あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく> エピローグ②
<此の二次小説『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく> エピローグ②』の中の
文面には、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【『まさか…‼…<つかつく> 2.』 と 『まさか…‼…<つかつく> 3.』 と
『まさか…‼…<つかつく> 5.』のエピローグ】
<司 編>
司も、また、つくしの事が忘れられず、苦しんで居たのだった。
実は、司がつくしの事を忘れられず、苦しんで居た訳は…。
つくしの本心が何処に在り、つくしが、何故、司の目の前から姿を消さなくてはいけなかったのか?
其の後の司は、其れ等、全てを、タマから聞かされた事に寄り、知ったから…だったのだ。
そして、其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って、強制的に、NYに渡米させられた後も、つくしの事が忘れられないだけでは無く、つくし恋しさに、苦しんで居たという訳…だったのだ。
其の結果…。
司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に対して、反発するだけでは無く、誰が、如何、観ても、震え上がる程に、司の顔付きは、般若の如く、歪み始めたのだった。
そして、其れに加えて、司の目付きは、誰からも、「悪魔が憑りついたのでは無いか?」と、言われる程、熱り(いきり)立って居たのだった。
だからだったのだ。
其の後の司は、荒れ始めて居たという訳…だったのだ。
そして、更に、其の結果…。
司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、一切、応じ様とし無く成って居たのだ。
だからだったのだろう。
其の後の司の暴言 や 暴力は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を震え上がらせる程…だったのだ。
そして、其の後の司は、日に日に、食事を摂らなく成り、睡眠も怠りがちに成り、栄養は、サプリメント と 点滴という健康とは程遠い不健康な状態…だったのだ。
そして、等々、此の当時の司は、痩せ細り、挙句の果てには、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、司の主治医で在る ドクターから言い渡されてしまったのだった。
「ご子息は、何時(いつ)、死んでも可笑しくない。
覚悟をお決め下さいませ。」と…。
其れ位、此の当時の司は、つくしが自分自身の傍に居ないという事だけで、『生きる』という事自体に興味が無く、希望が持てない状況だったと云えたのだ。
何故なら…。
此の当時の司は、“全ては、ババアの責任だ‼”と、思う程…自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を憎んで居たから…だったのだ。
だからこそ…。
此の当時の司は、全てを放棄して居るかの様…だったのだ。
其れに、此の当時の司は、全てを放棄して居るだけでは無く…。
道明寺財閥…。
所謂、道明寺HD自体が、“如何成っても良い。”と、思ってしまう程に、此の当時の司は、全てのヤル気を失って居たのだった。
そして、其の後の司は、夢を見る様に成って居たのだった。
其の後の司が見て居た夢とは…。
其れは、つくしとの【あの雨の日の別れ】の夢…だったのだ。
だからだったのかも知れない。
寝付きが悪いにも関わらず、其れでも、つくしとの【あの雨の日の別れ】の夢を見る様に成った此の当時の司は、其の当時の事を思い出したかの様に、雨が降る前 や 雨が降り始めると、【片頭痛】を引き起こす様に成って居たのだった。
所謂、其の後の此の当時の司は、夢見が悪かった事も有り、雨が降る前 や 雨が降り始めると、寄り一層、不快感を露わにし始める様に成り、更には、荒れ始めるのだった。
勿論、此の当時の司には、分かって居たのだった。
何故なら…。
自分自身が、如何して、雨が降る前 や 雨が降り始めると、頭がズキズキ痛み出し、気分も落ち込むのか?…と言う事を…。
そうなのだった。
此の当時の司には理解出来て居たのだった。
あの頃の夢を見始めたからでは無く、何故、『あの雨の日から』、徐々に、頭がズキズキ痛み出して居たのか?…と言う事を…。
唯、此の当時の司は、暴れる事で、嫌な思い出を忘れ様として居ただけに過ぎなかったのだ。
そして、其の後の司は、つくし同様に、中々、【片頭痛】が治まる事は無かったのだ。
勿論、司の場合は、『生きる』という事に希望が持てない状況…だった為に、食事を摂る事も無かったので、鎮痛薬が効かなかったのだ。
否、鎮痛薬が効く程、此の当時の司の場合は、鎮痛薬を飲む事が出来無かったのだ。
だからだったのだ。
此の当時の司は、点滴の中から鎮痛薬を取り入れるしか無かったのだった。
其れ位、此の当時の司は、自身の主治医で在る ドクターからの説得にも、“如何でも良い。”と、思う程…応じ様とし無かったのだった。
だからだったのかも知れない。
此の当時の司は、自身の主治医で在る ドクターに返答の言葉を告げるのだった。
「そう言うのは、如何でも良い。
俺の事に、もう、構うな‼」と…。
だからだったのだろう。
実は、椿は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、全ての話しを聞いたという事も有り、自身の弟で在る 司の事を心配し始めるのだった。
だからだったのだ。
其処で、此の当時の椿は、自身の弟で在る 司の下に向かい、自身の弟で在る 司に説教し始めて居たのだった。
「司…いい加減にし為さいよ‼
司がつくしちゃんと会えないから…って…。
そんな風に、司が生きる事を放棄してしまったら、きっと、つくしちゃんと会った時に、
つくしちゃんから怒られるわよ!
良い、司…。
つくしちゃんから怒られない様に、ちゃんと、食事を摂って、睡眠も怠らず、体調を整え
るのよ!
そうし無いと、つくしちゃんとは、一生、会えないわよ!」と…。
だが、司からの返答の言葉は、此の当時の椿にとって、お手上げ状態と言っても過言じゃ無い様な言葉…だったのだ。
「どうせ、どんなに足掻いても、俺は、牧野とは会える訳がねぇだろ。
ババアの考え方が変わらねぇと…な。」と…。
だからだったのだ。
其の後の椿は、“(自身の弟で在る)司の為に…。”と、言う思いから、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と会う事にしたのだった。
だからこそ…。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と会った此の当時の椿は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言えた言葉…だったのだろう。
「お母様…。
今の司が、如何言う状況に成って居るのか?
ご覧に成った事が御座いますか?
今の司は、つくしちゃんと会えない事で、苦しんで居ります。
お母様の目で、しっかりと、そんな司を観て上げて下さい。
今の司は、誰も信用出来無い状況に成ってしまいました。
其れでも、もし、お母様が、今の司の状況を観る事が出来無いと仰るのでしたら…。
私は、もう、『お母様』と、思いたく御座いませんわ。」と…。
其れ程、此の当時の椿は、そんな風に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言いたく成る程、現在の司の状況は、緊迫して居たと、言えたのだった。
何時何時(いつなんどき)、司の『生きる』という灯が消えるのか?
誰にも分からなかったのだから…。
此の当時の椿にとっては、致し方無いと云えば、致し方無かったのだろう。
そして、其の後、ゴシップネタとして、司 と つくしとの『政略結婚』の噂が取り沙汰された事に寄り、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、近々、つくしと会える事を知った其の後の司は、何時(いつ)、つくしと再会しても良い様に、必死に成って、復活して、自身の体調を元の状態に迄、戻したのだった。
そして、更に、其の後の司は、自身の体調を元の状態に迄、戻した事で、執務に復帰したのだった。
だからだったのだ。
其の後の司は、執務に復帰した事で、つくしからダメ出しされない様にする為に、必死で、執務を熟して居たのだった。
だからだったのかも知れない。
司のそんな働き振りを認めた重役達に寄って、司は、重役に復帰出来て居たのだった。
という訳で、此の当時の司の働き振りは、漏れ無く、同時に、『道明寺HD』も、復活して居たのだった。
だからだったのだろう。
其の後の司は、其れでも、つくしからは厳しい事を言われて居たのだが…。
実は、つくしは、つくしで、そんな司の事を認めて居たのだった。
だが、そんな司に対して、そうでも言わなければ、司が調子に乗る事を知って居たからこそ、此の当時のつくしは、司に厳しい事を言って居たのだった。
実は、此の当時のつくしは、司の気持ちを知って居乍らも、司に厳しい事を言って居たのだった。
「私は、何時(いつ)から、あんたの婚約者に成ったのよぅ~。
ぐずぐず言わないで、さっさと、仕事する‼
あんたがコケたら…。
うち(藤堂商事)もコケるのよ‼
そう成ったら…。
大変な事に成るでしょ‼
だから、あんたは、NYに残って、仕事する‼
分かった?
分からないなら、一生、日本に帰国し無くて良いから…ね。」と…。
だが、其処迄言い切った此の当時のつくしは、其れでも、態と、そんな司に対して、素っ気無い態度は、其のままに、日本に帰国して帰ってしまうのだった。
だからだったのだろう。
一人、NYに置いて行かれた状態の此の当時の司は、そんなつくしに対して、悪態を突いた状態のままに、不貞腐れて居たのだった。
「はぁ~??
何だよ、其れ…?
いい加減にしろよ‼」と、不貞腐れるかの様に…。
<此の二次小説『あの雨の日から【まさか…‼】…<つかつく> エピローグ②』は、
【エピローグ】を兼ねて居る為に、短めにて、終了致して折ります事をお詫び申し上げま
す。
了承の程、宜しくお願い致します。>