Close to you~お前の傍に~…<つかつく> 82.
【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく> 80.』のエピローグ】
東京メープルで起こった類 と 滋との出来事が、何故、或る雑誌記者から司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓の下に、連絡が入って来たのか?
其れは、東京メープルで起こった出来事でも有ったのだが、東京メープルのお客様が、携帯等で類 と 滋との画像を撮って居た経緯が有り、此の或る雑誌記者は、先ずは、司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓の下に連絡を入れて来たという訳…だったのだ。
勿論、此の或る雑誌記者は、司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓に連絡した同じ(東京メープルのロビーにて、類 と 滋が話しして居る場面 と 二人一緒に、東京メープルのカフェに入って行く所の)2枚の画像 と 記事の内容書類を、花沢家 と 大河原家の下にも送付して居たのだ。
だからこそ…。
実は、此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓からの提案の連絡が無くても、既に、承知して居た事案…だったのだ。
そして、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に連絡を入れて居た直後の司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓は、実は、其のまま、類の父親で在る 花沢物産 社長に連絡を入れて居たのだ。
【何故、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に連絡を入れて居た直後に、類の父
親で在る 花沢物産 社長に連絡を入れて居たのか?】というと…。
司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓にして視れば、『念には念を…。』と、言う思いが有っての事…だったのだ。
其れ故に、司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓は、自身の思いを類の父親で在る 花沢物産 社長に話しし始めるのだった。
「送られて来た画像 と 記事を拝見した処…。
如何見ても、類さん と 滋さんの親密さが窺えた画像記事でしたわ。
実は、類さん と 滋さんの画像記事だけでは無く、司 と つくしさんの画像記事も、
同時に、雑誌記者から送られて来ましたの。
既に、ご存知の様に、司 と つくしさんは、英徳高校からのお付き合いですわ。
ですが、世間では、司がお付き合いして居るのは、滋さんだと勘違いされて折りますの。
ですから、其の世間からの勘違いを解く為にも、類さん と 滋さんとのお見合いを提案
させて頂きたいですわ。
そうしませんと、此のままでは、世間から、滋さんは、司とお付き合いし乍らも、類さん
ともお付き合いして居る様に思われてしまいますわ。
ですので、類さん と 滋さんのお見合いを提案させて頂きたいですの。
花沢社長には、早急のご検討をお願い致しますわ。」と…。
勿論、類の父親で在る 花沢物産 社長は、既に、知って居たのだ。
『大河原つくし』は、『牧野つくし』で在ると言う事を…。
其れは、類の父親で在る 花沢物産 社長自身、自身の息子で在る 類から聞いて居たと言う事も有るのだが、自身の幼馴染で親友で在り、司の父親でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保からも話しを聞いて知って居たのだ。
だからこそ…。
司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓から聞いた話しは、理解出来て居たという訳…だったのだ。
そして、其の後の類の父親で在る 花沢物産 社長は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からのアポの連絡を受けた事で、『会食』という形で或る料亭で話し合いをする事としたのだった。
先ずは、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長から話しを切り出しのだった。
「実は、道明寺社長からの連絡を受けて、此の場を設けさせて頂きました。
勿論、私共にも、其の後、画像 と 記事が送られて来た事は事実です。
まさか、同時に、(滋 と つくし姉妹の)娘二人のスキャンダルの画像 と 記事が、
私共に送られて来るとは思って折りませんでしたが、私共にとっては、良い機会かと考え
て折ります。
と申しますのも、実は、滋には、見合いをさせて居りました。
ですが、中々、上手くいかず、未だ、良いお相手に巡り合って折りません。
そんな所での光明と申しましょうか?
私共 夫婦は、滋に良いお相手が見付かった様な気が致して折ります。」と…。
だからだったのだ。
此の時の類の父親で在る 花沢物産 社長は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に返答の話しをし始めるのだった。
「そうでしたか?
実は、先日、楓さんからも連絡が有りまして、“此のままでは、世間から、滋さんが、司
君 と 類(さん)との両方と付き合ってして居るのでは無いか?と、疑われてしまいま
す(わ)。”と、楓さんが危惧為さってお出ででしたよ。
“言われて視れば、そうだな。”と、私も思い、“此れは、一度、大河原社長とお会いし無け
ればいけないだろう。”と、考え、大河原社長からのアポをお受けした次第ですよ。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、満面の笑みと共に、類の父親で在る 花沢物産 社長に、お礼の様な話しを話しし始めるのだった。
「そうでしたか?
其れは、有り難いですね。
お気遣い頂き、感謝申し上げますよ。」と…。
其処で、類の父親で在る 花沢物産 社長は、更に、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に話しし始めるのだった。
「実は、息子の類のプライベートの話し故に、お話しするのも言い辛い話しでは在るのです
が…実は、幼少期の頃の類は、内向的な息子…だったんですよ。
そんな類を現在の類の様に、友人達の前では笑える様にしてくれたのが、藤堂商事の娘さ
んで在る 静さん と そして、つくしさんだったです。
ですから、類の幼馴染の前では勿論ですが、元々、女性嫌いの類は、静さん と つくし
さんの前だけは、素の状態で居られた様です。
ですから、“静さん と つくしさんの何方かが、(英徳高校時代の)類を受け入れてく
れたら…。”と、夫婦で話しして居た位…だったんです。
ですが、蓋を開けて視れば、其の後の静さんはフランスに渡仏して、フランスの方と結婚
してしまいました。
其れに、つくしさんが好意を寄せたのは、司君…だった。
“上手く行かないモノだ。”と、其の当時の私共 夫婦は、悔やんだものです。
ですが、元々、類の友人で在った事は事実ですが、あの類が、“東京メープルで、(大河
原家の)滋様(さん)と楽しそうに話しして居た様です。”と、SPから聞いた時は、“あの
類の前に第三の女性が現れたのかも知れない。”と、嬉しく思いましたよ。
ですが、まさか、スキャンダルとして、雑誌記者からすっぱ抜かれるとは考えても視ませ
んでしたが…。
ですので、夫婦で考えたのですが、類 と 滋さんの見合い話を進めて行きましょう。」と…。
そんな話しを聞く事が出来た滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、嬉しさの余り、類の父親で在る 花沢物産 社長に握手を求め乍らも、返答の意を伝えるのだった。
「花沢社長のご決断に感謝申し上げます。
勿論、見合い場所は、東京メープルで宜しかったでしょうか?」と…。
勿論、此の時の滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長は、自身の逸る思いを隠し切れずに、類の父親で在る 花沢物産 社長に自身の思いを伝えるのだった。
だからだったのかも知れない。
そんな滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長の様子を観て居た此の時の類の父親で在る 花沢物産 社長は、満面の笑みで、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長に了承の意を伝えるのだった。
「そうですね。
其れが、一番、宜しいでしょう。」と…。
そして、其の後、此の話しは、勿論、類は、自身の父親で在る 花沢物産 社長から…。
また、滋は、自身の父親で在る 大河原社長から報告されたのだった。
そして、此の話しは、勿論、其の後、司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓に報告され、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 道明寺楓から東京メープルの支配人に報告されたのだった。
【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく> 81.』の<PS.>のエピローグ】
実は、其の後、自身の父親で在る 花沢物産 社長から、滋とのお見合い話の件を聞かされた時の類は、不貞腐れて居たのだった。
「俺は、確か、前に、“(大河原に限らず)見合いはし無い。”って、話しして居た筈だよ
ね⁉
なのに、其の俺が、何で、大河原と見合いする事に成るの?」と…。
だからだったのだ。
此の時の類の父親で在る 花沢物産 社長は、自身にそう言って来た類に言って除けるのだった。
「類は、東京メープルで、滋さんとお茶したんだよな。
だったら、滋さんと気が合うという事だろう。
つくしさんは、司君に取られてしまったが…。
滋さんなら、現在、恋人が居ない様だから、滋さんとの仲を深めるには、絶好の良い機会
じゃ無いのか?
お膳立てはして在るから、後は、類次第だな。」と…。
類からして視れば、勝手に、お膳立てをして置いて、悪びれる様子も無く、そんな事を話しして来る自身の父親に、此の時の類は、呆気に取られ乍らも、其れ以上、言う言葉を失って居たのだった。
だからこそ…。
此の時の類は、F4で集まった際に滋とのお見合い話について、司 と 総二郎 と あきらに誤魔化して居たという訳…だったのだ。
だが、自身の父親で在る 大河原社長から、類とのお見合い話の件を聞いた時の滋は、何気に、思うのだった。
“此れを機会に、もしかしたら、類君とも仲良く成れるかも…。”と…。
何故なら…。
実は、滋は、折角、類と一緒に東京メープルのカフェに入ったにも関わらず、類は、カフェに入って直ぐ、ソファに寝っ転がり、眠ってしまった様子…だったのだ。
だからこそ…。
此の時の滋は、類と親交を深める為にも類と話ししたくても話しする事が出来ず、唯、携帯を観乍ら、時間を過ごして居るだけ…だったのだ。
という訳で、此の時の滋にとっては、此の日の類との時間は、唯、時間だけを過ごしたに過ぎ無かったのだ。
だから、結局、此の日の滋は、自身の思惑が報われる事無く、類との親交を深める事も無かったという訳…だったのだ。
だからだったのだろう。
此の時の滋は、密かに、考えて居たのだった。
“此の(類 と 滋のお見合いの)機会を逃せば、きっと、今後、類君とは、仲良く成れな
い様な気がするよ。”と…。
だからだったのだ。
此の時の滋は、自身の父親で在る 大河原社長に伝えて居たのだった。
「うん、そうだね。
類君とお見合いして視るよ。」と…。
だからだったのかも知れない。
此の時の滋の父親で在る 大河原社長は、自身の娘で在る 滋に了承の意を伝えるのだった。
「承知した。
先方に、そう伝えて置くよ。」と…。
という訳で、類が如何言おうとも、結局、類の話し等、微塵も聞いて居ない類の父親で在る 花沢物産 社長 と 滋の父親で在る 大河原社長との思惑が一致したと言う事で、類 と 滋とのお見合い話は、決行される方向で話しが進んで行くのだった。