tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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滋のお見合い~類 編~【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編




<此の二次小説『滋のお見合い~類 編~【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  
 番外編』の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  82.』のエピローグ】


結局、類の思いは、自身の父親で在る 花沢物産 社長に聞き入れらる筈も無く、お日柄の良い或る某日に、類 と 滋とのお見合いは決行されたのだった。



勿論、どんどん話しが進んで行く中で、唯一人、類だけが、自身の父親で在る 花沢物産 社長に反対の意を伝えて居たのだった。


「俺は、知らないよ。
 見合いの場には行かないから…ね。
 其れに、俺は、父さんに、“見合いし無い。”って、ちゃんと、伝えて居たよね。
 なのに、如何して、俺が見合いし無きゃあいけないの?
 其れに、相手は、現在の牧野の姉貴な訳だし、其れに、俺の仲間でも在る訳だし、後々、
 断り辛いだけでしょ!
 だから、俺は、行かないよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類の父親で在る 花沢物産 社長は、自身の息子で在る 類に言って除けるのだった。


「だったら、断らなければ良いだけの事だろう。
 例え、今は、滋さんとは仲間だったとしても、滋さんと見合いをした事で、親交を深めれ
 ば深める程、今迄に見えて居なかった所が見えて来るかも知れない。
 其れに、類自身、今迄、滋さんの事を、良く、観て来なかったのかも知れない。
 今迄の類は、つくしさんの事だけを見て来たんだ。
 類自身、“(英徳高校時代の)俺(類) と 牧野(つくしさん)は、『ソウルメイト』
 だよ。”と、此れ迄、言って居た位…だ。
 其れは、仕方が無い話し…だったのだろう。
 だが、私が見た処、滋さんという女性は、情の熱い女性だと、私は思うが…な。
 例え、滋さんが英徳高校時代のつくしさんとは友人だったとしても、元々、滋さん と 
 つくしさんとは恋敵だった訳だろ。
 其の恋敵だった筈のつくしさんを家族の一員として受け入れて貰える様に、滋さんは、自
 身の両親を説得したらしいじゃ無いか?
 そんな話しを楓さんから聞いて、私は、感動したモンだよ。
 滋さんは、素晴らしい女性じゃ無いか。
 “そんな女性なら、きっと、類も、何か、今以上に、変われるんじゃ無いか?”と、私は、
 密かに、期待して居るんだが…な。」と…。



実は、類自身も、そんな話しを聞いた時は、“大河原を見直した。”と、思った事は、確か…だったのだ。


だが、だからと言って…。
“今迄、全く、眼中に無かった大河原とお見合いをしたから…。と、言って、何が変わると言うの?”と、此の時の類が考えて居た事も、また、確か…だったのだ。


だが、類の思いとは裏腹に、其の後、お見合いの日は、近付くのだった。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  79.』のエピローグ】


自身の姉と成った 滋のお見合い話の話しを聞いた此の時のつくしは、以前、滋からの話しを聞いて居た事で、誤解して居たのだった。


“お姉様がお見合いする事を了承したと言う事は、其れは、私のせいかも…。”と…。


しかも、過去の記憶の無いつくしは、滋から自分自身の過去(永林学園 高等部当時の司と)のお見合いの話しを聞かされて居たのだ。


其れに、其の滋からの話しの中には、司とのお見合いが切っ掛けで司から失恋したという話しも含まれて折、「恋をする事に臆病に成ったのかも知れない。」と迄、此の時のつくしは、滋から話しを聞かされて居たのだ。


勿論、現在の『大河原つくし』の中に、『牧野つくし』としての記憶が無いので、まさか、自分自身の責任だとは思って居なかったのだろうが、滋からのそんな話しを聞かされた時のつくしは、もしかしたら、潜在意識の中で、何かを感じ取って居たのかも知れない。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、滋に訊くのだった。


「お姉様は、ここ最近、お見合いをして居るでしょ!
 其れに、花沢さんとのお見合いが決まったそうね。
 もしかしたら、私のせいで、無理矢理、パパ と ママから花沢さんとのお見合いを薦め
 られたとかじゃ無いわよね?」と…。


だからだったのだ。
クスクス笑い始めた滋は、思い当たる所も有ったので、つくしに話しを切り出し始めるのだった。


「違うわよ(笑)。
 私がお見合いするだけで、何で、つくしのせいに成るの?
 つくしがそう思うって事は、前に、私がつくしに話しした事が原因…?
 だとしたら、其れは、誤解だから…。
 前に、私がつくしに話しした事は、其の時の私が強がって言って居たかも知れないわね。
 別に、つくしに司と云う恋人が居るからと言って、強がって言った訳では無いけど…さ。
 私は、前にも話しした通り、お見合い結婚より、つくしの様に恋愛結婚に憧れて居たか
 ら…さ。
 ちょっと、つくしに言っちゃっただけだよ。
 余り、深く考えないで欲しいな。
 でも、類君とのお見合い話が出た時に、私の中で何かが変わる様な気がしたのは、事実だ
 よ。
 だから、つくしは、気にし無いで…。」と…。


だからだったのかも知れない。
其の後のつくしは、其れ以上、滋のお見合い話の件に関して、自身の姉と成った 滋に何も言わずに居たのだった。



そして、此の話しの件は、其の後、つくしの口から司にも伝わるのだった。


何故なら…。
以前、滋から自身の過去(永林学園 高等部当時)の話しを聞いたつくしは、其の滋からの話しを、司に話しして居た手前、“司さんには余計な誤解をして欲しくない。”という思いも有り、司には話ししたので在って、つくし自身、此の話しを司に話しした事は、何の思惑も無かったのだ。


だが、司は、そうでは無かったのだ。


何故なら…。
つくしから聞いた滋の過去の話しと言うのは、自分自身にとって、バツの悪い話しだと云えたのだ。


だからこそ…。
其の話しが、闇雲に、誰彼無しに話しが伝わらなかった事に、ホッとして居たのだった。


もしも、此の話がつくしから桜子に伝われば、つくしは、過去の記憶の無い話しだけに、司自身が桜子から何を言われるか分からなかったのだ。



勿論、桜子にとって、優紀もそうだが、滋もつくしも大切な親友なのだ。


既に、桜子が知って居る話しだとしても、間違い無く、此の話しは、桜子からあきらにも伝わり、其の後の司は、あきら と 桜子から説教される事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
滋を傷付けてしまうかも知れない話し…だったからなのだ。


更に言う成れば…。
もし、司自身が此の話を誰かに喋ったと成れば、其れは、司にとって、ウザったい事此の上無い状況だと云えたのだ。


だからこそ…。
つくし迄、此の話しを自分自身以外に話しして居なかった事に、実は、司自身、ホッとして居たという訳…だったのだ。



だからこそ…。
此の時の司は、実は、つくしに訊いて居たのだ。


「俺以外に、誰か、此の話しを知って居るヤツは居ねぇよな?」と…。


其処で、つくしは、司に、“当然…。”と、云わんばかりに、司はつくしから言われて居たのだった。
最後は、司自身、つくしから訊かれるかの様に…。


「当たり前でしょ!
 こんな話し、誰に言えるのよ。
 お姉様を傷付けるだけでしょ!
 まさか、司さんは、誰かに喋ったとか…⁉」と…。


実の事を言うと、其の話しの中には、自分自身も、当事者かの様に存在して居るのだ。


だからだったのだ。
司自身、墓穴を張る訳にはいかないのだ。


だからこそ…。
誰にも言える話しでは無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしに言い返して居たのだった。


「俺にとって、今後の滋は身内に成るんだよ。
 身内の事を曝け出すかの様に、誰に話し出来んだよ。
 誰にも言ってねぇっつーの。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司だけでは無く、つくし自身も、ホッとして居たのだった。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  82.』の続き】


滋 と つくし姉妹の話しが、そんな風に繰り広げられて居た其の後…。
類が如何言おうとも、結局、類の話し等、微塵も聞いて居ない類の父親で在る 花沢物産 社長 と 滋の父親で在る 大河原社長との思惑が一致した事で、類 と 滋のお見合い話は決行される方向で話しが進んで行くのだった。


そして、更に、其の後、等々、類 と 滋は、お見合いの日を迎えて居たのだ。


だが、此の日の類は、終始、機嫌が悪かったのだ。
勿論、自身の父親で在る 花沢物産 社長から自身の思いが聞き入られる事無く、此の日を迎えてしまったと言う事もそうだったのだが…。
実は、滋からの反対の意思表示が無かった事も、また、此の日の類の機嫌を損ねてしまって居た原因の一つ…だったと云えたのだ。


“何故、大河原は、俺との見合い話を却下し無かったの⁉”と…。



実は、此の日を迎える迄の類は、“きっと、大河原は、今回の俺との見合い話を蹴ってくれるだろう。”と、何処か確信めいたモノを、勝手に、感じ取って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の類は、滋が自分自身とのお見合い話を断る事無く、素直に、応じて居る姿に、機嫌を損ねて居たという訳…だったのだ。


だが、そうは言っても、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長の前では、そんな自分自身の姿を見せる訳にはいかないのだ。


何故なら…。
現在の花沢物産は、大河原グループとの取引は無いのだ。


だが、今後は、如何成るのか分からない中、無暗に、機嫌を損ねた自分自身の姿を曝け出す訳にはいかないのだ。


だからこそ…。
此の日の類は、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長の前では、終始、にこやか…だったのだ。


だが、勿論、類の父親で在る 花沢物産 社長にとっては、そんな自身の息子で在る 類の様子等、手に取る様に分かって居たのだ。


“今の類は、拗ねて居るのだろう。”と、思う程に…。


其れでも、類の父親で在る 花沢物産 社長は、企業家らしく顔に出す様な事は無く、普段と何ら変わり無く、ポーカーフェイスに徹して居たのだった。



だが、類 と 滋だけの二人だけに成った時の類は、そんな滋に怒り顔のまま、訊き始めるのだった。


「何で、大河原は、見合い話を断らなかったの?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋にとっては、そんな風に自身に訊いて来た類に対して、首を捻り乍らも素っ頓狂な声で、反対に訊き始めるのだった。


「へっ??
 何で、私が断らなくては成らないの?
 私は、“類君と、ちゃんと、向き合って視たい!”って、考えて居たのに…断る訳無いじゃ
 ん!
 今迄、私は、碌に、類君とは、ちゃんと、話しした事無かったでしょ!
 司もそうだけど、類君も、『つくしonly』って感じだったし…。
 私達 T3は、類君にとって、『out of 眼中』だったでしょ!
 だから、此のお見合い話は、私という人間が如何言う人間で在るのか?
 “類君に知ってもらうには、良い機会かも…。”って、考えた事は事実なの。
 だから、私は、断らなかったのよ。」と…。



勿論、此の時の類にとって、滋の意図として居る事に関して、全て、理解出来て居るという訳では無かったのだ。


何故なら…。
滋は、「“(自分自身と)ちゃんと、向き合って視たい!”と、考えて居る。」と、言って来たのだ。


“其の意図とするモノは、何なのか?”と、もし、類が考えて居たとしても、何ら可笑しな話しでは無かったのだ。


だが、此の時の類は、滋からの言い分は理解出来て居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の類は、滋に言って除けるのだった。


「もしかして、其れって、大河原は、俺と仲良く成りたいと思って居るとか…?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、躊躇する事無く、また、臆する事無く、類に言って除けるのだった。


「仲良くって言うのか?
 今迄、お互いの事、良く知らなかったでしょ!
 其れに、お互い、今迄、敢えて、話しして来なかった様に思うし…。
 何て言うのか?
 類君にとってすれば、私って、“こう言う女だよね。”って、レッテルを貼られた様な所が
 有ったと思うの。
 でも、もしかしたら、私は、類君の思って居る様な女じゃ無いかも知れないでしょ!
 だからこそ、“そんな私のレッテルを排除するには良い機会かな?”と、考えた次第です。
 其れに、私自身も、類君の事を知るには良い機会でしょ!
 お付き合いという意味じゃ無くて、【仲間から友人に昇格】って、如何かな?」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、“きっと、此の事を知った司 と 総二郎 と あきらからは、冷やかされるんだろうなぁ~。”と、思い乍らも、“(自身の父親で在る 花沢物産 社長への)言い訳を考える手間が省ける。”と、考えた事で、滋の意見に従う事にしたのだった。


「うん、分かった。」と…。


云わば…。
此の時の類 と 滋が導き出した答えは、恋人としてお付き合いをするというのでは無く、取り敢えず、【仲間から友人に昇格】したという事にしたのだった。


だからだったのだ。
此の時の類 と 滋は、漸く、友人としての付き合いが始まったのだった。



fin

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