＜『あの雨の日から【まさか…‼】…＜つかつく＞　　エピローグ①』は、不快に思われる
　やも知れない様な言葉が入って折ります。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞

司　と　つくしとの別れは、そう、【あの雨の日】…だったのだ。

実は、【あの雨の日の別れ】以来、司　と　つくしが再会する迄、本当に、司　と　つくしが会う事は、一切、無かったのだ。

だからだったのだろう。
お互い、司　と　つくしのそれぞれが、如何言う状況で居るのか？
そして、お互い、司　と　つくしのそれぞれが、元気で居るのか？
一切、分からなかったのだ。

そして、司　と　つくしのそれぞれは、お互いの事を、そんな風に、心配しつつも、更には、お互いの事を想い乍らも、其れでも、お互いが傍に居ないそんな日々を過ごして居たのだった。

そして、未だ、司は、NYに在住のまま…だったのだ。

だが、つくしは、フランスでの学業を終え、其の後、日本に帰国して帰って居たのだった。

【『まさか…‼…＜つかつく＞　　1．』のエピローグ】

＜つくし　編＞

フランスに在住当時のつくしは、日本との生活環境が違って居たからなのか？
将又、語学勉強　や　学業が忙しかったからなのか？

実は、日本に帰国して帰って来た当初のつくしは、日本に帰国して帰って来たからなのか？
フランスに在住当時には感じなかった【片頭痛】に悩まされ始めるのだった。

云わば…。
其のつくしの【頭痛】は、如何も、【片頭痛】という名の【天気痛】…だったのだ。

所謂、雨が降ってくると…。
もしくは、雨が降る前には、頭がズキズキ痛み出し、気分も落ち込んで来るのだった。

下手をすれば、つくしの症状は、【頭痛】だけでは無く、【眩暈】迄、引き起こす位…だったのだ。

そして、其の後、藤堂家の主治医で在る　総合病院に行って視たつくしは、ドクターから言われて居たのだった。

「其の【片頭痛】の原因は、気象に寄るモノでしょう。
　天気　や　気圧、湿度　や　気象の変化に寄って起こる不調は、【気象病】…だと考えら
　れて居ます。
　つくし様の場合は、其の中でも、【天気痛】…だと思われます。
　お仕事がお忙しい様ですが、身体を休められる時には、しっかり、お休みに成られた方が
　宜しいでしょう。
　取り敢えず、薬を出して置きますので、様子を視て下さい。」と…。

だからだったのだ。
此の時のつくしは、実は、「はい、分かりました。」と、取り敢えず、ドクターには、そう返答して居たのだった。

だが、此の時のつくしには、実は、此の【片頭痛】の症状の意味が分かって居たのだ。

唯、此の時のつくしは、自身の身体を心配してくれる自身の養母で在る　藤堂夫人に心配を掛けたく無くて、自身の養母で在る　藤堂夫人に言われるがままに、自身の養母で在る　藤堂夫人と共に、藤堂家の主治医で在る　総合病院に向かって居たのだった。

なので、此の時のつくしは、ドクターからの診断結果を聞いて、思って居たのだった。

“やっぱり…。”と…。

何故なら…。
自身が【片頭痛】を引き起こす時は、何時（いつ）も、必ずと言って良い程に、決まって、雨が降って来る前か？
もしくは、雨が降って居る時点で、既に、【片頭痛】を引き起こして居たから…だったのだ。

だからこそ…。
此の時のつくしは、思って居たのだった。

“あいつは、何時（いつ）迄経っても、私があいつの事を忘れない様に、【片頭痛】という
　形で、仕向けて来るんだね。
　フランスに居る時は、環境が、あいつの事を忘れさせてくれて居たのかも…。”と…。

勿論、此の時のつくしの顔付きは、そんな風に、思い乍らも、苦笑いだった事は言うまでも無かったのだが…。

という訳で、日本に帰国して帰って来た其の後のつくしは、例の【あの雨の日の別れ】の場所に行かなくても、雨が降って来る前か？　or　雨が降って居る時点で、常に、【片頭痛】を引き起こす様に成るのだった。

そして、自身の母親で在り、つくしの養母でも在る　藤堂夫人から、此の話しを聞いた静は、そんな自身の妹と成った　つくしの身体を、遠く離れたフランスの地から、心配するのだった。

だからだったのだろう。
自身の妹と成った　つくしの事を気遣い、此の時の静は、つくしに連絡を入れるのだった。

勿論、此の時の静は、“心配だから…。”と、いう理由で、“（自身の妹と成った）つくしちゃんの顔を観乍ら、話しがしたい！”と、リモートにて、連絡を入れるのだった。

「お母様から聞いたわ。
　つくしちゃん…体調は、如何なの？」と…。

だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、フランスに居る自身の姉と成った　静に迄、其れ以上、心配を掛けたく無いという理由で、自身の姉と成った　静に、にこっと、微笑み乍ら、返答の言葉を口にするのだった。

「お姉様、ご心配をお掛けしてすみません。
　雨さえ、振らなければ、体調に変化は有りません。
　なので、心配には及びません。」と…。

だが、此の時の静は、自身の妹と成った　つくしの顔色　と　口振りだけで、何と無く、分かってしまったのだ。

だからこそ…。
事前に、自身の母親で在る　藤堂夫人から、ドクターの診断結果として、自身の妹と成った　つくしの症状を聞いて居た事も有り、此の時の静は、自身の妹と成った　つくしに言えた言葉…だったのだ。

「つくしちゃんの今の体調は、雨が原因なのよね？
　じゃあ、もしかして、其れって、あの時のあの雨が原因なのかしら？
　もしかすると、其れは、司との別れが原因じゃ無いの？
　だとしたら、私は、道明寺社長を、もっと、許せないかも…。」と…。

勿論、つくし自身も、自身の姉と成った　静の推測通り、そう思っては居るのだが…。
其れでも、此の時のつくしは、自身の姉と成った　静に、“お姉様には、何て言い訳を言おうか？”と、悩む位…だったのだ。

何故なら…。
自身の姉と成った　静に、変な誤解をして欲しく無かったから…だったのだ。

だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の姉と成った　静に言えた言葉なのだろう。

「もし、あの雨が原因だったとしても、ドクターの話しでは…。
　“其の【頭痛】の原因は、気象に寄るモノでしょう。
　　天気　や　気圧、湿度　や　気象の変化に寄って起こる不調は、【気象病】…だと考え
　　られて居ます。
　　つくし様の場合は、其の中でも、【天気痛】…だと思われます。”と、仰って頂けまし
　た。
　なので、ドクターは、単なる、【気象病】の一種だと、仰って居たんだと思います。
　だから、私は、大丈夫ですよ。」と…。

だが、此の時の静は、そんな風に、安易に考えて居る自身の妹と成った　つくしに言って除けるのだった。

「何を言って居るの、つくしちゃん…⁉
　【気象病】も、【天気痛】も、立派な病気なのよ。
　安易に考えちゃあ、駄目よ。
　兎に角、無理は、禁物よ。
　つくしちゃんに、何か有ったら、後悔だけでは済まないんだから…ね。」と…。

だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の事を、そんな風に、心配してくれて居る自身の姉と成った　静に感謝しつつ、素直に、（自身の姉と成った）静に返答の言葉を述べるのだった。

「はい、無理はし無い様に努めます。」と…。

だが、此の時のつくしは、自身の身体の事で心配を掛けて居る事が分かって居るので、自身の恩人でも在る　自身の姉と成った　静　と　自身の養父母で在る　藤堂社長　と　藤堂夫人の前では、司の事を忘れて居る振りをし乍らも、結局は、司の事を忘れられる筈も無く、今でも、司の事が好きで、司の事を欲して居たのだった。

だからだったのだろう。
其の後のつくしは、自身の姉と成った　静に、そんな風に、返答し乍らも、中々、【片頭痛】が治まる事は無かったのだった。

何故なら…。
日本に帰国して帰って来た其の後のつくしは、司の事を忘れ様と努力しつつも、其れでも、やっぱり、司の事を忘れられ筈も無く、司に会いたかったから…なのだ。

其れでも、此の時のつくしは、司の事を忘れ様と、必死で、自身の恩人でも在る　自身の姉と成った　静　と　自身の養父母で在る　藤堂社長　と　藤堂夫人の為に…。
そして、また、藤堂商事の為に…と、自身の身体の事は、度外視しても、執務に追われる日々…だったのだ。

そして、司も、また、つくしの事が忘れられず、苦しんで居たのだった。

＜『あの雨の日から【まさか…‼】…＜つかつく＞　　エピローグ①』は、＜エピローグ＞
　の為に、短めに終了して折ります。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞