tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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滋のお見合い【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編




<此の二次小説『滋のお見合い【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外
 編』の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『滋への想い~お見合い話~【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外
 編』のエピローグ】


滋は、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人から押される形で、自身の両親が選んだ見合い相手の全てと会う事と成ったのだった。


勿論、此の時の滋にとっては、嫌々で在った事は言うまでも無かったのだ。


だが、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人の顔付きを観た時の滋は、嫌とは言えない事も、また、事実だったのだ。


何故なら…。
そんな話しを嬉しそうな顔付きのままで話しする両親の顔が、其処に有ったから…だったのだ。



そして、其の後の滋は、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人を伴って、幾度と無く、自身のお見合い場所で在る 東京メープルの個室を訪れて居たのだった。
そして、東京メープルの個室にて、お見合いに臨んで居た滋…だったのだ。


だが、幾ら、回数を重ねても、滋自身が思う様な、気に入る様な男性には、中々、巡り合う事が出来なかったのだ。


何故なら…。
其れは、当たり前の話で在る。
滋が理想とする男性は、元々、『司』…なのだから…。



実は、男性に使用する言葉としては、些か、如何なモノかと思われる言葉では有るのだが、司自身を形容詞する言葉が有るとする成らば、其れは、『容姿端麗』…。
もしくは、『眉目秀麗』と、言えるだろう。


所謂、(つくしが傍に居る)現在の司よりも、優れた容姿 と 高い知性、そして、絶対的なオーラ、そして、カリスマ性を兼ね備えた男性は、此の世の中で言えば、司以外では皆無と言われて居た程…だったのだ。


なので、其れは、例え、『眉目秀麗』な『F3』…だったとしても、同じ事が言えたのだった。


勿論、そう言われる様に成った司とは、【英徳高校時代のつくしが傍に居た頃の司】 と 【つくしの記憶を思い出した後の司】の事…だった事は言うまでも無かったのだ。


云わば…。
【つくしと知り合う前の司】 と 【つくしの記憶だけを失って居た頃のNY時代の司】は、『親の七光り(=親の光は七光り)』 や 『見た目だけの何も出来無い唯の坊っちゃん(=御曹司)』と、言われる程…だったのだ。



勿論、【あの港で暴漢に襲われた後の司が、其の後、つくしの記憶だけを失くした事で、どんな状況に成って居たのか?】と、いう事を知って居た滋は、自身の求めて居る男性の理想像は、司自身を理想とはして居なかったのだ。


云わば…。
司の見た目の容姿だけが、滋の求めて居る男性の理想像だと云えたのだ。


何故なら…。
高等部だった司とお見合いをした当時の滋が好きだった司 と 現在の司は、つくしの記憶を失くして居た頃の司とでは、かなり、掛け離れて居たのだった。


云わば…。
滋が好きだった頃の司 と 現在の司は、つくしが司の傍に居るからこその『司』なのだと言う事を現在の滋は知って居たのだった。



だからだったのだ。
其の事を知った時の滋は、英徳学園 幼稚舎からの司の幼馴染で親友で在る F3 と 英徳高校の司の2年後輩で在る 桜子から、実は、司が入院して居た時に、司の話しを聞かされて居たのだった。


「あれが、本来の司の姿だよ。」


「今迄、滋が見て来た司は、牧野が司の傍に居たからこそ…だったんだよ。
 所謂、牧野が司の傍に居たからこそ、司は、真っ当な男で居られたんだよ。」


「そうそう。
 牧野の記憶を失くした今の司は、唯、元に戻ったって…訳だ。」


「所謂、先輩が傍に居ない道明寺さんは、ダメダメ…何ですよ。
 だから、私達の為にも、道明寺さんは、早く、先輩の事を思い出すべき…何です。」と…。



だからだったのかも知れない。
つくしだけの記憶を失った当時の司の姿を見て居た滋は、そんな状況の司を観て思って居たのだった。


“私って、男を見る目が無いのかも…。”と…。


だからこそ…。
其の事を知った高等部当時の滋は、そんなつくしの事を羨ましく、思って居たのだった。


何故なら…。
其の事を知った高等部当時の滋は、そんなつくしの事を尊敬しても居たから…だったのだ。


“つくしは、司の性格をも変えられる女性…何だ。
 私には、とても、そんな事は出来無いよ。”と…。


其の事を知った高等部当時の滋自身、其れは、まるで、つくしに降参とでも言って居るかの様に思って居たのだった。


だが、元々は、『つくし信者』の滋…だったのだ。
其の後のつくしが事故に遭った事で、自身の『妹』と成り、そして、自身の傍に居る事で、何時(いつ)の間にか?
そんな司の事を忘れる事が出来て居たのだった。



そして、結果的に、其の後の司は、忘れてしまって居たつくしの記憶を思い出して、現在の司は、つくしの婚約者で在り、恋人に成る事が出来たのだった。


云わば…。
現在の司は、つくしの『姉』と成って居た滋からつくしを奪還する事が出来て居たのだった。


だからだったのだ。
現在の滋にとって、司とは、つくしを巡って、ライバル関係に有ったのだ。


という寄りも、現在の滋は、もう『司』という訳では無く、自身が大切なのはつくしで、『つくし依存症』と成って居たのかも知れない。



だからこそ…。
滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、自身達の娘で在る そんな滋の事を心配し始めたのだろう。


そして、滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、自身達の娘で在る そんな滋にお見合い話を敢行したのかも知れない。 



だが、『お見合い』という名のそんな日々が幾度と無く繰り返されて居た或る日の事…だったのだ。


お見合いが終了した事で、漸く、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人と離れる事が出来た此の時の滋は、東京メープルのロビーで、普段、見慣れた或る人物を見掛けたのだった。


云わば…。
此の時の滋は、しっかり、其の見慣れた或る人物を捕らえる為に、其の見慣れた或る人物に声を掛けるのだった。



だからと云って、普段の滋が見慣れて居る其の或る人物は、例え、滋から自身の名前を呼ばれたとしても、此れ迄に、直接、滋と話しした事も無く、滋が如何言う人物で在るのか?
実は、良くは分かって居なかったのだ。


だからこそ…。
此の時の滋が見慣れて居る其の或る人物は、例え、滋から自身の名前を呼ばれたとしても、其の滋の声自体、聞かなかった事にするかの様に、スルーして居たのだ。


云わば…。
此の時の滋が見慣れて居る其の或る人物は、先を急ぐかの様に、唯、前を向いて歩いて居たのだった。



だが、此の時の滋は、其れでも、諦めなかったのだ。
実は、此の時の滋は、東京メープルのロビー中に聞こえるかの如く、其の或る人物の名前を、大きな声で呼んで居たという訳…だったのだ。


「ちょっと、類君、聞いてる?
 だ・か・ら、類君って…ばぁ~。
 ちょっと、待ってよ!
 滋ちゃんが呼んでるでしょ!」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の類は、“仕方ないなぁ~。”と、でも、言いた気に、更には、煙たそうに、滋の方を振り向いて、滋に返答するのだった。


「えっ??
 誰かと思えば、大河原じゃん!
 振袖…何か着付けて、何か有ったの?
 もしかして、仮装大会とか(笑)⁉」と、終いには、クスクス笑い乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、そんな類に対して、“失敬な‼”と、思い乍らも、類に返答の言葉を告げるのだった。


「違うわよ。
 今日は、お見合いだったの。
 嫌々、パパ と ママに付き合ってるの。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、既に、興味無さそうに、滋に返答するのだった。


「へぇ~。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、不貞腐れ乍らも、自身にそんな風に言って来た類に言って除けるのだった。


「えっ、其れだけ?
 類君って、他人には何の関心も無いんだね。」と…。


勿論、此の時の類は、不貞腐れ顔のまま、自身の事を何も知らないにも関わらず、そんな風に、自身の事を分析して来た滋を、睨み付けるかの様に凝視して居たのだった。



だが、其処で、思い出したかの様に、此の時の滋は、続けて、そんな類に声を掛けるのだった。


「ねぇ~、類君!
 此の後、時間有る?
 もし、良かったら、此のまま、カフェでお茶し無い?」と…。


滋としては、類への思い切った誘いだったのだが…。
実は、此の時の類にとっては、“仕事をサボれる良い口実が出来た。”と、考えて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の類は、「良いよ。」と、滋に即答したのだった。



実の事を言うと、東京メープルのロビーに居た周り(お客様・従業員・スタッフ)からすれば、類のそんな行動は有り得ない訳で、驚愕するのも、無理は無かったのだった。


だが、類からして視れば…。
現在の滋は、つくしの『お姉様』な訳で、其れに、F4&T4で言えば、類 と 滋は、仲間なのだ。


だからこそ…。
類にとっては、理由(わけ)も無く、滋を邪険にする事も可笑しな話な訳で…。
だからと云って、今の類にとっては、滋と気安くするつもりも無かったのだ。


だが、此の時の類は、既に、“眠たい。”と、言う感情に襲われて居た事から、“カフェの個室なら、少し、眠れるかな。”と、考えて居たのだった。



勿論、そんな事が理由だとは考えても視なかった滋は、少し、類の事を見直して居たのだった。


“意外と、類君も、女の子と話しが出来るんだぁ~。
 高等部時代の類君は、私達と居る時でも、つくしとだけ話しして居た印象…だったんだけ
 ど…なぁ~。
 まぁ~、今でも、F3&T3で集まる時も、類君は、普段、寝てる事が多いけど…ね。
 其れは、高等部当時と余り、変わんないかぁ~。
 でも、今日の類君は意外だなぁ~。
 私の誘いに応じてくれたモンね。
 ちょっと、類君を見直したかも…。”と…。


という訳で、此の日の類 と 滋は、連れ立って、東京メープル内に在る カフェに向かったのだった。



勿論、此の情報に関しては、東京メープルの従業員からの報告で知った東京メープルの支配人が、やはり、司に報告して居たのだった。


「私の方からご報告致しても宜しかったのか如何か?
 大変、悩みましたが、実は、従業員の話しでは、花沢様 と 滋様が、ご一緒に連れ立っ
 て、カフェの個室に入られたそうです。
 カフェのスタッフからも、同じ様な話しが御座いました。」と…。


実は、F4&T4の事を良く知って居る東京メープルの支配人は、司に報告する前に、其の話しを従業員 や スタッフから聞いた時に思って居た事が有ったのだった。


“花沢様 と 滋様が…珍しい組み合わせだな。”と…。


勿論、此の時の東京メープルの支配人は、口に出して言う事は無かったのだった。



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