に乗る形で、司と話しした滋 と つくしを諭して居た滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人にとっては、それぞれ、同じ事を思わざるを得ない状況と成って居たのだった。


“何時(いつ)の間に、司(さん) と つくしは、こんなに、近い存在に成って居たのか
 しら(んだろうか)⁉”と…。


其れ位、其の後の司 と つくしは、近い存在に成って居たという訳…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
其の後の司は、考えて居た事が有ったのだ。


“そろそろ、次の段階に進んでも良いんじゃねぇのか?”と…。


だが、其の考え方は、今の司にとっても、賭けだった事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのだ。
此の賭けを実行する事自体、少し、不安な司…だった事は言うまでも無かったのだった。

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