tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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お好み焼き【会いたい】…<つかつく>  番外編





10月10日…お好み焼きの日
(お好み焼きを焼く音【ジュー(10)ジュー(10)】の語呂合わせ)



【『浴衣 と 花火【会いたい】…<つかつく>  番外編』と、同じ年の頃のお話し】


或る9月中旬での事…。
椿は、つくし と タマの秋のお彼岸参りの為に、日本に帰国して帰って居たのだ。
そして、ふと、考えたのだ。


“確か、英徳学園では、10月に運動会って、行われるんじゃ無かったのかしら?
 其れに、10月は、ハロウィンも有るわよね。
 って事は、10月は、私の出番じゃ無いの!”と…。


そう思ったら、居ても経っても居られないのが、『椿様』で在る。


本来なら、10月は、日本に帰国予定の無かった椿では有ったのだが、態々、スケジュールを変更して迄、急遽、10月の初旬にも、再び、日本に帰国する事にしたのだった。



なので、椿は、つくし と タマのお彼岸参りの為に、日本に帰国して帰って居た9月中旬に、自身の弟と成った 進と結婚した自身の義妹で在る 絵夢に訊くのだった。


「確か、英徳学園の運動会って、毎年10月に行われて居た筈よね?
 で、(自身の甥っ子で在る)歩の運動会は、何時(いつ)なのかしら?」と…。


自身の義姉で在る 椿から、予想もして居なかった事を訊かれた此の時の(椿の義妹で在る)絵夢は、不意打ち過ぎて、きょっとんとした顔付きに成って居たのだ。


だからだったのだろう。
椿は、質問して居る自分自身に、何も言って来ない自身の義妹で在る 絵夢に、再度、声を掛けて視たのだった。


「絵夢ちゃん…大丈夫かしら?」と…。


其処で、絵夢は、漸く、我に返った事で、自身の義姉で在る 椿に返答するのだった。


「はい、大丈夫です。
 歩の運動会は、10月10日の『スポーツの日(=体育の日)』に行われる予定…何です。」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿は、自身の義妹で在る 絵夢に満面の笑みを魅せ乍ら、即答するのだった。


「やっぱり、そうなのね。
 分かったわ。
 (自身の甥っ子で在る)歩の運動会が楽しみだわ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の絵夢にとっては、自身の義姉で在る 椿からそんな返答の言葉を聞いた事で、何か嫌な予感しかし無かったのだった。




実は、自身の伯母で在る 椿 と 自身の叔母で在る 絵夢の二人の会話を聞いて居たひなは、『10月10日』というフレーズを聞いた事で、自身が子供の頃だった或る日の出来事を思い出して居たのだった。


【ひなが思い出した自身が子供の頃の其の或る日の出来事とは…。


 実は、ひなは、小学2年生の頃に、自身の母親で在る つくしから或る話しを聞いて居た
 のだ。


 「実は、高校生だった頃のママに…ね。
  『お好み焼き』の焼き方を教えてくれた方が居るの。
  『お好み焼き』を焼く時って…ね。
  『ジュージュー』って、音がするでしょ!
  其の『お好み焼き』を焼く時の『ジュージュー(=10・10)』って言う音に因ん
  で、10月10日の語呂合わせで、10月10日の日を『お好み焼きの日』と制定された
  そうなの。
  だから、今日は、10月10日でしょ!
  という訳で、今日の夜ご飯は、『お好み焼き』を焼こうと思うの⁉
  如何かしら?」と…。


 だからだったのだ。
 ひなは、“(TVで見た事の有る)『お好み焼き』を食べて視たい!”と、思ったので、
 満面の笑みで、自身の母親で在る つくしに懇願するのだった。


 「うん、食べて視たい!
  其れと、ひなにも『お好み焼き』の焼き方を教えて欲しい!」と…。


 だからだったのだ。
 其の日(10月10日)の牧野家の台所(キッチン)は、つくし と ひな母子(おやこ)の
 賑やかな声で溢れて居たのだった。】



其処で、そんな風に、あの日の或る出来事を思い出したひなは、思ったのだった。


“ママが、高校生だった頃と云えば…。
 確か、英徳高校に通って居た2年間だけだったと思うんだけど…。
 と言う事は、きっと、パパ と ママがお付き合いして居た頃の話し…よね?
 一度、(牧野の)お祖母ちゃんに其の事を訊いた時には、“私は、つくし(ママ)に教え
 て居ないわよ。”って、言われて居たし…。
 と言う事は、もし、ママに『お好み焼き』の焼き方を教えた方が居るとする成ら
 ば…其れは、もしかしたら、椿伯母様か? or タマさんかも…。
 椿伯母様に訊いて視ようかな?”と…。



そして、そんな風に考えて居たひなは、自身の伯母で在る 椿 と 自身の叔母で在る 絵夢の二人の会話が終わった頃を見計らって、自身の伯母で在る 椿に声を掛けるのだった。


此の時のひなは、小学2年生だった当時の自分自身が、自身の母親で在る つくしと話しして居た時の話しの内容 と 先程、自分自身が思った事を併せて、自身の伯母で在る 椿に話しした後に、更に、自身の伯母で在る 椿に訊き始めるのだった。


「と言う事は、英徳高校に通って居た頃のママに、『お好み焼き』の焼き方を教えてく
 れた方が居らっしゃるとする成らば…。
 其れは、もしかし無くても、椿伯母様か? or タマさんですよね?」と…。


だからだったのだ。
そんな話しをひなから聞いた此の時の椿は、懐かしそうに、自身の姪っ子で在る ひなに話しし始めるのだった。


「懐かしいわね。
 そうよ。
 私がつくしちゃんに教えて上げたの。
 実は…ね。
 其の当時のつくしちゃんは、或る事が切っ掛けで、3年に一度行われて居る日本一の女子
 高生を決める大会に出場する事に成ったのよ。
 其の大会のタイトル名は、『ティーン・オブ・ジャパン』って、言うの。
 其の大会と言うのは、美 と 知性…そして、良妻賢母を競う究極のコンテストなの。
 ひなちゃんは、つくしちゃんから、其の当時の事を聞いて居ないのかしら?」と…。


だが、ひなは、そんな話しを自身の母親で在る つくしから、一切、聞いた事は無く…。
例え、自身の伯母で在る 椿から、そんな話しを聞かされたとしても信じられず、“そんな大会にママが出場しただ何て…。”と、驚愕して居た事も有り、自身の伯母で在る 椿への返答の言葉が出て来なかった程なのだ。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、そんな自身の姪っ子で在る ひなを放って置いて、また、話しし始めるのだった。


「ひなちゃんは、つくしちゃんから話しを聞いて居ない様ね。
 でも…ね。
 全て、本当の事なのよ。
 実は、英徳高校に通って居た当時の私も、其の大会に出た事が有るの。
 其の時の優勝者は、私…だったのよ。
 で、つくしちゃんから訊かれたの。
 “如何遣って、勝ったんですか?”って…。
 だから、私は、つくしちゃんに答えたの。
 “何で、勝ったと思う?
  お好み焼きよ。”って…。
 実は、此の『ティーン・オブ・ジャパン』の大会って言うのは、何が起こるか分からない
 の。
 私が出場した大会の時の最後の課題が、『お好み焼き』を焼く事だったの。
 実は、子供の頃の司は、愚図った事が有るのよ。
 まぁ~、そんな事は、良く有る話しだったんだけど…。
 其の時の司は、シェフが焼いてくれた『フィレ』じゃ無くて、“おれ(俺)、お好み焼き
 食いたい(くいたい)!”って…愚図り始めたの。
 如何も、英徳学園の帰りに、街で見た屋台でお好み焼きを食べて居た子供達を見掛け
 たらしいの。
 其の当時の司は、お好み焼きを食べて居た其の子供達が羨ましかったんでしょうね。
 如何しても、お好み焼きを食べたかった其の当時の司は、愚図ったという訳…だった
 の。
 其の当時の私は、勿論、食べた事は無かったんだけど、弟の為に練習したのよ。
 で、私は、優勝する事が出来たという訳なの。
 つくしちゃんにそんな話しをしたからでしょうね。
 其の後に、“道明寺に食べさせてあげたいので、私に、お好み焼きの焼き方を教えて
 くれませんか?”って、つくしちゃんに言われたのよ。
 だから、私は、つくしちゃんにお好み焼きの焼き方を教えて上げたわ。
 でも、結局、つくしちゃんが焼いたお好み焼きを、其の後、司が食べる事は無かった
 みたいだけど…ね。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のひなの顔の表情は、神妙な面持ち…だったのだ。


其処で、椿は、そんなひなの顔の表情を見た事で、更に、続けるかの如く、自身の姪っ子で在る ひなに話しするのだった。


「もしかしたら、つくしちゃんは、司の代わりに、自分自身が焼いたお好み焼きを司の
 娘で在る ひなちゃんに食べさせたかったのかも知れないわね。」と…。


だからだったのだろう。
自身の伯母で在る 椿から、そんな話しを聞いた此の時のひなは、自身の伯母で在る 椿に懇願するのだった。


「椿伯母様にお願いが有るんです。
 子供の頃の私は、折角、ママからお好み焼きの焼き方を教えて貰ったのに、今では、
 すっかり、忘れてしまったんです。
 だから、私にも、お好み焼きの焼き方を教えてくれませんか?
 ママの代わりに、私が焼いたお好み焼きをパパに食べさせてあげたいんです。
 お願い出来ませんか?」と…。


其処で、椿は、或る事を考えるのだった。
なので、椿は、其の考えを、自身の姪っ子で在る ひなに話しし始めるのだった。


「だったら、つくしちゃんがそうした様に、10月10日の『お好み焼きの日』に合わせ
 て、(自身の甥っ子で在る)歩の運動会の後、(道明寺)邸に帰って来たら、私と一緒
 に、お好み焼きを焼いたら良いんじゃないのかしら?
 其れに、(自身の甥っ子で在る)歩の運動会の後だったら、皆も居るでしょうし、楽しい
 と思うのよ。
 如何かしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時のひなは、思ったのだ。


“其れって、良いかも…。”と…。


なので、此の時のひなは、自身の伯母で在る 椿に了承の意を告げるのだった。


「はい、宜しくお願いします。」と…。



という訳で、進 と 絵夢の息子で在る 歩の運動会の後の道明寺家の面々は、10月10日の『お好み焼きの日』に合わせて、其の日の夜、皆で、お好み焼きを焼いて食して居たのだった。


勿論、司は、懐かしさも有ったのだが…。
何故、10月10日の此の日に、態々、自身の愛娘で在る ひながお好み焼きを焼いて自身に振舞ってくれたのか?
其の理由(わけ)を聞いた時の司は、“そう言う事だったのかよ。”と、涙が出そうに成って居たのだが、其れでも、皆が居る手前、必死に、涙を堪えて居たのだった。


勿論、例え、つくしの代わりだったとしても、自分自身の為に、自身の愛娘で在る ひながお好み焼きを焼いて自身に振舞ってくれた事を、此の時の司は、喜んで居たのだった。



そして、椿は、つくし と タマの秋のお彼岸参りの為に、日本に帰国して帰って居たのだが、一旦は、LAに戻って居たのだった。
そして、10月10日に合わせるかの様に、10月に入ってから、再び、自身の愛娘で在る 杏と一緒に、日本に帰国して帰って居たのだった。


実は、椿は、司から言われて居た事が有ったのだ。


「姉ちゃん…。
 そんなに、何度も、日本に帰国して帰って居たら、義兄さんから愛想尽かされるぞ‼」と…。


だからだったのだ。
自身の弟で在る 司からそんな風に言われて居た椿は、自分自身が10月10日に合わせるかの様に、10月に入ってから、再び、日本に帰国して帰って来た事について、意義が有った事を喜んで居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、密かに、思って居たのだった。


“やっぱり、此の(道明寺)家は、私が居ないと駄目なのよ!”と…。


最後は、やはり、椿は椿だったのだ。
今や、道明寺家の台風の目は、如何も、『椿』の様…だったのだ。



fin



<此の二次小説『お好み焼き【会いたい】…<つかつく>  番外編』の一部の文面の中
 に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフ や シーンを、勝手に、拝借致して折
 ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借致し、記載致して折ります事をお詫び申し
 上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借致し、記載致して折ります事をお
 詫び申し上げます。>

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